要約の無断配信は違法? 70
ストーリー by wakatono
程度によるじゃろ 部門より
程度によるじゃろ 部門より
CrystalGeyser 曰く,"asahi.comによると、ビジネス書などの要約を無断配信してるのは違法だ!と速読本舗が複数の著者ら(落合信彦、江波戸哲夫、樋口広太郎、野口悠紀雄、竹村健一、田原総一朗+日本経済新聞社)に訴えられたとか。
要約なんだからOK何じゃない?という気もしないでも無いが、実際に速読本舗に掲載されている無料版を読んでみると結構詳細な内容で確かにこりゃ訴えられても不思議は無いような。
しかし、こういうのを読むのはどういう層なんだろう?やっぱり部下や取引先に知識をひけらかしたい”エクゼクティブ”(死語)がターゲットか(笑)"
程度によるというところだとは思う。適度なものであれば、購買意欲を促すものだが、やりすぎると「もーいーや」と思わせるのも事実。さて、今回のケースに下るジャッジはどんなだろ。
精神現象学序論 (スコア:4, 参考になる)
どんなことが書いてあるかというと・・・
↑こういうことを書くのは、あんまり感心しないねぇ・・・ということが書いてあります。
詳しいことは精神現象学の序論を読んでほしいのですが、「序論で結論を書いてはいけない」ということです。その結論に至るまでの過程を綴るから著作は面白いんであって、読書もまたしかり。
書籍の要約は、確かに著作者に不快感を催させると思います。
#電車の中吊り雑誌広告の記事見出しとかで、要約の最たるものを見かけることがあるけど、あれはもったいない。
補足 (スコア:4, 参考になる)
要約は許されるかどうか知らない人が意外に多いみたい?
著作権法に著作権のひとつとして、「翻案」の権利が規定されてます。
要約はこの翻案とみなされます。
要約の定義は「元の著作物を見なくても内容が分かるもの」という解釈が普通。
これに対して「著作物の存在を知らせる程度のもの」は抄録といって許されます。
このケースは明らかに「要約」でしょ。
ついでに著作物の転載が許される場合のひとつ、「引用」にも触れておくと、これは引用と本文が内容的に従と主の関係になることが条件のひとつ。ゆえに要約のみの配布の場合は引用にも当たりません。
# つーかさー、著作権法くらい理解しとこうぜい。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:確かに... (スコア:3, すばらしい洞察)
この場合、試用版のほうが製品版より安定しているから製品版作者が試用版に文句言ってるような感じ(違
提訴 (スコア:2, 興味深い)
要約にもペイバック方式を (スコア:2, すばらしい洞察)
ところで話題になった本を読んでも実質的な内容は10~20%しかありません。しかし、その少ない内容が重要なことも多いのです。本来はそこだけ書けばよいのですが、20ページの本に1000円払ってくれる人はいませんね。書籍として売るために水増しするのではないでしょうか。
要約を電子流通して、売り上げから著者、出版社にペイバックする形態が取れれば読者を含めてハッピーになるのではないでしょうか。
そりゃ,怒るよなぁ… (スコア:2, 参考になる)
「あなたの文章はここまでシェイプできます」という
現実を見せられたら、訴訟したくなるのもうなづける。
Re:確かに... (スコア:2, すばらしい洞察)
別のソフトハウスが他社のソフトの機能削減版を無許可で安価に販売している感じでしょうか。
少なくともそれで金取っちゃいかんでしょ、って気はする。
これじゃぁな (スコア:2, すばらしい洞察)
>「読みたい本はある」「だけど時間がない」という経営者、ビジネスマンの皆様に最適です。
って書いてある。
これじゃ文句言われてもしょうがないのでは。
早い話「読む時間無いなら買わなくともウチの要約でオッケーよ」ってことでしょ?
