IceWMの開発者募集中 16
ストーリー by yourCat
猫の手も借りたい 部門より
猫の手も借りたい 部門より
kubota 曰く、 "X Window System 用のウィンドウマネージャである IceWM は、その多彩な機能と軽さのバランスや、日本語が使えるということなどから、 /. のみなさんにもユーザが多いことと思います。この IceWM の開発が、危機的な状況に陥っているそうです。
このメールによると、 ここ数ヶ月にわたって、 IceWM のソースコードをあまり詳しく知らない二人が 事実上 IceWM のメンテナンスをおこなっていて、 報告されるバグへの対処もままならない状況にあるそうです。 Unmaintained Free Software にも登録されています。
このような人気プロジェクトの開発や運営をいちどやってみたかった、 という方や、IceWM がない生活なんて考えられない、という方は、 ぜひとも名乗りをあげてください。"
やってみたくても (スコア:1)
(それ以前にXの中身がよくわかってないってのもあるが(おいおい))
(´д`;)
英語と X (スコア:1)
Re:英語と X (スコア:0)
Re:英語と X (スコア:1)
Re:英語と X (スコア:0)
塵のような問題でしょう。
Re:英語と X (スコア:1)
この部分が一瞬こう見えた。
> それで素晴らしい人柱が生まれるなら、
(´д`;)
Re:やってみたくても (スコア:1)
英語は、やってるうちに、なんとかなります。日本人開発者でよく思うのは、「英語が分からない」ということがネックになるよりも、自分の言いたいことを文章で表現する、ということが下手な場合が多いようです。たぶん、英語としての正しさにばかり神経を奪われて、肝心の内容の筋道のことがおろそかになってしまうからじゃないかと思うのですが、ドキュメントを書くのでなければ、英語の間違いなんて、たいして気にする必要はないと思ってます。万一、理解不能な英語を書いてしまったり、誤解が生じたとしても、会話を続けることでそれを修正することが可能ですから。
X については、そうですねえ、Xlib については勉強が必要になりますが、いきなりメイン開発者になる、というのでなければ、自分の分かる部分についてパッチを書いたりすることから始めれば、まあなんとかなるでしょう。ただ、全体をざっと見渡して、全体の設計思想に反するパッチを書いてしまったりしていないか、をチェックする必要がありますが。(実際には、変数や関数の適切な置き場所はどこか、ということに、気を使うことが多いです。ソフトウェア全体の階層構造や機能分化がどうなっているかを調べ、自分の追加したい機能がどの階層に追加するのが最も適切化を考えます。もちろん、変数や関数の命名規則というか傾向とか、インデントのやりかたとかも、オリジナルに合わせます。)
Re:やってみたくても (スコア:1)
OS2ユーザーなんですが、一時ドイツの言語処理系(pascal)を買った事があるんですが、「ワタシの注文届いてますか?、コレコレのFAXを送ったんですけど」とメールしたら、結局2本届いてしまったです(笑い)
さすがに2本来ているがどうなってるんだ、と尋ねる気力はありませんでした。だって3本目がきちゃいそうなんだもん(大笑い)
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#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
Re:やってみたくても (スコア:0)
でしょうね。英語のMLへ日本人が書いたものを見ると、会話に近いような妙にくだけた表現と、教科書や論文でしか使わないようなやけに堅い表現とが同じパラグラフに入っていたりして、ちょっと変な感じがするときもありますが。
これもその通りだと思いますが、事態をいっそう難しくしているのは、日本語と英語での自説の述べ方の違いも大きいと思います。日本語は帰納的に詳細を積み上げて最後にまとめますが、英語は基本的に演繹型ですから
「日本語が使える」と言えば (スコア:1)
Re:「日本語が使える」と言えば (スコア:1)
ぼくが i18n の世界に足を踏み入れることになった、ウィンドウマネージャを片っ端から国際化しまくる作業をしていた頃の話です。古川さんの仕事 [keio.ac.jp]を参考に、いろいろチューニングして、自分の技術と言えるまでにしていきました。同じ手法を twm、blackbox、sawfish などに応用しました。(ただし、IceWM はすでに XFontSet 化されていて、XFontSet モードの自動化やフォントパターンの一般化が、必要な仕事でした。)
過去メール (個人宛メール) を検索してみると、IceWM はだいたい 1999 年末から 2000 年中頃にかけて作業をしています。上記メールでは Marko さんは NLS に対して冷淡だ、というような書き方をしていますが、ぼくの印象では、かなり熱心に議論をしてくれました。もちろん、ロケールとかマルチバイトとかフォントセットとか言ってもヨーロッパ語人になじみがないのは当然で、最初はいろいろと誤解していることもありましたし、かなり丁寧に説明することが必要でしたが、慣れない概念を理解しようという姿勢がメールから読み取れたものでした。
ただし、ぼくは gettext 関係には手を出していません。ぼくの興味はそこにはありませんでしたので。「NLS に対して冷淡」の「NLS」が gettext 化のことなら、ぼくはコメントできる立場にはありません。
越えし者 (スコア:1)
オープンソースの利点じゃなかったっけ? (スコア:0)
よく「オープンソースでは、企業の倒産などでサポートが無くなる心配が少ない。ソースがあるから最悪でも自前でメンテをすれば良い」とかいうメリットが挙げられてるけど、オープンソースなプロジェクトだって、開発者がいなくなったら終わりだよね。mozillaの初期にも出てた話だけど、オープンソースにしたからといって、魔法の箱からコードが生成されるわけじゃないんだから、RedHatなんかがスポンサーに付かない限りはボランティア開発者が頼りなわけで、いくらエンドユーザが多くても開発者が興味を失った時点で終わりってことだよね。まだLinuxがマイナーでエンドユーザの大半が開発者だった時代には表面化しなかったけど、今後はこの手の問題は増えるかもしれないな。
気が早いかもしれないけど、IceWMに合掌。
Re:オープンソースの利点じゃなかったっけ? (スコア:2, 興味深い)
それと、今回みたいにunmaintainedだという表明がある場合はまだいい方で、本当に頭がいたいのはprojectが続いているのか、中断しているのか、あるいは終了しているのかわからない(あるいはわかりにくい)場合ですね。
Re:オープンソースの利点じゃなかったっけ? (スコア:1)
現に、ウィンドウマネージャーのBlackbox [sourceforge.net]は新メンテナを得て生き返りましたしね。
Re:オープンソースの利点じゃなかったっけ? (スコア:1)
そういう時は自分が開発者になれば継続可能なんだけどね。
現実に出来るかどうかは別として、可能性が0にならないという意味。
(´д`;)