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981 story

Bluetooth接続実験、だがもう終ってる? 9

ストーリー by Oliver
USBも死んだ頃に爆発的普及した 部門より

NaO 曰く,"B-L-TでやっているBluetooth接続公開実験に参加してみた。実験というより技術プロモーションか。このタレコミもMARUNOUCHI CAFEから投稿している。持ち込みPC VAIO C1-VRX/KのBluetoothランプが「初めて」青くきらめいた。転送速度は64K PHS程度の速度が出ている。現在のハンドヘルド機器用には十分だが理論転送速度は721kbpsなので50~100kbpsなのはまだ改良の余地がありそうだ。現在は基本設定後もその場でBluetooth機器の検索、相手サービスの検索、Bluetooth接続、LAN接続と実際にネットにつながるまでに手順が多いのは残念。時々接続がとぎれたりと問題もあるが、まずは不遇の技術が走り出したことに拍手。
現場の方は技術担当では無いそうだが親切に面倒を見てくれた。昼間のみのサービスなのは残念。(サービス自体は夜もやっているが、ローカルコンテンツ等のアドレスは担当者の居る昼しか分からない。)同所での実験は8/31までだが、www. so-net/cafeでは当分やっているので、今まで盲腸的にBluetoothデバイスのあるPCを持っている方は「初つなぎ」に行ってみてはどうだろうか。(事前登録が必要。)"

一方でbrake-handleからの情報によるとインテルが「Bluetoothは普及しない」と敗北宣言したそうな。なんだかなぁ。

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  • なぜ失敗したのか (スコア:3, すばらしい洞察)

    by brake-handle (5065) on 2001年08月31日 19時04分 (#18595)

    Bluetoothがいつ頃初めて世に出たか調べてみたところ、1999年6月4日(JST)に、Bluetooth 1.0の規格があと数週間で完成すると報道されている。このことから、1999年7月頃が規格の正式デビューであろう。その規格の完成の前には、1998年11月17日にBluetooth 0.7が作成されたとのこと。大雑把には、規格作りの作業は1998年始めあたりから始まったということか。

    Bluetoothがまずかった点としては、3つが考えられる。

    • アプリケーション
      Bluetoothの使い方として、当初は携帯端末や車載のように通信量を減らすことをよしとする方面から、企業内のあらゆる情報にアクセスするなど、大量の情報を頻繁にやりとりする方面まで、とてつもなく広い範囲が考えられていた。商売をする側としては注目を集めるために必要だったのかも知れないが、技術的には電源や通信時間および範囲の制約がきつい中で様々な帯域要求に答えるはめになった。個人的な印象だが、同時に用いる要素技術が少ないにもかかわらず大量の要素技術を詰め込む無駄をやっていたような気がする。
    • 帯域のスケーラビリティ
      上述の問題とも関連するが、転送したいデータの量は右肩上がりなのに対し、それに応えて帯域を広げる余裕がなかった。これが2000年の頃、折しもEthernetとほぼ同じ使い勝手の無線LAN(当時はIEEE 802.11はあったっけ?)がいろいろ出てきたころ。帯域で勝る無線LANに対し、Bluetoothは追いつけなかったのが致命傷になってしまった。
    • フィールドテストまでの時間
      全ての機能が使えなくてもいいから、せめて1999年暮れぐらいまでに公共の場でテストベッドを作り、デモをかねたフィールドテストまで持ち込んで欲しかった。ここで間に合っていれば印象も変わったんだろうが...

    結局、規格を完成させることにエネルギーを過剰投資してしまったのが失敗だったということか。

  • 無線FireWire(IEEE1394)とかかなり便利そうな選択肢が今後登場する中で、現在のBluetoothの状況には辛い物があると思います。(過去記事参照
    --

    There is no spoon.
  • OLのお姉さん達がCASIOPEAで音楽を聞いているのが目に付いたのみですが(^^;。
    やはり現状で実効100Kbps行くか行かないかというのでは「死に体」と言われても仕方ないなあ。
  • need for profiles (スコア:2, 参考になる)

    by hokrin (slashdot) (1312) on 2001年08月31日 18時40分 (#18584) 日記
    TCP/IP ベースのプロファイルは .11b より不便かも知れないし、
    IrDA ベースのプロファイルはピコネットの(付加的な)良さを活かしきれていない。
    既存のプロファイルの上で、むりやり楽しいサービスを実現させたいなら、
    BLT での貸し端末に新しいソフトウェアを作って入れればどうだろう?

    BLT で、別のテーブルの人と出会う、出会い系、とか。
  • ネガティブな報道が流れる事で、開発とかに金使っちゃった企業とかがやべえと思って本気になれば、いい物がいっぱい出てきて
    [あぁ、 Bluetooth ってそういうものだったんだ]
    って思い直せると思うんだけど。

    規格がどーだなんて関係無い。面白ければそれでいい。
    # ま、全てにおいて上回る競合規格が無ければ、だけど
  • いや、これも的をついてますよ。発音がしやすいのは覚えてもらうための必要条件ですから。

    似たような例だとお笑い芸人の売り込みもそうらしくて、コンビを組んでるからといって読みづらい本名をそのまま使っていると覚えてもらえないそうです。蛍原徹「ほとはらとおる」(雨上がり決死隊)なんかはいろいろ大変だったとか。

  • ついでにクダラナイ理由を追加したいのですが、
    そもそも「Bluetooth」って言いにくいんですよね。
    とくに「~tooth」のあたりが。(^^;

    けっこう記事になることは多かったにもかかわらず
    話題になりにくかったのは、そういったことも
    関係しているような気もします。
    どうせ実装するのに日本のメーカも関わるんだし、
    そういうことも考えてくれてもよかったような
    気もするんですが、これってどうにもならない
    んでしょうかね。なんか規格決めるのって、あっち
    (外国)の人ばっかりでねぇ、ホント。

    #上記は半分以上、私の妄想です。(^^;;
  • by G7 (3009) on 2001年09月01日 0時46分 (#18696)
    >CASIOPEA

    オフトピですが、その綴りは、往年(^^;のフュージョンバンドのソレですね。
    CASSIOPEIAでCASIOPEAの音楽…(^^;
  • by Anonymous Coward on 2001年08月31日 19時52分 (#18613)
    www.b-l-t.comかと思いました(苦笑)

    いや、会員なんで(爆笑)
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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