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2959 story

ゆとり教育で休みが減少 129

ストーリー by Oliver
暗記重視からの脱却を 部門より

char 曰く、 "asahi.comの記事によると、公立学校で週5日制とハッピーマンデーの影響で減少した授業時間確保のために休みをカットする動きがあるということだ。記事では、授業時間の減少を補うために夏休みの短縮や学校行事の削減を計画する学校があることを伝えている。ゆとり教育の問題は度々報道されているが、これはどう考えても本末転倒と言えるだろう。"

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  • 私学 (スコア:3, 興味深い)

    by jintaro (5009) on 2002年05月09日 5時04分 (#90761)
    うちは小学生の話だけど、私学は週休2日制に移行しないところもあり、対私学との競争と、さらには自治体内の学区域廃止の話もあり、公立同士の競争もあり、公立学校はいかに授業数を減らさないかが課題になってはいるようです。
    保護者会に行っても、「これだけ努力して授業時間を確保しています」みたいな話になっています。

    土曜日もやってくれた方が、親としてはありがたいんだけとね。休みだからって漫画読んでるだけだし。
    • > 休みだからって漫画読んでるだけだし。

      休みでなくても漫画呼んでますけど。あ、それは社会人だからかぁ。
      親コメント
  • ゆとり教員 (スコア:3, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2002年05月09日 5時40分 (#90766)
    いやだから、週休2日制って「ゆとり教育」って子供のためのように
    言われてるけど、結局の所教師を週休2日にするって意味が強くて。
    そういう意味じゃ休み時間なくなっても本末転倒どころか本懐成就な
    気分もあるんじゃない?特に組合員は。

    親も土曜日やって欲しい、子供も土曜日も通った方がためになるし
    友達とも会える。じゃあ誰が得するかって言うと教職員であると。
    成績心配する親子は土曜日に塾行かせるわけで、本当は公教育で
    すませられたコストが各家庭の負担になってる隠れ増税。

    まあ教員がいい授業をしてもインセンティブのない報われない職業
    だっていうのは分かるけど(特に学歴と人間関係で出世の決まる公立学校)、
    子供のためのような理屈をつけるのはどうだろう、って思うね。
    • by rsato (1724) on 2002年05月09日 10時07分 (#90837) 日記
      こんなことを書いても身贔屓としか聞いてもらえないでしょうが

      教員のゆとりが教育内容の改善に繋がる可能性は少くないのです。公立学校の教員 から話を聞く限り、「教材研究」という本来なら第一義的仕事に時間を割けないで 苦しんでいる人は稀ではないようです。ですから教員のゆとりが増せば、授業の質 が向上する可能性はおおいにあると思います。

      --
      佐藤亮一 in Frankfurt Germany
      親コメント
      • by brake-handle (5065) on 2002年05月09日 10時34分 (#90855)

        私の通っていた中学(私学ですが)では、平日であっても教育研究のために週1日は空ける(学校に全く行かなくてよい、したがって日帰り程度なら出張も可能)ことができました。大抵は学外見学のために下見をする、あるいは授業のネタを仕入れるための調査をするなどの目的で使っているそうです。中には国会図書館など公的機関に出向く先生もいました。この場合、土曜日では行き先が休みになってしまうことが多く、使いものになりません。

        教材研究のための休みならば、その教員が調べたいことに応じて休みをとる日を決めるべきです。なぜ公立ではそれが一律に「土曜日」と決めつけられてしまうのでしょうか?

        親コメント
      • 個人的には週休二日って程度ではなくやっぱ週休三日とか位までしても良いかと思います。

        ただ、それを学校の営業日時と会わせる必然性は全くないのでは?
        年中無休のお店の店員は休みが無いって訳ではありませんよね。要は労働者間で就労時間の調整さえ出来ればそれで良いのでは?

