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1626 story

「何か」のファーストゴースト「さくら」が復活 67

ストーリー by Oliver
何か文句ある? 部門より

kuchiki 曰く、 "/.-Jではいろいろ論議を呼ぶ「何か」。実行プログラム「embryo」のバージョン呼称が「Slay」に変わり、period 284から、ついにあの伝説のファーストゴースト「さくら」が復活した。ただし、シェルは「虚」というシルエットのものだけ。しかし、第三者が作った「さくら」シェルがすぐに登場することは間違いないだろう。"

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  • by Anonymous Coward on 2001年11月25日 0時39分 (#41015)
    すらどらしくない(笑)
    いや、、それでも注目というか耳目を集めているだけ
    嬉しい気もしますが。「何なのかさっぱり」と言うのには、

    biffになります。
    ntpクライアントにもなります。
    ホームページに一気に飛べたりします。
    これらは基本機能で、他にも追加できます。

    ていうか、欲しい機能があったら作る。自分で
    ゴースト(中身、言葉使いとか機能とか)シェル(外面、画像とか)
    も作る、という意味では非常にLinuxに近いと思うのだけどなぁ……

    絵的に体が受け付けないって人は多いと思いますが、それを
    いかにも尤もらしい意見で包み込むのはどうかな、、って思う。

    あと、更新がかなり激しいのですが、その辺の「おっかけ」
    をするだけ、というのも楽しいです。
    「昨日までとは表示が違う」とか、「突然軽くなった」とか
    「さっきでたばかりのバージョンをDLしたら動かなくなった」とか(笑)
    描画方法が変わって新機能がついたりすると、それだけでも「おぉ」って。
    その辺りも、Gnomeとか(未だとXimian)追っかけてる人なら
    気持ちはわかってくれるかな、と思います。

    それから、今度は擁護派?に対して思うこと。
    これはそもそもWindowsで最新版が動くソフトですし、
    そういった意味ではあまりすらどには向かないネタだと思います。
    オープンソース、というわけでもないし。

    とりあえず、普段はlinux使ってますが、このためだけに
    Win起動させて、最新版を入れてみました。なんか凄く変わってました。また使いたくなりました。
    • by wosamu (4952) on 2001年11月25日 4時16分 (#41054) 日記
      >毎回、否定的意見が多いのはすらどらしくない(笑)
      いや、結構紹介されるテクノロジに利用者以外から無条件で好意的意見がつくことは稀なような気がします。
      目の肥えた厳しい人が多いのでしょうね。

      これってコード書く人、解説書く人、絵を書く人みたいな感じで分業が成り立っている点が面白いと思います。
      本体があんだけ頻繁に更新されると周辺のアプリ作ってる人は大変だと思いますが。

      >そういった意味ではあまりすらどには向かないネタだと思います。
      /.に向くネタってやっぱフリーソフト/オープンソースの話なんでしょうか?
      個人的には/.に向く、向かないで投稿するネタを選定するのは非常につまんないと思います。
      全然知らない分野の面白い話とかの方がためになるような気がするし。
      #2ch/1chとかPerl/Rubyとかvi/emacsとか無駄に荒れるから向かないって意味なら同意ですが。
      親コメント
    • 取り上げたのは私ではないですが。

      > これはそもそもWindowsで最新版が動くソフトですし、
      > そういった意味ではあまりすらどには向かないネタだと思います。

      草の根から始まって、そのままコミュニティの中でして進化している、
      他のニュースサイトではあまり取り上げられることはない、などの点
      で /.J で取り上げても全然問題ないネタだと思います。

      確かに今の /.J には、アンチMS・アンチWindowsという色がなんと
      なくあるようには感じますが、その色を気にして面白いネタを不採
      用にするような偏狭さは、私は持ちたくないですね。
      親コメント
    • 「何か。」はMac [home.ne.jp]でもX Windows [geocities.co.jp]でもJAVA [din.or.jp]でも動くんだから、IE/OEネタよりは/.-Jっぽいんじゃない?(とツッコンでみる……最新版じゃないけれど)
      親コメント
    • > とりあえず、普段はlinux使ってますが、このためだけに
      > Win起動させて、最新版を入れてみました。なんか凄く変わってました。また使いたくなりました。

