RMSによるとGNU Hurdは年末にメジャーリリース 7
ストーリー by Oliver
もじゃもじゃ 部門より
もじゃもじゃ 部門より
momokuri 曰く、 "PC world.comよりRMSがインタビューに答えてます。プロダクションバージョン(つまりバージョン1.0ってことね)のHurdが年末リリースなのだそうです。相変わらずの持論で、「HurdはマイクロカーネルだからLinuxなんぞより強力だ。所詮Linuxもカーネルで、その他のツールはGNUのプロダクトじゃ。」「Linuxは商用ソフトウエアを許容してるから、ユーザと開発者を分断している」などなど。いや、良し悪しじゃなくて、Free Softwareを広めるってのはたいへんだよね。すごいなぁ。"
本当に出るのか? (スコア:2, 興味深い)
Gnu OS(その頃はHurdというコンセプトは無かった)を出せる」
等と言っていて、それからずーっと「コレが出たら使う」と
思い続けていたんですが:-)
とりあえずワタシにとって現時点ではHurdはスレッド機能が
充実していそうな所がマルでpascalが動きそうに無いところが
バツ:-)
-----------------
#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
Linuxは商用ソフトウェアを許容 (スコア:2, 興味深い)
ってことは、Hurd 上では商用ソフトウェアを使ってはいけないのでしょうか? 原文によると、
前半は、Linux ディストリビューションは商用ソフトウェアをバンドルしている、という意味だと思います。(ほんとうは、商用ソフトウェアをバンドルしてないディストリビューションもあるけど)。後半は、GNU プロジェクトが配布する GNU システムは純粋にフリーソフトウェアだけのシステムになる、という意味でしょう。べつに、その上で商用ソフトウェアを走らせることを禁止する、という意味ではないと思いますよ。
でも、GPL コンパチブルではないデバイスドライバなどは書けないかもね。マイクロカーネルだと違うのかな。このへん、ぼくは素人なのでどなたかフォローをお願いします。(というか、Linux 用の GPL コンパチブルでないデバイスドライバってあるけど、これがライセンス的にどうなのか、ってのも、よくわかってなかったりするので)。
Re:Linuxは商用ソフトウェアを許容 (スコア:1, 参考になる)
Linuxユーザじゃないので、僕も正確には知りませんが、
1) kernelにstaticに組み込まれたドライバは、GPLを厳密に適用するならばソース公開の義務がある
2) Linusはああいう性格なので「でも、別にいいんじゃない?」みたいなノリでいたけど、こういう問題を減らす意図も多少含めてkernelのmodule機能の充実を計った(もちろん、それだけが目的じゃないけど)
3) module化されて明確に分離されたドライバのバイナリを配布した場合は、おそらくGPLでの「ソース公開」縛りから解放されるはず
4) RMSは例によって不機嫌になって「Linuxはフリーじゃない」と怒る
という流れだった気がします。間違いがあったらごめんなさい。
rms の Debian 入り (スコア:2, 興味深い)
思いっきりオフトピですが、rms の Debian 入りは難航しているようです [debian.org]。Tasks and Skills チェックが進まないものだから、いったいどうしたの、と一時停止を食らってしまったようです。この「一時停止」というのがどういうものか、ぼくもよく知りませんが。
rms が tasks and skills にパスできないなんて考えられないから、気持ちが変わったとか、そういうことでしょうか。
もしかして、Debian GNU/Hurd は不満で、GNU Project 自身がディストリビューションの開発もするとか。(GNU システムには商用ソフトウェアは含まれない、というのは、この伏線なのかなあ。カーネルだけリリースするのなら、商用ソフトウェアが含まれるとか含まれないとかは問題にならないはずだから)。
いずれにせよ、Debian GNU/Hurd は近々リリース予定の Debian 3.0 (Woody) には含まれない予定だし、その次となると今年中という可能性は低いから、年内に Debian から Hurd ディストリビューションがリリースされる、という可能性は低いですが。
というか、Woody はいつになったらリリースされるんだ。というか、重大バグ [debian.org]が修正されない限りはリリースできないから、がんばってバグ潰ししないと。
Machはマトモになったのか? (スコア:2, 参考になる)
MKにstatic linkされたデバドラ、開くと何でも出来てしまうioports、やたらにトロいメッセージ処理。どれを取っても、「言ってることとやってることが違うやんけ」と思ったものです。
Linuxも10年たって今の様があるのだから、Machもそうであると思いたいけど、そうでなかったらあまり食指が動かないなぁ > Hurd
Machは部品とりでしょ (スコア:1)
IPCに関する評価(特にperformance)が結局うまく行われなかったため、Machを完成品としてみるのは無理があるでしょう。vmやkernel memory allocatorなど、むしろ要素技術の溜まり場としてみた方が自然です。
そういう意味では「Machが古い」というのは変な言い方で、「aというsubsystemが古い」などという言い方をすべきでしょう(ついこないだもzone allocatorのzone_gc()を調べてた)。
まずは (スコア:0)