        また、政府がいつもの様に言葉だけで何も考えてなさそうなワークシェアリングなんかの実施例としてしまうのも良いかも。
        実際、児童は減少傾向にある訳ですから、将来的に教員は過剰となる事は決まったようなもの。
        それなら未だ余裕がある今の内にその辺りの改善策を考えとくのも良いのではないでしょうか。

        で、復活した土曜日の授業は、朝から昼迄ずっと「道徳」を希望。

        親コメント
    • 「新学習指導要領を考える」みたいな掲示板があって、子供を持つ親御さんたちが色々書き込んでるんだけど、誰もこの件についてはふれてないんですよね。
      本気で「子供のための政策」だなんて信じてるんだろうか?

      日経新聞の記事からの抜粋「政府の経済財政諮問会議による経済活性化 戦略の中間とりまとめの原案が8日、わかった。観光産業を活性化するため長期休暇を分散化して、学校などの夏休みの一部を『秋休み』に移すことを提唱している」

      結局、こういうことだよねぇ。どうせ公立高校なんて、お偉い方々の子弟はお通いにならないんだろうしさ。
      逆に、公立高校にしか通えない子供の学力を下げる作戦だったりして、なんて考えちまうよ。
      小生は、保育園からして公立だったからなぁ。考えたら、全部(大学も)公立だわ。
      (県立とか市立の大学って、県外や市外の学生の授業料が高いんだよね...今は違う?)
      親コメント
  • by pwfmfx (8370) on 2002年05月09日 11時16分 (#90875)

    休みが 2 日 x 12 ヶ月 ばかり増減したくらいで騒ぐのはおかしいです。

    実際には、「総合的な学習の時間」等で削られた時間の方が多いはずです。

  • ・アウトプットとして、相変わらず「暗記能力を重視した入試において、高得点を得られる生徒」が求められている。
    ・加工手段において、画期的技術革新がある訳でもない。
    ・オギャーと産まれてくる赤ん坊なんて、それこそニュータイプでも登場しない限り進歩があるはずもない。

    …とすれば、加工行程に必要な時間(学習時間)なんてまず短縮できないと思うんだけど。
    結局、アウトプットの形を改善しなければ、ゆとり教育なんて絵空事にしかならないわな。
    • アウトプットの質を落すというのが、今回の本質なのでは?
      • 直径が100 cm の円の円周の長さ
      • 税抜き価格 300 円の商品の税込み価格
      って同じような値だったはずなのに
      --
      -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
      親コメント
      • 義務教育にも本来”趣味”で片付けるべき内容が多いのでは?
        極論を言えば、読み書き算盤が出来れば実社会では生きていける訳で、ならばそれ以外のものを教えるってのは無駄に近い事と考える事も出来ます。
        実際”微積分”なんぞ学校から出て一度も使わないって人も多いわけですし、現在との関連の薄い遥か昔の歴史なんかもそれこそ知らなくとも大して問題は無いですし。
        #その割にどの学校でも近代史は流すようで。

        そう言った、直接生活に関わらないようなものを全て”趣味”として、どうしても学びたければ文化教室ででも教えればそれで良いと思うのですが。

        ちゅー事で、義務教育につきましては、「読み・書き・会話・算盤・道徳」あたり”だけ”を徹底してやって欲しいですね。
        #それが出来れば、それ以上の事は独学でも出来るようになると思う。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2002年05月09日 16時17分 (#91051)
          >育につきましては、「読み・書き・会話・算盤・道徳」あたり”だけ”を徹底して

          で、出来上がるのは、警察のやっかいになりそうもない(道徳)、読み書き算盤だけ出来る有能で従順な労働者っと。

          理論的思考を養うのに高等数学は必要かと。

          実社会で生きてける「だけ」の人間ばかりつくってもねぇ。
          親コメント
          • >で、出来上がるのは、警察のやっかいになりそうもない(道徳)、
            >読み書き算盤だけ出来 る有能で従順な労働者っと。

            今よりは「警察のやっかいになりそうもない」って分だけマシかと。

            >理論的思考を養うのに高等数学は必要かと。

            理論的思考なんて、本来四則演算出来ればどうにかなるものですよ。
            いや、もしかすると高等数学的な思考で考えるよりも四則演算的程度に考える人の方が物事を必要以上に小難しく考えない分理論的かもしれない。
            実際、高等数学なんて概念の無い時代の人が別に理論的思考を持たなかったって訳でも無いですしね。