      最新版の slay はちょっと問題ありますが(といっても、動きますけど)、 その前のやつなら、wine でかなりまともに動きますよ~。
      ずっとlinuxで wine 使って動かしている身としては、wine が良くなって行くのが分かって 面白いです。

      screen-shot1 [nemui.org] screen-shot2 [nemui.org] screen-shot3 [nemui.org]...

      --
      Tatsuki Sugiura
      親コメント
  • ふ~ん、そうなんだ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by shikine (296) on 2001年11月25日 12時14分 (#41094) ホームページ 日記
    ま、昔からいわゆる「オタク」の世界の物事や取り決めは門外漢や非同志に理解をひたすら拒む閉鎖的なところが何か怪しいんだけど、いろんな意味で拒まれた方も無理して理解する必要も無いんじゃないかしらね。内輪では「わかる人はわかる」って言いたいようだけど、門外漢には「別にわからんでもいい」です。たぶん、みんなにわかるようなものだったら、オタクとしてもつまらないでしょ。一部だけがわかってて、それ以外がわかってないのも密かな楽しみなんだろうから。

    --
    他力本願。
    • by Anonymous Coward on 2001年11月25日 13時28分 (#41101)

      「理解を拒む」というより、「おたく」っていう差別用語を公然と公認するような世の御仁には、説明しても、先方のアイデンティティの都合通りな「終わらないバッシング論」がくるくる回るだけと経験上よく知っているから、面倒くさいのでエンガチョってことでしょう。

      だいたい、作者を含め利用者は広報官じゃありません。

      考えの合わない親子が自然と音信不通になるのと似てます。アイデンティティをまかり通すのがシンドイ国ですからね、日本は。日本にある多くのアイデンティティは“世間”であり、自らもつものではなく(少なくとも表向き)服従すべき怪しげな共同意識めいたものですから(チョッピリやばい気が…例外はありますけど)。服従しないならオタクのようなアウトローになるほかないでしょう。ここに書いてくるくらいだからコンピュータ好きの人だと思うのですが、世間でコンピュータ好きに対する理解が「オタク」(エンガチョ)だってことは実感してますよね?

      親コメント
  •  何かまったくよく分からないままインストール。実行。即アンインストール。
     一つ悟る。linuxのデスクトップ制覇の切り札は「ハローキティー・リナクス」にあり。キティーなインストーラーとかはオープンソースならでは?(ガンダムならやりそう。。。)
  • by znz (2728) on 2001年11月25日 11時56分 (#41092) 日記
    SSTPはhttp://bottle.mikage.to/
    のチャット(に限らないけど)のフロントエンドにも使われています。
    1人で漫才のようにつっこみも一度に送れるというのが特徴的です。

    Windows以外への移植はここのクライアントになるために
    作られ始めたものもあるはず。
  • by Anonymous Coward on 2001年11月24日 22時50分 (#40988)
    コレって、そんなにスゴイものなんですか?

    「何か」っていうネーミングからして、勿体つけた感じが
    スゴイ鼻につくんですけど。
    • by oddmake (1445) on 2001年11月24日 23時06分 (#40990) 日記
      諸般の事情により、やむをえずそうなったってこともありまして。
      元は偽春奈とか言う名前であったようですが、なんだかどこかの会社の人が訴えてきたとか言うことで現在の名前になったというわけで。
      だから勿体つけているわけじゃないんですよ.信じて。
      --
      /.configure;oddmake;oddmake install
      親コメント
    • by nackey (3237) on 2001年11月25日 0時13分 (#40999)
      ACさんがなにを言いたかったのかいまいち意味不明なんですが、ここは/.-Jなんだから、名前や出自は置いといて、技術的な話をした方がいいかと思います。

