kiyotan 曰く,"日経新聞の記事によりますと、DeCSSの公開を差し止めようと米映画業界が訴えていた裁判で公開を禁止した一審での仮処分を違憲として取り消す判決が出たそうです。
DeCSS の存在の可否はさておき、言論の自由の保証を優先したようです。
そして、ソフトウェアもその言論に含まれるというあたりが画期的なようですね。
これでいくと、マイクロソフトが求めている「クラックに転用できそうなコードやスクリプトの公開自粛」も言論の自由を侵害していると言えそうですね。
ちなみに、同じ内容を ZDNN が報じた記事はこちら。"
今後のために意義ある判決が出たとも言える。でも油断は禁物だ。
日本の場合どうなるか (スコア:4, すばらしい洞察)
>DeCSS の存在の可否はさておき、言論の自由の保証を優先したようです。
> そして、ソフトウェアもその言論に含まれるというあたりが画期的なようですね。
日本でも、著作権法で「複製制限を解除する技術の販売及び譲渡を禁止する」旨書かれていますが(これって憲法の自由権以前に個人の複製権保証と完全に矛盾するのですが)、今回の判決で法運用にどのような影響がでるか監視しておいた方がいいと思います。
間違いなく言えるのは、次に訴訟合戦に巻き込まれるのはアジア地域だし、そこにはEFFのような強力な支援団体はいないと言う事だと思います。
今回の裁判も、個人vs企業集団と言う構図ではなく、言論の自由を守る人達が動いたからこそ画期的な判決になったと言う事を忘れてはいけないと思います。
国内で類似の状況になった時に、どういう事になるか、今の内から考えておく必要があると思います。
Re:日本の場合どうなるか (スコア:2, 参考になる)
いつのまにかそれが議題に上がり、いつのまにか
決まってしまうと言うことですね。
アメリカでの判例って言うのは、日本の裁判では
どの程度の影響力を持っているんでしょうか?
ソフトウェアを言論として認めるかどうか、
と言うところから争いなおすエネルギーが日本の中に
あるのかどうか。怪しいもんです。
かく言う私も、勉強不足は否めませんし。
アメリカという国のなりたち (スコア:3, すばらしい洞察)
この国には、まだ希望がある。そう思わせるに十分なものを感じさせます。テロ事件で作られた累々とした屍が目の前にあっても、それをものともせず、希望のある国を作ろうとしている、という姿勢が、むしろ世界中の心ある人たちの共感を呼ぶものと思います。
この時期にあって、こういう判断をちゃんとする人たちがいる限り、あの国は大丈夫でしょう。
Re:アメリカという国のなりたち (スコア:2, 興味深い)
言論の自由はある。しかし、それは緊急時には制限される
この時は「やっぱりそういう国か」と思ったが、DeCSSの件のような判断で、そんなに単純な国ではないかなと思い。