            >実社会で生きてける「だけ」の人間ばかりつくってもねぇ。

            ってか、「実社会で生きていける」最低限すら危うい人間が増えているのではって危惧しているだけです。

            大体に置いて、人は自分の興味のあることなんか自分で学ぶもんだから、それを出来る基本だけを教えれば十分ですよ。

            親コメント
            • >大体に置いて、人は自分の興味のあることなんか自分で学ぶもんだから、それを出来る基本だけを教えれば十分ですよ。

              ならば、その導入部分は見せてやらないといけないのでは?
              微分積分などの高等数学から派生する分野だってかなりあるでしょうに。
              それに、興味のあること「しか」知らない人間なんて、良くない気がします。
              どの分野の人間でも他分野のことを知っていれば、そこから得るものもあるはず。
              たとえその他分野が、全く興味のない分野だったとしてもね。
              親コメント
        • 確かに、義務教育で微積分は必要ないと思います。 理科系の大学に行くには必要でしょうけど。

          歴史も、基本的な天皇制と、腐敗した摂政関白政治、長期の 軍事政権時代、その後の宗教国家時代など、日本の政治の 本質的なあやうさは単に現行のシステムの問題だけでない ことに気づけばいいんじゃないかな?

          --
          -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
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          • by USH (8040) on 2002年05月09日 23時16分 (#91237) 日記

            確かに、義務教育で微積分は必要ないと思います。 理科系の大学に行くには必要でしょうけど。

            そうでしょうか?
            微積分や幾何を義務教育でやることへの反対意見はよく見受けられますが、英語を義務教育でやることに関してはあまり聞きません。ですが、実際、英語をまともに話せないといけない職業につく人と、微積分や論理をちゃんと使いこなせないといけない職業につく人は、どっちが多いでしょうか?ちなみに、いわゆる「理系」は、そういう数学的概念を扱えないといけない職業です。

            ここでいっているのは、別に数学者や研究者のようにそれらを深く理解、応用するというわけではなく、数式がでてきてもアレルギーを起こして理解放棄せずに、基本的操作を行える、という意味です。

            微積分などの概念は、ある意味、科学や技術をやるための言葉なんですから、「読み書き」の「読み」として扱うべきで、少なくとも趣味的教科ではないと思います。
            親コメント
    • > アウトプットとして、相変わらず「暗記能力を重視した
      > 入試において、高得点を得られる生徒」が求められている。

      同意します。

      土曜日に授業をしたい私学は、結局のところ受験勉強を子供にさせているんですよね。こういう抜け駆けをさせるからよくないのです。公立も私立も土曜日は必ず休みにさせればいい。

      そうすると土曜日に塾に行かせる親が増える。経済力のない親は子供を塾に行かせられないから、受験戦争から脱落してしまう。そりゃそうですけど、参考書だって書店でそれなりに安く買えるわけですから、そんなに大きな問題でしょうかね。

      とにかく、土曜日も授業する私学の行き着くところは、実学を完全に捨てて受験のためだけの勉強をさせることです。

      > 加工手段において、画期的技術革新がある訳でもない。

      コンピュータ教育の学校というのはどうですか。
      親コメント
      • 中学および高校に私学を選んだ身として...

        私学の中学や高校というとどうしても御三家のような有名進学校が話題になる(週刊誌の大学進学ランキングなどの影響?)ようですが、それとは別に大学附属の中学や高校もあります(典型的な例は慶応)。学校にも依りますが、大学附属校の場合は成績をきちんと押えておけば余裕を持って大学への進学も可能です。この場合だと高1から競争が始まることにもなりますが、長期戦なので取り返すチャンスがいくらでもあります。普通の受験競争とは違う特徴です。

        ちなみに私が通っていた高校では部活動も盛んだったため、2年までは部活動などを中心、3年の学力テストで一発逆転というコースもありました。今から思えば、ものすごく柔軟性のある選択肢でしたね。

        親コメント
  • by yakusouX5 (8222) on 2002年05月09日 8時35分 (#90794) ホームページ 日記
    大半の子供は、為になりそうな学習を自ら進んでやるなんてことしないんじゃないかな。いや、できなのでは?一体それが何なのか分からないし、またそれを提供している場所や情報も。

