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2975 story

Microsoft VS Samba、CIFS仕様めぐってライセンス論争 81

ストーリー by Oliver
姑息な 部門より

タレコミが入り続けているが、ZDNetにマイクロソフトがSambaも実装しているWindowsファイル共有のプロトコルであるCIFSの仕様書(一部)を公開したが、GPLなソフトに使ってはならないというライセンスだ、という日本語記事が掲載された。まあ、要はファイルサーバとしてのWindowsのシェアをかなり喰っているSambaを潰したいわけだ。
しばらく前の本家記事によると、このライセンスはCIFSの仕様そのものではなく (仕様そのものを独自解析なり仕様書に基づいて再実装するのは多くの国で合法) 、ふたつの特許に適用されるが、Sambaはその特許に抵触してなく、その特許を使った機能はマイクロソフト自身も実装していない、との反論文書をSambaチームが公開している。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 素朴な疑問 (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2002年05月10日 23時39分 (#91714)
    ソフトウェアの仕様に対して特許権を行使し、それをもって
    縛ろうとする考え方を批判するのなら俺にもわかるのだが、
    なんらかの権利によるライセンスでもって、使用に対して
    制限を設けるのは、ほかならぬGPL 自信がそうなわけで、
    それと同じようなことをMSがしてるからといって、そのこと
    を批判するのは筋が通らんと思うのだが、そこんとこどうよ?

    なんとなく元記事はそれを批判してるニュアンスに
    読めたんだが、誤解だったらすまん。
    • Re:素朴な疑問 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by kicchy (4711) on 2002年05月11日 1時28分 (#91757)
      今回のは、GPLのように「不特定多数」に対する制限ではなくて
      明らかに「samba狙い撃ち」っぽい制限であるのが
      問題であるのではないでしょうか?

      「競合相手を想定して、競合を押さえるための公開(ライセンス)である」

      と見えませんか?

      競合相手をつぶすという意図がないのであれば、このライセンス条項を
      つけて他のソースなんかももっと前に公開してもいいと思うんですよ。

      もちろん「そう見える」だけで、マイクロソフトにとっては
      意図はないのかもしれませんが。
      親コメント
      • Re:素朴な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2002年05月11日 11時50分 (#91894)
        Sambaを狙いうちすることによって、不特定多数のUNIX系ベンダーに
        制限を科そう、っていうんですよね。

        ZDnetのもと記事にもあるとおり、古いUNIXサーバの延命処置に
        多くつかわれているので、これを抑えてWindowsへの置き換えを
        促そう、という狙いでしょう。

        すくなくともフェアなやり方じゃないのは確か。
        機能やサービスの優位性で顧客を得るっていう本来の競争からは、
        ほど遠い。
        親コメント
    • by Hebikuzure (489) on 2002年05月11日 0時39分 (#91734) ホームページ 日記
      一般論としてはそうなんですが、独禁法に抵触する行為で独占的地位を得たとされている企業であるMicrosoftが、結果的に競合する他製品を狙い撃ちにするような行為をすることが、はたして知的所有権にかかわる正当な権利の行使なのか、という疑問から批判的な目で見られる....と言う事ではないでしょうか。
      親コメント
    • by Nowake (5100) on 2002年05月11日 2時34分 (#91775)
      実はここに問題があるんですよね.非常に微妙な問題なんですが.
      やりすぎると反トラスト法(独禁法)でやられますからね
      このケースの場合,過去の経緯(仕様を公開して自由に使わせて
      いた点,特許のことを明示しないで規格をIETFに提出していた点)
      を考えると,独占禁止法に引っかかるかも知れません.
      #被害者はSambaを使っていたユーザー/ベンダーかな?
      #有識者の意見求む(^^;

      あ,GPLと今回のMSのライセンスで何が違うかというと,

       今回のMSのライセンス:会社の利益を守るためのライセンス
       GPL:(一応)ユーザーの利益を守るためのライセンス

      ということで,GPLは独禁法とは無縁な所ですかね.