      で、技術的観点から見ると、SSTPに尽きるのではないかな。syntax的にはHTTPのモディファイでたいした事はないのですが、発想とやろうとしていることには多少見るべきものがあるのではないかと思います。
      少なくとも、DNMLのひどさに比べればかなりまし(爆)。
      皆さんがいろいろ作っていらっしゃる、ゴーストやシェルには技術的インパクトは何もなさげですが(笑)。

      なんて書いてる私は一度もインストールしたことがありませんし、もちろん使ったこともありません(ぉ。だって、そんなことにCPU時間使いたくないもん。

      どうでもいいが、「SST"P"プロトコル」は正しいの?(笑)
      親コメント
      • 発想とやろうとしていることには多少見るべきものがあるのではないかと思います。
        それが何なのかわかっていないのではないかな?
        つまり、「なにをやろうとするソフトなのか?」…いや、これは私が知りたいことなのだが。
        --
        char *A;
        モータースポーツ部 [slashdot.jp]
        親コメント
        • なるほど。

          私の理解だけでよろしければ、「統合化されたnotifier」としての面白さをSSTPには感じます。

          biffや日記アンテナ(に代表されるWebページ更新チェック)、(ローカルや分散の)システム監視(これはSNMPの守備範囲か/笑)などを統合して一つのフロントエンドで扱えるのではないかというところに私は面白さを感じてます。

          なので、シェルやゴーストの充実はまったく視野になくて、むしろSSTPサーバ(?)をいろんな方面で作ってくれないかと思います。
          親コメント
          • ちょっと紛らわしいのですが,SSTPサーバとは,「何か」に代表されるSSTPリクエストを理解するアプリで,SSTPクライアントとは,「何か」などのSSTPサーバにリクエストを投げて喋らせたりする一般のアプリ・CGI・デーモンなどを指します。

            すなわち,サーバが手元にあってクライアントがその他たくさんという,HTTPやらFTPやらのふつうのC/Sシステムとは逆の状態なわけです。で,一般の人はたぶん「SSTPクライアント」を作ることになります。

            親コメント
        • とりあえず、デスクトップアクセサリ+インスタントメッセンジャではないかな?
          プロトコルが単純なので、リモートマシンのcronから結果メッセージを投げてみたり、procmail経由でsubject読み上げさせてみたり、、
          #主な相手が人間でない所がなんとも。。
          --
          wild wild computing
          親コメント
      • SSTP以外にも、偽AIの実装や、dllの実装など、アイデア的に面白い部分は多いかと。

        で、そういう部分に夢や未来や面白さを感じたなら、より良いモノを作ったり、考えたり。それだけのコト。

        面白さが感じられなかったら、気にするだけ無駄では。

        # 私も以前は「SSTPプロトコル」という言い方が気になったりしていたが、世の中を見回したら、「HTTPプロトコル」や「FTPプロトコル」という表現が溢れ返っているではないか。だから、気にならなくなってしまったり。

        # # 自分で言う時は「SSTPなプロトコル」とお茶を濁すような表現を使ったり。

        親コメント
      • >ここは/.-Jなんだから、名前や出自は置いといて、技術的な話をした方がいい

        え?何故?
        スラドの教義からしてもそんな縛りはなさそうですし、
        技術的な存在(^^;に対して非技術的な話題を展開することは
        社会ジョーシキ的に考えても、別に何もおかしくないように思えるのですが…

        例:スラドでは、Linuxについての非技術的話題を、しないべきなのですか?

        それに、あれの出自といえば、ちょさっけんだかしょーひょーだかの問題で
        色々参考になる話とかが有りそうなものですし。
        親コメント
        • う~ん、確かに。私、なんであんな書きかたしちゃったんだろ?