    よく本読めと言うけれど、一体どの本を読んで良いのやら迷うし、読まない。でも、よく接している国語の教科書って良い導入剤なんだよね。授業時間減らしてもページ数は増えて欲しいなぁ。あと、漫画をよく読むと思うけど、ふりがななるべく減らしたほうが漢字覚えるよ。

    算数で出てくる円周率。あれに魅了された人結構居るんじゃないかな。無闇に覚えたり、自分で新しい公式つくって計算してやる!なんて子。自分は東大の金田先生の本買いました。

    結局、見切り発車だよね。たいして周りの環境も整備しないで。
    マウスですか?きちんと供養してくれますか?
    --
    うすっぺらいコメントがあらわれた! ▼
    • by kiyotan (3912) on 2002年05月09日 14時20分 (#90991) 日記

      漫画をよく読むと思うけど、ふりがななるべく減らしたほうが漢字覚えるよ。

      「本気」と書いて「マジ」と読むとか、
      「強敵」と書いて「とも」と読むとかですか?:-)
      --
      Kiyotan
      親コメント
    • >漫画をよく読むと思うけど、ふりがななるべく減らしたほうが漢字覚えるよ。

      激しく同意。
      「ふりがなの無い漫画」は、子供の興味をひくという意味で、かなり強力な教材になると思います。
      実際、私がそうでしたし。(漫画で歴史や漢字を覚えた)

      手塚治虫あたりなら、教育用に用いてもOKでしょう。
      --
      ---アレゲの道は一日にしてならずぢゃ---
      親コメント
      • Re:土曜日が休みでも (スコア:2, すばらしい洞察)

        by char (1245) on 2002年05月09日 23時16分 (#91235) ホームページ 日記
        >漫画をよく読むと思うけど、ふりがななるべく減らしたほうが漢字覚えるよ。

        激しく同意。
        「ふりがなの無い漫画」は、子供の興味をひくという意味で、かなり強力な教材になると思います。
        実際、私がそうでしたし。(漫画で歴史や漢字を覚えた)
        いや、むしろ逆だ。積極的にふりがなを振った方がよいと思える。私はふりがなのある本を読むことで多くの漢字の読み方を知ることができた。そして、ふりがながあることにより漢字の読み方を調べるというコストを削減でき、思考力のほ全てを文章の理解のために使うことができた。

        文字を読む、書く、どちらをより重視するかということだと思うが、まずは読めなければならないだろう。
        --
        char *A;
        モータースポーツ部 [slashdot.jp]
        親コメント
  • おかしいなぁ (スコア:2, おもしろおかしい)

    by take0m (4948) on 2002年05月09日 9時08分 (#90801) 日記
    私の子供時代もかなりゆとりあったように記憶しているのですが・・・
    大体20年前くらいに小学生でしたけど。
    田舎だからなのかな?

    お家で勉強した記憶なんてないし・・・
    遊びまくっていましたけど。

    ゆとりっていうか、ひまひまっていうか、せっぱつまった感じは全然なかったけど。
  • by Anonymous Coward on 2002年05月09日 9時59分 (#90831)
    ゆとり教育で従来型の授業が少なくなったのは善しとして
    毎週土曜日には常勤教師とは別の各業界のスペシャリストに
    自由に授業してもらうというのだったら楽しそうだな~。

    農業、漁業、情報、軍事、あらゆる産業、右や左の思想なんかも
    公平にちりばめることが出来たら刺激的だ。

    • by Anonymous Coward on 2002年05月09日 10時42分 (#90862)
      いっそ「土曜日は働く」というのは(w
      教育目的だからもちろんタダで(w
      スペシャルな授業は体験が一番かもしれんし。あ、土曜日は自衛隊に徴兵して地獄の災害救助特訓とか(wあとは、土曜日はお役所の窓口業務の簡単そうなやつ(住民票とか)は中学生が(w
      親コメント
  • by AliceYou (2190) on 2002年05月09日 11時30分 (#90883) 日記


    ゆとり教育とか5日制とかの影響うけないのではないでしょうか。
    …進学補習でぎちぎちだし。
    かえって、土曜を丸々受験対策補習にする口実を与えるだけと
    思います。


