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650 story

やらせだったアメリカのミサイル迎撃実験 45

ストーリー by Oliver
開き直り 部門より

atmark 曰く,"Asahi.com毎日新聞によると7月14日に行われた米国ミサイル防衛構想の迎撃実験は「成功」とされていたが、実際には撃ち落とされる側の大陸間弾道弾(ICBM)から電子信号で誘導していたことが分かった。敵が親切にも誘導してくれるなんてことは実戦ではあり得ないわけだが、過去2度も連続で失敗し、今回も失敗すると民主党の一部などからさらに批判が高まるのをおそれて行ったのだろう。報道官は次回10月の実験も含め、「正確に標的を探知する技術が確立するまで」同じ方法でミサイルを誘導し続けるという。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by von_yosukeyan (3718) on 2001年07月28日 20時53分 (#10064) ホームページ 日記

    通常の対空ミサイルは、クソでかい航空機を標的に近接信管(目標の直前で爆発して、破片で機体に損傷を与える)を使用して迎撃しますから、それほど高性能なシーカー(誘導装置)が必要という訳ではないです。

    TMD(戦域ミサイル防衛)やNMD(国家ミサイル防衛)で使用されるミサイルは低空迎撃用のPAC-3(MIM-120パトリオットの性能向上版)と、航空迎撃用のTHAADミサイルの二種類があります。PAC-3(別名ERINT)の開発は順調で、日本のTMD計画にはこちらだけを採用する予定のようです。問題になっているのが、高層迎撃用のTHAADで、すでに何度も迎撃実験に失敗しているのはご存知の通りだと思います。

    THAADミサイルは、航空機のような巨大な標的ではなく、45度に近い角度で大気圏を再突入してくる弾道弾を、高高度で「破壊」するためのものです。具体的には、タングステン製の「キル・ビークル」と呼ばれる高速直撃弾によって、飛来する核弾頭に慣性で直撃して破壊するもので、技術的には非常に困難と言われています。例えるならば、通常の迎撃ミサイルはショットガンでダチョウを狙うようなものですが、THAADはライフル銃で100M離れた所にあるタバコの先端を狙うようなものです。

    もちろん、核弾頭には一般的にバルーンと呼ばれるダミー弾頭を複数搭載しているので、オトリを識別する能力が必要です(ここは地上の支援レーダーがやる仕事ですが)。実際の実験では、第二世代のミニットマンミサイルにバルーンと模擬弾頭を搭載して実験を行っています。

    NMDは建前的には北朝鮮などの「ならずもの国家」が配備する長距離弾道弾を迎撃する目的のもので、ロシアなどが配備する第三世代弾道弾の迎撃を主体にしたものではありません(そんなことをすれば相互確証破壊理論=MADを否定してしまう)。第三世代以降は、MIRV(個別誘導型多弾頭弾)と呼ばれる1基のミサイルに複数の誘導弾を搭載したミサイルを迎撃しなければならないので、現実的ではありません。が、将来的にもそれらを視野に入れているというのがEU諸国やロシア、中国の懸念です。

    過去にも、アメリカは核迎撃手段を構築しようとしています。例えば1970年代のABM(対弾道弾迎撃ミサイル)計画、80年代のSDI(戦略防衛構想)などです。ABMは10ギガトンクラスの超水爆を搭載した超高速ミサイルで、核弾頭を核爆発で吹き飛ばすもので、SDIは宇宙空間に配備したレールガンや炭酸ガスレーザーガンを使用して弾頭を打ち落とすものです。というわけで、TMD/NMD(どちらも運用主体はSDI局の後継のBMDO=弾道弾防衛局)は三度目の正直を狙ってるみたいですけど・・・。

  • by Anonymous Coward on 2001年07月28日 20時32分 (#10061)
    ICBMなら軌道計算しちゃえば、弾道が分かって、誘導はそんなに難しくないと思えるんだけどなぁ。回避運動とかしないし。

