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2101 story

障害解析ツール「LKST」リリース 28

ストーリー by wakatono
クラッシュ解析の定番になりうるか? 部門より

k3c 曰く、 "IT Proの記事によれば、日本IBM、NEC、日立製作所、富士通の4社協業によるLinuxカーネル障害解析ツール、LKSTがリリースされたそうです(プレスリリース)。なんでも、カーネルパラメータをログに逐次記録していくツールだそうで、LKCDはカーネルがクラッシュしないとダンプが取れないのに対して、LKSTはクラッシュするまでの状態遷移を監視できるのがウリなのだとか。まだベータバージョンですが、GPLで配布されています。"

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  • by yun (448) on 2002年01月23日 17時00分 (#56594)
    http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20020123CAHI277222.html
    日経の方に同様の記事があるのですが。
    そのような組織が存在するとは寡聞にして知りませんでした。
    勉強になるにゃあ。
    • by zeissmania (3689) on 2002年01月23日 17時41分 (#56610)
      日経の朝刊では”標準化団体「オープン・ソース・コミュニティ」”となってます。
      でもって、今回の技術は「OSを安定化する技術」だそうで、これを取り込むだけ安定運用ができるような記事です。
      親コメント
    • なんか「闇の帝国」みたいでかっこいいですね。世界的機関。
      ところで、
      リナックスの普及にあたっている世界的機関「オープン・ソース・コミュニティ」に提案
      って、具体的には何をする/したんでしょう?提案したってくらいだから、まさかSourceForgeにのせてハイおしまい、ってわけじゃないでしょう?LKMLに投稿とかでしょうか?
      親コメント
      • 確かにLKMLに アナウンス [theaimsgroup.com]が流れています。
        しかし、18日にアナウンスされて、今日までに何の反応もないということは、誰も興味を持っていない...
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        • 記事の内容の正確さはともかく(きょうび、だれも日本の
          新聞にそんなものもとめないでしょう)、技術は非常に
          重要だとおもうのですが、なんで反応ないんですかね。

          ほんとうにミッションクリティカルな分野にLinux を利用
          するためには必須だとおもうのですが。

          とはいえ、そんな分野で仕事した経験のあるひとは
          あまりいないので、必要性が実感されないのかも
          もと証券/金融系の情報システム開発担当者としては
          これくらいのものがないとLinux はコアの仕事には
          使用できない。
          --
          life is too short to hate each other.
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          • >技術は非常に重要だとおもうのですが、なんで反応ないんですかね
            う~ん、やっぱりご指摘のように、こういうのが必要な人がほとんどいないからじゃないですかねぇ。
            私は会社のDNSやWebServerにLinuxを使って、かれこれ5年以上になります。1.0.13ELFからずっと使ってるんですが、カーネルがコアダンプしたことって、1度もないんですよね。カーネルが落ちるようなクリティカルなミッションってのには、とんとご縁がなくて。
            仕事ではSolarisやAIXを使った、割とクリティカルなのはやったことありますが、そういうのにしてもカーネルがズッこけることはまずなく、大抵はアプリがコア吐くだけですしねぇ。
            親コメント
            • ミッションクリティカルというのはカーネルがおちたりす
              るからじゃなく(それは、負荷がおもいか、使いかたが間違ってるか)、システムの障害をおこすと、損害賠償した
              り、裁判を起こされたり、責任者がくびになったりする
              システムをさします。

              # 金融系ではわりにあるんですが、
              --
              life is too short to hate each other.
              親コメント
              • by Anonymous Coward on 2002年01月24日 16時03分 (#56904)
                趣味が高じてシステム屋になった人の中には、これを理解できてない人が結構いたりする。

                理解できてない人の場合、何を考えるにもシステムが正常動作することを前提としているけど、理解できている人はまず何につけても最悪の事態が起こった場合の対処を考えている。つまり、危機管理能力ね。

                クズシステムかそうでないかの違いはこんなところにあるんだよなあ。
                親コメント
            • by ane (1266) on 2002年01月24日 7時58分 (#56793)
              > こういうのが必要な人がほとんどいないからじゃないですかねぇ。

              個人で運用できるレベルじゃないでしょう。

              > 私は会社のDNSやWebServerにLinuxを使って、かれこれ5年以上になります。1.0.13ELFからずっと使ってるんですが、カーネルがコアダンプしたことって、1度もないんですよね。

              それは、私も同じ。自分のLinuxマシンがpanicしたことは見たことが無い。
              でも、商用OSと同じレベルの試験をすると、割と簡単に落ちる。ドライバ関連が悪さすることが多いようですがね。