    私が高校の頃いた地方では、公立高校の評価は大学の合格者数で
    決まります。
    でもって、自分の担任するクラスから東大合格者を出した教員は、
    より便利な場所にある進学校に「栄転」します。
    (私の高校の1年のときの担任がそれで栄転してきたクチだった)


    #新卒採用の教員はまず辺境の学校を転々とする「ドサ回り」
    やらされる県、といえばわかるかなぁ


    そのため、生徒のためというより「県庁所在地の進学校」に
    大学合格者数で勝つための補習でもともと休みのない状態
    でした。
    入学式で「県庁所在地の某公立高校は何人東大に合格したのに
    本校は何人しか合格していない」という訓話を垂れる体質が
    ゆとり教育を受け入れるとは思えません。

  • 大学の方では (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2002年05月09日 12時48分 (#90941)
    一方で、大学の方では学生の基礎学力の低下が問題視されてるわけで.そのために基礎的な部分から話をすることになり、専門教育に充てる時間が減ってしまう.

    学生と接していると問題を処理してとにかく解答するという能力そのものはまだあるとしても、問題を問題として認識する心というか、疑問をぶつけてくる学生というのが、ここ数年をとってみただけでも随分減った様に感じてます.

    疑問を持つためには「疑う」ことも必要なのだけど、教科書に書かれていることを鵜のみにするだけというか.そういう意味でも今後、情報リテラシーが重要なのだと思うのだけど.

    #ACで失礼
  • みなさん時間数ばかり気にしていますけど、 学級の人数の方がよっぽど問題 だと思うのです。

    あちらこちらの自治体で30人学級運動が盛んです。それでも私に言わせれば30人でもきちんとフォローするには多いくらいです。6人1グループで4グループぐらい形成できるぐらいがちょうど良いと思います。5グループでもまあ許容範囲かも知れません。しかし、かつてのような 40人学級レベルできちんとフォローするなんていうのは無理 です。

    1学級20人程度ならば、別にゆとりだろうがなんだろうが、 そもそも関係ないでしょう 。 なぜ、多くの人が「ゆとり教育で時間削減」とか「円周率がおおよそ3」とかに反応してしまうのでしょうか。私にはわかりません。

    --
    すずきひろのぶ
    • by sk (478) on 2002年05月09日 15時55分 (#91036)

      人数を減らすのは、既存インフラで品質を確保する場合の解決ですね。

      学校教育についても品質と生産性とコストのトレードオフ選択の問題だとすると、学力を確保しつつ、教師一人あたりの生徒数はより多く、学習時間はより減らしてゆくことになると思います。(この話をすると、中学で教員をやっている友人とケンカになるんだけど)

      でも、ハイテクの大部屋教室に生徒を集めて、プレゼン専門の教員が短時間だけ集中的に授業を行い、宿題たっぷり、宿題の採点やヘルプデスク担当など専任の教員がサポートするというシステムと、一人の教員が少人数を丁寧に教えるシステムとでは、どちらが効率が良いのかデータがないので私はわかりません。しかし、計測の問題だと思います。

      親コメント
    • > なぜ、多くの人が「ゆとり教育で時間削減」とか「円周率がおおよそ3」とかに反応してしまうのでしょうか。私にはわかりません。
      今、発言権のある人(まあマスコミ関係者、企業や官庁で出世コース乗っている人、小中高大予備校含めてガッコの先生、
      「言論人」、以上の成れの果ての国会のセンセまで、おっと忘れちゃいけない/.に書くアレゲな人)
      多くが優等生(笑)だったからですね。
      自分と異質なものが台頭してくる事に対する原始的な不安というべきものでしょうか :-)
      --
      --- 天婦羅★三杯酢 temp@sunbuys.co.jp ---
      親コメント
  • 昔教科書を予習したら1冊1ヶ月で終わっちゃったよ。
    普通に学校の勉強しながらの話だから、専念するなら全教科やっても半年かからないと思う。ゆとり教育ってことでシェイプされたんなら、もっと短くできるはず。全学年で飛び級を認めてやれば真面目な連中なら学力が低下することもなく卒業してくでしょ。“学力”が実は無価値だって矛盾に気づくこともなく。で、平均は底上げ。
  • by mera (2504) on 2002年05月09日 3時02分 (#90750) ホームページ 日記
    個人的には「ゆとり」教育よりも「さとり」教育で悟りを開かせる授業をした方がいいかなと思ってたりして。宗教の悟りじゃなくて自分で考えて問題解決方法を導き出す方の悟りね。 英単語を覚える授業や漢字を覚える授業や漢字の書き順を覚える授業や公式を覚える授業を減らして応用力とか閃きとかそういうのを育てる教育をすればまた面白い大人が出来上がっていくのでは? とか考えてみたりするのですがそんな簡単な問題じゃないでしょうし、実際のところ今のゆとり教育とかで今の子供達はゆとりのある学校生活を送れてるのか気になりますね。