    問題は近接信管。大気圏最突入後のミサイルのスピードはとにかくスゴイ。音速の10倍くらい。このスピードだと、迎撃ミサイルを真横で爆発させても、爆発の破片が吹き飛ぶスピードより早く迎撃対象は去ってしまう。反面、ICBMは再突入の摩擦熱対策が中心なので、スペースシャトルみたいな耐熱タイルが張ってある。こいつが軟らかくて、ちょこっと当てるだけで壊れる。(だからスペースシャトルは雨天を飛行できない)。なので、技術的な問題は迎撃ミサイルを対象の弾道にもっていって、ちょうど爆発後の破片のコーンに対象が飛び込むように、迎撃ミサイルを爆発させなきゃいけない。この近接信管の技術がアレ。レーダだと精度が低くて、ボツ。サイドワインダー等に使われているレーザ式だと、十分に離れたところで察知できない。それこそ弾幕を張るくらいしかできない。

    ま、諦めな、アメリカさんよ。
  • by oddmake (1445) on 2001年07月28日 19時36分 (#10052) 日記
    こっそりOSの裏口から操作して誘導してもらうんでしょうか<ミサイル
    「独占OSは中に何が入っているかわからなくて信じられない」と、一部の国の間でWindow$を忌避する動きがあった(確か)ですが、そういう不安もあるのかもしれないですね・・・って、思ったです。
    --
    /.configure;oddmake;oddmake install
  • 行うは難し?! (スコア:2, 参考になる)

    by cygnus (4175) on 2001年07月28日 20時12分 (#10056) ホームページ
    TMDを実現するだけのミサイル誘導技術が合衆国には無いと言ってしまったんですね.
    TMD研究を"理解"している日本にとばっちりがこなきゃいいけど.

    TMDって理念はすごく単純だけど,そんなに実現がむずかしいのかな?
    --
    Good Day Sir !
  • by Su (1914) on 2001年07月28日 20時47分 (#10063)
    誘導されたにせよ命中させることが出来たのだから、 ミサイル本体の実験としては成功と言っても良いのではないかと。 戦闘機の「打ちっぱなし」ミサイルは発射後の誘導全てがミサイル自身で出来てしかるべきものだと思いますが、 TMDの場合はそういう運用がされるわけではないでしょうし。 電波誘導だろうと光学誘導だろうと、 とにかくどこかから標的を正確にとらえることが出来れば良いわけで、 それはまた他の実験でそのうち何とかするんでしょう。
  • 今までの核兵器の意義ってのは、どっちかが核を使用すれば報復攻撃で必ずやられるっていう「相互確証破壊(MAD)」がでかかったっすね。

    それがあるから核兵器は持っているけど使えないっていうある種のゆがんだ抑止力になってたかと。

    TMDの反対派はMADが成立しなくなることを一番危惧しているわけで、ミサイルの性能もそうですけど、実験段階から確実に防御できないかも、なんてことが公になれば、アメリカの言う新しい核の保証体制なんて成り立たないような気がしますな。1発外れたからじゃぁもう1発ってわけにはいかないでしょうから。

    核兵器は政治的な兵器だしなぁ。
    --
    --Inquiring with pragma--@MJ
  • by novastyli (3559) on 2001年07月29日 6時16分 (#10119)
    に守られるために日本は何もする必要ないですよ。

    核の傘がなくなれば日本が自前の核武装に動くのは確実ですから、それを避けるというだけでも米にとって「傘」を提供する十分な理由でしょう。

    つまり、核を持っていないというだけで日本は十分チャーミングですよ。

  • 湾岸戦争でも「パトリオットがイラクのスカッドミサイルを撃墜」とかやっていたけど、あれも最初のうちは「90%以上」の成功率がじつは2%くらいだったと戦後になってから発表していたもんね。
    で、テレビではその成功した2%の映像だけひたすらリピート。