              商用UNIXも同じく、DNSや簡単なWebサーバじゃ落ちないが、メインフレームの前段に持ってくるような負荷をかけると落ちたは、何年も前だがテストでは珍しくなかった。

              親コメント
              • >個人で運用できるレベルじゃないでしょう。

                個人でも,カーネル空間でのプログラム(リアルタイム系のアプリケーションやデバイスドライバの開発)を行っている場合は,カーネルpanicに遭遇するはず。
                ユーザー空間のようにメモリが保護されないので,ポインタ関連のコードにバグがあれば,すぐお陀仏。
          • ええとええと。
            なにを以って必要と呼ぶかってのは微妙ですが、それはともかく。

            ざうちゅうのサイト [titech.ac.jp]の、
            >Squeak/Zaurusの利点(または、「なぜJavaでは納得がいかないのか」)
            のちょい下の
            >デバッグのしやすさ

            ってところに、今回のコレは通じるものがあるんじゃないでしょうか?

            つまり、同じではないですが、どちらも、
            従来の人々が必要と思う(笑)よりももっとエレガントな、「プログラムの中身を見る」やりかたです。

            >ほとんどの言語では、プログラムの実行中にエラーが起こった場合には例外がスタックを下向きに飛んでいき、エラーに至るまでの実行時スタックに格納されていた貴重な情報は失われてしまいます。

            ってのが、従来型は丁度ソウだったわけですよね。

            #ですよね?よぉ理解してないんですけど(^^;
            親コメント
    • 誰もその存在を知らない組織→秘密結社→ショッカーみたいなもの?

      知ったかぶりの恐ろしさを、この記事は教えてくれているのでしょう。
      親コメント
    • こういうのを小ばかにするのは簡単だけど、
      一般メディアに そういう認識しかされていないという現状を認識することはできないのかなぁ。
      親コメント
      • 多分日経は分かってると思う。
        けど、一般紙にあの字数で説明するにはこの表現しか思いつかなかったのでは。

        「オープンソースコミュニティ」だけじゃ通じないからね。
        --
        -- wanna be the biggest dreamer
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        • by kubota (64) on 2002年01月24日 12時06分 (#56851) ホームページ 日記

          とはいっても、「世界的機関」とか「標準化団体」はいくらなんでもまずいでしょう。だって、「機関」や「団体」だったら、明確なメンバーシップがあり、代表者がいて、連絡先があって、意思決定機関があって、ということになるもん。

          「Linux 業界」なんてのはどうかな。それで金儲けしている人たちだけの集まり、という誤ったイメージになってしまうけど。

          きれいな名詞じゃないけど、「Linux 開発者の人々」のほうがもっといいかも。

          あるいは、「コミュニティ」というのは抽象的な存在だし、抽象概念は知らない人に説明するのは難しいから、具体的にどこに提案したのかを (「Linux 開発者たちが{つどう,よく利用する}{ウェブサイト,メーリングリスト,ニュースグループ}」などの表現で) 書けばよかったんじゃないかな。ファンタジーに出てきそうな宿場町の酒屋みたいなイメージ (それなら一般読者にも分かる) で書けたら、まあ合格でしょう。(異論がいっぱい出そう... ぼく自身、これでベストだと思ってないし) (一般向けなら「ウェブサイト」より「ホームページ」なのかな)

          ほか、どんな分かりやすい表現ができるでしょうか?

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          • by wawawa (3653) on 2002年01月24日 14時37分 (#56884)
            Linux開発ボランティアってのは?
            (日本で言うボランティアのイメージね、英語に直訳禁止)

            私の周りの業界外の人たちは、コンピュータのプログラムは
            全て企業の商品で、プログラマは全員 明日のビルゲイツを
            目指している。と思っている方も多いので。

            無償で献身的にプログラムする人たちが、この世の中には
            存在するのですよー。と アッピールするのも手かと...

            (本当は趣味で作っているんだけど、それは ヒ・ミ・ツ)
            親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年01月23日 18時37分 (#56643)
    本家に commit しようとしたら Linus から「こんな複雑なものはダメ」といわれて終了する、に一票。
  • by Anonymous Coward on 2002年01月23日 20時22分 (#56684)
    日経記事は話にもならないが、当該のプロジェクトすら4社協業
    のような気がしないのだけどな。

    Linux Kernel State Tracer(LKST)
    http://sourceforge.net/projects/lkst/ [sourceforge.net]

    Linux Kernel Crash Dumps(LKCD)
    http://lkcd.sourceforge.net/ [sourceforge.net]
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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