          たぶんあの時言いたかったことは
          • 「何か」については好き嫌いやイデオロギ的な話題が多い
          • なので、たまには技術的な話題を
          というようなことをいいたかったような気がする(ぜんぜん違ったことを書いちゃってたようですが/笑)。
          それに、あれの出自といえば、ちょさっけんだかしょーひょーだかの問題で
          色々参考になる話とかが有りそうなものですし。
          ところで、以前も出た話なのかもしれませんが、翼システムはあの騒動でどのくらい評判を落としたんでしょうね?
          親コメント
    • 注:以下が全てとは絶対に思わないでくださいね。んな注意しなくても大丈夫だとは思うけど,一応。

      デスクトップアクセサリとして見たときの「何か」の特徴的な点は,ユーザの存在を無視しているということです。ゴースト同士(必ず二人います)の会話にしても,SSTPで喋らされたにしても,そこに「ユーザへの語りかけ」は基本的に存在しない。

      端的に言えば漫才師です。いちおう,ステージ下のお客(ユーザ)に対して話してはいるけれども話の内容にお客は介在しないハズです。

      んで,なぜこれが受けるのかというと,長持ちするんです。ユーザの興味が。

      ペルソナ~などのデスクトップアクセサリは,ユーザへの語りかけを基本としてきました。でも,ユーザは早々に飽きてしまう。無機質から語りかけられ,それに呼応する自分が嫌になる。別の言葉で書けば,人形と語り合っているに過ぎないことに気づく。

      そこへきて「何か」は,ユーザへ語りかけない,ユーザは見ているだけなので,漫才が飽きられないように,永く付き合える。

      以上,SSTP 以外の面から捉えた「何か」考察でした。

      親コメント
      • 的を射た表現漫才師 (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Chaborin (5609) on 2001年11月25日 16時36分 (#41131)
        作者の黒衣鯖人さんも、婉曲的にほぼ同じ意味のことを仰ってますね。 [geocities.co.jp]

        技術的側面では、敷居をわざと高くすることで、このソフトが構成される品質の維持に努めてきたという感じかな。
        「力なき者は去れ」とは、流行に敏感ですぐ右へ習えの烏合の衆が集うオタク世界では、何をどこまでオープンにするのかが、派生物を含めた品質制御として特に有効かもしれない。
        そして、形が消えても、作者がどうなっても、これだけ人がくらいついてくる現実。
        きわめてWindowsっぽい考えだけれど、これはこれであってよいものではないかと改めて思った今日このごろ。
        親コメント
      • 「何か」とは何か (スコア:2, すばらしい洞察)

        by yuki (76) on 2001年11月25日 20時12分 (#41168)
        偽春菜時代からたまに動かしている程度の者ですが、

        >端的に言えば漫才師です。

        ですね。
        個人的には、ヘッドラインセンサとかメールチェックとかNTPとかSSTPとかはおまけだと思っています。
        そういう実用機能だけを求めるなら別に他にも似たようなものはあるでしょうし、
        何もわざわざあんなバージョンアップの激しい不安定なものを使う必要はありません:-)

        デスクトップの隅に漫才師を常駐させて、
        つけっぱなしのTVに時々目をやるような感じで、
        何かしゃべったときに見て楽しむというのが第一の用途でしょう。

        ただ、その話の内容が特定のジャンルに偏っているので、
        わからない人にはさっぱり面白くないのでしょうけど、
        そもそも見てのとおり「興味のあるやつだけついてこい」という臭いを強烈に放ってますので、
        面白くなければ使わなければいいだけのこと。
        もっともらしい理屈をつけてオタクバッシングするには及びません。
        親コメント
        • ただ、その話の内容が特定のジャンルに偏っているので、
          わからない人にはさっぱり面白くないのでしょうけど、

