IBM Journaling File System (JFS) 1.0.0リリース 7
ストーリー by Oliver
日記は人としてのジャーナリング 部門より
日記は人としてのジャーナリング 部門より
XFSの虜 曰く,"IBMが同社の64ビットジャーナルファイルシステムである、JFSの1.0.0をリリースした。IBMはJFSのオープンソース版を2000年2月2日にリリース、以後Release early, Release Oftenのスタイルでハッカーたちと開発し、製品レベルの安定度に至った。ハイライトは64ビットファイルシステムであること、パワーフェイル、クラッシュ後のすばやい復旧、JFSを/bootや/rootに使うためのドキュメントなどなど。書いてあることはXFSとさほど変わらない(XFSは商用に使うにはもう少し待て、と書いてあるが)。"
実績が信頼性に繋がるファイルシステム。大規模システムでそれぞれ大きな実績を持っているXFSとJFS。さて、ピッカピカのLinux版の安定度や性能はいかほど?
選択肢が多いのも困りもの (スコア:2)
今後これらのファイルシステムが実際のシステムに適用できるくらい成熟してくると,どれを採用すべきかあれこれ悩んでしまいそうです.HP-UXやSolarisならVxFS以外の選択肢はありえないので簡単ですが…
# 最近のSolarisはUFS loggingという選択肢もあるけどね.
Re:選択肢が多いのも困りもの (スコア:2)
マシンアーキテクチャが異なるとディスクのlabelも違ったりするので,「それまでの資産を有効に活用」というのは難しいと思います.
選択肢はあった方がいい (スコア:1)
わたしはそうは思わないです。少なくとも現時点では。まだ、どれが筋がよさそうか、どれがいいかなんてわかりませんよね。実績がないんだから当然です。だから、これからあっちこっちで使ってみて、よさそうなものが自然に残っていくんじゃないかと。もちろんかなり希望的観測なんですけどね。実際は政治的なものとか、各メーカーの思惑とかもからむでしょう。お仕事的には確かに確固たるひとつがあって欲しいとは思いますが、Linux的には今はいろいろあるべきなのだと思います。
個人的には reiserfs を使いつつも、JFSやXFSにも期待してます。ジャーナリング機能はもちろん、ACLや拡張属性なんかも、早く実用レベルになるといいなぁと思っています。
僕の経験 (スコア:1)
JFS
学部時代に学科のファイルサーバがJFS上にあったのだが、これがクラッシュしてしまった。復旧は不可能でひどい思いをした。これがトラウマになって今でも不信感を抱いている。
XFS
IRIX上で4年ほど使っていたが、一度もクラッシュしたことがなかった。ただ、最近のSGIのレイオフの影響で契約社員でXFS on Linuxの開発をしていたエンジニアがSGIを去ったため、開発に影響が出ているらしい。
ReiserFS
現在kernel2.4.4に含まれるドライバで使っている。2カ月程度使用しているが、今のところ問題なし。
kernel2.4.5でのkernel_lock(),kernel_unlock()し忘れのバグは論外として、VFS周りのコードに変更点が多く、かつよくテストされていないので、2.4.4で使うのが安全とMLに流れていましたね。
Re:選択肢が多いのも困りもの (スコア:1)
XFSやJFSはそれまでの資産を有効に活用できるから、そういうフォーマットで利用して来たデータなどをマウントしてそのまま使えることに意味があると思っています。
-- By Grabthar's Hammer!
Re:僕の経験 (スコア:1)
ファイルシステムを非同期にすると高負荷の時の性能の低下が激しくなり、ジャーナリングをいれると更にそれがひどくなるのことへのまともな対策は2.5以降らしいです。
それでもこのへんのファイルシステムは