      #手段は似ていても目的が違います.
      親コメント
    • Re:素朴な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by tale (3290) on 2002年05月11日 2時47分 (#91781)

      ライセンスに特許を絡めてるので、全然違うと思うよ。

      GPL が嫌なら実装し直せばいいだけだけど、特許の力を使われると、実装し直すことすらできなくなる可能性がある。今回のは大丈夫そうだけど。

      MS がバッシングされるのは、ビジネス戦略として全ての行動を起こすところと、違うフィールドの力を平気で持ち込むところ。その是非や善悪は置いといて、ええ加減、もっとことを荒立てずに運べる方法を探してくれよ。

      親コメント

      • その是非や善悪は置いといて、ええ加減、もっとことを荒立てずに運べる方法を探してくれよ。

        そう、コレを云いたかったんです。
        競合技術の開発者を怒らせたり、独禁法違反の嫌疑を自ら肯定しているような行動であったり、わざわざこのタイミングでこんなやり方でコトを荒げるのはどういう判断によるものなのか、
        ということを知りたいです。
        --
        -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
        親コメント
        • by G7 (3009) on 2002年05月11日 13時01分 (#91923)
          >>ことを荒立てずに運べる方法を探してくれよ
          >知りたいです

          結果的に今回のような事件は、「探す意思なぞ無い」という意思表明をしたに等しい、と思います。

          その荒立て具合のせいで、MSが不調に陥ったとしても、
          とりあえず俺は(笑)痛みを感じないし、
          逆に不調にならなかったとしたら、「ああMSはやっぱりそれだけの
          "力"があるんだなあ」という認識が深まるだけ。

          むしろ、表面的に(^^;荒立てないことだけを上手くなられると、
          その分だけ事態の推移が判りにくくなるだけであって、
          我々としては得るところが無いので、
          今のままの正直(笑)な状態のほうがまだマシだなと思っています。

          ちょっと違うけど「巧言令色少なし仁」の考えかたに近いというか。

          こっちとしては、現実として最強なMSに対しては、表面的じゃなく中身的にも、GPL攻撃態勢そのものを解除して欲しいなとは思いますが。
          親コメント
          • >むしろ、表面的に(^^;荒立てないことだけを上手くなられると、
            >その分だけ事態の推移が判りにくくなるだけであって、
            >我々としては得るところが無いので、
            >今のままの正直(笑)な状態のほうがまだマシだなと思っています。
            むー
            別のところもそのくらい正直に、オープンに…(笑
            --
            READY P0
            親コメント
    • Re:素朴な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by WindKnight (1253) on 2002年05月11日 7時41分 (#91823) 日記
      ただ、自らがIETFに申請し、標準化プロセスに載せたものに対して、
      特許権を行使するのは、特許の考え方にももとると思います。

      自社の利益のみを追求する行為と糾弾されるのは、当然でしょう。

      また、司法省との和解案を盾にとって、それを行うのも問題でしょ うね。

      MSって、とことん独占によって利益の極大化を図ろうとする会社な
      んだよなぁ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年05月11日 10時35分 (#91860)
        自分が不利なときには「sambaで採用される」ことを宣伝しておいて、自分たちの製品がある程度メジャーになってくると卑怯な手で潰しにかかる・・・。典型的なMS戦術ですね。まるで吸血鬼のようです。

        sambaではないですが、ウチの職場でもMSとの共同開発の結果、ノウハウは吸い取られるは、最終的に製品にできるレベルのものは出せないは、でえらい目にあったことがある(もっと壮絶なオチがあるけど書けない・・・)。おかげでウチの職場の面々はみんなMSが嫌いです。

        日本語IMEとかも表にはでてないけど似たような歴史をもってるんじゃなかったっけ?
        親コメント
        • >日本語IMEとかも表にはでてないけど似たような歴史をもってるんじゃなかったっけ?

          ジャストシステムやNECに、
          Windows仕様書を提供する時期を意図的に遅らせた疑惑
          の事でしょうか?

