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1567 story

Intel CPU、30歳のお誕生日おめでとう 86

ストーリー by wakatono
思えば遠くへ来たもんだ 部門より

kuchiki 曰く、 "PC Watchによると、本日11月15日はIntel 4004の発表からちょうど30周年にあたるめでたい日なんだそうな。これがなければ今のパソコンたちはないわけで、ちょっと感慨深いかも。Intel好きな人も嫌いな人も、今日だけはお祝いしようじゃありませんか。ところで4004って、いろつやといい、なんだか昆虫に見えるよね……(笑)。"

インテルがなかったら、今のPCってどうなってたんだろうか… 追加(by O):インテル製品ということより世界初のマイクロプロセッサだったということがミソだったりする。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • こっちの記事 [zdnet.co.jp]によると、4004の外販ライセンスは発注元のビジコンが契約料値下げの代りに供与された物、8008の権利も発注元のDatapointが契約金を払えなかったためにIntelが手に入れた物だそうです。
    これって今から考えると物凄いおトクな話だったんですね。
  • ザイログ (スコア:2, 参考になる)

    by kubota (64) on 2001年11月15日 23時09分 (#38477) ホームページ 日記
    かなり長い ZDNN の記事 [zdnet.co.jp]では、インテルのライバル企業のことについても触れられています。

    が、現在におけるインテルの独り勝ちにのみ焦点が当たっていて、8 ビット時代における Z80 の黄金時代などがきちんと説明できていないと思います (ほんのちょっと触れられているくらい)。

    当時 Z80 が主流となった理由 (それから、Z8000 が主流になれなかった理由) は、何なんでしょうか?

    • by zeissmania (3689) on 2001年11月15日 23時53分 (#38494)
      Z80が主流になったのは、
      ・8080との命令互換性が高かった
      ・使用電圧が5V単一で使いやすかった
      ・周辺ICファミリが充実していた
      ・クロック速度が速かった
      からでしょう。逆にZ8000が主流にならなかったのは、
      ・Z80と命令互換性が全くなかった
      ことにつきると思います。
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    • by oku (4610) on 2001年11月16日 0時55分 (#38521) 日記

      Z8000 って MMU をつけないと 64KB しかメモリ空間がなかったんじゃありませんでしたっけ?

      素面の状態で 24bit のアドレス空間を持っていた 68000 や 20bit の 8086/8088 に比べると少し見劣りがしてしまいます。

      後は 8bit との互換性の問題でしょう。 Z8000 よりも Z180/Z380 の方が先に市場に出回っていれば また違った未来もありえたかと思いますが。

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    • by oku (4610) on 2001年11月16日 1時16分 (#38530) 日記
      今、Zilog [zilog.com] のサイトを覗いてみたら 組み込みのウェブサーバ [zilog.com] なんてのがあったりしますね。
      まだ面白いことをやってるんだと結構感動。
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    • by Ysh (6632) on 2001年11月15日 23時26分 (#38485)

      悪貨良貨を駆逐するではないでしょうか?

      WSで使われるような高価で高性能なCPUと低価格でそこそこ高性能(?)なCPUを天秤にかけて安価に走ったということでは。

      Z80シリーズは今でも好きなCPUです。(Z80000やZ380も)

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    • by yuh (1214) on 2001年11月16日 10時24分 (#38615) 日記
      ThePCの開発段階において社内の環境により調達を8bitの石にせざるを得ない部分があって8088に決まったらしいですね。何年か遅れた68Kは入らなかったし
      Z8000は当時8bitの石を用意できなかったので蹴られてしまったということらしいです。

      その後、68KがMACの様なグラフィック環境を主としたマシンに好んで使われるようになって
      Z8000はPC/WSの市場では出る機会を失ってしまったということでしょう
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      • by zeissmania (3689) on 2001年11月16日 23時09分 (#38861)
        >社内の環境により調達を8bitの石にせざるを得ない部分があって
        いや単に世の中には周辺ICが8bitバス用しかなくて、8086用や68000用の16bitバスの周辺ICがまだでてなかっただけです。
        だもんで、CPUは内部16bit、外部8bitの8088にせざるを得なかったんです。
        #68000の外部8bitバス版もまだなかったし。
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  • ところで4004って、いろつやといい、なんだか昆虫に見えるよね……(笑)。