つまらない本ばかりだしねぇ (スコア:2)
要約されてみると、なんだか読む気のなくなる本ばかりですが、要約というのじゃなく、読者の「感想文」「評論文」とかを載せて、それをメインにする、というほうがいいのじゃないでしょうか?はっきり「要約」というと、著作権に触れてしまうかもしれない。
あ、そうか、感想なんか書いたらボロクソな本ばっかりだからだめかぁ。
要約集 (スコア:2)
要約本を出すのだ。
一冊買ったら 20 冊の要約が収録されています。
通勤中の電車内でも開き易いよう、文庫本サイズに纏めました。
これでお値段 \1,380 で、最新の書籍を収録したものを隔月で発行。買い漁るよりお得です。
全編を読みたい方は、個別に御購入ください。
売れると思う。
マスターは売れないかもしれないが。
最近書籍は売れない (スコア:2)
まず状況として最近書籍が売れない、ということがある。前年比ですでに書籍全体で20%~30%減だとのこと(ついでだが上場しているところも含めてコンピュータ関連書籍会社とかはこれ以上の売り上げ減-場合によったら半分-、なんてところは1つや2つではない)。
そして、「なぜ売れないか」という問いを発したときに、まずやり玉に挙げられるのが、「不況」「インターネット」「携帯電話(にお金を取られる)」「若い奴が活字を好まなくなった」というキーワード。
不況は仕方ないにしても、「インターネット」くらいはなんとかしたい、という「蟷螂の斧」は振り上げざるを得なかったんでしょうね。なんだか、わびしいというか情けない限りなんだけど、そう言われてもやらざるを得ない悲しさ、というのが漂ってくるよねぇ。
なんか、体力もない、やせ細ったヨイトマケのおじいさんが一生懸命な目でツルハシ振り下ろしているような、気迫と儚さを感じますねぇ。
がんばってね。
ほんとに。
死なないでね。
そういうことならば (スコア:2, おもしろおかしい)
内容云々以前に… (スコア:2)
明らかに著作権法違反でしょ?
議論するほどのことは無いと思うけど。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:補足 (スコア:2)
Re:ネットの場合は? (スコア:2)
そうじゃなきゃ、ここ(./)だってアウトになる記事がぞろぞろ.....
Re:ネットの場合は? (スコア:2)
ついでに、同法第一三条で「憲法その他の法令」は著作権の目的とならないと定められていますので、上記のように法律の条文を利用するのは自由です。
Re:補足 (スコア:2)
「裁判所が決めるまでは僅かな可能性も排除せず云々」てのは民主的な態度じゃないですね。
要約が間違ってたって、著作物を元にしてたらそれは翻案でしょう(「要約」ではないかもしれないけれど(笑))。
要約の判例は検索すれば出てくると思います。
「要約」「翻案」「著作権法」あたりで。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:ネットの場合は? (スコア:2)
記事でも、その感想付けて引用にすればおーけーなのかな。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:補足 (スコア:2)
公表されてない著作物は引用できないから。
著作者人格権の公表権違反じゃないかな。
あと企業秘密の漏曳とか。
こういう暴露文書は著作権でさばかれるのって聞かないですね。報道の自由との兼ね合いがあるのかも。
-- wanna be the biggest dreamer
リーダーズ・ダイジェスト (スコア:2)
本家のほうは今もやってますね。日本語版が廃刊になってから何年たつかなあ。日本語版を何度か読んだことがありますが、シノプシスを読んで、「おもしろそう」と思える記事はありました。印象に残っているのは、Tracy Kidder, The Soul of a New Machine(風間禎三郎訳『超マシン誕生-コンピュータ野郎たちの540日』ダイヤモンド社)です。ミニコン開発の話ですが、ずいぶん後になって邦訳書があることを知り、手に入れました(ちなみにこの本、オライリージャパンから出ている『インターネットヒストリー-オープンソース革命の起源』のモチーフになっています)。
『リーダーズ・ダイジェスト』日本語版は、記事の掲載と邦訳書の出版との同期がとれていなかったのも敗因かと思うのですが、本家のほうは今も続いている。そう考えると、本の要約を出版するビジネスもありなんじゃないかと思います。
ところで『リーダーズ・ダイジェスト』は原著者に著作権料を支払っているのでしょうか。そのあたり、気になりますね。
Re:「失われた時を求めて」の要約 (スコア:2)
てところでどうでしょうか。
-- wanna be the biggest dreamer
このサイトのWEBマスター..... (スコア:2)
「WEBビジネスとは云々」と偉そうに語られた俺は
「今に訴えられるぞ!」
と負け惜しみを言ってたりしたけど。
申し訳ないけど、ザマーミロですね。
http://www.piximg.com/
Re:補足 (スコア:2)
> 会社内文書とかに著作権は適用されんでしょ。
> 少なくとも、公文書には著作権無いはずだし。
公文書には適用されないと法律に明記してありますが、私企業の内部文書もそうだと言う根拠はどこに?