          あ、そのために、ゴースト部分は差し替えができるんです。ゴーストごとに、各作者さんが漫才部分も作っているわけでして。

          で、私はUNIX版のninix [geocities.co.jp]を使っていますが、本家の更新スピードがものすごく早いので、ninixの方も一日で2回バージョンが上がったりすることもあったりと、ナカナカ楽しいです。WindowMaker上なら、WMWindowAttributesのNoTitlebar,NoResizebar,KeepOnTop,Unfocusable辺りをYESにしておくことで快適に使えます。(これをしておかないと、話し始めるたびにフォーカスが奪われて煩わしい)。

          また本家のをWindows2000で動かす場合は、Windows2000から導入された透明化APIを使って半透明化できるのですが(Win98やWinMeは不可)、これがninixでもできたら楽しくなりそうです。でもXでのウィンドウ透明化は面倒臭そうですね。root window透過だけしてもあまり意味無いし……。

          # しかし、「まったく知らないのですが」とか「一度も使ったことはないのですが」とかいう人が多いなぁ、このトピック。なぜそんな状態でわざわざコメントを付ける必要があるのだ? 使ってから/調べてから書けや。

          親コメント
          • by yuki (76) on 2001年12月05日 22時45分 (#44149)
            >あ、そのために、ゴースト部分は差し替えができるんです。
            >ゴーストごとに、各作者さんが漫才部分も作っているわけでして。

            もちろん知ってますが、そのことを知っていてわざわざゴーストを取り替えようと思うような人は、
            すでに「何か。」についてある程度わかっている人ですから、
            わざわざここで説明するまでもないということで。

            ほとんどの人は、デフォルトゴーストで判断するでしょうし。

            ># しかし、「まったく知らないのですが」とか「一度も使ったことはないのですが」とかいう人が多いなぁ、このトピック。
            >なぜそんな状態でわざわざコメントを付ける必要があるのだ? 使ってから/調べてから書けや。

            同感。
            親コメント
    • 別にもったいつけてるわけではなく,歴史的,というか,いろいろな事情があるらしいです.

      「偽春菜」というキーワードで検索エンジンに当たってみましょう :-)

      親コメント
    • スゴイかどうかはともかく、単なる遊び道具の一つ。

      名前は、単なる過去の名残。

      こういったシステムに魅力を感じるなら、試してみる価値はあるかもしれない。そうでないなら、価値は無いかもしれない。それだけのこと。

      楽しみを見出せるなら、使ったり作ったり参加したり。そうでないなら、気にしない。それで良いのでは。

      と、私は解釈。

      親コメント
    • 前々から、何度か話題にあがってますよね>「何か」
      個人的には、この「何か」のページを見ても、これが
      何をするソフトなのかさっぱり分からないあたりが
      もったいぶってるなぁと思ってるんですが。
      ほんとに普及させるつもりあるのかな?

      まぁ、それでインストールしないやつはいらないって
      コミュニティなら、それはそれでいーんですけど。

      # 個人的には、なんだか分からないモンをインストール
      # するのはすごーくイヤなんで
      親コメント

      • 個人的には、この「何か」のページを見ても、これが
        何をするソフトなのかさっぱり分からないあたりが
        もったいぶってるなぁと思ってるんですが。

        一回インストールしてみたんですけど、ちょっと使ってみても
        何に使うソフトなのか私にはさっぱりわかりませんでした。
        あれを見て萌えればいいのだろうか…。
        それとも、彼女たちの独り言を延々と聞いてればいいのだろうか…。

        だれか、正しい(?)使い方を教えてくださいまし。
        親コメント
        • かつてNetscape Navigator 2.0がJAVAをサポートすると聞いて、情報のあり様が変わると随分興奮したけれども、蓋をあければ、個人ページではアニメーション表示やゲームくらいしか使われませんでしたね。『何か』も同じように、可能性とは裏腹に萌え絵やみょ~な会話の方ばかりどんどんデータがたまっている感じですね。そっち方面の開発エネルギーは凄いから。

