GoogleがDMCA的削除要求を公開 28
ストーリー by Oliver
検閲の代償 部門より
検閲の代償 部門より
うちでも著作権的にどうなのか、と扱ったことのあるGoogleキャッシュ。じつはこのキャッシュにはもうひとつの問題があった。キャッシュされたウェブページの作者だけでなく、悪法DMCAのもとでは第三者がキャッシュされたページが自分の著作権に違反している、たとえば不正コピーや盗作もしくはDeCSSが含まれている、と正しい文面で通知すれば削除せざるをえない。しかし、黙って消しただけでは削除させた側にとって都合が良すぎる。本家がLinux Journal発として伝えたところによると、Googleがこの削除要求の手紙を公開し始めたそうだ。削除された内容を含むべき検索をかけると、検索結果に抜けがある旨と削除要請の文面へのリンクを含めるようになったそうだ。そのままあまり気づかれずに静かに内容が残ったほうが、検閲させたということが大々的に宣伝されるよりはマシはことも多いので、DMCA乱用への抑制力になればいいのだが。
日本で悪法を作らせないためには (スコア:3, 参考になる)
そして、法律関係とコンピュータ関係の学者は仲が悪く、コンピュータに関係する事は、わからない?/無視する 為、立法する連中が好き勝手できる状態にあるわけで、このままだと、いくらでも変な規制や一部企業の利益重視の法律が作られる状況です。
日本で悪法が出来きて手遅れにならない様にするには、法律の学者を動かす事が重要って事で、彼らのコンピュータなんて使わないから関係無いって思い改める努力が必要かと思います。
放っておいたら、DMCAのような法律をどんどん作っていくだろうなぁ。
この構造じゃ、スパム1回OK法の時のあの意見募集も、聞く気がないのがよくわかる。
あの時にやるべき事は、自分達で意見を送る事じゃなく、専門家を探して、その人に意見を代弁してもらう事だったんだ。
Re:日本で悪法を作らせないためには (スコア:2, すばらしい洞察)
官僚の力関係も無視できない。
通信傍受法の時は、郵政キャリアになった友人と、
馬鹿かあいつら(→上司・警察庁)って話してたけど。
心ある奴ほど、役所に残らないでさっさと辞めるんだろうな。
Re:日本で悪法を作らせないためには (スコア:0)
園田健一ファン&著作権問題のページ [age.ne.jp]とジポネット [jipo.kir.jp] は一読の価値有り。
# 前者の「二次的著作物について」のページ [age.ne.jp]を読むと
Re:日本で悪法を作らせないためには (スコア:0)
と言ってる俺も政治的な事に弱い罠。
著作権法 (スコア:1, すばらしい洞察)
この論理で行くと、こちらもDMCA影響下だと思いますが…
ただ、著作権って「権利を持つ者の属する国の法に準ずる」ものではなかったっけ?
つまり、アメリカの誰かか権利を持っているモノに何か、けしからんと思うようなことしたら適用されて、ギャーと…
「ハリウッド映画」とか、アッチで「二次制作されたコンテンツ」 [srad.jp]とか…
そんなに詳しいわけじゃないんで、間違ってたらすみません。
#キャッシュを踏み台に叩いてくる業者がその内…
#そして個人もキャッシュを踏み台にパクリ業者に…
Re:著作権法 (スコア:2, 参考になる)
サイトに削除依頼の方法が明記 [archive.org]されているようです。
どうも相当の情報を送らないと請け合ってくれないようです。 これでは、日本から文句を言っても…
著作権は、私が調べたところ、万国著作権条約を締結している国々の間では、
著作物が「発行」された国以外でも保護を受ける、らしいです。
問題のDMCAは米国内に限ってますから、米国民が米国民の著作権を侵害している、
と認められない限り「DMCA違反としては」Googleも削除しないでしょうね…
# ただGoogleの日本支社に「日本国著作権法違反」で文句を言うと…どうなるんでしょうか?
"Stupid risks are what make life worth living!" -- Homer Simpson
Re:著作権法 (スコア:1)
archive.orgについても、(DMCA絡みはともかく)自分のサイトのデータを消したりするぶんには、googleと同じようにフォームが用意されてる(Removing Documents From the Wayback Machine [archive.org])みたいですよ。
むしろ、アカウント登録が要らない分だけgoogleより楽かも。
DeCSSって違法か? (スコア:1, 興味深い)
DeCSSが違法という判定なのは日本とアメリカだけでは?
Google/DeCSSの話だけではなく、アメリカの一方的なご都合主義で
インターネットを操られるのは勘弁。
# 私は、DeCSSは消費者の権利として個人的に使う分には
# 違法とは考えません。
Re:DeCSSって違法か? (スコア:0)
> DeCSSが違法という判定なのは日本とアメリカだけでは?
DeCSS については日本でも判例が出てましたっけ?
平成11年の著作権法改正については一応知っているんですが...
> # 私は、DeCSSは消費者の権利として個人的に使う分には
> # 違法とは考えません。
心から同意。
robots.txt (スコア:1)
Re:robots.txt (スコア:2, 参考になる)
今回の DMCA的クレームってのは第三者からのたとえば
グーグル、新興宗教の批判サイトを検索結果から一時削除
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20020325204.html
Church of Scientology,批判サイトのホスティング企業の接続を遮断
http://zdnet.com.com/2100-1105-866656.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0203/23/b_0322_10.html
といった話かと。
自分管理下のコンテンツに関しては仰るとおり
robots.txt があれば十分っしょ。
深まる謎 (スコア:1, 参考になる)
確かにリストの一番下に、この文言ありますね。
Google Search: site:xenu.net scientology [google.com]
ところでこのページ、右上に広告リンクが出てます。
これのリンク先がもろに某教会みたいに見えるんですけど。
これって一体...
