[13:25-14:15] 音声ドキュメント検索 （座長：緒方 淳）

(SLP8) 音声会話コンテンツにおける聴衆の反応に基づいたホットスポットの抽出
京大の河原先生がちょっと遅れて発表．音声会話のインデキシングで，話している内容ではなく，聞き手のリアクションでインデクスをつけるというアイデア．リアクション(笑い声，あいづち）が大きいところをホットスポットと定義．対象はポスター発表．リアクション検出はGMM．話が面白いわけでないところでも笑いが発生するという観測が面白い．確かにそうだね．これが進むと一般的な音情景理解を目指すのかもしれない．

(SP8) 単語の文脈一貫性と音響尤度を用いた音声ドキュメント認識信頼度の推定
NTTサイバー研の浅見さん．音声データからのマイニングのために，認識精度の低いドキュメントを棄却する方法．単語信頼度ではなくて，認識したドキュメント全体に信頼度を付与する．ドキュメント内に設定したウィンドウ内に出現する内容語の共起に一貫性があるかどうかを言語的な信頼度とし，音響信頼度と組み合わせて最終的な値を計算する．言語的信頼度は，ある単語とそれ以外の単語との相互情報量の平均．2単語の共起確率は平滑化していないそうだ．わかりやすい発表だった．