> 暴露文書とか、ばれちゃいけない文書の著作者だって名乗る莫迦もいないでしょ。
いるわけないです。
つまり誤読してます。
暴露された側が、その暴露文書内にある社内文書なりの著作権を用いて、暴露文書の流通を止めさせようとするという意味ですけど。
> #そもそも、著作権ってのは、著作物を守るための法律ではなく、著作者の権利を守るためのものだと思うんだが…。
「著作者の権利=著作権」ですから、「著作者の権利を守るためのものが著作権」とは「著作権を守るためのものが著作権」と言ってるわけで意味不明。
正確に言うと、著作物に対する著作者の権利が著作権。
この権利は現在の法律では、著作物に対するほとんど独占的かつ全体的なコントロールが可能なもの。
-- wanna be the biggest dreamer
ちゃんと勉強すれ。 (スコア:2, 参考になる)
>じゃ、裁判したがる人もいないって事ですよね?
たぶんね。
>裁判しない時点で、差止請求はできないでしょう?
事実としてはそう。ただ、絶対に相手が訴えないという保障はない。もし仮に訴えられたら絶対に負ける。そういうのはあくまで「違法行為」であり、実害があまりないだけ。まあスピード違反と同じ。
Takehiro OHYA
Re:このサイトのWEBマスター..... (スコア:2)
-- wanna be the biggest dreamer
フレームの元 (スコア:1)
確かに... (スコア:1)
まぁ、そう思う人は実際に本を買って読むと、買って損をしたと思うのではないでしょうか。
パッケージソフトにお試し版があるように、本にもそういうものがあってもいいのでは。要約を読んで、買いたくなる人もいるし、買いたくなくなる人もいる。どちらにおいても、その本の存在を知らしめるという意味では、著者と利害が一致するのでは。
本も意外に高いから出費は馬鹿にならないし...
Re:フレームの元 (スコア:1)
要約文に、本が売れるようにって技術が使われてれば誰も文句は言わんのかな?
例えば、レンタルビデオのジャケットに載ってる作品紹介のように「映画」自体が面白ければ、物語のあらすじを書き、内容の薄い作品に対しては、出演者の経歴ばっかり書いてあるとか..。
有料だからイチャモンつけたのか? (スコア:1)
でも、こういうサイトが有料でやっていけるというのは
これで「読んだ気になる」寒い人間が多いということか。
私だったら、無料でなけりゃ会員になる気なんておきない。
手抜きしないで読め。
つーか (スコア:1)
本末転倒 (スコア:1)
訴える時間があるなら、要約できない内容の濃い本を書いて下さい。
そんなあなたも本末転倒 (スコア:1)
内容のエッセンスをまとめたものが要約なんだから。
内容の濃い本の方が、要約しやすいと思うんだけど…どうよ。
#有料コンテンツじゃなかったら、訴訟になってないと思うんだけどね、個人的には。
そういうのを(Re:そりゃ,怒るよなぁ…) (スコア:1)
不可逆圧縮という。時に有用であることは、疑うべくもない。時に、ね。
そのへんの境界線に関する考察な駄文 (スコア:1)
JPEG や MP3 なら、圧縮率激上げして聞くに堪えなくなっても「コピー」だけど、要約の場合はどうなるのかな? 人が介在するときに、原著を参照せず、空で書ければいいんだろうか?
話は跳ぶけれど、たとえばプロプライエタリなソースを読んで得た知識をもとにオープンソースのコードを書いてもいいのか、とかにもちょっと関係あるかも。自分的には、「エディタのコピペを使わない」つまり「劣化しない情報(自然言語もそう)のまんま写しをしない」ならば OK としているんだけど。アルゴリズムは可搬でも、実装は固有、と。
実装に権利を主張するのはアリだと思うけど、論旨や筋立てって、アルゴリズムみたいなものだと思う。それに権利を主張するのって、ソフトウェア特許かビジネスモデル特許に似たもの感じる。
甘いか?