          以前どこかで開発のきっかけを読んだ覚えがあるけれど、デスクトップ・マスコットを楽しく賢いエージェントにしたい、というような内容だったと思う。元になった某ソフトをわたしは知らないので、MS Officeのアシスタント キャラクターを自作する [microsoft.com]感覚で眺めていたなぁ。よりシステムワイドになった文脈センシティヴな汎用マスコットとして。
          WebページにSSTPを仕込んでおいての連動だの、biff機能やヘッドラインセンサだの、インターネットとの連動がツボなので可能性はなかなかのものですよ。ちゃんと作ればEPWING/インターネットの辞書サービス/検索エンジンのフロントエンドにもなるだろうし、スケジュール管理など各種ノーティフィケーションマネージャにもなりうる。汎用のフロントエンド・プラットホームとして使うのが正しいと思いますよ。
          ……ただこっち方面の開発エネルギーが絶対的に足りないので、現状では自分で作るのが正しいことになりますね。でなければ「あれを見て萌え」ていればいいんです。

          #そういう自分は開発エネルギーがないので
          #インストールしていないけれども。
          親コメント
          • > 以前どこかで開発のきっかけを読んだ覚えがあるけれど、デスクトップ・マスコットを楽しく賢いエージェントにしたい、というような内容だったと思う。

            いや、開発動機的には、スケジューラとかを搭載していた春菜に対し、
            「デスクトップマスコットにそんな高尚な機能が本当に必要なのか」
            というアンチテーゼがあったと思いましたが。
            だから、初期のゴーストには、何の役にも立たない「タイマー」やら「スケジュール」やらの項目があって、と。

            偉い人にはそれが分からんのです。

            親コメント
            • 「デスクトップマスコットにそんな高尚な機能が本当に必要なのか」
              わたしが知ったのは既に「何か」と呼ばれるようになった後なので、後追いしかしていません。当時の何か本家のエッセイ [geocities.co.jp]を読んだ限りは、高尚だから必要ないのではなく、文脈を持たないから必要がないんだと理解していました。
              上記エッセイ中に、「デスクトップに人を立たせて一体何がしたかったのか?」という行があります。
              汎用ノーティフィケーション・マネージャなら、キャラクターを常駐させる代わりに、全てをダイアログボックスですませることができます。ダイアログボックスからキャラクターへの転換は、仮想人格を持ち込みキャラクターの営みという文脈を生むことに意義がある。某ソフトの方はここが欠落し、ただ形が変わっただけのダイアログボックスに成り下がった、……そういう思いだと理解していました。
              「何か」はアンチテーゼとして仮想人格という側面を重要視したものではないか。しかしそれが萌え文化を惹きつけてしまい、現状を招いたのではないか。現在読める何か本家のエッセイ [fairy.cc]にある「作成されるゴーストにコミットできない」という呟きは、萌え文化も結局は機能と仮想人格の営みを融合させようとしないことへ向けられているのではないか。……

              なんて、深読みしていますが。ユーザーでもなければ初期から見ていた訳でもない、まして作者でもないので、実際の所はどうなんでしょうね。
              # わたしはこっち方面への可能性を感じるんですよ。
              親コメント
              • by Anonymous Coward on 2001年11月26日 13時48分 (#41342)
                > 某ソフトの方はここが欠落し、ただ形が変わっただけのダイアログ
                > ボックスに成り下がった、……そういう思いだと理解していました。

                いわゆる「本家」(PWS)の方の問題はちょっと違います。

                本家が提供したのは本家のみで完結する開発環境だったのです。
                つまり、専用の言語で書いたスクリプトを読み込ませて、その結果をふきだしに表示するだけのソフトウェアです。
                本家が登場した当時の目新しさは、そのスクリプトを自動的にWeb経由でUpdateできる点でした。これはキャラクターが時間的に変わっていく様子を技術的に容易に再現しうる点で魅力的でした。
                (その代わり労力は掛かる)
                しかし、この更新機能を除くと、本家は閉じたソフトウェアだったのです。
                一部のユーザはプラグインやHTTP機能等で本家の外部の環境(=OS、他アプリ)との連携が可能になることを、かなり早期から望んでいましたが、その要求はまったくコミットされませんでした。

