世界初のクローン猫「Cc:」誕生 64
ストーリー by Oliver
まさしくコピーキャット 部門より
まさしくコピーキャット 部門より
wosamu曰く、"Texas A&M Universityのプレスリリースによると世界で初めて猫のクローンに成功したとのこと。映画なんかだと、クローン生物はそっくりなんだけどこの「cc」は遺伝子提供した猫と毛色が異なっている。(遺伝子提供した猫はRainbowという三毛猫)猫など複数の色を持つ動物の模様は発達時の要素に影響されるとのことなのだが、ちょっと意外だったので面白い。"
halym紹介の 写真付きなCNNの記事によれば名前は「Cc:」だとか。でも青色じゃないので安心を。"
どう読むんだ? (スコア:4, おもしろおかしい)
最後にコロンが付いているからボクなんかはつい「カーボンコピー」と呼んでしまうが・・・
Re:どう読むんだ? (スコア:3, 参考になる)
テキサスA&M大のプレスリリースでは、
のようになってますね。
その文章中のほかのところでは単に"cc"となっていたりしてます。
本名はどうなんでしょうね。
で、そのプレスリリースには
Cat Clone
Cloned Cat
とかいう言葉が出てきますので語源はその辺かもしれないですね。
Re:どう読むんだ? (スコア:3, おもしろおかしい)
とか。
Re:どう読むんだ? (スコア:3, 参考になる)
でも、呼び方としては「シーシー」のほうがかわいいのでは?
ちなみに「コピーキャット」の意味は日本では猿真似。
なぜ動物なんでしょう、、、
Re:どう読むんだ? (スコア:3, おもしろおかしい)
>と呼んでしまうが・・・
遺伝子操作をした場合,独自仕様となるので,
先頭に"X-"を付加する必要があります.(^^)
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
読売新聞の記事 [yomiuri.co.jp]に結構詳しく書いてあるけど、「頭文字とって」って話しだし。
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
ボソンジャンプするんですか?
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
によると、「コピーキャット」が元らしいけど、どう発音するのかは不明。こっちの記事はコロンがついてない・・・
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
アタマのCCは、あちこちで既に述べられているように、
「Copy Cat」
または
「Clone Cat」
を示す接頭辞(笑)。
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
なんとなくアレゲだし。
それにしても、初めのリストに「Clone Cat」を入れるのを忘れてた。
Re:どう読むんだ? (スコア:1)
朝日の記事みるかぎりでは「コピーされた猫という意味で「Cc」と名付けられた。」とあるんでコピーキャットっぽいよねぇ
それにしても この猫かわいいなぁ
Bcc: (スコア:3, 興味深い)
Cc:が生まれる前にどれだけのBcc:がいたかと考えると少し悲しい。
Don't ask me why!
Re:Bcc: (スコア:1)
#あれ?
元記事 こちらの方が詳しいです。 (スコア:2, 参考になる)
リンクには親猫の写真があります。 [tamu.edu]
朝日 [asahi.com]でも紹介されてますね。
これどうなんでしょうね。
クローンは寿命が 半分 [yomiuri.co.jp]って研究結果が出てますが。
勝手に作り出していいんでしょうかね
Re:元記事 こちらの方が詳しいです。 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:羊も問題あり (スコア:0)
Re:元記事 こちらの方が詳しいです。 (スコア:1)
もっと別の根拠が?
