yasuokaの日記: 『pronto pronto?』Vol.4のガセネタ
日記 by
yasuoka
『pronto pronto?』Vol.4 (2006年9月)を読んでいたところ、「トリビア名誉教授 唐沢俊一のビジネス課外授業。」(pp.17,19)に、Consensual Relationship Agreement(いわゆる恋愛契約書)に関するガセネタが載っていた。
現在、アメリカでは3千社にも及ぶ企業が「恋愛契約書」システムを取り入れており、社内恋愛関係になるふたりは契約書にサインをして、お互いの間のトラブルが会社に関係ないことを証明しなくてはいけない。
Consensual Relationship Agreementは、そんな牧歌的な契約書ではない。現在あるいは将来、誰かと社内恋愛関係に至ったとしても、それは会社とは無関係で会社には何の責任もない、という契約を、雇用に際して雇用契約と一緒に結ぶものだ。そうしておけば、その社内恋愛が破局に至った後に、もしどちらかがストーカー化したとしても、会社は使用者責任を問われないで済む。しかも、雇用時点で「恋愛契約書」を同時に結んでおくことで、隠れ社内恋愛だろうと何だろうと、会社には一切責任がないということになるわけだ。
そもそも、社内恋愛関係がハッキリしてから契約書を取ってたんじゃ、現実問題として遅すぎるし、隠れ社内恋愛が増えるだけだろう。それとも『pronto pronto?』は、そんな牧歌的な「恋愛契約書」を結ばせるような会社なのだろうか?
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