午前セッション

Channel Modeling in LED Visible Light Communications (Changho Lee et al.)
嶺南大。LED照明にデータを乗せて通信チャネルとして使う方法(VLC)。VLCのチャネルモデルの開発。チャネルモデルの推定に、3次元グラフィックスとLightToolsによるシミュレーションを使った。それはできるでしょうねという感じ。実環境で実験する予定があるのかというつっこみを受けていた。

Multi-coded Variable PPM for High Data Rate Visible Light Communications (Hyun-Dong Moon et al.)
嶺南大。VLCの為の変調方式としてパルス位置変調(PPM)が使われる。パルス幅変調だと照度が変化するため。しかしそれだとビットレートが低いので、PPMとPWMを組み合わせることによってビットレートを上げる。平均照度を一定にするために、パルス幅の組み合わせを工夫する。現在のビットレートは50Mbit/sぐらい。

A Sparse Signal Reconstruction Perspective for Direction-Of-Arrive Estimation with a Distributed
Polarization Sensitive Array (Hui Chen et al.)
電子科技大。アレイ信号処理での信号到来方向推定。Basis Persuit法の改良らしいが、詳しい話がぜんぜんなくてイメージだけのスライドだったので詳しい話は分からない。

Reflectarray Design for Improving Propagation Channel of Cellular Communications (Katsuya Kobayashi et al.)
澤谷研。障害物があって電波の届かないところに電波を届ける反射アレイの設計のための数値計算法。反射アレイの近傍場と鏡像法の組み合わせらしい。

Comparisons of Error Characteristics SISO and MIMO Bases AOA Positioning (Ihkyun Park et al.)
嶺南大。AOA positioningというものがよくわからなかった(Azimuth of Arrival?)ので、全体の枠組みがよく理解できない。受信点周囲の3つのベースステーションの場所を受信信号の角度と強度の関係から決めるという話のような気がする。その特性がSISOとMIMO通信でどう違うか。

Enhanced Database Algorithm Based on Weighting Factor for WLAN Localisation (Junwoo Song et al.)
嶺南大。無線LANを使ったユーザの位置推定。ユーザが様々な位置にいるときの各アクセスポイントの信号を使って、アクセスポイントからの情報(RSSI)と位置のと関係を表すモデルを学習する。Fingerprintを使うという話があったが具体的にはよくわからなかった（fingerprintという用語自体が私の想定と違うのかも）。推定時には、RSSIの値から学習したモデルを使って位置を推定する。モデルは線形結合みたいだ。

Compressed Sensing-based Sparse Channel Estimation for Two-way Relay Network (Guan Gui et al.)
電子科技大から安達研に来ている人。双方向に同時中継するリレーノードを持つネットワークの話。このときのチャネル推定の話のようだが、よくわからなかった。

Sliding Wiener filter-based Iterative Superimposed Pilot-assisted Channel Estimation for Single-carrier Block Transmission (Tetsuya Uchiumi et al.)
安達研。チャネル推定のために、送信信号に埋め込んだパイロット信号を使う(PACE)。パイロット信号を取り出すために、単純な加算平均ではなく、ウィーナフィルタを使う。計算量を減らす為、ウィーナフィルタの窓幅をフレーム幅よりも小さくする。