半分だっていうんだもんなぁ・・・
Re:元記事 こちらの方が詳しいです。 (スコア:5, 参考になる)
genomic imprintingミスのせいだと思われます。
以前からクローンは脳が大きいなど、形態的にも元の個体との
違いがあることが知られており、クローンはimprinting異常で
殆どの個体が出産前に死亡するが、比較的正常なものが産まれ
てくると考えた方が良いのかもしれません。
genomic impriningについて多少補足すると、染色体は父親
由来か母親由来かがDNAのメチル化によってマークされており、
いくつかの遺伝子ではどちらかの親由来のものだけが発現する
といったコントロールがされています。(ちょっとおもしろい
話としては子供の面倒をみる性格の遺伝子は父親由来のものが
使われているとかあります)
imprintingは初期発生時にリセットがかかるのでクローンは
元の個体とimprintingのパターンが異なってしまうはずなので
遺伝子レベルでも元の個体と同じである確率は非常に低いと
いえるでしょう。
また元の個体でOFFだったallele(対立遺伝子)が発現して
いたりその逆も考えられ、またimprintingを受ける遺伝子では
発現量が正常個体と異なるというデータは既に報告されて
います。
こういう問題があるのでもともと哺乳類レベルではクローンは
無理だろうと言われていたのでドリーが衝撃的だったわけです。
kaho
フレームの元 (スコア:1, 興味深い)
>(ちょっとおもしろい 話としては子供の面倒をみる性格の
>遺伝子は父親由来のものが 使われているとかあります)
別にこの部分にケチを付けるわけではないんですけどね。
あくまで個人的印象なんですが、このあたりの「(ヒトを含む)高等動物の(行動に関与しうる)遺伝現象」に関する研究では、研究者自身の
・願望
・先入観(=偏見)
・宗教的背景
が見え隠れしている場合が多いです。
要は、実験のデザインやデータの解釈に強引な場合が多い。
なので、たとえ「Natureに論文が掲載された」と言っても、頭から信じない方が良いです。
Re:フレームの元 (スコア:1)
それはその通りです。ですから私は「(お)話」と書いたわけで、学説でも
なければ定説でもないということは文面から読み取っていただければ。
ただ件の遺伝子(PEG3とかいったかな?)のないマウスは授乳もしようともしな
かったし子供マウスをなめたりもしなかった、というのは観測事実なわけです。
で、それを「子供の世話をする遺伝子」というところで解釈が入り、それを
「父親の遺伝子が子供の世話を見る」とまでいうとヨタ/酒飲み/嘘話になると。
まあ、実際にデータを扱っている人は重々承知で、大抵は新聞記者の仕業です
ので、「研究者の」というところは訂正していただくと有り難くもあり。
> 「Natureに論文が掲載された」
あー、というか、Natureに載る論文はそういう「お話」系のものが多いので
それでは全く科学的事実の裏付けにはならないというか。
こんなこと言ったらまずいかな?
でも少なくとも「Cellに載った」とは違うインパクトがあるはずだ(笑)
kaho
Re:って事は? (スコア:1)
発生段階でこれが重要なのね。
じゃ
卵子の方の遺伝子と精子側の遺伝子を初めにコピーしてそれを元に受精したした場合
または、
同じものを作るのではなく、同じものになるように遺伝子を書き換えた場合
成功するのか?
#逆にソフトの不正コピーに使えるんじゃないかって思ったのは私だけ?
読み物
父親、母親に由来するゲノムの機能的差異 [jst.go.jp] 科学技術振興事業団
家畜DNA育種・用語解説 [hokkaido.jp]
the designer of lives, Genome [thinkquest.org]
ゲノムネットWWWサーバ [genome.ad.jp]
今回はいろいろ考えさせられました。生物も工学、何ごとにも勉強しろって事ですね。
Re: 短い原因だが… (スコア:2, 興味深い)
ただ原因は免役関連が著しく弱いとの発表がある
所を見ると、何かが違うのだろう。
テロメアだと分裂回数でしょうしね。<長さなら調べれば分かるでしょうし…
テロメアを補えば不老不死になるかってのもまだ不明。
結局生き物が死ぬってことはミクロな視点みると分裂の際のエラの積み重ね
によって機能不全で死ぬってのがあるが…遺伝以外にコピーが失敗する原因を
突き止めた方がはやいのかも知れない。きっと免役系が鍵になるのでは?
