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aitoの日記: 音響学会3月10日音楽音響「知覚・認知・心理II」

日記 by aito
☆多様な歌唱フレーズの熱唱度評価の検討(東北大)
うちの大道君が名調子で発表。「いとしのエリー」の中のフレーズをいくつか選んで、熱唱度の主観評価を行って分析した。ちょっと時間オーバー。

○音楽再生における音の広がり感の時間変化と感動評価との関係(NHK)
「音の広がり感」と感動には相関がある。今回の発表では、音の広がり感と感動の時間変化を調べた。音楽を聴きながらスライダでリアルタイムに感動を評価する。感動の時間変化というのが新鮮。広がり感には個人差が少ないが、感動には個人差が大きい。ディスカッションでの「作品による感動と音響による感動」の話がおもしろかった。

○カラオケによる主観的気分変化及び対人的効果(長野県看護大学)
カラオケ歌唱前後の気分変化のアンケート調査。カラオケ前よりも緊張・不安が低下し、興奮・疲労が促進する。また、カラオケに行くが歌わない場合には「つきあい」の割合が多く、疲労・抑鬱・不安感が多い。そりゃそうだろう。まとめでは「つきあいのために嫌々ながらカラオケに行っている」という内容を難しい言葉で総括。

☆楽曲の特徴と聴取後の「余韻」との関連(関西学院大)片寄研。コンサートで曲が終わってから拍手を始めるまでの「間」を余韻と定義。曲の内容と余韻の長さ、心拍数などの生理指標の関係を調査。楽器の違い、騒がしさの違い、全部聴いたか最後だけ聴いたか、などは余韻の長さに影響しない。曲による違いはありそう。心拍については、騒がしい曲は特に変化なく、静かな曲は曲が終わると心拍が上がる(これまでの結果と一貫している)。また余韻が終了するときには息を吐いていることが多い。余韻は演奏者の演奏終了後の態度によるんじゃないかという加藤先生のコメント。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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