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1001 story

人類がAIに打ち勝つために 27

ストーリー by wakatono
最後にAIが勝つ? 部門より

kitaj 曰く,"ホーキング,宇宙を語るで有名なあのStephen Hawking博士がインタビューで次のように語ったそうだ.『人類がAI(人工知能)に打ち勝つには,遺伝工学を駆使して人類を改良しなければならないだろう.生物組織(biological systems)が電気的組織(electronic systems)に勝ち続けるにはこの道しかない.』
本当に人類は遺伝工学を駆使して自分自身を高めなければならないのだろうか?"

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  • 二項対立? (スコア:3, 興味深い)

    by MisakiTRA. (3129) <mmisa@tranet.org> on 2001年09月02日 21時52分 (#19040) ホームページ 日記
    ・AIは必ず電気的組織で実現されるもの、であるのか?
    ・人類を改良する手段は、遺伝工学を利用して生物組織を改良することのみか?
    という2つの点で異議があります。

    もっとも、元記事によれば、Hawking博士も、
     脳とコンピュータを直接接続する技術を開発して、
     人工脳が人間の知性に貢献するようにすべき
    と言っているようですので、後者は意識されていると思いますが。

    生物の動作原理・電気的でない組織を利用したAI、
    生物組織でないものを利用したサイボーグ、
    どちらにも大きな可能性がありそうなので、
    生物組織vs電気的組織、という見方では問題点を明らかにできないように思います。
  •  元記事に一通り目を通しての感想は、「この人も意外とアナクロだなぁ…」です。
     まさか、近代物理学の雄(最近は遅れをとりがちらしいが)ともあろうお方が、A.I.と聞いて某映画みたいなのを思い浮かべるの? などと考えてしまいました…そんな事ないよね?

    #まあ実際は、ロボット作ってる暇があったら眼球の動きでカーソルを動かすデバイスや脳波で意思表示する装置の上等なのを早く作れやって言いたかっただけかもしれませんが…

  • by Hebikuzure (489) on 2001年09月03日 11時22分 (#19098) ホームページ 日記
    人工的な組織改良を行った場合、生物的多様性が損なわれるのではないかという危惧がありますね。
    本来「十人十色」で、それぞれ異なった長所特質がある筈ですから、それが画一化されるのではちょっといただけないなあ。
    それと、多様性の損失によって、種としての環境適応性が著しく低下する可能性もありますね。これだと角を矯めて牛を殺す事になっちゃう。
  • AIって打ち勝つもの? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by fukaz55 (3462) on 2001年09月02日 22時34分 (#19049)
     「AIに打ち勝つ」って言葉ですが、AI と一言で言ってもその中身はそれこそ多種多様ですよね。
     世界チャンピオンとチェスで対戦するプログラムも、ELIZA のようなエキスパートシステムも、「ガンパレードマーチ」というゲームで使われている個々のキャラクターを動かすプログラムも、みんなある意味「AI」と呼ぶことができると思いますが、「AIに打ち勝つ」ってのは、具体的には何を指しているのでしょうか。
     どうも「AI」という言葉が、現実のソレと比べてあまりに飛躍して使われているような気が。

     そういや、「ガンパレ」の主人公って、実は人為的に遺伝子設計されているって裏設定があるそうですね(←どうでもいい)
  • 根源的に (スコア:2, 興味深い)

    by T.Sawamoto (4142) on 2001年09月02日 23時53分 (#19061)
    ソフトウェアによる脳細胞のエミュレーションが可能だとしたら(私は可能だと思う)、その知性体は人類の範疇なのでしょうか? それともコンピュータ?
    人類とするなら、両者の区別は非常に曖昧です。
    (アルゴリズムの違いでしかない?)