#生物は、遺伝子&テロメアって、4bitの塩基配列&回数ってデジタル的なな所で
考えてはだめなのかもね。生き物はアナログコピーなのかもね。
生物って元々コピーに限界があるから分裂回数が決まっているのかも知れない。
オリジナルが1個だら価値があるようにも作られているのかも知れない。
元々一世代しか使えないから相手を使って補う物なのかもなぁ
命って深いね。
元記事の目的はクローンペットを商業化する事を目的として
始まっているのでこれがクリヤーしないと問題がでるでしょうね。
元の実業家のおじさん生きてるうちにクリヤーできるでしょうか。
まさかペットの寿命が半分では不味いでしょうしね。
それは仕様です。<絶対に不味い。
問題をクリヤーしてペット量産とかも不味いね。
同じペットを何度もクローン化するって事も考えられるし…
このペット何番目?
3番目!<ネタとしても嫌すぎ‥
とか
前のペットはよくいう事を聴いたんだけど…
こういうのも不味い
#やっぱりペットであっても「クローン」は倫理的に不味いのかもね。
0.5 + 0.25 + 0.125 + … = 1 (スコア:1)
クローン第 1 世代は元の半分の寿命。
すると、第 1 世代のクローンである第 2 世代はさらにその半分。
…以下略とすると、級数の総和は 1 に収束する。即ち元と同じ。
くだらんツッコミでした。
そりゃぁ、まぁ、 (スコア:1)
クローンといえども (スコア:1)
そうなると、死んだ愛猫・愛犬をそっくり再生って商売も結構難しいってことかな?
Re:クローンといえども (スコア:1)
商売なら・・・
Re:クローンといえども (スコア:1, 興味深い)
どうしても、”ミイラにしておくとそのうち生き返る”ってのと
同じ波長のデムパを感じてしまう。って言うか同じ?
> たくさん作って一番似た模様を選ぶ、ということもやりかねない気がします。
> 商売なら・・・
あと、前と性格が違う(育て方のせいで、ですけど。)
というだけで、やり直せとか言い出したり。
もちろんいらなくなったのは最悪廃棄処分。
死別するのがそんなにいやなら一緒に逝ってくださったほうが、
いくらか世のためになるでしょうね。
研究としては、倫理を別にして興味深くも思いますが、
商売に直結しているのが如何せんたちが悪い。
Re:クローンといえども (スコア:1)
「えー、出来るようになったんだよー」とか言う返事が返ってくる世の中はいやですねえ…
Re:クローンといえども (スコア:1)
だから犬が死んだときにまた同じ種類の犬を飼ったりする。あるいは血縁から似てる仔犬をもらう。いずれも「似てる犬」ではあるけれども「そのもの」ではない。ってのはまあ考えればわかるわな。
じゃあクローンならどうなのか。遺伝的に近似でも「そのもの」ではない。まあこれも考えればわかること。
でもそれってこれまでにおこなわれてきた「似てる犬」を求める行為と何が違うのだろう。せいぜい、精度が向上するってだけじゃないのか。
ここで疑問なのは、極めて高価につくクローンという手段をもちいてまで「似てる犬」を求める顧客がそんな単純で明白な事情を(知識として)理解していないなんてことがあるのか、という点。
そんなことはちょっと調べればすぐわかることだし、商売としてこれを受ける側も「100%そのものではなかった!金返せ!」とか訴えられたくないだろうからその程度のこと説明していないわけがないんちゃうんかいってこと。
つまり顧客がよっぽどの理知から遠い人でなければ「やり直せ」とかそーゆーむちゃくちゃは言わないし、そんなことで「やり直せ」とか言う人ならクローンであろうが親戚の犬であろうがやり直しを要求するんじゃないのかね。
まあ出たばっかりの技術なので過剰な期待が寄せられていてトラブルになりかねんというところはあるものの、普及してあたりまえの技術になって現実に即した認識が広がればればそういったすれ違いは減少していくと考えたいところ。それでもすれちがうような人なら新技術があろうがなかろうがすれ違うわけで。