    昔はLSIのことをよくゲジゲジにたとえていたものです。最近のCPUは板の下に垂直にピンが立っていて、剣山のようですね。68000系だと68030までがゲジゲジ型、68040が剣山型です。x86は386と486くらいが境目かな。

  • やっぱ、モトローラでそ。
    それとも...ザイログ?
    日本もがんばっておけばなぁ...いまごろなー...
    --
    【strawberry:)】
    • モトローラはインテルのCPUが売れてるのを見て、6800を作ったので、インテルが4004や8008なければマイクロプロセッサはやってないでしょう。
      ザイログはインテルで8080を作ってた連中がスピンアウトして作った会社だから、こっちもインテルがなかったら存在しなかったですね。
      ちなみにビジコンは国内の半導体メーカー全てに断られて、米国の有力半導体メーカーにも断られて、他にやってくれるところがなく仕方なく新興のインテルに発注したわけなので、インテルがなければビジコンのアイデアも絵に描いた餅に終わってた、ということです。
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    • それとも...ザイログ?
      そもそも Zilog は intel からスピンアウトした方が 起業したのではありませんでしたっけ?
      だとすると、Zilog という目はないと思うのですが。
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    • やっぱ、モトローラでそ。
      い~や、モステクノロジーだ! という方はいらっしゃらないのでしょうか? :-)
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    • by awajiya (2498) on 2001年11月16日 1時23分 (#38533) ホームページ
      あまりに昔のことで,記憶曖昧ですが,IBMがパーソナルコンピュータを
      出すというニュースが流れたとき,下馬評では,MC68系の採用が最有力
      とのことだったように覚えています.
      で,出て来てみたら,インテルチップだったので,けっこう意外だった.と.

      でもまぁ,i86だろうがMC68だろうが,当時としては,大勢に影響はなかった
      ように思えますね.
      どっちにしても,やっぱり玩具染みてた.実務で使うようなものではなかった.

      自分的に,“歴史が動いた”と思ったのは,i80386/MC68040の頃だったように
      思います.ただ,事実関係を拾えば,この頃は既に,MS-DOSの世界が大きくなっていて,
      MC68は,PC世界では,すでに傍流になっていたようではありますが....

      “インテル(i86)がなかったら”....と考えると,どうでしょう.
      M$は,OS9(とか他のモノ)を買って,"M$-DOS"としていたかもしれない.
      これは,今とあまり変わらない歴史を歩んだと思う.
      Appleも,変わらずに独立独歩だったでしょうし.
      ただ,今より少しだけ,UNIX勢力が大きくなっていたかもなぁ.
      親コメント
      • でもまぁ,i86だろうがMC68だろうが,当時としては,大勢に影響はなかったように思えますね.
        どっちにしても,やっぱり玩具染みてた.実務で使うようなものではなかった.
        MC68 というのが 6800 や 6809 の事を指しておられるのであれば「玩具」には御意です。
        しかし、MC68000 であれば話は違ってきませんか? アドレスバスの幅や MMU、FPU の部分を別にすれば 68000 は 680[2-4]0 とソフト的にはそれほど格差があるわけではありません (と思う。いや、全然違う!というのがあれば御指摘を)。 i386 で「歴史が動いた」というのは分かりますが、68040 で「歴史が動いた」という意見には直ちには同意できません。
        私の中では、68040 というのは「速い 68030」という意識しかないのですが。
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        • by awajiya (2498) on 2001年11月16日 12時19分 (#38646) ホームページ
          MC68 というのが 6800 や 6809 の事を指しておられるのであれば「玩具」には御意です
          自分的には,MC68000までを念頭に置いて書きました.
          確かに仰せの通り,68000はスペック上は非常に魅力的なものがありましたが,
          これを使った機械,遅い....んですよ.
          アドレスバス幅はさておき,浮動小数点演算が遅いのが
          操作感の重さにモロ影響してたんですかねぇ.
          (といってワタシは初代MacとLisaしか触ったことがないです.
          だから,遅いのは68000じゃなくてMacとLisaなんですが....
          MC68000を使ったWSが遅いという話はあまり聞かなかったです)

          “これじゃぁオモチャにしかならないなぁ”とは,当時の素直な感想です.

          #そういえば当時,Macの68000を68020に換装した,Prodigyという
          #機械がありまして,仰天するほど速かった覚えがあります.
          #"Lisa がこれ(68020)を載せて出ていたら...."と,当時は思いました.

