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1597 story

SH-4搭載ATXマザーボード 29

ストーリー by Oliver
アーキテクチャマニア 部門より

業界筋アナリストM曰く、"今日行ってきたMST2001で見つけた変なモノ.見た目はよくあるATXマザーボードなのに,載っているCPUがSH-4/166MHzで,しかもLinuxが動作していた.CQ出版(株)のCQ RISC評価キットなのだが,GNU/Linux on SuperH Projectの成果物が利用されている模様.
はたして非x86アーキテクチャでもATXマザボと言うのかどうかは微妙なところだが,とりあえず例の大きさの基板の例の場所に例のコネクタが付いている.GNU/Linux on SEGA Dreamcastで物足りない諸兄,非Wintelを貫きたい諸兄にどうぞ."

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  • by seldon (5637) on 2001年11月20日 21時47分 (#40000)
    ってのは高すぎ...

    格安マザーにCeleronなら1/10で済むので、余程のモノ好きとか(^^;、STB等の組込系の開発環境としてぐらいしか売れないのでは?
    まぁ、CQ出版だから、そういう所しかターゲットにしてないんだろうけど...

    • by ShibaQ (2782) on 2001年11月20日 22時41分 (#40023)
      日立のSH用の評価用キットSolutionEngineだと CPUボード単体で10万から20万、マザーボードが 15-20万程度となっていて、合わせて30万円コースです。 他にグラフィックのドータボードやIEEE1394とかを 加えていくとあっというまに80万円コースです。 価格はココ [hitachi-ul.co.jp] それから考えると、15万という価格はお得だと思います。

      PCの部品から比べれば遥かに高いのは確か なんですけど.... ていうか、PC部品安すぎ!! ユーザとしては有難いのですけどね。

      けど、この手のボードの価格ってあって無きがごとし の場合もあります。使い込んでくれそうな所には タダで配りますし。タダでこの手の製品を もらっえるようになったら、 それはいっぱしの組込み系エンジニアの証しでしょう。

      # CQが出したということは 京都マイクロコンピュータさん [kyoto-micr...uter.co.jp]も出すということか...

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      • by RED COMET (3816) on 2001年11月21日 0時49分 (#40072) ホームページ
        この値段を安いと見るか、高いと見るかで
        だいたいの仕事がばれそうですね。
        私は安い!と思うけれど、開発はしてません。
        SHの評価キットはARMと比べると全体的に安いですよね。
        採用してくれー!って、Hの叫びなんだろうなぁ。
        ATXのボードを出すってことは、ホームサーバ市場を
        狙ってのことなのでしょうか?
        個人ユーザーが買ってどうこうって物じゃないし
        PCとの比較は無用ですよね。
        --
        AMIGA4000T(60/50)使い
        親コメント
      • メーカーのはいい値段しますよね。PC部品をうまく利用すると安価に
        つくれるんですが、安く作ったところでたくさん売れるものでもないので
        適当な値段なのではないでしょうか?

        会社でSH4Linuxボード提案してみようかな? 4万なら買いですか?
        • 買い,でしょうな.

          回路設計・基板設計・シルク・ハンダマスクなんかのイニシャルコストで 数千万かかるらしいです. で,ボードの材料単価が1万だとしても,元を取るのは何枚売ればいいのか,というあたりは計算してみて下さい :-)

          で,それを売り切るだけの市場規模があるか,というあたりと勘案することになりますな.

          あと,「評価ボード」として売るからには,技術的な問い合わせに答えられるだけの技術力も必要です. 板作るだけなら外部リソースでいいとは思いますが,そこまで考えると,正直,結構手離れの悪い商売に思えます.

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          • >回路設計・基板設計・シルク・ハンダマスクなんかのイニシャルコストで 数千万かかるらしいです

            そんなにかからないんじゃないですか?
            完全オフトピですが
            回路設計 4week 5000円/h*8*20 = 80万 値引きで 40万
            パターン設計 2week 5000/h*8*10 = 40万 値引きで20万
            フィルム(パターン4,シルク1,レジスト2)と製版3で20万 値引きで15万
            • 回路設計 4week 5000円/h*8*20 = 80万 値引きで 40万
              パターン設計 2week 5000/h*8*10 = 40万 値引きで20万

              む,回路設計,これ,1人月? 日本でホントの1人月でこの値段では無理だと思うのですが…

              あと,ん千万というのは,某ボードでトータルでこれだけ,という話なので,他の諸々のコストも入っています. さらに,x86 系のボードと違ってこの手のボードはデザインルールがはっきりしていないので,1,2回作り直し,ということもよくあります.

