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3055 story

中古ゲームの次は中古CD 177

ストーリー by yourCat
きな臭い話 部門より

ktoshiharu曰く、 "ZD Netの記事によると、先日、日本レコード協会(RIAJ)がまとめた「日本のレコード産業 2002」の中で中古CDが槍玉にあげられているらしい。要するに、
「中古CDがあるから新作CDが売れない」→「中古CD販売禁止」
を狙ってるらしいのである。
個人の権利はどこまで認められるのだろうか…"

音楽CDにも頒布権をと主張するのだろうか。中古CD販売の禁止の他、コピーコントロール回避ノウハウの流布に刑事罰を課すべきともあり、こちらはアメリカのDMCA法を連想させる。

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  • by ecobelie (9418) on 2002年05月23日 17時06分 (#96842) 日記
     今年の上半期に売れたシングルCDでミリオンになったのは1作もないそうで。
     一番売れたのでも宇多田の「traveling」の85.5万枚
     また、アルバムもあゆやMISIAなど4作品だけに留まっているようです。

     まぁ、思うにこの10年ほどのミリオンの乱立ってある種の「バブル」だと思うのです。
     ドラマなどのタイアップで話題になったら他も我先にとタイアップで売ろうとする。
     ひょんなことから脚光を浴びてヒットした曲があれば他もそれに似せた曲やアーティストを出して売ろうとする。
     で、消費者も消費者でレコード会社などの戦略の波に乗って買うものだから簡単にミリオンヒットが生まれると言うバブリーな循環が続いていた訳です。
     だけど、消費者側だってそんなに馬鹿じゃない。同じような感じの曲を立て続けに出されたのでは何れは飽きてくるわけで、誰も買わなくなってくる‥‥と言うことに気付かずにレコード会社側はバンバン新曲を投入してくるから売上が減ってくるのは当然だと思うのです。
     ある意味、CCCDとか中古販売禁止と言うのは営業努力を怠っているのは明らかなのにそれを自分達の所為にせず、消費者に押し付けていると言ったレコード会社側の驕りであり、こういうことを言っているうちはいつまで経ってもレコード会社は悪循環のルーチンにはまっていくと思うのです。

     ちょっとまとまりがつかなくなりましたが、個人的にはこう思うのです。
    • Re:バブルが弾けた結果 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by dai75 (557) on 2002年05月23日 21時25分 (#96993) 日記
      少子化も効いてると思うんだけど、どんなもんでしょ?

      ああいうマスミュージックって、10代~せいぜい20代半ばくらいまでしか聴かないよね。もう団塊ジュニア層は引退です。

      もしこれが当たっているなら、多少高くてもいい音楽創った方が正解だな。
      --
      -- wanna be the biggest dreamer
      親コメント
  • まず (スコア:2, すばらしい洞察)

    by officepig (3266) on 2002年05月23日 14時48分 (#96734) 日記
    レンタルを禁止にしない限り中古販売を禁止しても意味がないのではないか?

    仮にレンタルも一緒に禁止されたと仮定しよう。となると、
    今のCCCDがらみのように
    「このCDを聞いた!」と内容のよしあしを書きたてる評価サイトが
    そこら中にわいて出て、やがてそれが目立ち始めると今度は
    「悪口書くな」とそういうサイトが禁止に追い込まれるわけだ。

    すると、(あるいは上記前段階を経ず直接)
    「音楽CDなんて当たり外れでかくて危なっかしくて買えねー」
    と音楽商品自体を買い控えを始める層が出始めて、
    さらに市場が縮小する可能性もあるなあ。

    いやあ、アタリショック再来ですな(違
    楽しみ楽しみ。
    • Re:まず (スコア:2, すばらしい洞察)

      by imo (5135) on 2002年05月23日 16時21分 (#96811)
      >いやあ、アタリショック再来ですな

      なにかっていうとアタリショックを持ち出す人がいますが、
      アタリショックなんてアメリカ人がアメリカ人を市場にした場合の、
      さらに行き詰まってしまった「超特殊な状況」であって、他に普遍的に適用できるような事例じゃないですよ。

      貿易摩擦とかの度に、パールハーバーの再来とか広島の再来って言ってるのといっしょ。
      親コメント
      • by officepig (3266) on 2002年05月23日 16時26分 (#96815) 日記
        日本人が日本人を市場にした特殊な状況だと感じたので
        流用できるかと思ったんですが。