    • by rsato (1724) on 2002年05月09日 4時07分 (#90758) 日記
      小学校から高校までを一括して議論するのは難しいでしょうね。で、ここではすこ しだけ。中学校までの学校行事の場合、準備・練習の時間が過大過ぎるのは事実か もしれません。生徒のためというよりはむしろ、「見せるため」にやるというふる くからの伝統を断切れない部分がありますから。だから簡素化・合理化の余地はあ るはずです。その時間を使って教科の授業をやるのが、「ゆとり」になるかはまた 別の問題ですが。
      --
      佐藤亮一 in Frankfurt Germany
      親コメント
      • by Hebikuzure (489) on 2002年05月09日 9時58分 (#90829) ホームページ 日記
        準備・練習を単純に簡素化・合理化するのではなく、そうした準備や練習が機械的訓練ではなく自主的・自発的集団活動の「教育」となるよう、ゆとりの時間を活用するのが本来の趣旨だと思います。
        そう考えれば、学校行事の形態や内容が本当に「教育」として相応しいのか、という議論も深化するでしょうし。
        親コメント
      • (特に中学時代の)学校行事で覚えてるのは整列とお説教
        (聞かされるたびに > /dev/null )だけっす。
         
          「ゆとり教育」が叫ばれる前(つまりゆとりが今より多少
          あったかもな時代)にはそういう冗長も気にされなかった
          でしょうけど、現在は学校関係者も、そんな「ゆとり」など、
          ないんでしょうね(笑)

        > 過大過ぎる
        # 頭痛が痛い(^^;
        親コメント
  • by tty77 (4123) on 2002年05月09日 3時05分 (#90751)
    コンスタントに休みが取れるのと、長期休暇をどーんと取れるのってどちらがよいのだろう?
    1週間に2日休むより、1週間の休みは1日でよいから2ヶ月くらいの長期休暇をとれたほうがよいのか、それとも逆がいいのか。
    個人によって好みが違うからなんともいえないか…。

    私の意見としては、長期休暇で宿題がたくさん出るのは嫌です。
    # でも、そんな休暇があったのも遥か昔の話…

    でも、運動会は毎年あったほうがよいのではないのか?
    それこそ本末転倒のような。
    • > でも、運動会は毎年あったほうがよいのではないのか?

      自分の年齢を1/3として考えると...「運動会」の消滅を希望。
      面白かった(あるいは、ためになった)思い出がないっす。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年05月09日 10時21分 (#90846)
      >私の意見としては、長期休暇で宿題がたくさん出るのは嫌です。

      纏めて大量に渡されると…
      完遂できる量に見えない>重圧>現実逃避に転移行動>地獄>完成出来ない 。

      #遊ぶ気満々のガキに、下手すりゃ遊ぶ時間が無くなる、要スケジューリングなブツを
      #いつもの宿題で見た事の無い、持ちかえるのさえ大変な量を纏めて渡されても
      #そりゃ「逃げるな」と言うほうが無理ですぜ。

      #…いつも一つ二つは遣り残してました。すいません、馬鹿です。
      親コメント
  • by suno (4915) on 2002年05月09日 9時21分 (#90806)

    知り合いに高三生がいます。彼女の言うには、今年度から毎週末に課題が山のように出され、週末はその課題で潰れてしまうそうです。「こんなんだったら土曜日が休みじゃない方がよかったよ~」と嘆いています。