    私としては、両者は融合していくことになるのではないかと想像していますが…。
    (結果として、生物としての「人類」は滅亡、ということになるのかな?)
  • by take0m (4948) on 2001年09月03日 0時20分 (#19066) 日記
    原子レベルでのシミュレーションを行えば、
    脳細胞のエミュレーションは可能ですね。
    ただ、個数が多いので量子コンピュータなどが
    必要だと思いますが。

    私が学生時代に高分子のシミュレーションを
    行っていたときも、せいぜい千~万の格子点の
    立方体くらいでしたし。
  • 遺伝子的改造よりも (スコア:2, すばらしい洞察)

    by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2001年09月03日 2時59分 (#19080) 日記
    摸倣子的改造の方がよほど効果的だと思う。
    人間は遺伝子より摸倣子により強い影響を受けるからね。

    それに、勝ち負けだけで言えば、既に負けは決まったようなもの。
    なんたって進化の速度が全然違う。
    一方で人間は最近、停滞してるみたいだし。
  • Re:遺伝子的改造よりも (スコア:2, すばらしい洞察)

    by imo (5135) on 2001年09月03日 10時56分 (#19096)
    アキレスと亀を思い浮かべてしまいました。
  • それは困る (スコア:2, すばらしい洞察)

    by pirozeau (3321) on 2001年09月03日 12時05分 (#19102)
    せっかく機械が人間より賢くなっても、それを上回る人間を作っちゃったら、いつまでたっても人間の仕事を機械に任せられないじゃないか。

    #人間より賢い機械が、愚かな人間のニーズにあわせた仕事をしてくれるとも思えんけどな。
  • by ShibaQ (2782) on 2001年09月03日 12時10分 (#19103)
    今はまだ科学的な興味「人間が非生命対の知能を つくれるかどうか」によってAIが研究されてますが、 それが成功すればいずれ工学的/商業的な観点から AIがつくられることでしょう。AIの開発目標が「人間 にできないことをAIにさせる」 ということに移ると思います。

    その意味で、AIが人間を越えていくのは自然な流れ だと思いますし、たとえ人間の思考力が人為的に 強化されたとしても、それを越えるAIが開発される んじゃないでしょうか。

    # 思考力が強化された人間でAIをつくるとどうなるのでせう??
  • Re:それは困る (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2001年09月03日 13時45分 (#19164)
    電気的エネルギーに意志が存在しない限り、電気だけ食ってればいいAIは仏教的な業が存在しないので、知性体としてはもっとも神に近いです。
    そうなると人間的な欲などは必要ないので、人とは全く別の行動パターンを示すかもしれませんね。
    #人が人に近い本能を与えない限り

    なんか、面白いです(^^)
  • by brake-handle (5065) on 2001年09月02日 22時10分 (#19045)

    >・人類を改良する手段は、遺伝工学を利用して生物組織を改良することのみか?

    改良自体が必ず善かといわれると、よくわかりませんね。バかなヤツでも、コメディアンとして大ヒットする可能性は大いにありますから。

  • by yoosee (196) on 2001年09月02日 22時22分 (#19047) ホームページ 日記
    マシンと接続されて脳を機能強化された人間と
    蛋白質等で構成された複雑系発展した高性能なAIと

    区別する物はなんでしょうねぇ。
    やはり脳にダイブすると、ゴースト境界のようなものが現れてくるものでしょうか。
    # という事で攻殻機動隊を思い出してしまいますな。
  • 後ろ向きな解決 (スコア:1, 余計なもの)

    by char (1245) on 2001年09月02日 23時26分 (#19057) ホームページ 日記
    AIの開発などやめてしまえ
    --
    char *A;
    モータースポーツ部 [slashdot.jp]
  • by RockyJP (4046) on 2001年09月02日 23時49分 (#19060)
    コメディアンをなめすぎ。
    まあ馬鹿と鋏は使いようとも言うけど。
  • by offtopic (5142) on 2001年09月02日 23時54分 (#19062)
    そしたら,オセッカイなATOKも,サービス過剰な電気釜の炊き加減も,
    いつも頓珍漢な結果しか持ってこないエージェントも駄目になってしまう.