    同じパターンに何度も引っかかるわけないでしょ。

  • 実験の実験ですね。 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2001年07月28日 20時38分 (#10062)
    ベトナムで戦争の真実が報道され過ぎた反省から、湾岸戦争以降徹底したメディア統制で
    軍事行動を正当化、いや軽薄化して来た「唯一の超大国」。
    こんなお粗末な顛末が明かされても開き直っちゃうあたり、もう末期的かも。

    特にブッシュになってから、ミサイル・CTBT・京都議定書と立て続けに愚かな選択をしてる。
    この前の選挙でブッシュが選ばれたのは事故みたいなものだったけれど、
    それが世界をとんでもないおバカな方向へ導きつつある感じ。
    で、わが国もそんなブッシュ・アメリカにべったり言うなりの人気者が圧勝確実。笑えない。
  • つーか、最近の弾道弾は大気圏再突入後に、ミリ波レーダーで地上捜査したデーターと目標周辺のマップと比較して、軌道を修正するナマイキなヤツがあるんで、軌道計算も難しかったりとか。さすがに回避運動はしないケド(w
  • by cygnus (4175) on 2001年07月28日 21時11分 (#10068) ホームページ
    誘導よりも目標を吹っ飛ばすほうが大変なんですか.
    なるほど.
    とゆうことは,目標から誘導されてたとはいえ,"目標の撃破"はできたわけですから,この実験は『成功した』とゆうこと?
    --
    Good Day Sir !
  • やっぱ,実用には,ほど遠い未成熟な技術としか思えませんよねぇ.
    世界の多くに反感を買ってまで,しかも大統領をセールスマン代わりに
    コキ使って宣伝させてまで,こんな青い技術を推進するってことは,
    やっぱり,よっぽど儲かるんですかねぇ>ミサイル屋.
    まぁ,これでどんなにU.S.A.という国家が信用をなくしても,
    ミサイル屋が儲かりさえすれば,イイんですもんね.
    どのくらい儲かるか,誰かコッソリ教えてよ.

    #ついでに,京都議定書を白紙化することで,
    #石油屋がどのくらい儲かるのか,誰か知らない?

    しかしよぉ,ヘコヘコ油屋と花火屋のパシリばっかやってて,
    自分で情けなくならないか?>ジョージ・Bちゃんよ.
  • by imksoo (3910) on 2001年07月28日 22時06分 (#10078)
    昔SDI構想を立ち上げていたときに近接信管、レーザーによる破壊に並ぶものとして、パラボラ形(こうもり傘の骨?)のように開くやつが出てませんでした?
    やたらおっきな傘みたいなものでミサイル引っかけて破壊するというものですが、こっちの方が確実かもしれませんね。

    一気に飛び越して巨大オゾンビームってのはどうでしょう>アメリカ・日本さん
  • by fukapon (4131) on 2001年07月28日 23時24分 (#10087)

    あのニュースを見て「凄いなぁ」と思った私としてはちょっと残念。ところで、ミサイル防衛システムの開発に、日本の頭脳が加わること自体は悪くないと思うんですがねぇ。システムの開発で得られたものは、きっと、私の日常生活も楽しいものにしてくれると思いますし。

    まぁ、人間、武器を持ってしまうと...ってぇのはあるかも知れませんが、いい加減、それくらい自制できる生物にならないと、将来が危ない。

  • | 誘導されたにせよ命中させることが出来たのだから、

    実は、標的の方からあたってきたとか。
  • そうですか?
    アメリカの核の傘に守られている日本としては、
    いかにアメリカにとってチャーミングであり続けるかを
    考えるのが適当かと。
    --
    ゆーへん
  • by tma20 (3064) on 2001年07月29日 0時27分 (#10101)
    っていわれても、、ねえ。
    意味の無い実験にかけるカネはあるのか?
    っつーか他にあんだろ?
  • >アメリカの核の傘に守られている日本としては、
    >いかにアメリカにとってチャーミングであり続けるかを
    >考えるのが適当かと。