              親コメント
              • KMC内部の設計ならまず無理かもだけど、最近はパターン設計専門の会社とか結構というかかなり低料金で仕事ひきうけるし デザインルールも基本的に民生用としてなら上記のとおりかと。 工業用のリファレンスとかなら、ノイズシミュレータ絡みの試験でそれなりに苦労するだろうけど、三回目くらいのパターン変更でOKでるならなんとかなるかなとね。
        • というか、メーカ品は後々のメンテの分をストックしなければならないので、そのコストも含まれていると思われ。

          比較的安価なPCサーバでも「メインボード壊れたらしい、要交換!」って結論になったら、440BXでSlot1なボードでもすぐさま代替品を持ってきてくれますからね。
      • これを設計製造評価した人達の人件費等の もろもろのコストを考えると安すぎますが、 個人で買うには、躊躇しますね。 会社でも評価基板を作っていますが結構な 値段します。 ハードに手を加えてチューニングできる人は、 もっと面白いでしょうね。
  • 15 万,という値段は,安いと思います. きちんと資料がついてくれば,ですが :-)

    ま,この手のボードは,「組み込みの製品を作る時の開発環境」というのが主な使い途で,普通はコンシューマの手に渡る製品とは別物です.

    そういう用途なので,回路図がついてきたり,下手するとガーバデータ(基板の CAD データ)が付いてきたりすることもあります. で,評価ボード上で並行してファームの方も開発するので,製品の方もやっぱり評価ボードのアーキテクチャと似た作りにするわけで. そういうわけでそういうようなお値段になったりします.

    私の場合,以前,StrongARM のとある評価ボードの Linux のドライバを書いたことがありましたが,このときは回路図で助かりました. 「バスマスタ DMA が動かん,動かん,なぜだ」と,1か月近く悩んでいて,ある日,何気なく回路図を眺めていると,

    む,バス調停の信号線がつながっていない
    と,気がついて,ジャンパー飛ばして直してもらったことがありました :-)

    ちなみに,このボードのお値段は 100 万,でした.

    • 確かに、この手のボードって、「手作り」ってことも多々あるわけで、それを考えると安いといえますね。

      動作保証があって、15万円ならば、いい値段かも。
      親コメント
    • 確かに妥当なのかもしれませんね。私もSH-4の評価ボードは持っていますが
      ちょっとした説明しかついてませんでしたヨ。もちろん回路図はありましたが。

      どうせ会社の経費で買うだから、幾らでもいいんでしょうけど。

      でも、買う人はこれでどんな「組み込みの製品」をつくろうと考えるのかなぁ?
      • ま,下手な説明よりも回路図の方がわかりやすく手っ取り早い,ということもままあります. プログラミングでいうところの「ソースは究極のドキュメント」というのと似たようなもんでしょうか.

        でも、買う人はこれでどんな「組み込みの製品」をつくろうと考えるのかなぁ?

        実は,今,会社に,SH7750 の載っかった評価ボードが転がっているのですが,開発するものとしては,ま「なんたらあぷらいあんす」とかいわれるやつらしいです :-)

        親コメント
  • 拡張ボードみたいですね。

    写真を良く見ると ATX電源コネクタの上に電源切り替えスイッチが、 あ、その右側に ACアダプタ用らしきコネクタもある。
    これってどんな ACアダプタで動作するのかな?(笑)

    未実装のパターンもあって面白そうだけど、\10Kなら買うけどな、おもちゃに :)
    • by Anonymous Coward
      おまえ馬鹿か? あれだけの物が\10kで買えると思うのか?材料費だけでも\10kじゃ無理。そんくらいわかっておけ
      • ひどい言い方じゃありませんかねぇ?

        「仮に1万円だったら」って考えるだけでも面白いと思うんですけど・・・。

        あのボード自体では6層以上の基板にAMDのLANコントローラとか、C&Tのチップやら、ALTERAのFPGAやら、バスバッファ(バススイッチ?)がいっぱい載っていて、部材だけでも1万円は超えるでしょうが、目的を考えた上でゲートアレイ化&設計最適化を行なってある程度数がまとまれば1万円って決して不可能なわけではないと思うのですが・・・。(もちろん機能も絞られますし、ATXマザーの形じゃなくなるでしょうが。あと、筐体とか電源まで入れると苦しいかも知れませんけどね・・・。)
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        • いや、結構無理じゃないすか?
          販売数とかをまともに考えたら今のPC/AT系のマザーは今回のものとは比較にならんぐらい販売して利益を上げるんだから・・・それと、今回のを同じ土俵で考える自体が問題あります。

          ついでに言えば、開発用の評価ボードとしては、かなり破格な値段だと思います。
          昔、PentiumPROが乗っかった評価ボードを会社で購入したとき、全盛期もあってか仕様書を含め100万ぐらいした覚えがあります。
          というか、この手のボードは個人なんて相手にしてないんだから、一個人の購入金額なんて考えてません。
          個人で買いたければ買えばいいし、高いと思ったら買わなきゃいいだけです。個人の遊びで15万を安いと見るか、高いと見るかは別として・・・でも、AIBOより安いじゃん
          個人の考えで1万円なんて発言はここを見てるお仕事関係の人から見ればかなり素人発言だと思いますよ。
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          • うーん、これのメリットはPCベースの機材がそのまま 使えるということなんでしょうけど、個人で開発する 分にはあまり魅力を感じません。  STBの開発機材としては結構良い線じゃないかと 思いますが(どうせ大量供給時は-
          • 外出先のモバイルなのでログインできん(パスワードわからん・・・)です。