          #昔、PC講習を担当する先生が散々ぼやいてました。
          親コメント
      • by Dot.Zeile (1169) on 2002年05月11日 11時00分 (#91870) 日記
        特許制度というのはまあ特許保有者に何らかの特権を与えるためのものだから、標準化云々というのは少し違うかな、とか思ったりしますけど。標準規格でも特許使用料が発生するものは珍しくないし、普及した後で使用料が初めて決められる、というのもないことではない。

        ただ、今回のは相手に、いわば「思想・信条の放棄」を求めているわけですよね。これって合法なのかな。「この特許を使いたければ今後お前は民主党支持をやめて共和党を支持しろ」って言ったら、かなり合衆国の法律的にはヤバいのではないだろうか。(いや、本当のところは知りませんが。)

        と思ったが、日本じゃ、「この工事を発注してやるから自民党に投票しろ」っていうのは日常だな。:-P
        親コメント
        • by WindKnight (1253) on 2002年05月12日 0時43分 (#92114) 日記
          特許権が与えられるのは、回り回って、それが社会に対して、有益であると認められているからだと思います。

          標準化というのと、最終的に向いているベクトルは同じでしょう。

          この調子だと、標準化のプロセスを歩んでいる「C#」にも、やがて似たようなことが起こるかもね。
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年05月11日 3時30分 (#91790)
    「SAMBAにGPLでないライセンスを適用すればいい」的発言がいくつかありますが、SAMBA開発者のGPLを選択するという自由はどーするんですか。

    開発者の自由を剥奪してまで、SAMBAを使いたいのですか?

    フリーソフトがフリーソフトであらんための戦いなんだから。「とりあえずMSの罠にかからないようにSAMBAを使いつづけるだけの作戦」なんて、提案してもらっても意味ないっすよ。
    • by Dot.Zeile (1169) on 2002年05月11日 11時07分 (#91875) 日記
      「GPL/LGPLを選択するため」の戦いだったら「GPL/LGPLを放棄しましょう」というのは意味ないと思うけど、もうちょっと大局的に見て「フリーソフトがフリーソフトであらんため」の戦いの戦略として一時的にライセンスをスイッチする、というのは悪くない提案なんじゃないかなあ、と思っています。原則GPLなんだけど戦略的に必要ならLGPLを、っていうのと、(相当レベルが違うのかも知れませんが)似てるかな、と思ったりします。GPL/LGPLはある意味道具でしかないんだし。

      あと、ユーザからみて最悪のシナリオは「SAMBAはGPLを放棄せずMSに縛られたまま止まってしまい、でも代替選択肢はない」というものだと思います。たとえば、SAMBAから派生したBSDライセンスのプロジェクトを別途走らせるとか、まったく独自にコードを書き起こしたBSDライセンスのプロジェクトを立ち上げるとか、できるといいなと思ったりするのですが…。
      親コメント
      • by G7 (3009) on 2002年05月11日 13時34分 (#91934)
        >GPLを放棄せずMSに縛られたまま止まってしまい

        ところで、もし、(実際には有りえないはずですが仮定として)
        MSが明日あたりに「BSDライセンスも駄目だぜ」と言いだしたら、
        Sambaは明日そこからも逃げださないとならなくなる、わけですかね?

        その引越し作業のためにどれだけの無駄なリソースを食われて
        Samba(たとえば)がもたらす公益(?)が、そこねられることか。

        もちろん開発側も辛いでしょうから、最悪やめちゃう開発者も少なからず出るだろうし。

        そして、そういうことを今後も「くりかえ」されたとしたら…

        つまりMSに「ふりまわされる」余地が出るわけですよね、今回のこの「要求を飲んで」しまうと。

        9/11頃には、「テロに屈するな」と大勢の人が言っていたはずです(笑)。
        MSの今回のようなこんなやりかたに「屈っして」しまうと、我々にはロクな未来が待っていないのではないかと。

        まあBSD禁止は無いだろうけど、MS契約書サイン必須とか、他の何かとか、といった
        制約を課せられる可能性は、すこし心配したくなります。

        ひさしを貸したら母屋を取られるっつーか。

        というふうに、逃げれば済むという問題だと考えたら甘い、のではないかと愚考するのですがどうでしょうか?

