espyの日記: 2SC1815問題 2
twitterで話題になっていたので知った。2SC1815や2SA1015を含む、東芝の
TO-92パッケージ(3本足の形状)のトランジスタが一様に「新規設計非推奨」となっている。
今から新製品を設計・開発する際、これらを採用するのは控えてね、という意味である。来月から買えなくなるわけではないが、工場を畳みたいとか、儲からないからとか、生産側の都合が何かあって、将来的には売るのをやめたいというわけだ。
メーカーで使っている・採用した人なら、搭載している製品のライフの分まで今のうちに購入しておくとか、設計自体を変えて他のトランジスタを採用するなどの組織的なフローがあるので、それを淡々と実行するだけで、あまり問題にならないと思う。
ホビーで電子工作を楽しんでいる人はどうすべきか。
(1) 何もしない。
例えば2007年に廃止品になった2SC945は、いまだにマルツで売られている。
東芝がルネサス同様にやるかは何とも言えないが、生産中止後もしばらくは入手できるだろう。
雑誌の製作記事などに従って作っている人は、記事で指定された品種を買えばよいだけ。2SC1815がディスコンになれば記事が別品種を指定するだろう。
(2) まとめ買いしておく。
例えば、50個くらい買い置きして、1年後に何個減っているか確認してみよう。どうせ使い切ってないでしょ? :-)
(3) 何か作るたびに品種を「選定」する。
コレが一番普通。データシートに目を通し、“設計”の第一歩に踏み込もう。
あなたがやることは、マイコンでLEDをつけることか? モーターを回すことか? 点滅ブローチを作るのか? 電波を受信したり送信したりすることか?
まずは絶対最大定格を理解すれば、どうすれば壊れないかがわかる。
(4) 手先を鍛える。
今や電子機器に搭載される部品はSMD(表面実装デバイス)が主流であり、秋月のような店でもチップトランジスタは売られている。例えば2SC2712、データシートを2SC1815を見比べよう。(あれ…生まれ変わりかな?)
ホビーなら (2) 一択 (スコア:1)
ていうか既にまとめ買いしてるし。
ふつ~ 2SA1015 と 2SC1815 は秋月で 200 個単位で買うものだし。
まだ 8 割以上残っているような気が。使いきれるだろうか?
チップでも 2SA1162 と 2SC2712 は 40 個単位。
ただユニバーサル基板ではあまり使う事ないからなぁ…
簡単な安定化電源作るとかスイッチング回路程度ならやっぱり
TO-92 のほうが思いっきり手抜きして作れるし。
大昔 2SC372 が市場から消えていった時はさすがにまとめ買い
出来なかったけど、今は気にしない :-)
# 「クリスマスプレゼント何がいい?」と親に言われて即答で
# 「2SC372」と答える小学生だったからなぁ。当時は貴重品。
私は(3)かつ(4) (スコア:1)
2SC2412K/2SA1037Aあたりを代替として使っています。