SH-4搭載ATXマザーボード 29
ストーリー by Oliver
アーキテクチャマニア 部門より
アーキテクチャマニア 部門より
業界筋アナリストM曰く、"今日行ってきたMST2001で見つけた変なモノ.見た目はよくあるATXマザーボードなのに,載っているCPUがSH-4/166MHzで,しかもLinuxが動作していた.CQ出版(株)のCQ RISC評価キットなのだが,GNU/Linux on SuperH Projectの成果物が利用されている模様.
はたして非x86アーキテクチャでもATXマザボと言うのかどうかは微妙なところだが,とりあえず例の大きさの基板の例の場所に例のコネクタが付いている.GNU/Linux on SEGA Dreamcastで物足りない諸兄,非Wintelを貫きたい諸兄にどうぞ."
限定特価15万 (スコア:2)
格安マザーにCeleronなら1/10で済むので、余程のモノ好きとか(^^;、STB等の組込系の開発環境としてぐらいしか売れないのでは?
まぁ、CQ出版だから、そういう所しかターゲットにしてないんだろうけど...
安いと思いますよ (スコア:3, 参考になる)
PCの部品から比べれば遥かに高いのは確か なんですけど.... ていうか、PC部品安すぎ!! ユーザとしては有難いのですけどね。
けど、この手のボードの価格ってあって無きがごとし の場合もあります。使い込んでくれそうな所には タダで配りますし。タダでこの手の製品を もらっえるようになったら、 それはいっぱしの組込み系エンジニアの証しでしょう。
# CQが出したということは 京都マイクロコンピュータさん [kyoto-micr...uter.co.jp]も出すということか...
Re:安いと思いますよ (スコア:2, 興味深い)
だいたいの仕事がばれそうですね。
私は安い!と思うけれど、開発はしてません。
SHの評価キットはARMと比べると全体的に安いですよね。
採用してくれー!って、Hの叫びなんだろうなぁ。
ATXのボードを出すってことは、ホームサーバ市場を
狙ってのことなのでしょうか?
個人ユーザーが買ってどうこうって物じゃないし
PCとの比較は無用ですよね。
AMIGA4000T(60/50)使い
Re:安いと思いますよ (スコア:0)
つくれるんですが、安く作ったところでたくさん売れるものでもないので
適当な値段なのではないでしょうか?
会社でSH4Linuxボード提案してみようかな? 4万なら買いですか?
Re:安いと思いますよ (スコア:1)
買い,でしょうな.
回路設計・基板設計・シルク・ハンダマスクなんかのイニシャルコストで 数千万かかるらしいです. で,ボードの材料単価が1万だとしても,元を取るのは何枚売ればいいのか,というあたりは計算してみて下さい :-)
で,それを売り切るだけの市場規模があるか,というあたりと勘案することになりますな.
あと,「評価ボード」として売るからには,技術的な問い合わせに答えられるだけの技術力も必要です. 板作るだけなら外部リソースでいいとは思いますが,そこまで考えると,正直,結構手離れの悪い商売に思えます.
Re:安いと思いますよ (スコア:0)
そんなにかからないんじゃないですか?
完全オフトピですが
回路設計 4week 5000円/h*8*20 = 80万 値引きで 40万
パターン設計 2week 5000/h*8*10 = 40万 値引きで20万
フィルム(パターン4,シルク1,レジスト2)と製版3で20万 値引きで15万
Re:安いと思いますよ (スコア:1)
む,回路設計,これ,1人月? 日本でホントの1人月でこの値段では無理だと思うのですが…
あと,ん千万というのは,某ボードでトータルでこれだけ,という話なので,他の諸々のコストも入っています. さらに,x86 系のボードと違ってこの手のボードはデザインルールがはっきりしていないので,1,2回作り直し,ということもよくあります.
Re:安いと思いますよ (スコア:0)
Re:安いと思いますよ (スコア:0)
比較的安価なPCサーバでも「メインボード壊れたらしい、要交換!」って結論になったら、440BXでSlot1なボードでもすぐさま代替品を持ってきてくれますからね。
Re:安いと思いますよ (スコア:0)
「評価用ボード」ならば (スコア:2, 参考になる)
15 万,という値段は,安いと思います. きちんと資料がついてくれば,ですが :-)
ま,この手のボードは,「組み込みの製品を作る時の開発環境」というのが主な使い途で,普通はコンシューマの手に渡る製品とは別物です.