    私の時代は完全週五日制でしたが、土曜日の「半ドン」は生活にメリハリがついてなかなかいいものでした。

    教師の休みが少ないのは気の毒ですが、それは代行教員を用意して有給を取れるようにするなり、ほかの方法で解決できるといいですね。私の友人も中学教師で、見ていると大変そうです。

  • by Anonymous Coward on 2002年05月09日 9時25分 (#90811)
    空いた土曜日を巡って、どの団体がイベント等で時間を奪取できるかの戦いが続いています。イベントが開催できれば各種公的団体から予算が付きます。特に公立の小中学校では、新たな予算を付けてもらう為に各種団体が暗躍しています。某むねおさんのようなやからが、PTAやその上部団体を舞台に暗躍しています。そんな教育現場に首を突っ込んで初めて知りましたが、「汚いやつら」が多すぎる!
    しかも、「ゆとり教育」のお陰で、新1年生は学校に慣れる間もなく6時間授業。ゆとりとは程遠い状態です。
    「子供の為」と言いながら、大人がここまで汚くては示しがつきません。うーーん。
  • (個人的に)ぜんぜんハッピーじゃありません。
    飛び石でも勝手に詰めちゃうので、結局休みが減っちゃってます。

      #休日の合間って普段より休みとりやすいんだよねぇ (^^)
  • by Anonymous Coward on 2002年05月09日 10時45分 (#90863)
     詰め込めるだけ詰め込んでおいた方が良いと思うんだが。12才位までは
    個人差こそあれガンガン記憶できるんだから、この時期に頭の中にどれだけ
    参照テーブルを作れるかというのも重要。国語算数理科社会英語から
    道徳まで全てガーンと叩き込んでおいて欲しい。

     え?詰め込み教育による歪み?でもどこのオジサンに訊いても「昔の
    子供たちの方が健全だった」って言うじゃないですか。

     ちょっと前に「数に強いと言われるインドの人は九九どころか20×20まで
    暗記させられている」という噂があって、とある人がインド人の方に訊ねた
    ところ、「みんながみんな、そこまでは覚えられません。私は15×15くらい
    までです。でも20×20まで覚える人もいますね。」と言われたとか。
    • 詰め込みそのものが問題なんじゃなくて、むしろ問題は詰め込み*しか*しないことにあるのでは?

      >「昔の子供たちの方が健全だった」
      昔の子供たるオジサン連中が健全だとはとても思えん世の中だと思うのだが。
      それとも健全じゃないのはジーサン連中か?
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    • by Landie(GRG) (6950) on 2002年05月09日 14時56分 (#91007) ホームページ
      10進数を前提に考えると、9×9まで暗記して、2桁以上の掛け算に応用するルールを覚えるのと、10×10以上も暗記するのとではどちらがより「数に強い」と言えるのでしょうか。
      99×99まで暗記しないと、多桁計算に対する汎用的なメリットにはならないように思うんですが……(9×99でもいいのか?)

      でも、15×15までっていうのは、16進数への応用を考えれば悪くないかも。
      親コメント
    • ですね。 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2002年05月09日 11時35分 (#90886)
      学習の基本は、パブロフの犬の条件反射みたいのが基本みたいですね。
      それに、例えば高校時代に英文法をしっかり勉強しておいたおかげで、映画を見るだけで英語力が向上したりするし。
      (社会人になってからそんな時間は無い。)
      暗算等が得意な人は何歳になっても得意なままですし。
      プレゼン等にしても技術中心で教育すれば良いと思います。

      創造性等は、環境がむしろ重要だと思います。
      例えば、体育会系ばかりでなく、オタク系を評価する環境みたいな。
      親コメント
    • うん。おおむね同意。

      数学や理科の科目などは暗記をしないと解けないからなあ。
      こういう積み重ねていくタイプの科目は覚えていないとどうしようもないから。
      でないと、未知の問題に対して何も出来なくなってしまう。

      結局の所、私は「数学離れ・理科離れ」という問題は「分からないから嫌い」という思考がそうさせていると思っている。
      親コメント
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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