Re:クローンといえども (スコア:1)
クローン技術で臓器をクローンすると言う技術が出来たとして。 倫理的な問題を掲げてそれに反対する団体の人がいたとして。
でも、移植を受ける人にとってみれば、それは非常に切実な問題で。
今ドナーは余ってるわけではないですし、生きている内に臓器を移植出来るかどうかすらわからないわけです。
そういった倫理を唱える人たちは、つまり移植を必要としている方々に
「あん、臓器が必要? そんなの知ったこっちゃない、とにかくなんか生命の神秘とかなんとかに反するから諦めろ」
って言っているようなもんで。極端に言えば。
でも、そういう倫理を唱える方も、人ごとじゃなくなる……
つまり、自分に移植が必要になっただとか、家族に移植が必要になるような状況になったら、速効で今までの考えをおろかだったと考えるようになる人もいるんでしょうね:-)
中にはそう言ったことはせず、潔く死んでいく達ももちろんいるかとは思いますが、それが全てではないはずです。
そして、倫理というものも人類総体としての意見ではなく、あくまでちょっと多めな一部の人の意見であり、その中で全ての人の事情を汲んだりすることは不可能なはずです。
もし可能なら誰か教えてください:-)
要するに私が言いたいのは
「倫理って何?」
ってことなんですよ。
もちろん、答えなんか求めちゃいません。
みんなはどのように考えているか、それがちょっと知りたいな、と思っただけです。
そして、世界は、クローン技術を研究する人たちはどのように受け止めて、これからはどのような発展をするのでしょうかね。
俺はクローンの臓器移植なんか受けたくない、って言ってる人。
自分の身に本当に起こっても、そんなこと言えるんですかね?
言えるならそれはそれで立派なことだと思いますが。
冗談や皮肉抜きにね。
Re:クローンといえども (スコア:1)
ヒトのクローンではなく,臓器のクローンなら倫理的にはOKだと思います.問題なのは医学的な安全性で.
一卵性双生児という現実 (スコア:1, 参考になる)
模様に限らず性格とかも同じ事な気がする。
もし「遺伝子が一緒なら全てが同じ」であるなら、双子はどうなる?
すでに一卵性双生児という現実があるわけだし。
こういう報道って
「クローンした生物が遺伝子採取元の生物と全く同じにできる」
と言う考えが根底にある気がしてならないけど、それって間違ってない?
Re:一卵性双生児という現実 (スコア:1)
> 「クローンした生物が遺伝子採取元の生物と全く同じにできる」
> と言う考えが根底にある気がしてならないけど、それって間違ってない?
このあたりにあまり詳しくないけどもボクも性格は後天的な要因で決まると思ってます。
ただ、そういうことが目で見えるわかりやすい例として「おもしろい結果」なんじゃないのかな?
# 記事中じゃ、あたかも「色柄は同じになると思ってた」みたいに書かれているけどネ
Re:一卵性双生児という現実 (スコア:1)
「クローンした生物が遺伝子採取元の生物と全く同じにできる」
と言う考えが根底にある気がしてならないけど、それって間違ってない?
間違ってない、も何も、「全く同じ」が「行動」や「考え方」などを 含むのであれば、明らかな間違い。
遺伝子の同一性についても、リンパ球で発生過程中に免疫グロブリン 遺伝子が再配列される例もあり、厳密には同一でない。
…というのは「常識」だと思っているのですが、未だにそう考えない 人がいるのは困ったものです。
数年前にもTIME誌だったかでヒットラーとマリリンモンローのコピー が隊列を組んで歩く絵が表紙になったことがありますが、大衆誌では この手のネタは根強い支持者がいるのかもしれません。
Eureka !
Re:一卵性双生児という現実 (スコア:1)
>「クローンした生物が遺伝子採取元の生物と全く同じにできる」
>と言う考えが根底にある気がしてならないけど、それって間違ってない?