しかもこの広告クリックしてみると行き先 404だし。
ていうか /home. ってパス自体が間違ってない?
何が起こっているのか?
個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:0)
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:2, 参考になる)
この記事って、「DMCAに基づく」(第三者からの)削除要求を晒す、ってことではないんですかね?普通に ページの削除 [google.co.jp]から申請する場合は大丈夫なんじゃないですか?
ってのはともあれ、日本の個人or企業がDMCAに基づいた削除要求を出す、なんてことは・・・AIBOのアレ [srad.jp]があったか。
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:0)
それよりも前時点で国内でこんな事 [srad.jp]をやってます。
「偶然キャッシュされる」なんてありえない (スコア:2, 参考になる)
落ち着いてください。これ、ありえないことですよ。
誰かのローカルなコンピュータをキャッシュできる検索エンジンなんてありません。
この文脈だと、キャッシュされた文書は書いた本人がはっきりとそう意思を持って
文書をワールドワイド・ウェブに載せたはずです。
他にも「ついうっかり」が残ってしまうのが嫌、って人がいます。
気持ちは分からないでもないけれど、
そういう人はそもそも自分の文書をパブリッシュすることに関して
** 自覚がなさすぎ **
だ思います。
Re:「偶然キャッシュされる」なんてありえない (スコア:1)
> 落ち着いてください。これ、ありえないことですよ。
あるでしょうやっぱり。可能性としては。
ローカルに検証用サーバ全員が持ってるとは思えないけどな~。
hoihoi-p 得意淡然、失意泰然。
Re:「偶然キャッシュされる」なんてありえない (スコア:0)
そうですね。検証サーバ持ってない人もいるでしょう。
でも本人が検証目的のつもりでも、
ワールドワイドウェブに文書を載せたら、それは公開と同じです
Re:「偶然キャッシュされる」なんてありえない (スコア:0)
>落ち着いてください。これ、ありえないことですよ。
大学で使ってるマシンでは~/public_html以下を直接編集していました。
偶然キャッシュされることはありえます。
Re:「偶然キャッシュされる」なんてありえない (スコア:0)
> /public_html以下を直接編集していました。
「パブリックなファイルを」直接編集していたんですよね。
タイミングは偶然かもしれないけれど
/public_html 以下に置いた文書がキャッシュされること自体は
偶然でもなんでもないことではないでしょうか。
その人が単にうっかりしていただけでしょう。
Re:「偶然キャッシュされる」なんてありえない (スコア:0)
同じく、わかりません。
>> /public_html以下を直接編集していました。
~/public_html以下がhttpで世界中から閲覧できるのは必然ですが、
>「パブリックなファイルを」直接編集していたんですよね。
>タイミングは偶然かもしれないけれど
ある時点の
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:1, 参考になる)
Googleにキャッシュされているページが、ある著作権所持者の著作権に違反している場合、その著作権所持者が、DMCAをかざして削除要求できる、ということで、例えば2ちゃんねるのような削除要求は例外なく公開、ということでは無いですよ。
英語圏以外~というのもどういう意味なのか…
DMCA、デジタル・ミレニアム著作権法は米国で制定されましたが、日本は批准しているわけではありませんから、実際には米国内からしか、「DMCA的削除要求」はできないはず。
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:2, 参考になる)
DMCAはそもそも米国内法なんで日本が批准することはないんですけど、DMCAが前提としているWCT(The WIPO Copyright Treaty)が発効した [wipo.int]つうことで、今後は国際的な知的所有権保護のネットワークができていくんじゃないか、その際、当然に米国はDMCAに準拠した形の著作権保護を各国に求めていくんじゃないか [hotwired.co.jp]・・・
というような話を聞くと、今回の一件についてはともかく、将来的にはDMCAをめぐる騒動も他人事では済まなさそうな。
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:1)
オフトピなんですけど、
著作権実演家を保護/実演・レコード条約発効へ [mainichi.co.jp]の
って、日本はWPPTは批准どころか署名もしてない [wipo.int]やん、て思うですけど。
で、いろいろ見てたんですけど、文科省に 著作権審議会国際小委員会報告書 情報技術(IT)、電子商取引の進展に対応した国際著作権政策の在り方 [mext.go.jp]なんてのが。
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:0)
なんでそういう結論に達するのかよくわからん。
英語圏でもそれ以外でも晒されるんちゃうの?
英語圏なら事情を述べれば晒されないだろうって意味?
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:1)
ページの削除方法 [google.co.jp]では、メタタグを埋め込む方法(次回クロール時に反映)については日本語で書かれていますが、
そこからリンクで飛べる自動 URL 削除システム [google.com] (緊急を要する場合に使用するらしい)は全て英文ですね
しかし、削除要求の公開とは関係が無いと思いますが・・・
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:1)
日本語の文章を書いたページのキャッシュでも、英語の事情の説明を載せる事になるからでしょう。
英語の説明を読んでくれない人にとっては、なぜ削除されているのかわからない、という。
もちろん、依頼の文章を書く負担が高いというのもあるかもしれませんが。
でもそれならばそれで、日本語で説明した部分(和訳とは限らない)も併記して、
一緒に載せてもらえばOKという可能性もあります。
もっとも文章を書く負担については、より増えてしまいますけど。
Re:個人からの削除要求も晒されるのだろうか (スコア:0)
貰った手紙の権利は俺の物だといわない分、 ジオよりはマシ? [srad.jp]
でも、権利まで取られるようになったら、DMCAにより如何にも成らなくなってしまうかも…