    ただチャーミングだけじゃ,芸がナイじゃないですかぁ.
    それじゃ単なる腰巾着.
    あちらに儲け話があれば飛んで行って,靴を嘗めても草履を暖めても,
    ぜひ,一枚噛ませてもらってこちらもウハウハ儲ける.と.
    それがヤマトのアキンドだす~.
  • >実は、標的の方からあたってきたとか。

    打ち落とされる側から誘導されたということは近いものでしょう。

    今までの失敗からするに軌道情報を含んだ誘導だった可能性も高いわけで、そんなんなら今回の実験は何の意味もない。

  • by G7 (3009) on 2001年07月29日 10時18分 (#10134)
    >それがヤマトのアキンドだす~.

    そうなの?
    餓鬼の頃、世界3大商魂民族に日本人がランクインしてないのを
    知ったときは、驚いたというか、自分の無知を1つ知りました。
    昔はともかく今はランクインするんだろうか?
  • by Hebikuzure (489) on 2001年07月29日 11時02分 (#10143) ホームページ 日記
    > 「正確に標的を探知する技術が確立するまで」

    ブッシュの任期とどっちが早いかな?
  • 短距離核ってのもあるわけですし、もしICBMが無効でもMADは成立するような...
  • 山ほど迎撃ミサイル撃って破片の傘を作ってしまうとか。
    弾頭の速度が速いんだし破片の速度はそれほど必要無いかと思ったり。

    「このへん」でいいんだからレーダーの精度でも十分だったりして。
  • 核の傘の下に入っていない国って、
    例えばどこですか?
    --
    ゆーへん
  • by soramine (1131) on 2001年07月30日 1時27分 (#10210) 日記
     軍事に関しては、いつも大本営発表の可能性が高いということですの:-P
    --
    -------- SORAMINE Yukino
  • by eukare (2230) on 2001年07月30日 10時30分 (#10254) 日記
    なんだか、昔懐かし「ミサイルコマンド」を思い出してしまいました。(笑)
  • 元々、TMDは戦域での中距離弾道弾(MRBM:SS-1Bスカッドとか)の防御を目的にしているので、

    NMDは某北のような国家が、長距離ICBMを開発した場合に、米国を防御するのを目的に(口実に?)TMDを無理やり拡張したものですが、70年代に結ばれたABM制限条約に抵触する可能性が高いのでロシア側は反発しています。そもそも、ABMはMADを脅かしかねないので、両国が合意して制限(禁止ではない)したのですから、いまさらといえばいまさらな話

    一方TMDのような戦域を防衛するシステムとしては、単純に現行のPAC-2でも限定的な防御能力がありますし(首都圏にも配備されていると思います)。中国にもPAC-2と同等以上の性能を持っているといわれるロシア製のS-300ミサイルが配備されているので、ICBM以外の弾道弾防衛構想はそれほど非現実的であるとは思えません。
  • PAC-3でも確実に防衛できるのは配備されている基地だけって話を聞いたことがあったりして。
    これがホントならちょっとアレですが...
  • by novastyli (3559) on 2001年07月30日 20時28分 (#10336)
    核はやはり強大な威嚇力を持ちます。あなたが「そんなもの信じない」というのは個人だから言えることで、国防に携わる人が同じことを言えばそれは単なる無責任です。
  • by novastyli (3559) on 2001年07月31日 8時03分 (#10431)
    一連のACが同一人物のように思われるのでそう仮定して、何がいいたいのか考えてみる。

    核をめぐる状況に関して、そのACは

    1.核の脅威はない(「どうせ使えやしない」)
    2.核の脅威は、核保有国、あるいは核の傘に入っているものに対してのみ存在する(「傘の下に入っていなければ標的にもならない」「傘がなければ雨は降らない」)
    3.アメリカの核の傘は信用できない。(「鵜呑みにしてありがたがってる」「信じたら思う壷」)

