Xerox PARCが独立 12
ストーリー by Oliver
母なる根源 部門より
母なる根源 部門より
ncube2曰く、"不況のあおりでアチコチでリストラが目に付くこの頃であるが、日経新聞の記事によるとXeroxはリストラの一環としてパロアルト研究所(PARC)に外部の企業の出資を受け入れて別会社化するそうだ。[プレスリリース]
かつてはEthernet、AltoやLispマシンみたいなワークステーション、Smalkltalkの基盤となったオブジェクト指向、ウインドウシステム等々、今日我々がお世話になっているモノを数多く生み出した研究所ではあるが、もうXeroxだけでは支えきれないらしい。PARCで開発された技術を自社では充分に生かしきれず、(他社に対する)「慈善事業」などと揶揄されていたXeroxの経営陣は何を考えていたのかがワシには不思議だ。"
いいものはなんとかしてでも残さねば (スコア:2)
(富士ゼロックスはフジフィルムが株式を買い上げたんですよね。)
ホントにつぶれてしまって今までの輝かしい業績までもが無に帰して
しまうよりかは残して行ったほうがいいと思いますよ。
#日本だったらここで公金投入ってことになるんでしょうが…(--;;)
こすみっく(ひげ)@トウキョー
Re:いいものはなんとかしてでも残さねば (スコア:2)
本社はかなり弱っているようですね。
>(富士ゼロックスはフジフィルムが株式を買い上げたんですよね。)
補足すると富士ゼロックスは、米国本社ではなく英国法人と富士写真
フイルムとの合弁会社で、そこから株式を買い上げました。その時中国
市場の事業権も譲渡されています。
ちなみに富士ゼロックスの方は結構好調で、この夏にはNECからレーザー
プリンター事業をNECの子会社と一緒に買収したりしています。
Re:いいものはなんとかしてでも残さねば (スコア:1)
最初RankXeroxと富士写真フイルム
次Xeroxと富士写真フイルム
今Xeroxと富士写真フイルム (割合が変わった)
だと記憶してますが……
富士写真フイルムが株式を買い上げたのはゼロックスからですね.まぁ,RankXeroxがXeroxに変わっただけですが.
Re:いいものはなんとかしてでも残さねば (スコア:2)
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj754.html
Re:いいものはなんとかしてでも残さねば (スコア:1, 興味深い)
いまだにマーケットのシェアを伸ばせない富士ゼロックスが食いついた
ということです。モノクロームのレーザープリンタ/ディジタル複合
マシンでは、新製品が出る度に階段状に利益が落ちてゆくので、カラー
マーケットへシフトしているのですがキヤノンが強大なので苦戦。
内部からみれば、実体はよいわけではありません。
事業の多様さもないので、これから<真綿でしめられる>ように
売上げ/利益がおちるでしょう。客先の大企業があえいでいるのですから。
--Flektogon 35m/m F2.4 M42--
Re:いいものはなんとかしてでも残さねば (スコア:1, 参考になる)
>(富士ゼロックスはフジフィルムが株式を買い上げたんですよね。)
s/フジフィルム/フジフイルム/ (ィ じゃなくて イ です。)
出資比率が、50 : 50 だったのが、
75 : 25 になっております。全部買い上げじゃないですね。
> ホントにつぶれてしまって今までの輝かしい業績までもが
> 無に帰してしまうよりかは残して行ったほうがいいと思いますよ。
まー、以前は儲かりすぎていたので、
研究開発に莫大な投資ができていたということですね...
普通の会社になったということだけだと思います。
この機会に (スコア:1)
全く解りませんが、いっそRedhatやなんかにも
資本参加を頂いて、Openな方向で存続してくれ
ると嬉しいです。
#今こそ、投資家の拠出金活用を>某赤帽さま
資本参加が某MSな所ダケだと、ちょっと悔しい。
??? (スコア:1)
!BMやM$に匹敵する
コンピュータ業界の有力企業になれなかったのか
不思議
PARC物語 (スコア:1)
XEROXがどうしてPARCの成果を製品に生かせなかったかについても、少しだけ触れられています。要するに、研究開発部門の成果を製品にするための部門がなかったということですね。ハゲ頭の重役(egghead)たちがPARCを訪れることはほとんどなく、不満に思ったPARCのメンバーが、成果をデモンストレーションするためのイベントを催したけれど、結局製品を出荷するには至らなかったとか。XEROXのPARC以外の部門とのズレも大きかったようです。
ただ思うんですが、PARCにちゃんとした製品化のための部門があって、「何日までに~を作れ!何だかわけのわからんものの開発はやめろ!」なんていう風に管理されてたら、とてもあれだけの素晴しいものは生みだせなかったんじゃないですかね。
実際、Alan Kay はアタリに移りましたが、マーケティングからのプレッシャーが強くて好きなことができないと、すぐに辞めてしまいましたから。
Lispマシン (スコア:0)
Re:Lispマシン (スコア:1)
正解はLisaマシンみたいなワークステーションだったりして :-)
Re:Lisp (スコア:1)