naocha曰く、"少し遅くなりましたが、宇宙科学研究本部(ISAS/JAXA)の科学ニュースによると、国際宇宙航行アカデミー(IAA)の2005年チーム栄誉賞(Laurels for Team Achievement Award)をスペースVLBI(超長基線干渉計)を世界最初に実現したVSOP(VLBI Space Observatory Programme)チームが受賞しました(国立天文台(NAO) スペースVLBI推進室のプレスリリース[pdf 240KB])。日本の電波天文衛星はるかが世界的な成果を挙げたことが評価されました。
ISAS/JAXAを中心とした国際チームが、地上の電波望遠鏡群と共同で観測。天体からの低エネルギーの電波をとらえ、銀河の中心を詳細に画像化したり、宇宙で最も遠い天体とされるクエーサーの核をとらえたりしたものです。
この賞は宇宙航空分野で科学者、工学者、マネージャーが一体となって輝かしい成果をあげたチームにIAAから授与されるもので、2001年に創設されています。"これまでの受賞はミール宇宙ステーションチーム(2001年)、スペースシャトルチーム(2002年)、SOHOチーム(2003年)、ハッブル宇宙望遠鏡チーム(2004年)でした。"

スペースVLBIは軌道上と地上の電波望遠鏡を使ったVLBIで、基線を長く取ることができるのが特徴。ISAS/JAXAとNAOではVSOP2も計画している。