    と思っているらしい。これにしたがって、日本がどうすべきと思っているのか、いまひとつはっきりしないが、

    4.CTBTをはじめとする「政治・経済・軍事・民間交流のすべてのカードをバランスよく使って」安全保障を成り立たせるべきである

    と思っているようだ。その他、日本の安全保障が「視野が狭く」「軍事問題にのみ目がいって」いるために「いつまでたっても駄目」だともいっている。

    さて、4は一般論なので私も賛成だし、日本人でも反対する人は(ACと違って)私はいないと思うが、1、2、3、については、(それらが互いに多少矛盾するように聞こえることはおいても)現状に関する具体的な認識であり、同意できない。

    1.については、核は現に存在するし、CTBTは現に核を保有する国の核をなくすものではない。少なくとも私はACほど自信家ではないので、核の傘がなくても「どうせ使えやしない」などと言い切ることはできないし、事の重要性からしても根拠なしにそのようなことを仮定することは、/.での雑談ではよくても、責任ある立場のものにはできないことだろうと思う。

    これを認めることがどうして「安全保障が軍事力だけによるものだと思う」ことになるのか私にはわからない。単なる現実の認識である。これが私の前の発言の意味するところだ。

    2.についても、ACがなぜそう思うのか知らないが、むしろ逆だと思う。

    3.については、アメリカを「誰が」信用しないかという区別が必要だ。

    日本が信用するかしないかというときは、日本が実際に核攻撃を受けたとき、アメリカが報復をしてくれるか信じるかどうかという問題だ。

    一方、日本を核攻撃する国の方も、もし攻撃した場合、アメリカが報復をするかどうかという問題に直面する。米軍基地があることも考えると、簡単に「信じない」とかたずけられることはないと思う。

    私は前者で日本が信用しないとしても、後者によって核の傘の下にあることに十分意味はあると思う。(もちろんACは上の2を信じている以上これは承知できないだろうが)

  • ロシアが実験した新型ミサイルは大気圏再突入後、ラムジェットで巡行するという話ですが…
    こんなんならなおさら当てにくいだろうなあ。
  • by novastyli (3559) on 2001年08月01日 5時54分 (#10628)
    私は核の傘について話しているのだと思ったし、あなたがそれについてなにが言いたいのか判然としなかったのでわざわざあなたの発言を分解してみたわけです。上で1.2.に挙げたあなたの考えに対する私の認識は間違っていますか?間違っていなければ我々の意見は一致しないわけで、それに対する私の発言にコメントはないんですか?

    あなたの興味は事実よりも、メタレベルで「日本人はこれに関してどう認識しているか」とか、私がなにを「認識すべき」かにあるようですね。特に後者は大きなお世話で、そういうことをいうには余程の傲慢さが必要でしょうね。

    あなたが話をそらしてメタレベルの一般論を主張して(あるいは「視点を提起」して)お茶を濁したいのならそれで終わりですね。ちょっと賢い振りがしたかったんでしょうが、そんな内容のないやりとりをしてもしかたないですから。

  • by novastyli (3559) on 2001年08月01日 7時23分 (#10635)
    もともとのあなたの発言:「そもそもその傘の下に入っていなければ標的にもならないのに。」

    に私は賛成できないといっているだけです。これにあなたは一度も反論しないでどんどん話をそらしている。

  • by novastyli (3559) on 2001年08月01日 7時52分 (#10642)
    「傘の下に入っていなければ標的にもならない」かどうかは視点の問題ではなく、実験なしに白黒はつけられないまでも、それに対する根拠を挙げて議論することはできる問題です。イデオロギーの問題ではないのです。

    心配されなくても私は私の視点も意見も持っている。しかしそれらはここでのもともとの話とは関係がないでしょう。

  • あれ? 僕の聞いた新型のモスキート対艦ミサイルは、ラムジェットで超音速で飛行して、衝突寸前で水中に専攻するってやつでしたけど・・・。

    #なんかSFじみてるなぁ
  • by novastyli (3559) on 2001年08月01日 13時52分 (#10736)
    > 「傘の下に入っていなければ」とは、標的になる事に怯えて「傘」を頼りにしていても利益がない、
    > 外交と安全保障の視点を変えてみたら?