        >ユーザからみて最悪のシナリオは「SAMBAはGPLを放棄せずMSに縛られたまま止まってしまい

        狭義ユーザーのこと「だけ」を考えたら、フリー(どっちの意味でも)ソフトなんて
        無くてもいい、という結論になっちゃいます。
        仮に世の中のソフトがみんな、1円ソフトか0円ソフト、ただしMS印、になっても
        狭義ユーザーは悲しまないだろうなあ。

        だから、そういう論じかたこそ、(結論が見えてるがゆえに)意味が無いと思います。
        親コメント
        • >つまりMSに「ふりまわされる」余地が出るわけですよね、今回のこの「要求を飲んで」しまうと。

          もちろん、そのとおりなんですが、SAMBAが「Windowsとファイル共有する」(大雑把過ぎてごめんなさい)ためのソフトである以上、MSとのかかわりは避けられないというのも事実なので。

          ふと思ったんだけど、むしろ逃げ出した結果、もっと別のMSに縛られないソリューションが充実するならそれもありかもね。(いや、思いつきなので、ごめん。)

          >狭義ユーザーのこと「だけ」を考えたら、フリー(どっちの意味でも)ソフトなんて
          >無くてもいい、という結論になっちゃいます。

          いま現在、すでにGNUのソフトウェアなしのコンピュータ業界は成り立たない状況まで来てると思います。それらをこの戦略でMSが潰して回るパワーがあるとはちょっと思えないのですね。今回はSAMBAだからこそこれだけの事態になってるわけで、きわめて限定された状況でしかないから、そこまで悲観的に考える必要もないと思ったりするのですけどね。

          あと、私が、多分MSがBSD禁止を言わないだろう、と思う根拠は、MS自身もかなりBSDライセンスに依存しているから、なんだけど、それはちょっと甘いかも知れませんね。今まで言ってたことと矛盾するから、というだけではMSは止まらないから…。
          親コメント
          • by rohi (5663) on 2002年05月11日 14時28分 (#91960)
            Windowsの生の機能を使わずに、SAMBAとお話できるWindowsに載せるクライアント(あるときはサーバでもあるわけかも)も提供すればいいのかも。
            現状のプロトコルからだんだん離れていってもいいですし。
            親コメント
          • >MSとのかかわりは避けられないというのも事実

            MSとの関わり(つーかはっきり言えばMSによる支配)を
            どこまで受けいれてヨイものか?というのが、今回の論点かなーと思います。
            で、それを評価するに、今回のMSのいいぶんは、ちょっとヤダヨ、という感じかと。
            #で、なぜヤダヨかというと、俺も含めた皆さんの議論で…

            >もっと別のMSに縛られないソリューションが充実するなら

            関係(被支配)を肯定するという範囲(自由度)の中でのソリューションとは
            違うソリューションが出る余地が、どうなるかが心配っすね。
            「縛られない」かどうかが。

            >それらをこの戦略でMSが潰して回るパワーがあるとはちょっと思えないのですね。

            まあ上から下までunixな世界におけるソリューションなら
            どうせMSと関係ないからいいんですが、
            今回の問題はそれこそMSと関係があるソリューションの話なので、
            こういうやりかたで縛ることが出来ちゃうかどうか、ってのが問題になってるわけっすよね。

            パワーっすか。今回の話はテコの原理みたいなもんじゃないかな。
            MSの特許を支点として、最小のパワーで多くのライバルを封殺するという雰囲気かな。
            で、そういう支点の使いかたってフェアなのか?というのが、論点だと思います。

            >MS自身もかなりBSDライセンスに依存しているから

            ああ。それは俺も考えました。なので「有りえないはずですが」と書いたです。
            親コメント
            • いや、もちろん、私だって今回のMSのやり方はヤダヨと思ってますよ。で、SAMBAチームがGPLを捨てないで頑張るというのもそれはそれで応援したい。ただ、司法判断とか入るかもしれませんし、最終的にどっちに転ぶかわからないので、最悪の事態を想定したバックアッププランもあったほうがいいのかな、と言ってるだけです。そこにGPLを放棄するという選択肢もあっていいじゃない、と。すぐさまそっちへ転進する必要もないですから。