                こうしたユーザの声に対して、本家の取った方針は、専用言語の機能強化でした。つまり、必要十分な機能をその閉じた環境内に用意すればよいだろう、というアプローチです。
                このアプローチの萌芽は、初期のメーリングリスト等にも見られました。要は、本家の目指したものは「(emacsのような)環境」だったということです。

                悲惨だったのは、本家のスクリプト作成者たちの大部分が、その強化された言語について行くほどの技術と労力を持っていなかったことです。
                そしてさらに悲惨なのは、どんなに気張って拡張しても、専用言語そのものの機能などタカが知れている、という現実でしょう。

                つまりダイアログボックス以下だったのです。

                そんなわけで、私が「何か」のSSTPを始めて知ったときに感じた技術的な感想は、
                「進化したダイアログボックス」
                あるいは
                「グラフィカルなシェル」
                でした。

                ダイアログボックスと比較した場合の「何か」の利点は、ユーザ各々がインターフェイスをカスタマイズできる点でしょう。要はthemeの切り替えのようなものですが。

                本家はemacsを目指して失敗し、
                「何か」はWebのような手法で成功した

                …ってところ??

                #もちろんこれとは別にオタ好きする要素っていうのが外せない特性
                #としてあるから、それを抜きにして技術論だけするのは正しい
                #「何か」の評価ではないのだけど、オタ系じゃない人たち技術面で
                #興味を持って、そこから「何か」の非オタな展開が始まるとしたら
                #意味はあるかな。
                親コメント
              • 一カ所だけ・・・・・
                : 現在読める何か本家のエッセイにある
                : 「作成されるゴーストにコミットできない」という呟きは、
                : 萌え文化も結局は機能と仮想人格の営みを融合させようと
                : しないことへ向けられているのではないか。……
                私自身は,単純に『何か』コミュニティーが巨大になりすぎて
                作者すらもどんなゴーストがあるか把握できなくなったという
                解釈をしたのですが,それはさすがに鵜呑みしすぎでしょうか?

                とりあえず,『仮想人格をデスクトップに立たせ続ける』という
                当初の目的はなんとかなっているようです.
                # 少なくても他のデスクトップキャラクターよりは長時間
                # デスクトップに立っているのではないかと思います.

                # 実際SHIORI(偽AIコア)モジュールだけでも何種類あることか・・・・

                ## そういえば,『何か(というか偽春菜)』において最大のアイデアと
                ## される『うにゅう』の存在ですが, 偽AIの世界では非常に画期的
                ## らしいのですが,どれくらい画期的なのでしょうか・・・・?
                --
                『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
                宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
                2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
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              • ## そういえば,『何か(というか偽春菜)』において最大のアイデアと
                ## される『うにゅう』の存在ですが, 偽AIの世界では非常に画期的
                ## らしいのですが,どれくらい画期的なのでしょうか・・・・?
                別枝の方で触れられていますが、それまでの人工無脳はユーザーとの疑似インタラクションという手段をとっていたのに、「何か」ではうにゅうの存在のおかげで人工無脳同士の会話になっています。ここが画期的なのでは?
                人工無脳同士、お互い手の内は分かっているので、人間を相手にする場合に比べて遥かに少ないデータで高度な会話が成立しますし。
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        • 察する(俺も使ったことはないんで推察ですが)に
          これはつまり「嗜好品」ですよね。
          価値を感じる人には価値は有るし、そうでない人にはそうでない。
          それだけ、でわ?