    といいたいのが、「傘の下に入っていなければ標的にもならない」となるとは奇想天外ですね。

    > 核兵器は、どこかが使ったらもう終わり。

    終わり?終わりってどういう意味です?たとえば日本を核攻撃しても全く報復を受ける可能性がない場合、どうして日本に対して核を使えないんですか?あるいは核をもって脅迫できないんですか?「終わり」だから?

  • by Anonymous Coward on 2001年07月29日 0時59分 (#10105)
    > 実は、標的の方からあたってきたとか。

    それ! 面白い!

    でも、標的の誘導技術を発展させて行けば結果的に
    迎撃弾のノウハウが蓄積されるって! (^^;

  • by Anonymous Coward on 2001年07月29日 7時59分 (#10127)

    ブッシュ「ち、ちゅうごくから、今回の実験成功についていろいろ言ってきてるんだけど、ど、どうしよー!!!???」

    技術者「別に、どうってことないですよ。だって......というカラクリでやってるんです。つまりヤラセですから、これを発表しちゃえばいいわけ」

    ブッシュ「そ、そうかっ!、助かった!、ありがとう。来年キミはアカデミー賞候補だねっ!」

    技術者「(なんか違うと思うんだけど、まぁ、いいか)」

    。。。

    という顛末ではなかったのか、と。。。

  • by Anonymous Coward on 2001年07月29日 18時46分 (#10165)
    そもそもその傘の下に入っていなければ標的にもならないのに。
    冷戦時代の洗脳、まだまだ効いてますね。
  • by Anonymous Coward on 2001年07月30日 1時10分 (#10206)
    むしろ、どの国が傘の下に入ってるの?
    「傘の下に入れてやってる」と勝手に言ってるのは保有国(それも一部の)。
    でも、それを鵜呑みにしてありがたがってる国ってあるのか?
    自立した国という意識があるなら「勝手に傘さしてろよ」ってスタンスになるはず。
    どうせ使えやしないんだから。

    雨が降ったら傘をさす。でも傘がなければ雨は降らないとしたら、その傘の意味って何?
    だからCTBTやってきたんでしょ。
    それが全く進展しなかったというのなら、現実だと諦めもするが
    実際、核保有国の多くも「こんなバカな事に金かけてられない」と賛成に傾いてるのに
    アメリカ(印パもあるが、影響力は小さい)がそれをブチ壊しにしそうなのが今の状況。

    「核の傘」なんてものがあると信じさせる事こそが保有国のアドバンテージであり、信じたら思う壷ってこと。
  • by Anonymous Coward on 2001年07月30日 22時51分 (#10361)
    CTBTもまた「各国の責任ある代表者」がここまで推進してきたものである事を忘れてはなりません。

    国防=安全保障が軍事力だけによるものだと思ったらそれこそ認識不足も甚だしい。
    安全保障とは政治・経済・軍事・民間交流のすべてのカードをバランスよく使って初めて成り立つもの。
    時には経済が核以上の力を持つ事だってあります。

    問題は、日本で国防に熱心な人たちのほとんどが、軍事問題しか目に入っていないと言う事です。
    日本の安全保障がいつまでたっても駄目な点もそこにあります。
    戦争を封印されてきた日本人には特殊なコンプレックスがあるのでしょうが、
    もっと広い視野で世界を見ないと、日本はいつまでたってもアメリカの従属国のままですよ。
  • by Anonymous Coward on 2001年07月31日 21時40分 (#10575)
    #23以下のACは同一です。

    で、novastyliさんの認識は今の日本の政府・主流マスコミの立場そのままなので、
    そこまで詳細にご説明いただかなくとも承知の上です。

    問題はそんな「今のまま」の安全保障でいいのか、
    それが駄目なら改善するためにどのような問題意識を持つべきか、という事で、
    「核の傘」という考え方に違う視点を提起したまでです。

