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フリーソフトを無償にするのは後でお金を取りたいから 21

ストーリー by kazekiri
まずここから聖域なき構造改革 部門より
wakatono 曰く,"社団法人著作権情報センター の、フリーソフトウェアに関するQ&Aの1つにこんなのがある。相当前にこの文章を見た覚えがあるが、いまだにまんまの形で残ってるとは驚きだ。
著作権についての記述はまだしも、フリーソフトが「後の費用回収を見込んで無償にしている」とかかれているのはどうかと思う。
この団体は文化庁管轄であり、その歴史も長いことから、多くの企業がここの見解を社内のガイドラインに使用している現状もある。そういったところがこのようなコトを「いまだに」声高に言ってるのはなぜだろう。"
" 一説にはその筋の権威である大学教授の意見が反映されたとも言われているこの文章、はたして現状にあってるのか?と見直されたことはないのだろうか?
ここで、現在の経済財政政策担当大臣であるところの竹中平蔵氏の発言中に、「オープンソースムーブメント」という言葉が使われているのがわかる。こういった言葉が政治家から出てくる中、そして「変化と革新」が叫ばれている中で、著作権情報センターよ、己の位置に安穏としてるだけでいいのか?"

彼らにとっては、フリーソフトウェア/オープンソースソフトウェアはおもちゃで しかないのだろう。とりあえず意見/暴言募集。

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  • 著作権情報センターのような著作権に関する団体というのは、 著作権ビジネスで収益を上げるビジネスモデルを採用している 企業をパトロンとしているわけで、 フリーソフトウェアの普及というのは 彼らにしてみれば首を締められる思いなのではないかと推察します。

    それは基本的に MicrosoftのMundie氏の発言 (ZDNETの報道のこれ とか これ とかも参照。 ここSlashdotだとこのへんも)や、 あるいは休刊したbitの末期にあった ACCSの 久保田専務理事の連載での、 フリーソフトェアの普及が 「知的所有物にお金を払う習慣をつけさせなくする」ことへの 危惧の表明と、同質のものでしょう。 単なる無知から来るものではないので、 あの抗議運動にも反応がないのではないかと推測してます。

  • by L.star (163) on 2001年05月26日 2時19分 (#247) ホームページ
    「蟹は己に似せて穴を掘る」というから、自分たちが金の亡者だということを豪語しているのでは。実際「オープンソースなんてままごと」と断言するプログラマーっていますよ。金が無ければ何も出来ないのかなあ。フリーウェアって、お金では得られない何かを得られるからやっていると思うんですけどね。 なお、私はお金も大歓迎です。
  • ままごと (スコア:2, 興味深い)

    by kubota (64) on 2001年05月26日 13時56分 (#265) ホームページ 日記
    そりゃ、高品質なフリーソフトウェアが多数存在するためには、その裾野として、低品質なフリーソフトウェアがもっと多数あるのが自然、というか、必要なんじゃないかな。ぼくだって、昔はDOS用のフリーソフトをいっぱい書いたもん。そういったソフトウェアを公開する場があったからこそ、プログラミングの勉強は楽しいと感じ、より良いソフトウェアを書こうとする動機にもなったんだと思う。ちなみに、こういう人たちはもちろん、「あとでお金を取ろう」なんて大それた考えは、これっぽっちも持っていないはず。

    けっきょく、言いたいことは、「ままごと」も必要だってこと。
  • by ogochan (18) on 2001年05月26日 14時18分 (#267) ホームページ

    よくあちこちで話するんだけど...

    商用ソフトってのは、「あー今日も仕事だダリーなぁ」とか言いながら、無名なサラリーマンプログラマが書いてるわけでしょ。フリーソフトウェアってのは、自分の名誉と技術の粋を尽して、名前聞けば多くの人が「ああ」ってわかる著名プログラマが書いてるわけでしょ。冷静に考えれば、どっちが良いものが出来るか、それを考えれば「ままごと」とは言えんと思うのだが。

    それと、これはソフトに限らないけど、「ボランティア」ってもんに妙な偏見があるんだよね。仕事が出来ない(金儲けの出来ない)奴とか暇な学生がやってるもんだとかって。現実には、本業じゃあ力を発揮しきれなくて、欲求不満になってる奴がやってることの方が多いのに。

    あー金か。私は喧嘩を商なってるから B)

  • 他にも (スコア:2, 参考になる)

    by SAY (54) on 2001年05月26日 17時29分 (#279) 日記
    趣味で書いててユーザーからの想像以上の反響と利用者数が得られて今の仕事よりやり甲斐を感じてそれで食べていこうと後から考える人もいるし、後から有料になったから「最初から後で有料化する事を考えていた」なんて一方的に決めつけるなんて下種の勘繰りってもんだよな。
    無料で公開して後から有料化したって金を払ってまで使いたいと思えるほどのものか判らないしそうではないものもいっぱいあるし。
  • ☆『オープンソースソフトウェア』
    ☆(彼らはいかにしてビジネススタンダードになったか)
    ☆http://bizit.nikkeibp.co.jp/it/linux/opensource/

    事実をちゃんと調べてないわけですね。めんどくさいから。
    あるいは、語彙をねじ曲げて、自分と違う思想の存在を認めないという立場だともいえます。
    そのどちらかでも許されるのは、役所くらいなもんであり、”公僕”といいながら、市民の自由と税金と生産性を奪っているわけだ。

