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Livingdeadの日記: Mozilla Weaveのサーバ概観

日記 by Livingdead

Google Browser Sync が Firefox 3 でサポートされないと
知ってから,Mozilla Weave をその代りに使おうとしている.
まだうまく同期できない,場合によっては Firefox が
ハングアップすることもある.サーバ側か,Firefox の
アドオン側か,どちらの問題かわはわからない.
とりあえずそんな状況で概観をメモ。

ブラウザメタデータはアカウントごとにこんなURLでアクセスされる。
https://services.mozilla.com/user/16進数40桁(160ビット)/
160ビットということなので何かのSHA-1ハッシュ値なのかな?

HTTPSで保護されたBasic認証のようだ。
Live HTTP headers で確認したところ
CookieヘッダとAuthorization: Basic ヘッダが送信されている。

realm は 「services.mozilla.com - proxy」となっている。
プロキシ?サーバのシグネチャは
Apache/2.2.8 (Unix) Server at pm-proxyfs01 Port 80
となっている。おそらく認証かロードバランスのための
リバースプロキシを使っているのだろう。

[DIR] Parent Directory -
[DIR] meta/ 17-Jun-2008 10:13 -
[DIR] private/ 17-Jun-2008 10:14 -
[DIR] public/ 17-Jun-2008 10:15 -
[DIR] user-data/ 17-Jun-2008 10:19 -
と Apache の生のインデックス表示が可能。
すべてのデータは暗号化されていて、
public/ 以下に公開鍵が入っている。
ただし public/ 以下であっても認証は必要。

user-data/ 以下はこんな感じ。
[DIR] bookmarks/ 17-Jun-2008 10:16 -
[DIR] cookies/ 17-Jun-2008 10:18 -
[DIR] forms/ 19-Jun-2008 17:09 -
[DIR] history/ 17-Jun-2008 10:17 -
[DIR] passwords/ 17-Jun-2008 10:18 -

ためしに bookmarks/ 以下を見てみる。
[TXT] deltas.json 18-Jun-2008 08:36 25K
[TXT] keys.json 17-Jun-2008 10:15 436
[TXT] snapshot.json 17-Jun-2008 10:16 3.7K
[TXT] status.json 18-Jun-2008 08:36 175

データ形式は json のようだ。status.json には
aes-256-cbc の文字列が見える。
deltas.json などの中身は拡張子が json となっていながらも

nFnzMV/4fr9WOc1ygdlt9INbvfBmbohRpORKwmQqgKlyfYzi0z
    中略>
guNIrNafMcZ5w9J5c46w2Zi7Tv87FZoQ3xm/9odv4y0=

のように暗号化された上でBase64でエンコードされている。
こういうものも JSON って呼ぶのかねぇ。復号して JSON で
あればそれで問題ないのかな?

MIME Type は Content-Type: text/plain; charset=UTF-8
となっている。RFC4627によると JSON の MIME Type は
application/json なんだけど、今 application/json
で返されるとブラウザではダウンロードのためのダイアログが表示される。

これを書いている最中に Mozilla Weave のステータスが Working
になったのでトラフィックを観察していると、PUT メソッドで
データを送信している。Cookieヘッダが長大なのはもしかしたら
今使っているFirefoxのAutoSaveTextToCookieアドオンのせい?
それはそうとして If: ヘッダや opaquelocktoken などの
文字列も見えることから WebDAV を使っているようだ。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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