            評価ボードとしてみてしまうと、10万円を切ったら拍手でしょうね。(そのまんま、月10K個とかのユーザーがついたらとんでもなく安くなるでしょうけど・・・ありえませんね)

            1万円というのは、SH+Linuxのなんらかのアプリケーションとして専用設計をして100K/月くらい出荷が見込めれば(^^;;、という前提で書きました。もちろん、AMDじゃなくてRealtek、C&TのVGAじゃなくってASIC内蔵L
  • 部品点数が多いですねぇ。

    これで、巷のATマザーと機能的には同程度ということを考えると、
    ATマザーが、如何によくまとめられているかが、わかりますね。

    ATマザーのあの値段は大量生産の賜物ということかな。

    で、RAMはCPUボードの下なのだらふか?
  • >はたして非x86アーキテクチャでもATXマザボと言うのかどうかは微妙なところ だが,とりあえず例の大きさの基板の例の場所に例のコネクタが付いている.
    >GNU/Linux on SEGA Dreamcastで物足りない諸兄,非Wintelを貫きたい諸兄に どうぞ."

    10万円代で買える64bitワークステーションのSun Blade 100ですが、 これも上記の条件を満たしますよ。
    フタ開けてみるとわかりますが、ATX電源(*1)はもちろんのこと、 DIMMメモリ・PCIスロット・IDE HDD・USBポート・IEEE1394・VGAコネクタに至るまで PC/AT互換機そのものであり、 違いといったらSmart Mediaドライブがある程度です。 おまけに、レガシーデバイスはPC/AT互換機用のI/O集積チップを用いているので、 I/Oアドレスまで同じだったり…

    (*1)今調べたら、微妙に違い [akimoto-jp.com]はあるらしいです。

  • by Anonymous Coward on 2001年11月20日 21時37分 (#39994)
    写真を拡大すると、京都マイクロコンピュータの名前が出ている。
    http://www.kmckk.co.jp/sales/index.htm
  • by 0.1uF (3815) on 2001年11月20日 21時44分 (#39998) 日記
    高すぎます。それじゃIntelマシンを3~4台買った方がいいです。

    PCI内蔵のSH7751を使っているので、ATXマザースタイルになっている
    と思われますが、ここまでATXマザーにこだわる必要はあるのでしょうか?

    まぁ、ATXのケースや電源を流用できるメリットはあると思いますが、
    それは組み込みマイコン・組み込みLinuxではないような...

    もっとコンパクトなものを望みます。
    • by Anonymous Coward on 2001年11月21日 0時44分 (#40069)
      この手の評価ボードはセットメーカーがソフトウェア開発と、製品版としてのハードウェア開発を同時に進めるために使われるので、ATXだと非常にありがたいんじゃないでしょうか?

      この手のボードと本物のPCIカード版の周辺チップの評価ボードを組み合わせてとりあえずソフトウェアの開発に使ってもらい、その間にSH7751とPCIの周辺チップを搭載した(セットメーカーの)製品版のハードウェアの開発をする、という形ですね。

      #ソフト屋さんは何するかわからないので、とりあえずケースに収まった形だと安心ですね。うちのソフト屋さんの例だと、コーヒーこぼして動かなくなったデバッグ用基板を水洗いして「何にもしてないのに動かなくなった」とか言ってもってくる人もいるくらいなので(^^;;。

      んで、製品版ハードウェアができたところで、ソフトウェアと結合デバッグを行って出荷・・・と。

      この手のボードを使わないと、ある程度ハードウェア開発が進んで動くようになってからじゃないと、ソフトウェアの本格的なデバッグに入れないので、メリットは大きいんじゃないでしょうか??

      15万円でソフトウェア・ハードウェアの平行開発ができるなら格安でしょう。
      いずれにせよ、MSTに出ているくらいだから、エンドユーザー向けじゃないですね。
      親コメント
      • by naruaki (2658) on 2001年11月21日 20時43分 (#40343) 日記
        #ソフト屋さんは何するかわからないので、
        ほんまかいな。組み込み系で ICE を使う時など、そのプローブの 装着には物凄い気を使うぞ。(曲げてしまったり、経験積んだけど)
        剥き出しのハードウェアを扱わなければならない時には結構気を使います。
        あ、でも冬場に多い静電破壊とかヤルかも。ふつう壊れないよね。 でも突然、ウンともスンとも言わなくなるハードウェアがあるんで。ゴメン。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        >だと、コーヒーこぼして動かなくなったデバッグ用基板>を水洗いして「何にもしてないのに動かなくなった」と>か言ってもってくる人もいるくらいなので(^^;;。 そういうトンデモソフト技術者って結構いますよね。 特に組み込み系でそういった人は、後々面倒ですよ。 今年もMSTに行きたかったのだけど、バグ対応で ダメダメ(泣
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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