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FSFはLindowsに尋ねました、「ソースはどこにある?」 111

ストーリー by kazekiri
いろいろ騒がしい 部門より
NewsForgeによると、FSFのBradley Kuhn氏は、LindowsOSのsneak preview リリースが ソースコードを含んでいなかったので、Lindows側と連絡を とっているらしい。99ドル払えば非公開の情報を含むベータリリースを 得ることができるらしいが、どうせGPLにするなら公開してもいいような気もする。 これに対して、Lindows CEOのMichael Robertson氏は、 「現在のリリースは試作品であり、 最初のリリースは今年の半ばだと思う。そのときには、全てのGPLコードは 正しく配布される」と記事中で反論している。また、「幾つかの Linuxコミュニティは、事実と反する中傷が投げつけるのが早い」とも 述べている。 ちなみに同じくNewsForgeには、 LindowsOSのレビューも掲載されている。 それにしても、いろいろ お騒がせなソフトウェアである。
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  • しっかし・・・ (スコア:2, 参考になる)

    by wanwan (45) on 2002年04月12日 14時13分 (#81355)

    「現在のリリースは試作品であり、 最初のリリースは今年の半ばだと思う。そのときには、全てのGPLコードは 正しく配布される」


    この段階でGPLに著しく違反してるように思えるのは僕だけでしょうか?
    一応GPLってバイナリーを入手したユーザーがSourceを手に入れられるようにする必要があるっていうのがあったような気がします。(ftpで公開する必要性はないけど)
    あぁ、そうか、今のは正しくないって認めてるんだな。

    • まさかと思うのですが、このシステムがMSと係争中だからこのような半端なライセンスになった可能性はないでしょうか?

      突き詰めて言うならば、GPL Basedなシステムである以上、βであってもGPLで配布せねばならないのは原則ですが、その影響がソフトの存続にとって致命的である場合は例外が許され得る可能性はないか?と言う事です。

      独占的なソフト会社を相手に回すと言う事で、β段階で全面公開することで独占的企業から付け込まれる可能性が強く出てくる訳で、最悪の場合、付け込まれるようなコードを悪意の第三者からcontributeされる可能性がある。

      その場合、ソフトの配布自体が台無しになる訳で、Lindowsの配布元が、開発途上のコードについては$99で限定情報を配布する形にしたのは、一つの冒険的な防衛措置でしょう。それが道義的にいいかどうかとは別の次元でありますが。

      親コメント
      • by redbrick (4865) on 2002年04月14日 3時14分 (#81914) 日記
        GPLを採用した時点でsource公開の義務はわかってたはずだし、
        あんなバレバレの名前つけたら訴えられる可能性が上がるってのも
        プロジェクト開始時点からわかると思うがねぇ。
        #それがわかってないならGPLも名前も使わなければよい。
        #そう、すべては自業自得のような気が・・・。

        なので、「係争中だから」ってのは言い訳にもならんです。
        #なんか間違ってます??
        #あ、わたしの立場を明確にすると、MSは大っ嫌いですが、
        #ライセンスを無視するやつも大嫌いです。

        可能性を論じるのは嫌いではないですが、抗弁になってないものが
        多いような気がするので、ちょっと反論と質問を書いてみました。

        >βであってもGPLで配布せねばならないのは原則

        原則ではなくて、約束(契約)です。
        GPLが明文化してある以上、それからはずれるのであれば、
        GPLとして配布するのはやめなければならない。
        違いますか?
        #係争中だからという話は、その会社には関係あっても
        #GPLというライセンスには関係ありません。

        約束を破られたらGPLを定めて公開してる側は怒って非難してもいいのでは?
        自分たちの決めた契約事項を満たさずにGPLと称して配布するのであれば
        GPLを定めた側にとってはライセンス名称の詐称になりませんか?
        #まぁ、GPLにsource公開時期の明確な規定はないようなので、
        #論理としては「ライセンス違反ではない」とも強弁できなくもないですが。
        #でも、「要求されたら実費程度で入手できるよう」ってあるのだから、
        #半年とかの期間は長すぎますよねぇ・・・。
        #だいたい、GPLではsource公開の準備をしてからbinary配布する前提で
        #決めてる気がします。makeした人間はいるのだからsource自体はあるのだし。

        内部で使ってるtoolがGPLだから、ってのは言い訳にはなりません。
        だって、同じ機能を別の実装で作ってる例は世間にごろごろ
        転がってるし。
        #不可能なことじゃない。
        #規模によっては死ぬほど大変かもしれないけど。