間違ってない、も何も、「全く同じ」が「行動」や「考え方」などを 含むのであれば、明らかな間違い。
べつにそういう限定も必要ないです。
いくら遺伝子が同じでも食べてるものや運動してるかどうかで体格などが違ってくるのは
たいした知識がなくても一般常識の範囲で理解できるはず。
こういう単純な事実を見落としている人が多いのが気になります。
うじゃうじゃ
Re:一卵性双生児という現実 (スコア:1)
遺伝子が同じなら、全ての細胞の分裂がまったく同じ条件で進むとでも思っているのだろうか?
Re:一卵性双生児という現実 (スコア:1)
全く同じようには動作しないのと似ている気がしますな。
#フリーズするタイミングとか(^^;
シマネコが好き (スコア:1)
漆原教授がやったのか?
ペットのクローンは・・・ (スコア:1)
ペットって育てて可愛がって死ぬまで面倒見るのが飼う人の義務なのに、
簡単にリセット出来てしまうのは、言葉が不適当かもしれないけど「変」です。
死んでしまったペットの再生を商売になんて、もってのほかだと思います。
子供なら可愛がっていたペットが死ぬということから「悲しい」という
感情を学ぶだろうし、動物を飼うということがどういうことなのかを
学ぶと思います。
私は難しいことは分かりませんが、人間が愛情をそそがないものしか
人工的に創ってはいけないんじゃないかと思います。
少なくてもペットを子供のように可愛がる人もいるのですから、
人間のクローンを創っているのと同じだと思います。
#こんな考えは古いと言われる時代になるのでしょうか・・・・
Re:ペットのクローンは・・・ (スコア:1)
ヒツジを子供のように可愛がる人もいるのですから
,っていわれたらどうします?
倫理的な理由でのベジタリアンにとっては植物はどうでもいいのか,というのと同じ疑問を感じる.
Re:ペットのクローンは・・・ (スコア:1)
ペット(牛や豚を含めて)のクローンはダメでは?と書いたつもりでした。
ヒツジだけではなく、ペットで一時期ブームになったミニブタとか
人間が愛情を注ぐもののクローンが簡単に創れて、まるで再生紙のように
リサイクルされてしまうのはイカンと思うのですよ。
死んでしまったペットをお金を支払って蘇らせるというのは、
まさにリサイクルのイメージではないでしょうか?
でも、私はこういう研究を否定するわけではなく、食料問題の解決や病巣の臓器を
再生するとか無機質な用途であればいいと思うのですが・・・・
私は肉好きなので、うまいステーキが半額で食べれれば大歓迎です。(^^
# でも、表示は「黒毛和牛(兵庫/クローン)」ってしてほしいかも。。。
Re:ペットのクローンは・・・ (スコア:1)
食肉用途としてのウシではかまわないととっていいんですよね?
そういう考えもありだとは思います(私も半分くらい納得してます)が,そういう安易な線引き(と思う人もいるだろう)でいいの?,という問題提起のつもりです.
私自身は技術的にはヒト以外のクローンはOKで,あとは飼い主の責任とか社会的(必要なら法律的)に解決すべきだと思います.
Re:ペットのクローンは・・・ (スコア:1)
> 食肉用途としてのウシではかまわないととっていいんですよね?