Re:要約集 (スコア:1)
ネットの場合は? (スコア:1)
ダイジェストをしているサイトってありますけど、
今後拡大解釈してこういうのもだめよ、ってことになったりしないでしょうね。
Re:要約集 (スコア:1)
「ウゴウゴルーガ」の「あさのぶんがく」ってのがありましたね。
どんな大作でも15分に要約(笑)。
Re:補足 (スコア:1)
Re:要約にもペイバック方式を (スコア:1)
>>ところで話題になった本を読んでも実質的な内容は10~20%しかありません
確かにそうですね^^; ページ数を少なくして価格を安く…その結果、発行部数が多く出れば
1.読み手の貴重な時間が減らずに済む。
2.読み手の財布に対するダメージが少なくて済む。
3.楽になった時間と費用で更に本を購入することが可能になる。
4.「発行部数が多くなる」&「執筆できる本が増える」ので作家の収入的には変わらない。
と、メリットも多い気がするんですけど…ね。作家は無理して水増ししなくていいから書くのも楽になるし、みんなにとって良いことづくめなのでは?(笑) まぁ、本当に上手く行くかどうかはわかりませんが…^^;
しかし…必要な部分を2割とすると8割は無駄な部分な訳で、かなり人と地球に優しくないよなぁとか思ってみたり(笑) いつか、環境保護団体とかから抗議が行ったりしないかしらん(更笑)
Re:そりゃ,怒るよなぁ… (スコア:1)
としては悪書では。
アノ手の本は、著者の主張を理解してもらいやすいように著者の知識やら
体験やらを肉付けして売ってるようなもんですからね。そういう部分を除けば、
速読本舗がやってるくらいの要約量で済んじゃうと。
少なくとも著者はイヤな気分になるでしょうね。
Re:要約集 (スコア:1)
他に、「SF総解説」や「冒険小説総解説」や、「世界の奇書総解説」なんてモノまであるようです。
Re:要約集 (スコア:1)
Re:例えば・・・ (スコア:1)
> 事のむちゃくちゃさがわかる。
全然わかんないんですけど(T_T)
何がまずいんでしょうか。
Wordからリバースエンジニアリングで作っちゃうってこと?それともネーミング?
ターゲット (スコア:1)
>こういうのを読むのはどういう層なんだろう?
>やっぱり部下や取引先に知識をひけらかしたい
>”エクゼクティブ”(死語)がターゲットか(笑)"
"エグゼクティブ"な人にひけらかされた時に
なめられないように受け答え
しなきゃと思っている人もターゲットかも。
確かに朝食会とか出る人ってこういうの好きそうかも。
フィクションであり、実在する人物はいません。
でも話題の本の要約を無料で見れるのっていいなあ<書評じゃなくて。
ちなみに良くある海外で出版された技術書・ビジネス書
の和訳サービスとかって
販元とか著者への
ペイバックがどのくらいあったりするんでしょうかね。
(そういえば、The Goalは本人の希望により
日本で出版されなかったとかいうので有名らしいですが)
やっぱり”許可なく”がまずそうですね。
そうですねえ (スコア:1)
有料コンテンツだったら、「著作権者に分け前よこせ」って
なるんでしょうねえ、おそらく。
彼らの本心は「俺の本を買え」ってことだと思うし。
Re:リーダーズ・ダイジェスト (スコア:1, 参考になる)
リーダーズダイジェストは少なくとも著者に事前に話を通しているはずです。
その上で「要約の見事さ」についての著者側の感想を広告に載せていた記憶があります。
権料は…ケースバイケース、でしょうねぇ…。
「失われた時を求めて」の要約 (スコア:1)
# /.jp って ONTY PYTHON's ネタはダメなの?
Re:要約集 (スコア:1)
小説の要約というと、清水義範の小説(というか、国語の試験問題のパロディ)で、女性の生涯を綴った試験問題文を7文字以内で要約せよ、というのがあった。
模範解答は「色々あった。」
</オフトピ>
-- 猫が寝込んだ、桶屋でOK
Re:そうですねえ (スコア:1)
一応、それで食ってる事になってるわけだし…。
(司会業とか、副収入の方が多そうな方が何人かいますが…)
基本的に印税が入らないことには、文筆家って儲からないんで、言うのは正当だと思いますよ。
彼らの本が面白いかどうかは別にして、ネ。
Re:補足(オフトピ気味?) (スコア:1)
少なくとも、公文書には著作権無いはずだし。
暴露文書とか、ばれちゃいけない文書の著作者だって名乗る莫迦もいないでしょ。
#そもそも、著作権ってのは、著作物を守るための法律ではなく、著作者の権利を守るためのものだと思うんだが…。
#うちに帰ったらもう一回見直してみるかのぉ。