        >ソフトの存続にとって致命的である場合は例外が許され得る可能性はないか?

        kernel sourceこそはもっとも重要で、変な修正とかがあれば
        致命的な部分ではありますが、率先して公開されているように思うの
        ですが・・・何に対して何がどう致命的なのか、記述から
        よく読み取れませんです。
        Distributionを販売してる各社もkernel sourceの独自パッチを
        公開してますから、各社独自の部分ってのも公開してると
        わたしは考えますが・・・。
        ・・・なにか着目点が違ってますかね?
        #最悪、会社がつぶれてもsourceがあればソフトの存続は可能だし。
        #Open Sourceってそういうことでしょ?
        #もちろん、ライセンス違反もなくみんなに好まれる製品をリリースして
        #くれるならば、メーカーから離れてメンテするヒトは出ないだろうし、
        #積極的なフィードバックが集中してよりよい状況になるでしょうが・・・。
        #あ、わたしはメーカーをつぶしたいわけではないですよ。

        >全面公開することで独占的企業から付け込まれる可能性が強く出てくる訳で、

        そんなの、ベータ版であろうがなかろうがsource公開してしまえばおんなじ。
        この時点で抗弁として持ち出す理由が分かりません。
        #付け込まれたくないならclosed sourceで開発してGPLなど採用しなければよい。

        >付け込まれるようなコードを悪意の第三者からcontributeされる可能性が

        そのよりわけをするのが開発者では?
        #つーか、危険かもしれないコードをテストもせずにほうりこむんかい(汗)?

        >開発途上のコードについては$99で限定情報を配布する形にしたのは、
        >一つの冒険的な防衛措置

        会社の存続のためなら契約は破ってもいい、ってことですかね?
        道義とかの問題ではなく、契約社会(会社間のやりとり)では
        認められないことではないですか?
        --
        ---- redbrick
        親コメント
        • >GPLを採用した時点でsource公開の義務は

          他の方もおっしゃってるように、binaryを入手できたヒトには、
          sourceも入手できるようにしなければいけない、ってことですね。
          #binaryとsourceの同一性保証の問題なのでしょう。

          不特定多数にばらまく公開形態でなければならないというわけではないので、
          (現時点とかの時間にかかわらず)99ドルが実費(媒体+人件費)なら、そして
          ライセンスに従っての受領者の再配布(これも不特定多数でなくてもよい)が
          認められているなら問題はないのですね。
          --
          ---- redbrick
          親コメント
  • リンク間違い (スコア:2, 参考になる)

    by limbo (6813) on 2002年04月12日 14時17分 (#81357) 日記
    「ソースを含んでいない」からリンクされている先が、次の記事のデジカメ双眼鏡になってますよ。

    たぶんこっちにリンクしたかったんじゃないかな?
    「FSF asks Lindows, "Where's the source?"」 [newsforge.com]
  • ここで使われているslashcodeの日本語版ってソース公開されているの?
  • by Joga (8113) on 2002年04月14日 2時03分 (#81897)
    自分にとってはかなりどうでもいい話なんだが、
    こんなとこでつまづいてる時点でLindowsは成功しなさそう。
  • by oku (4610) on 2002年04月14日 14時01分 (#82012) 日記
    BSD ライセンスな OS をベースにして Bindows にしておけば GPL 周りで何の軋轢もなかっただろうに。(合掌)

    # Wine は *BSD でも動いたはず。
    # 何故 Linux を採用したのか、その根拠が見えない。

  • ヤダ,ヤダ,ヤダ。 これってなに?
    いまオープンソースのすばらしい仕事をしているっていうのに。
    なぜ,みんな攻撃するの?

    彼らは,あなたに被害を与えたわけではない。
    そのコードあなたが使うことで,あなたに責任を強要するわけでもないでしょ?

    ここで提供されたバイナリはGPLベースのGPLコードだ。
    あなたは,配布ソースを提供しようとはしない,それを GPLが明確に要求しているとかいう。

    なぜいけない,いいじゃないか。

    もし,あなたがGPLのコードを使っていて,ソースを配布していないのなら,
    あなたは,コミュニティの一員ではない。ただの,パラサイトだ。

    元ネタの読み人知らず [linux.com]のてきとー訳。

    #オープンソースに貢献したことも無く,その貢献者に対しなんの敬意も払えない人は,
    #ようするに寄生虫と呼ぶべきなのだ。
    --
    斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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