              あと、MSに縛られないソリューションというのは、まあ、例えば、全面的にMS由来プロトコルから離れる、ってことですね。MSに口を出させる余地のない代替ソリューションを考えればいいってことです。(普及するかどうかは難しいところだけど、でもWebDAVとかはそれなりの速度で普及しているし…。)
              親コメント
      • SAMBAから派生したBSDライセンスのプロジェクトを別途走らせるとか、まったく独自にコードを書き起こしたBSDライセンスのプロジェクトを立ち上げるとか、できるといいなと思ったりするのですが…。

        なるほど。MSは「ノウアスフィアの~」を読んだもかもしれませんな。ここでこのように開発が分岐すれば、すくなくとも開発力が低下するのは避けられないし、場合によってはGNU至上主義者との内戦の可能性すらあるし。
        #国際政治とかなら、SAMBAの開発者に内通者がいて、これを契機に積極的な分裂を図ったりする壮絶な謀略工作があったりしておもしろいんだけども。

        真っ当かどうかは別として、特許にかかる部分だけをプラグインにして、別ライセンスを当てるのはどうなんだろうか。

        親コメント
  • これってもしかして、いわゆる NAS を UNIX ベースで開発しているストレージハードウェアベンダおよび同等機能を実現するソフトウェアベンダーに、UNIX ベースをやめて WindowsPowered にしろ、っつーてるんじゃないのかな?
    # 大昔からやってるようなところはともかく、新興(あるいは出遅れ)たところは Linux+SAMBA なところもそれなりにあるようす。

    もしかしたら、UNIX 上で使える Microsoft 製の CIFS 実装を提供するから(金出して)使え、と言っているのかもしれませんが(そんなもん MS が作(れ)るかどうか知らないけど)。
  • by zeissmania (3689) on 2002年05月10日 21時37分 (#91661)
    SambaのライセンスをBSDなりMITなりに変更させて、Sambaの実装をWindowsに取り込みたいってことかな?
  • ZDNNの記事でもある通り、現在係争中である内容に深く関与しかねないデリケートな問題であると思うのだが、どうしてまた、こんな攻撃的な行動に出るのか、何とも理解しがたく。
    このような行動に出ようという決断を促した「モノの考え方」というものをどなたか解説しては頂けませんかねぇ、ホントに…
    --
    -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
  • by zeissmania (3689) on 2002年05月10日 22時17分 (#91681)
    間違ってるみたいですね。
    こちら [zdnet.co.jp]です。
  • 何を学んだ [nikkeibp.co.jp]んだろう?>MS
    • 最もオープンだと考えられるものなら、それはBSDライセンスでしょう。BSDライセンスの下では商業目的でもボランティアでもモノを作ることが可能で、オープンソースが目指すところを一番体現していますから。

      # nikkeibp のインタビューより引用

      「オープンソースの解釈にはいろいろなものがあるから、自分にとって都合のいいものを選べばいい」という事を学んだんでしょう。 まぁ確かにThe Open Source Definition [opensource.org]の定義通りの「オープンソース」から学んだとは言ってませんし...

      親コメント
      • MSのビジネスにおいて
         利用可能なところ
         障害になるところ
        を学んで、Samba(若しくはGPL)は障害になると判断したのかと邪推します。

        で、利用可能なところで“Shared Source Initiative”(SSI)などと
        言うものを始めたと。

        [nikkeibp 引用]
        「SSIはマイクロソフトがオープンソースから多くを学んだ結果」であるという。オープンソースのメリットをユーザーへ提供しつつ、同社が持つ知的財産権を守るのがSSIの狙いである。

        MSのビジネスに都合の良いやり方でオープンソースを利用する方法を
        学んだように見受けられます。
        親コメント
  • GPLはそれが間接的に営利に使われることは認めているけれど、それそのものは非営利。これに対してMicrosoftのものはギンギンの営利でしょう。同じライセンスで縛るといっても、これは雲泥の差がある話だと思います。