    ディベートは無意味なので、そちらの言葉尻を取る事はしませんが、
    「世界の警察」を自負するアメリカという特別な国ばかりを基準に見るのではなく、
    欧州各国の安全保障やCTBTに対する姿勢をもう少し参考にすべきだと思うし、
    軍国主義>戦争放棄 という近代日本の特異な歩みが、
    「戦争」「軍事」に特別なコンプレックスを持たせている、という事は認識すべきです。
    軍事が国家のすべて、とは言わないまでも
    あまりに多くの部分を占めている、と考えている人がこの国には多く、
    それが却って日本の安全保障をバランスの悪いものにしている。
    軍事は安全保障の一要素であり、安全保障もまた国家・社会の一要素なのです。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月01日 7時14分 (#10634)
    本当にクドいのですが、そうした発言をされるのなら、最後に一言だけ。

    あくまで「核の傘」についてオフトピックにならない範囲で発言しているのに、
    それすら理解されずにメタレベルの一般論と言われるのなら、どうしようもない。

    様々な人の様々な意見、様々な視点が提示されるのがこうした場の意義であり、
    現状と違う意見を「現状と違うから否定」という、
    反動的ディベーターが良く使う手法をここでやるのは無意味じゃないですか?

    しかもこの件に関して、あなたの立場は完全な現状肯定なので、そんなに一生懸命になる必要もありません。
    あなたが一言も発さなくても、世の中はすでにそうなっているのですから。発言の意義がないんですよ。

    一致しない意見に反駁する義務があるかのようにも言われていますが、
    「違う視点を提示する」事がディベートと違う事は、解りますよね?

    ディベートなんて所詮は屁理屈、口喧嘩に過ぎません。
    あなたもその程度の理解力でディベーターの真似をするのは、およしになった方が賢明かと。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月01日 7時39分 (#10638)
    だからそれがそれぞれの視点というものじゃないですか。
    賛成しろとも言ってないし、反論しているつもりもない。
    あくまで「核の傘」というトピックに対して、様々な視点を挙げてみたのです。
    「なんだか視野の狭い人がいるなあ」という引っ掛かりでね。
    それがお気に障りましたか?
    大きなお世話はお互い様。もういいでしょう。
  • by Anonymous Coward on 2001年08月01日 11時31分 (#10699)
    「傘の下に入っていなければ標的にもならない」が理解できれば(同意は求めませんよ)
    納得されるんでしょうね?これが最後ですよ。
    「傘の下に入っていなければ」とは、標的になる事に怯えて「傘」を頼りにしていても利益がない、
    外交と安全保障の視点を変えてみたら?というサジェスチョンです。
    「傘」自体が比喩表現なので、この程度の比喩は通じるかな、と思ったら、駄目な人もいたようで…。

    核兵器は、どこかが使ったらもう終わり。どの国も、使わせない事を考えるしかない。
    「使えやしない」と言ったのも、そういう意味ですよ。
    それなら「核の傘」などという負い目を自ら背負って
    アメリカとの関係を従属的にしない方が外交戦略上も有益でしょう。
    また、CTBTについて廃絶が実現しないから駄目だと思っているようですが、
    削減の方向への国際合意を作り出す事が抑止力になるという事を全く解っていませんね。
    印パ問題のような局地的核対立が懸念される現状ではなおさら冷戦時代の古い概念は通用しない。
    遠回りでもCTBTを粘り強く進める以外ないんじゃないですか?
    代案もなくそれを否定し、「傘」に守られていればいいなんて、それこそ無責任な意見です。

    あまり具体的に述べると長くなり過ぎます。ここは本来個人的なやりとりの場ではなく、
    不特定多数の人が読む意見を提示する場でしょ?
    読む側の事を考えると、短くするために比喩も使うわけですよ。
    その比喩の言葉尻をとらえて、ここまでくどくどやるのは感心しませんねぇ。

    もうこのストーリーもトップから消えますから、訪れる事もありません。お気の済むように。
typodupeerror

192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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