EU独自の独立したGPS構想 19
ストーリー by Oliver
方向音痴の救世主 部門より
方向音痴の救世主 部門より
Transponder 曰く、 "1991年ぐらいにGPSを使用していた人はお気づきだろうが湾岸戦争時にGPSの精度が突然向上したりしなかったりというようなことがあった。ZDnetの米速報記事(元記事)によると、欧州連合はアメリカの軍事GPS匹敵する規模のEUオリジナルのGPS構想「Galileo」を明らかにしたそうだ。コレに対し、アメリカ国防総省は「GPSへの世界のニーズは現状のアメリカGPSで対応できるので反対」だそうで、GPSのアメリカ依存を崩したくないご様子。このアメリカの態度に対してEU側も負けじと「独占は好ましくない」と反発し、この件に関して資金提供に慎重だった国々も一致団結だそうで。一国の事情で振り回されるのは嫌だから、「Galileo」は大歓迎なんだけど、道路地図を愛用しているんだよな・・・ボクは。"
規模 (スコア:2, 参考になる)
を読むと産業としても相当の規模になっているし、一つの国に独占させておく段階はすぎてしまったと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020313-00000071-zdn-sci
を見ると、近い将来、デジカメにも標準装備の可能性がありますね。
あれ? (スコア:1)
湾岸戦争には間に合わなかったんだっけ?
去年民間用の精度上がったし、まあ、GPSみたいな衛星が増える分には反対しませんが、税金的には、日本は他のことに使ってもらいたいですね・・・
Re:あれ? (スコア:2, 参考になる)
日本であれほど無償で東南アジア域の国々に貢献しているプロジェクトってないんだけどなー。あの辺りって自国で気象衛星上げたり、気象観測ネットワーク造ったりっていうのがきついから、台風とか国外からやってくる気象現象は日本のひまわりに頼りっぱなしなんだけど。
たぶん、ひまわりが停止したらアジア域からかなり強いもんくが出ると思う。
Re:あれ? (スコア:3, 参考になる)
ひまわり:問題は来年までもつかですね。 (スコア:1)
現行のひまわりが来年までもつかが心配です。
ひまわりは、アジア地域だけでなく、西太平洋地域諸国たとえば
南半球のオーストラリア等も利用しているので、
寿命の延ばすために観測範囲を狭めるのにも限界があります。
寿命が尽きたら各国の気象予報精度が確実に低下するでしょう。
masamic
Re:ひまわり:問題は来年までもつかですね。 (スコア:2, 参考になる)
http://www.asahi.com/space/news/K2001120700322.html
でもひまわり5号の位置まで連れてくるのに3ヶ月も掛かるそうで,
なんにせよ大変そうですね.
Re:あれ? (スコア:1, 参考になる)
ペンタゴンのメリットとは? (スコア:1)
ってところなんですが、亜米利加合衆国政府にとっては何かメリットは
あるのでしょうか?
−・・ ・ ・ −・−・ ・・・・ −−−
手垢で汚れた少年漫画とソースの香りがいい感じ
メリットはこれ (スコア:5, 興味深い)
もちろん、民間には使えないように止めた後、軍事用はちゃんと自分たちで別に用意してあるわけですな。周りのGPS使っている民間含めた奴ら(きっとその中には衛星を自前であげられない国もあるわけだ)全部を機能不全に陥らせて、自分たちだけ動けるようにして、有事に自分たちに有利なようにコトを運べる。
東京で言えば、暴動が発生したときに、交通信号を全部いっぺんに赤にすることによって、どんなヤツでも「信号無視」でしょっぴくことができる、というようなもんですね。これは銀座界隈で実際に学生運動盛り上がったときにやって効果を上げた、ということが、唐津一の本に書いてあったけどね。
権力者の考えること、覇権を考える奴らはみんな同じ穴のむじなですな。同じようなことを考えるんだね。
Re:ペンタゴンのメリットとは? (スコア:4, 参考になる)
その期限が切れたのが数年前かな?国防総省(DOD)は民間開放を打ち切る可能性が高かった。
自動延長を期待していた日本のカーナビメーカーは大パニック、通産省主導のワーキンググループを作って大論議
金を払って続けてもらう←アメリカ政府の方針が読めない
ロシアの衛星を使う←精度と信頼度に問題あり
日本独自で衛星を打ち上げる←10年はかかる
欧州の衛星を使う←まだプランの段階
決定打がないままアメリカ政府の方針決定待ちとなったが、「世界的インフラとして今後も民間開放し維持していくことを保証する」という方針に助けられた。しかも軍の反対を押し切って精度向上まで約束して今にいたる。
ここからは想像だが、世界的インフラを自国単独の管理下に置くというのは政治/経済/軍事戦略的には大変おいしいのではないのだろうか?
Re:ペンタゴンのメリットとは? (スコア:1)
GPSというと普通は方向音痴のドライバーのためにあるような印象を受けますが、航空機や船舶にとっては生死を左右しかねない重要なサービス。
まあ、市場的にはカーナビの方が大きいかもね。
おかげで目印のない海のど真ん中で待ち合わせが可能になり、密輸取引に利用されたり、不審船や密入国船が簡単に日本に近づけるようになったりもしてますが。
あと、GPSの衛星は数をそろえる必要がある上に低軌道衛星(=短命)なので運用コストは馬鹿になりません。
民間ベースでの運用は不可能とはいえないにしても、あまり儲かる事業だとは思えません。
うじゃうじゃ
Re:ペンタゴンのメリットとは? (スコア:3, すばらしい洞察)
それが軍事的(じゃなくても米国に不利益な状態を生み出す事)に利用されたら困るからではないかと。
民間開放時:「だったら先に開放しちゃえ~」
『スクランブル付いてるけどね』
スクランブル解除時:「また誰か打ち上げそうだからスクランブルも解除しちゃえ~」
『精度制限はアメリカの都合でコントロールするけどね』
今回:「充分開放してるから他にはいらない」
『これ以上は開放できん』
というのは私の勝手な想像。
Re:ペンタゴンのメリットとは? (スコア:2, すばらしい洞察)
そしてGSPを独占することで全世界でのGPSの精度を自由に出来ること。
GPSを自由に出来れば湾岸戦争を見れば解る通りむっちゃ自軍に優位だし。
だからこそ、他の国が独自のGPSシステムを作るのに反対する。
だからこそ、EUはアメリカに自由にされないGPSシステムを作りたい。
ってことだとおもいますが。
たしか、EUのGPSは使うのにお金がいるシステムだったと、その代わり精度は保障。
Re:ペンタゴンのメリットとは? (スコア:0)
無料で開放すれば他国や民間企業が
同様のシステムを作る意義がなくなるからね
Re:ペンタゴンのメリットとは? (スコア:0)
おや、GOが出たのか (スコア:1)
米国のものと、性能や仕様的に、どうちがうのだろうか?
空の足 (スコア:0)
米国の国内事情で、世界中の空の足が止められるような状況ではいけない。欧州がんばってくれ。
Re:空の足 (スコア:0)
単に、アメリカが官制をしている空域を通る航路だったから
太平洋の小国は、だいたいアメリカが管制業務を代行してます