    フリーで公開されている、日本語ドキュメントは重要だ。フリーに関する文献は、当然英語でかかれているモノが原点だが、それを咀嚼する第一歩が日本語化だと思う。
    --
    --- akirax ★☆☆
  • 「ままごと」のあとは、”仕事”を入れても、”人生”を入れても皆同じ。 ひとつには、定義:「優れたモノ」=少数しか持たない性質 ということがある。 また、「多くの質の低いものから、質の高いものが生まれてくる。」という、運動であるとも言える。 質の低いもの=多数 というのは、多様性を確保するものであり、 研ぎ澄まされた=優れたもの が、パラダイムを失っていくときに 新たなパラダイムを作り出すための、 いわば乱数表である。シードなんだよね。 人間=ウェットウェアは、 デジタル思考のできる 創造=アナログ=雑音=突然変異 を本質に持つ、類い希な生物であるのだよ。 デジタル思考の美しさ、Yes or No にこだわる=形式的美 は、それを補完する世界観がないならば、思想的に稚拙なだけである。
    --
    --- akirax ★☆☆
  • 実際に「ままごと」そのものでしかないオープンソースが多数存在することも忘れてはならない。なんて反対意見入れてみたりして。 あと、「あとでお金が取りたいことがミエミエ」の無料ソフトウェアも多数ありますな。 私の場合、お金よりも回線が欲しいです。もちろん「十分な回線が確保できるだけのお金」も大歓迎です。
  • だけど、使ってるWWWサーバはApacheだし。
    もしもそのような事情がある団体だとすれば、WWWサーバも商用ソフトで固めるのがスジというものですね。

    #まあ、サーバ運営は業者に委託してるんでしょうけど。

  • エエ、自分のモノは断固としてプライドをかけて自分のモノですが、他人のモノ&権利は自分の利益の前では大した問題ではない人たちなのでしょう。

    自分の利益にならない知識なんて、これっぽっちも知る必要がないと思ってますから、道理を説いても無駄ですし。

    世の中にはプライドがお金に優先する人と、何が何でもお金が優先する人の2つが居ます。あ、それ以外の人は普通の人ですのでご心配なく。(笑)

    --
    --- akirax ★☆☆
  • 他にもポリシーがお金に優先する人を付け加えて頂ければ...
    失礼しました。(^^;
  • そういえば、あの抗議文が、インプレスとか日経BizとかZDNetとかで紹介された ことって、ないような気がする…

    --
    "Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
  • あの程度の署名では掲載する気にもなれないのかも ですね。まあインプレスとかASCIIならちゃんと こちらから送りつければのせてくれる気がします けど。
  • free ware/software と言えど public domain ではないのに著作権放棄の可能性は作者の下心故にあり得ないだろうと言うのはあまりにも無茶苦茶。
    大体 free ware と言えど使用条件がほぼ確実に明記してあって著作権者の権利を行使しているのにそういったものに触れずに金の話しを持ち出して殆どの者が下心あってのものだよと言う展開の何処が酷くないのでしょうか。
  • 名誉を守りたい気持ちはわかりますが、聞き捨てならない文句がまじってますね。

    無名かもしれませんが、職業プログラマにも社名に自分の技術とプライドを懸けてプログラミングしている人もいますよ。
  • 書いた本人は、事実をちゃんと調べた気でいると思いますよ。
    実際にそういう相談に多数乗っている人ですから。
    そして、彼の周りではああいう事例が多数だったのではないでしょうか。

    考え方を変えさせるには、抗議なりで地道に訴えていくしかないでしょうね。
    すでに大量の抗議文は届いているはずですが(笑
  • by Anonymous Coward on 2001年05月27日 21時40分 (#319)
    例の団体がろくでもない団体なのはたぶん事実でしょうが 例のQ&Aの解答はそれほどひどい内容ではないと思います。
    「フリーウェア」を「フリーソフトウェア」と勝手に読 替えての議論は問題ありです。フリーウェアの危険な ライセンスに対して注意を払うようユーザーに啓蒙する 事は大切なことです。
    さらに、世の中には、「フリーウェア」「シェアウェア」 の他に free software と呼ばれるものが存在して GPLのように、利用者の自由を保障し、自由を守る目的に のみ著作権者の権利を行使を行う事を宣言したライセンス で配布されている事実を付け加えておけば、結構まともな 解答になっていたと思います。
  • by Anonymous Coward on 2001年05月27日 23時42分 (#320)
    逆にいえば、我々(?)が愛するところのFreeSoftwareについて、 あの文章は全く存在すら感知(関知)してない、 とも読めますよね。「付け加えておけば」といっても 今実際に付け加えられてはいないわけです。 それが故意か本物の呆けなのかは今のところ不明かもですが。 「今のところ」。抗議サイトが立って1年半になるけど、 全然ですねえ… うーん。抗議メールを投げた人の中には そういう点に言及して説明を試みた人も きっと居ると思うのですが、 それでも1年半変化していない、と捉えるほうが 真っ当であるような気がします。
  • by Anonymous Coward on 2001年05月28日 15時10分 (#358)
    当初の文面などがあまりにもダメで痛かったので、
    みんな記憶から消したい、「ステ」なのでは。
  • by Anonymous Coward on 2001年05月29日 17時22分 (#484)
    Internet Explorer の事だと思ってしまったのは

    私だけではないだろうなぁ。
  • by Anonymous Coward on 2001年05月30日 3時48分 (#550)
    それ系(?)の本といえば、最近、
    Linus自伝と、「リナックスの革命」を
    立て続けに読みました。

    どちらも自由に楽しんでHackすることの素晴らしさを
    きっちり説いている良い本だと思いました。

    特に後者は面白かったです。神(キリスト教の)は
    初代のHackerなんだそうです。6日徹夜して
    この地球を作るという偉大なHackをしたんだそうです(^^;

    あの頁を書いた偉いさんに、読んで欲しい本です(笑)
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー

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