    Microsoftは営利企業だから、自分の権利を守るためにこういった行動に出ることは、ある意味で「お約束」的なところはある。でも、よくわからないのは、その行動がMicrosoftという会社の普段から良くない評判をもっと悪くする、という効果を考えなかったのか、ということ。営利を求める企業だったら、こういうケンカの種になるような、ましてやそれが自社の評判を落とすことに貢献するようなことは、やはりやめておくほうがよい、と考える必要もあるかと思います。すでにMicrosoftは「社会貢献」しなければならない大企業なのですから。

    やはりMicrosoftは悪徳顧問弁護士の収入の犠牲になったんでしょうかね?米国だとありえる話ですが。この行動は同社の「死期」を早めるだけと思います。
  • そもそもプロトコルの「仕様書」に、
    仕様の参照に対するライセンスを課すことなんてできるの?
    それって、公開されている料理のレシピに、
    「次のような人はこのレシピを人に教えたり、このレシピを参考に料理を作ったらダメですよ」
    って書いてあるのと同じでしょ?
    変な感じがするな。

    まあ、裁判所が判断する問題なのかもしれないが。
    --
    # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
    • Re:これって合法なの? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年05月11日 12時51分 (#91917)
      それが「特許」という概念と、それに基づく法の力です。

      だから、この問題に対する正しい対処は

      「ソフトウェア特許は万人が革新的だと認める技術
      以外には認めない」

      という流れをつくりだすことです。
      独占禁止法方面からのプッシュより、こういった
      原理的なところを正すほうが正道。MSは大企業だから
      独占禁止法でたたけるけど、そうでないところでもこういった
      問題は潜在してるよね。
      親コメント
      • >「ソフトウェア特許は万人が革新的だと認める技術 以外には認めない」
        ヨーロッパか何処かで確か、そう言った態度をとったんだっけ?
        前に、そんなストーリーが…失念した。見つからない。

        それ+「各々の」標準化団体や第三者機関、
        ライセンスや技術体系を作り上げたコミュニティが

        W3Cのような 態度 [srad.jp]をとり、
        「デファクト スタンダート」の発生をそれなりに警戒すれば
        ある程度は「健全化」するのではないかと

        #でも、著作権法方面からの因縁には勝てないので
        #地下色の無い、優良コンテンツを御持ちの個人/同人/中小企業は、
        The Internet Archive [archive.org]当りにサイトを開放し、
        #ワザとLogられ保険としましょ?
        親コメント
        • 日本の場合は (スコア:3, 参考になる)

          by Nowake (5100) on 2002年05月11日 14時42分 (#91969)
          特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項各号に掲 げる発明に基いて容易に発明をすることができたときは、その発明については、同項の規定にかか わらず、特許を受けることができない。
          (特許法第29 条第2 項)
          詳しくはここ [jpo.go.jp]のここ [jpo.go.jp](P.15ぐらい)を参考にしてちょ.
          ついでにこっち [jpo.go.jp](P.13ぐらい)も見てね.

          ちなみに インターネット等の情報の先行技術としての取扱い [jpo.go.jp]
          つうのもあるから,参考に.
          個人的には,やっぱり明細書を書いて特許を出願しておいた
          (大体手数料3~4万円ぐらい)ほうがいいかも.
          防衛特許なら,特許Howtoみたいな本を入手すればシロウトでも
          かけますしね.
          もし取得できれば,特許はフリーソフトウェアのライセンスを
          守らせる武器としても(著作権より)強力ですし.

          確か,2千円ぐらいで刊行物で公表してくれるシステムもあったと
          思ったけど,なんだったっけ?
          親コメント
      • すまん、原文をあまり読めてないからあやふやなんだが…
        この仕様書でいってる「特許」ってどんなものなんだ?
        例えばのはなし、「暗号化アルゴリズムにIDEAを使うので、
        ライセンスがないと実装できませんよ」という感じのもの?
        --
        # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
        親コメント
typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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