    それは,とても味気ないことだと思います.
  • > 「AIに打ち勝つ」ってのは、 > 具体的には何を指しているのでしょうか。 AIに打ち勝つというのは…AIに負けないことです。 人類を改良(つまりは強化)する必要がある、ということは 現行の人類はやがて登場する高性能なAIに劣るだろうと いうことでしょう。 ある特定の作業に最適化された高性能AIと普通の人間。 業種によってはコストの問題さえ解決されれば どちらに需要があるかは火を見るより明らかです。 同時に、なんらかの問題が生じたとき 行使する人間の性能が行使されるAIを勝っていないと 対応できません。 遠い未来、今日の「お受験ママ」に代わって 「お改造ママ」なんてのが登場するのでしょうか……。 > そういや、「ガンパレ」の主人公って、実は人為的に > 遺伝子設計されているって裏設定があるそうですね 先日TRONの文字コードの件で話題に上ったアーヴもですね。 遺伝子を改造→人類がアーヴに→TRONが人類の標準OSに なんてことはさすがにないと思いますけどね。
  • Re:バカでも役に立つかも (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2001年09月03日 13時38分 (#19157)
    アーブ希望。
  • どうやら「トンデモ系」らしいですね。それはともかく、SFじみた空論はあってもいいが、ホーキングは生物学にもコンピューター科学にも通じていない、ただの宇宙物理学者でしょ。そういう人のスローガンをまともに受け取る必要は無いと思います。

    そもそも、「機械と人間」の関係は「勝ち負け」じゃないでしょ。「ターミネーター」の世界じゃないんだから。

    --
    他力本願。
  • >一方で人間は最近、停滞してるみたいだし。
    「ナカタ」や、「イチロー」を見るとそうでもなさそうですよ。
    つってもAIにかつかまけるかだからオフトピですか?
  • 一般に、道具は人間が楽をするためか、または、生身の人間の能力を超えたことをするためか、のどちらかだから、後者の道具の能力を人間が超えることができれば、それはその道具がスカだということになります。

    たとえばスパナを使えば人間が締めるよりもずっとしっかりとねじを締めることができます。人間はそれに打ち勝とうと思うことはありません。単純な計算能力では人間はコンピュータの足元にも及びません。

    たぶん、AI についてのみこんなことが話題になるのは、AI が目指しているもの、すなわち思考能力が、人間を人間たらしめている最重要・最終的な能力とみなされているからでしょう。ということはつまり、この話題を考えることはそのまま、人間を人間たらしめているのは何か、ということを考察することと等価ということです。

    ということで、この質問はこう言い換えてもいいでしょう。「AI に打ち勝つって具体的にはどういうこと」→「人間を人間たらしめている根源的な能力はなに?」と。

  • by pirozeau (3321) on 2001年09月03日 22時55分 (#19379)
    逆に、AI(とその周辺領域)の人々の中には、「本能」に相当する欲求を持たない、単なる「知的情報処理装置」には、知性は宿らないと考えてる人々もいたり。

    一言で言えば、生き延びるためにジタバタするということこそが「知性の存在目的」だということだけど。
  • by Gargan (4868) on 2001年09月04日 3時28分 (#19436) 日記
    「劣等種に存在価値無し」とでも言いたいのでしょうか。

    でも、そんな思想をAIが人間から引き継がなきゃ
    ならない理由なんて無いと思いますが。
  • by benjo-kohrogi (5193) on 2001年09月04日 9時37分 (#19461)
    ご心配なく。両者は共存可能でしょう。 コンピューターは仕事を片付けるために考えます。 しかし、ヒトは手抜きするために考えます。

    AIに、怠け心、野次馬根性、すけべ心といった高次機能が備わってくると話は深刻になりますが。

  • ひょっとして、この番組を見て危機感を...
    IQ=6000だし。>ホリー

  • by Anonymous Coward on 2001年09月03日 1時13分 (#19074)
    の方も参照
  • by Anonymous Coward on 2001年09月03日 11時42分 (#19100)
    遺伝子を改良して、実機での動作テストをする前にコンピュータシミュレーションをするとしたら、常にコンピュータの方が1歩先を行くって事になる。 本当に、こんなことができる時代になったら、人類は機械にはかなわないよ。 (やるのは人間だけど...)
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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