そういう用途なので,回路図がついてきたり,下手するとガーバデータ(基板の CAD データ)が付いてきたりすることもあります. で,評価ボード上で並行してファームの方も開発するので,製品の方もやっぱり評価ボードのアーキテクチャと似た作りにするわけで. そういうわけでそういうようなお値段になったりします.
私の場合,以前,StrongARM のとある評価ボードの Linux のドライバを書いたことがありましたが,このときは回路図で助かりました. 「バスマスタ DMA が動かん,動かん,なぜだ」と,1か月近く悩んでいて,ある日,何気なく回路図を眺めていると,
と,気がついて,ジャンパー飛ばして直してもらったことがありました :-)ちなみに,このボードのお値段は 100 万,でした.
Re:「評価用ボード」ならば (スコア:1)
動作保証があって、15万円ならば、いい値段かも。
Re:「評価用ボード」ならば (スコア:0)
ちょっとした説明しかついてませんでしたヨ。もちろん回路図はありましたが。
どうせ会社の経費で買うだから、幾らでもいいんでしょうけど。
でも、買う人はこれでどんな「組み込みの製品」をつくろうと考えるのかなぁ?
Re:「評価用ボード」ならば (スコア:1)
ま,下手な説明よりも回路図の方がわかりやすく手っ取り早い,ということもままあります. プログラミングでいうところの「ソースは究極のドキュメント」というのと似たようなもんでしょうか.
実は,今,会社に,SH7750 の載っかった評価ボードが転がっているのですが,開発するものとしては,ま「なんたらあぷらいあんす」とかいわれるやつらしいです :-)
マザーボードと言うよりは (スコア:1)
写真を良く見ると ATX電源コネクタの上に電源切り替えスイッチが、 あ、その右側に ACアダプタ用らしきコネクタもある。
これってどんな ACアダプタで動作するのかな?(笑)
未実装のパターンもあって面白そうだけど、\10Kなら買うけどな、おもちゃに :)
Re:マザーボードと言うよりは (スコア:0, 荒らし)
Re:マザーボードと言うよりは (スコア:1)
「仮に1万円だったら」って考えるだけでも面白いと思うんですけど・・・。
あのボード自体では6層以上の基板にAMDのLANコントローラとか、C&Tのチップやら、ALTERAのFPGAやら、バスバッファ(バススイッチ?)がいっぱい載っていて、部材だけでも1万円は超えるでしょうが、目的を考えた上でゲートアレイ化&設計最適化を行なってある程度数がまとまれば1万円って決して不可能なわけではないと思うのですが・・・。(もちろん機能も絞られますし、ATXマザーの形じゃなくなるでしょうが。あと、筐体とか電源まで入れると苦しいかも知れませんけどね・・・。)
Re:マザーボードと言うよりは (スコア:1)
販売数とかをまともに考えたら今のPC/AT系のマザーは今回のものとは比較にならんぐらい販売して利益を上げるんだから・・・それと、今回のを同じ土俵で考える自体が問題あります。
ついでに言えば、開発用の評価ボードとしては、かなり破格な値段だと思います。
昔、PentiumPROが乗っかった評価ボードを会社で購入したとき、全盛期もあってか仕様書を含め100万ぐらいした覚えがあります。
というか、この手のボードは個人なんて相手にしてないんだから、一個人の購入金額なんて考えてません。
個人で買いたければ買えばいいし、高いと思ったら買わなきゃいいだけです。個人の遊びで15万を安いと見るか、高いと見るかは別として・・・でも、AIBOより安いじゃん
個人の考えで1万円なんて発言はここを見てるお仕事関係の人から見ればかなり素人発言だと思いますよ。
Re:マザーボードと言うよりは (スコア:0)
Re:マザーボードと言うよりは (スコア:0)
評価ボードとしてみてしまうと、10万円を切ったら拍手でしょうね。(そのまんま、月10K個とかのユーザーがついたらとんでもなく安くなるでしょうけど・・・ありえませんね)
1万円というのは、SH+Linuxのなんらかのアプリケーションとして専用設計をして100K/月くらい出荷が見込めれば(^^;;、という前提で書きました。もちろん、AMDじゃなくてRealtek、C&TのVGAじゃなくってASIC内蔵L
写真をよく見た・・・・・ (スコア:1)
これで、巷のATマザーと機能的には同程度ということを考えると、
ATマザーが、如何によくまとめられているかが、わかりますね。
ATマザーのあの値段は大量生産の賜物ということかな。
で、RAMはCPUボードの下なのだらふか?