          まぁ人間様はとても柔軟で、本来嗜好品じゃないものをも
          嗜好品として扱う能力があったりしますんで、
          それ(ばかり)に見慣れた人は、嗜好のためだけに作られたものを見て
          びっくりすることもあるようですが。

          ちなみにfreesoftは、そのソフトがどっちと見なされるかを
          しばらないものと思われます。
          Linuxだって嗜好品と見なしてもなんら問題ないはずでして。

          #嗜好品(^^;としてSKKを初体験中
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        • > それとも、彼女たちの独り言を延々と聞いてればいいのだろうか…。

          基本的にはそれだけです。ヘッドラインセンサとか、biff なんておまけに過ぎません。

          あの喋り(というか漫才)が面白いと思えるかどうかが全てです。
          話題はゴースト(キャラクタ)毎に色々違うので、最初に入っているやつが、 面白くないなら、他の物を追加してみると良いです。

          といっても、今ゴーストの紹介サイトが軒並み消えていますな……。 とりあえず おらかるゴー(旧) [wfbbs.org]辺りを見るか、 ゴーストマネージャ [geocities.co.jp] を使うと良いかと思います。

          どれも面白いと思えなかったら……残念ですね。

          しかし、確かに何も知らない人が、最初にあのシルエットの "さくら" を使って 面白いと思える可能性は低い様な気がする……

          --
          Tatsuki Sugiura
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        • 道具にもなるけど、基本的にオモチャなのでは?
          正しい使い方は、単純に楽しめばよいってだけじゃないだろうか。

          興味が湧かないなら、そんなオモチャで遊ばなければ良いだけだと思うぞ。

      • なんというか「わかるヤツにはわかる」みたいな匂いが
        ヲタくさくてちょっとイヤだったりする者です。
        少なくとも私には「ソレ系の2次元キャラがデスクトップに
        表示されて、吹き出しでいろんな文字が出るアクセサリ」
        と認識してます。
        この手のモノを否定する気はないけど、何度かタレこまれてるのを
        見てると、やっぱパソコンユーザーってこういうの好きな人
        多いのかな~とも思ったり。

        あと、常に表示させてて邪魔じゃないのかな、とも。
        親コメント
        • 好きな人が存在するのは確実でしょうが、そうでない人というのは2種類に分別する必要がありそうです。すなわち、

          • 単純に嫌いな人
          • ほかのジャンルなら好きになれる人

          です。で、人がこのどちらに属するのかはなかなかわからないので、扱いが難しくなります。

          例えばあっしは後者でしょうか。もし当直の助役さんが出てきて、時間になると点呼をとってくれるとかいうのであれば使ってみようかと考えますけど(これもわかる人にしかわからんか)。

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        • > なんというか「わかるヤツにはわかる」みたいな匂いが
          > ヲタくさくてちょっとイヤだったりする者です。

          私はPC-Unix界隈(おおざっぱですが)に同じ事を感じてますが・・・
          それを、面白さの一つとして捉える限りは平和でいられるかと思います。

          #む。表現難しい・・・トホホ。
          親コメント
    • > コレって、そんなにスゴイものなんですか?
      質問する前に調べましたか?
      調べてないのなら、調べてみましょう。
      # 食わず嫌いって多いよね :D
      • 調べるもなにも配布元のページがあれではなにがなんだか
        さっぱりなのでは?

        なんだか「わからん奴は来るな」って排他的な雰囲気が漂っ
        てます。

        別にそれが悪い訳では無いけれど、分からない人がみて調
        べてみようって気にはならんのじゃないかと思うのだが…
        • by Anonymous Coward on 2001年11月25日 14時28分 (#41112)
          > 調べるもなにも配布元のページがあれではなにがなんだか さっぱりなのでは?
          「調べる」というのは何もオフィシャルサイトをあたることだけではないでしょう? 他の方も書いていましたが。

          > なんだか「わからん奴は来るな」って排他的な雰囲気が漂っ てます。
          それはそうでしょうね。おそらく、それが作者の意図でしょうから。
          それが鼻について嫌なら放っておけばいいし、追究するだけの興味があれば自力でどうにかすればいい。それだけ(その程度)のことです。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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