        だって、(知り合いからのタレコミだが)
        JASRACがこの1年海外から権利料集めたベスト10 [jasrac.or.jp]に
        国内ベスト10 [jasrac.or.jp]が1つも入っていないんですもの。
        国内で売れてるものがいかに国内でしか売れてないか。てなわけで。
        親コメント
        • by imo (5135) on 2002年05月23日 16時50分 (#96828)
          とりあえず、「国内で売れているものが国内でしか売れていない」というのは、このデータからは言えません。
          「国内で売れているもの」の海外データがありませんから。
          海外でだけ爆発的に売れてるだけかもしれないじゃん。 ^^;
          現実として、国内で売れているものは、少なくとも韓国・台湾ではかなり売れてますしね。

          アタリショックに関しては、
          「なんか才能(権威)がありそうな人」がもたらすものに対するありがたがりようが、
          アメリカ人と日本人じゃあまりにも差がありすぎなので、どう比較しても同じ状況になるとは思ってません。
          親コメント
      • by dai75 (557) on 2002年05月23日 16時40分 (#96824) 日記
        アタリショックは経済や経営の本に一般的に載ってませんっけ?
        割と普遍的なものなのでは。
        --
        -- wanna be the biggest dreamer
        親コメント
        • by imo (5135) on 2002年05月23日 17時00分 (#96837)
          経済や経営の本で真実が書いてあるものを教えてください。 ^^;

          というのは、おいといて、
          現象としてのひとつのテンプレートとしては、インパクトがあるしおもしろい素材だと思います。
          なので、いろんなところで目にするし、認知度としてはかなりのものだと思いますが、
          果たしてその状況が再び成立することがあるのかというと……非常に懐疑的なのです。
          親コメント
    • by yuh (1214) on 2002年05月23日 15時23分 (#96770) 日記
      >さらに市場が縮小する可能性もあるなあ。

      で主張が変わって「ネットで音楽がコピーされているから」
      になるのかな
      親コメント
  • by ksada (4435) on 2002年05月23日 15時34分 (#96778)

    だっつーの。 [srad.jp]

    誤用が定着して正しい言葉になってしまう候補だな。

  • by Anonymous Coward on 2002年05月23日 16時13分 (#96809)
    廃盤は絶対にしないで下さいね。>メーカー様。

    万人が購入するヒットチャートの陰には、個人個人の思い入れや好みだけで成立する、多くの「見えない」傑作CDがあります。

    廃盤復刻計画(http://www.so-net.ne.jp/haiban/)を見ても、あっさり廃盤にされ、中古かコピーでしか聞く選択肢のないCDの何と多いことか・・・そして、それをコピーですまさず、ちゃんと購入したいという志をもつ人々の存在も忘れてはいけません。

    Book on Demandじゃなく、CD on Demandで、CDをオーダーメードして、自分だけのオリジナルCD&ジャケットを作ってもらうとか、「CDを買ってもらうための」商売としての工夫は、権利云々の前に、色々あると思いますけどいかがでしょうか? > 関係者。

    そもそも、そっちのお仕着せの音楽配布形態をこちらに押し付ける その様式そのものが今では古いんじゃないんでしょうか?

    オフトピですが・・ 皆さんもこの復刻計画への投票お願いします。個人的には相曽晴日、河井英里を応援しています。
    • by emuty (9332) on 2002年05月23日 16時52分 (#96831)
      一応、絶版になったものの一部がここら辺でがCD-Rで再販されています。
      ご参考まで。
      http://www.hmv.co.jp/gen/jp/so/so2/index.asp
      親コメント
    • by imo (5135) on 2002年05月23日 16時36分 (#96819)
      >個人個人の思い入れや好みだけで成立する、多くの「見えない」傑作CD

      まあ、別にCDに限らず、家電だろうがなんだろうが同じですよね。

      >廃盤復刻計画

      故人ならともかく、ご存命なら、なんで自分たちでお金出してアーティストと契約して、スタジオ借りて録音しないの?