UltraSPARC搭載ATXマザーボード? (スコア:1)
>GNU/Linux on SEGA Dreamcastで物足りない諸兄,非Wintelを貫きたい諸兄に どうぞ."
10万円代で買える64bitワークステーションのSun Blade 100ですが、 これも上記の条件を満たしますよ。
フタ開けてみるとわかりますが、ATX電源(*1)はもちろんのこと、 DIMMメモリ・PCIスロット・IDE HDD・USBポート・IEEE1394・VGAコネクタに至るまで PC/AT互換機そのものであり、 違いといったらSmart Mediaドライブがある程度です。 おまけに、レガシーデバイスはPC/AT互換機用のI/O集積チップを用いているので、 I/Oアドレスまで同じだったり…
(*1)今調べたら、微妙に違い [akimoto-jp.com]はあるらしいです。
Re:UltraSPARC搭載ATXマザーボード? (スコア:1)
> ・USBポート・IEEE1394・VGAコネクタに至るまで PC/AT互換機そのものであり、
これだけ満たせばいいなら Mac だって。
iMacなら500MHzで119,800円から。
一応 LinuxPPC も動くし。
開発環境として使えるかとか、ハード・ソフト両面での
信頼性とかいう話になっちゃうと全然わからんけど。
[udon]
Re:UltraSPARC搭載ATXマザーボード? (スコア:1)
> iMacなら500MHzで119,800円から。
あ、そうですね。非Intelチップ+PCっぽい周辺というのは イマドキありふれてるわけで、 珍しいのはATX電源の採用なのかも。 これは、非インテル系CPUが組み込み系の分野に追いやられていて、 強力な電源を必要とされてこなかったことの裏返しなのかもしれません。
# Macにもよるのでしょうが、 必ずしもATX電源とは完全互換 [biglobe.ne.jp]ではないようです。
京都マイクロコンピュータなのね (スコア:0)
http://www.kmckk.co.jp/sales/index.htm
SHはいいけど... (スコア:0)
PCI内蔵のSH7751を使っているので、ATXマザースタイルになっている
と思われますが、ここまでATXマザーにこだわる必要はあるのでしょうか?
まぁ、ATXのケースや電源を流用できるメリットはあると思いますが、
それは組み込みマイコン・組み込みLinuxではないような...
もっとコンパクトなものを望みます。
Re:SHはいいけど... (スコア:2, 参考になる)
この手のボードと本物のPCIカード版の周辺チップの評価ボードを組み合わせてとりあえずソフトウェアの開発に使ってもらい、その間にSH7751とPCIの周辺チップを搭載した(セットメーカーの)製品版のハードウェアの開発をする、という形ですね。
#ソフト屋さんは何するかわからないので、とりあえずケースに収まった形だと安心ですね。うちのソフト屋さんの例だと、コーヒーこぼして動かなくなったデバッグ用基板を水洗いして「何にもしてないのに動かなくなった」とか言ってもってくる人もいるくらいなので(^^;;。
んで、製品版ハードウェアができたところで、ソフトウェアと結合デバッグを行って出荷・・・と。
この手のボードを使わないと、ある程度ハードウェア開発が進んで動くようになってからじゃないと、ソフトウェアの本格的なデバッグに入れないので、メリットは大きいんじゃないでしょうか??
15万円でソフトウェア・ハードウェアの平行開発ができるなら格安でしょう。
いずれにせよ、MSTに出ているくらいだから、エンドユーザー向けじゃないですね。
Re:SHはいいけど... (スコア:1)
ほんまかいな。組み込み系で ICE を使う時など、そのプローブの 装着には物凄い気を使うぞ。(曲げてしまったり、経験積んだけど)
剥き出しのハードウェアを扱わなければならない時には結構気を使います。
あ、でも冬場に多い静電破壊とかヤルかも。ふつう壊れないよね。 でも突然、ウンともスンとも言わなくなるハードウェアがあるんで。ゴメン。
Re:SHはいいけど... (スコア:0)