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aitoの日記: PCカンファレンス 8/7 シンポジウム2 再考 求められる情報教育

日記 by aito
司会は酪農学園大学の森先生。

東北大学の関本先生から、東北大学情報科学研究科の「情報リテラシー教育専門職養成プログラム」の説明。

東北大の鈴木先生から、初等中等教育での情報教育の現状。
・小・中学校では、各教科および「総合的な学習の時間」で情報関連の内容が扱われている。中学校では技術家庭でも。高校では情報Aが必修。IT環境普及率はまだ高くなく、地域格差も大きい。教員スキルにも差。
・高校の情報科の内容は、PCスキルに偏っている。

東北大の河野さんから大学での情報教育の課題について。
・情報教育の指針:情報処理学会GEBOK、情報fluency、21世紀スキルなど。
・指導者に必要なこと:技術面以外にも教えることができる指導者、「総合診療医」
・情報活用能力を評価する方法論
・大学の情報リテラシー科目の目標:プログラミング、データ分析などの処理の初歩がメイン、リメディアル教育としての初心者向けリテラシーがサブ
・大人の問題として:国際成人力調査(PIACC)に「ITを活用した問題解決能力」が含まれる。

再び鈴木先生から「情報リテラシー教育専門職養成プログラム」の紹介。教育GPの一環。
・在籍学生10名程度。小中学校の教員が主。
・情報科学研究科メインだが、その中の文系教員が主に担当している。
「東北大学で学ぶ情報教育セミナー」の写真にIT機器が全く写っていなかった(紙、ポスターなどのみ)のが印象的。意図的なのかどうかはわからない。

関本先生から、情報リテラシー教育について。メディアスタディーズの先生らしく、前半はIT革命・ポピュラーメディアを通じた学びなどについて引用を中心に論じる。後半は主に小学校でのメディアリテラシー教育について。既存の教科(主に国語)の中に組み込まれたメディア教育。

北海道大学の布施先生から、北大の一般情報教育について。外国語以外で全学生が履修する共通教育。前期は実習(必修)、後期は座学(選択)。企画・実施をそれぞれの担当責任者で別々に構成。TAに階層をつけて、Super TAを任用。情報リテラシー向上、情報倫理学習、自己・相互評価とグループ学習。リテラシーとしては、タイピングなどもあるが、レポート作成、データ処理など。ブレインストーミング、議論の仕方のグループ学習など。提出レポートの相互評価。プログラミングとしてはScretchを使った導入のみ。セキュリティ教育としてビデオ・マンガ教材を活用。マンガの教材の構成がNHKの道徳番組に似ていて面白い。情報倫理に関連して、一こまマンガを題材とした教育。TAの育成のため、TAの単位化(情報学教育特論)。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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