そうです。
これは確かに安易かもしてませんね。・・・でも、飼い主の責任や法的な規制は
この場合すごく複雑で曖昧なように思えます。
ルールが複雑で曖昧なものであれば、裏技的な抜け道も出来るわけです。
だからこそ、クローン技術では生命を創らないという「安易」で「簡潔」な線引きこそが
必要なのかなと思っています。
よって私は一般消費者に届く時に牛ではなく牛肉になっていればOKだし、
人間ではなく、人間の胃というパーツであれば創ってもいいと思っています。
安易な線引き (スコア:1)
三毛猫の模様 (スコア:0)
>ちょっと意外だったので面白い。
三毛猫の模様は、毛の色素を作る遺伝子がトランスポゾン
(ランダムに動きまわる/スイッチが入ったり切れたりする遺伝子)
に乗っているので個体の発生時にランダムで決まるという事でしょう。
まだら模様の朝顔の花みたいなもんです。
色素を作る遺伝子がトランスポゾンに乗っていない場合は、
模様はだいたい一緒になると思います。
(現に世の中のすずめ君達はみーんな同じ模様です。
彼らはクローンじゃないけど)
と知ったかぶり。詳しい人フォローお願い。
Re:三毛猫の模様 (スコア:2, 参考になる)
> (ランダムに動きまわる/スイッチが入ったり切れたりする遺伝子)
> に乗っているので個体の発生時にランダムで決まるという事でしょう。
それはないでしょう。というか、毛色は親、じゃなくこの場合クローン元
と同じなのだし。
クローンに限らずノックアウトマウスやトランスジェニックマウスをつくる
ときも、わざと毛色のちがうネズミに産ませるというのはあることで、
それはなにより毛色が遺伝だから。
今回のニュースでは単にパターンがちがうということで、ニュースでは
パターンは発生の過程での影響によると言われていましたが、私はそれ
以外にも遺伝的刷り込み(genetic imprinting)の影響があるのかも、と
思ったりしました。
生物の様々なパターン(蝶の羽とか牛やヒョウの柄とか)を数理的に
計算する学問分野もありますが、基本的なモデルは普遍でもちょっとした
パラメタの変化で様々な模様が得られることが示されていますが、一方
そういうパラメタが遺伝的素因によって決められる例はこれまたいろいろ
な生物で報告されています。
ネコの模様の原因遺伝子は特定されているのかどうか知りませんが、
クローンでは遺伝的刷り込みが正常に行われないということを視覚的に
見せた例かも?という点でちょっと興味のあるところです。
kaho
Re:三毛猫の模様 (スコア:1)
genomic imprintingの誤りでした。恥
kaho
Re:遺伝的刷り込みって何ですか? (スコア:2, 参考になる)
他の書き込みへのフォロー [srad.jp]で少し書きました。
遺伝子は親からもらった全てが実際に使われるわけではなくてどちらか一方のものが不活性化されることがあります。このことをgenomic imprintingというわけです。
このとき「どちらか」というのはランダムに決まっているのではなくて、父親or母親由来のものが一方的に使われるようなことがあります。
例えばインスリン様成長因子(IGF2)の壊れた遺伝子を父親から受け継いだマウスは早い段階で発育が止まりますが、母親からの場合は正常マウスの半分くらいの大きさまでは成長するそうです。これはIGF2は父親から受け継いだ遺伝子が主に使われるからと考えられます。
他の方が揚げているLionizationというのはgenomic imprintingの別名といってよいですが、X染色体全体が不活性化されるというのはずっと昔に捨て去られた説で、またネコの模様を制御する遺伝子がX染色体に載っているという報告も私が探した範囲ではみつかりませんでした。
kaho
Re:三毛猫の模様 (スコア:1)
雄の三毛猫は非常に稀な確率(数万分の一?)でしか存在し得ない,って高校の生物で習ったような・・・
ライオニゼーション(X染色体不活性化)って猫以外の生物でも一般的なんですよね?二本あるX染色体のうち一本が不活化するから雄と雌の体がそんなに違わない,って聞いたような.チンパンジーとヒトのDNAが97%同一なのに比べXXとXYの差異は何%でしょう?
三毛は毛色に関係する遺伝子がXX二本とも生きてる部分,X一本しか生きてない部分,一本も生きてない部分で3色の毛があるということでいいんだよね?
記憶が曖昧だし,自宅で生物学事典無いのでなので詳しい人つっこみよろしく.