          ....そうしたらLisaは,高価だけど“使える”機械として認知され,
          小規模LANなどのサーバとして重宝がられたかもしれません.
          (ハードディスクの信頼性とかも上がってないと駄目だけど)
          その場合には,NeXTSTEPの出番は,なかったかもしれませんね.
          i386 で「歴史が動いた」というのは分かりますが
          これ実は,ワタシは,OS/2の登場を念頭に置いて書きました.
          なんか,よくない方向に歴史が動いたように思ったです(笑)
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          • これを使った機械,遅い....んですよ.
            (^_^;;;。

            X68000 XVI (だっけ?) を後輩が使ってましたが 余り遅いとは思いませんでした。 まあ GUI と CUI の違いでしょうね。
            # KO とか SX を使ってたら遅かったかも。

            “これじゃぁオモチャにしかならないなぁ”とは,当時の素直な感想です.
            だって Macintoy [tuxedo.org] (←フレームの元) ですから。 :-)

            ちなみに 68020 搭載の SANYO 製 4.2BSD 機を使った事があるのですが GNU Emacs 18 を使うと死ぬほど重い環境でした。
            # vi 使いで良かった。 :-)

            その場合には,NeXTSTEPの出番は,なかったかもしれませんね.
            Jobs なら 68040 の性能を食い潰すためだけに NEXTSTEP (というよりむしろ諸悪の根元は DPS かも) を開発してしまったかも知れないと勝手に妄想しています。

            i386 で「歴史が動いた」というのは分かりますが
            これ実は,ワタシは,OS/2の登場を念頭に置いて書きました.
            当初の OS/2 は 286 で動いていたはずですが。 もっとも CPU 以前に RAM の最小構成が 4MB という方が 遥かに痛かったと思っていますけど。

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        • >68040 で「歴史が動いた」という意見には直ちには同意できません
          68000シリーズの止めを指した、という意味では「歴史が動いた」と言えるかも。
          こいつの性能が全然出なくて、世の中はRISCブームになったとも言えますからね。
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        • 自己フォロー。
          アドレスバスの幅や MMU、FPU の部分を別にすれば 68000 は 680[2-4]0 とソフト的にはそれほど格差があるわけではありません (と思う。いや、全然違う!というのがあれば御指摘を)。
          致命的な違いがあったのを思い出しました。

          ワードを跨いでもバスエラーにならないぞ! ;-p

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    • え、世界初のマイクロプロセッサ って、東芝の12ビットじゃないの。
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      • みっけ、みっけ。
        TLCS-12の開発 [tsukuba-tech.ac.jp]は1971年で、同じ年だ。
         でも、出荷できたのは、ずいぶんたっている。
        ここだと1974年 [odn.ne.jp]だとなっている。
         残念。
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      • TLCS-12(T3190 だったっけ)は '72 だったはずです。12bit CPU はこれと PDP-8 コンパチの Intersil 6100 がありました。まぁ、現物はともかく、どこかに使われているのを見たことはないですな。世界初云々は TI の TMS-1000 だったかもありました。これも最初の量産組み込みプロセッサの名誉は Fairchild の F8 にもって行かれた。'70 から '80 にかけてはあきれるほど多数のプロセッサが投入されていましたが、'85 年あたりから開発困難さがある範囲を超えたのかなぁ。一気に種類が減って今に至る、ですね。Z8000 の名が出ましたが、採用マシンって記憶にないです。Z8003 が遅れに遅れたためでしょうが、CISC 系でマシン搭載にこぎ着けたということでいうならむしろ National Semiconductor の 32000 系を挙げるべきでしょう。NetBSD でサポートされているし。

        Intel だって、2900, 3000, iAPX432, i860 と忘れられたプロセッサに事欠きません。生え抜きで今も生きているのは iA32 と i-8051 系(Intel はうち切ったが、他社でまだ現役)だけですしねぇ。30年は長い。

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    • 意外と、Acorn がトップシェアになっていた。とか。
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  • by tma20 (3064) on 2001年11月16日 0時17分 (#38502)
    いまの Linux は無かったかもしれない、か?
    ってのは極論ですが、PC UNIX の隆盛はやはり
    Intel社に原因の一端はある、よね。
    IBMは? って話はさておき。
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