      >そっちのお仕着せの音楽配布形態をこちらに押し付けるその様式

      いまこそ脱却しましょう。 (^^)

      #これこそ「そこまで言うならば」だな ^^;
      親コメント
      • by G7 (3009) on 2002年05月23日 17時23分 (#96871)
        >>個人個人の思い入れや好みだけで成立する、多くの「見えない」傑作CD
        >まあ、別にCDに限らず、家電だろうがなんだろうが同じですよね。

        でも、ツールとコンテンツとでは、「代用が効く」かどうかは
        たいていの場合、決定的に違いますよね。

        >故人ならともかく、ご存命なら、なんで自分たちでお金出してアーティストと契約して、スタジオ借りて録音しないの?

        彼の才能が既に枯渇してるから、という冗談はおいといて、
        演奏なんてナマモノでしょ、ってのは芸術(または類似品)の常識。

        #再現可能かどうか、で飯(?)を食ってる「技術」畑とは、ここが違う。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年05月23日 16時53分 (#96832)
        >>廃盤復刻計画
        >故人ならともかく、ご存命なら、なんで自分たちでお金出して
        >アーティストと契約して、スタジオ借りて録音しないの?

        …いや、だから、廃盤の復刻がしてほしいのでわ?
        ただの読み間違いだとは思いますけどあんまりな誤解なので揚げ足取り。

        廃盤に関しては、書籍の絶版も同様に辛い問題ですけどね。
        書籍もCDも、デジタル化して容易に複製できるようになったのだから、
        アーカイブから少数製造して販売する形態がすでに現実的ですね。
        時代遅れな一過性ヒット作製造業界の裏で、あっという間に廃盤・絶版
        になる物のなんと多いことか。
        親コメント
      • 故人ならともかく、ご存命なら、なんで自分たちでお金出してアーティストと契約して、スタジオ借りて録音しないの?
        それでは別の物が出来るだけ。
        ライブ物とかなら不可能だし、バンドが解散してたりすることもある。

        生産中止になってる音源に対してアーティストの所属事務所が交渉しても、
        レコード会社に権利を譲らないと言われる事だってありますね。

        しかし、河井英里さんも候補にのってたんだ。レコード会社がつぶれてるのにどこに交渉するんだろう。
        こういう時のためにも中古が必要なんだけど。廃盤禁止しても対応しきれない。
        (もっとも、河井英里さんの場合は流通量が少なすぎて中古もめったに出回ってないが)
        --
        -- Che Che - Bye Bye
        親コメント
    • ですよねぇ (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2002年05月23日 17時05分 (#96841)
      「どうしてあの時三食抜いてでも無理に買っておかなかったんだ!」
      と後悔しつつ中古CD屋巡りすること多数。
      挙句にはオークションで2、3倍の値段で落札。
      それでも「買えて良かった」って思うのに、どうしてコピーなぞ率先してするものか!

      廃盤CDの中古以外での入手法の提示もせず、いきなり中古CD販売禁止?順番逆だろ!
      まさに「You must be Joking.」(冗談ではない!byシャア)
      親コメント
  • by jackall (8946) on 2002年05月23日 19時05分 (#96940)
    私は、
    「(一部の?)音楽産業関係者の所得を、サラリーマン並みにしてから言いやがれ」
    といいたい。 たとえそれが、才能に対しての対価だとしても、納得できん場合もあるのだよ。

    幾ら、24時間寝ずに働こうが、所詮、一般所得者の3倍どまりでしょう。
    てめーらで勝手に売れねーCD作っといて、ぐだぐだ抜かすんじゃねぇ。

  • by hkt (2602) on 2002年05月23日 14時36分 (#96725)
    中古ゲームの最高裁判決 [courts.go.jp]はいったい何だったのだろう?と思わずにはいられない.
    「頒布権は消尽する」という考え方が成立した以上,中古CDもその線にそって考えるべきだと思うが…… 都合が悪くなったらが悪くなったら土俵を変えるのか?

    『「中古CD販売店は,全国に約7600店ある。普通のCD販売店が約8000店だということを考えると,これは非常に恐ろしい数字だ。そもそも,中古CD販売店というビジネスが成立するはずがない。本は1回読んだら,映画は1回観たらもう用済で中古に売るのは理解できる。だが,音楽は何回も繰り返し聴くものである。それなのに,中古が出回るということは,パーフェクトクローンを手元に残し,オリジナルを売っているからだ」』
    [zdnet.co.jp]などという考え方をするような人たちだからしょうがないのかもしれないけど.
    音楽CDだけが特殊ってことはないのだということが理解できないのかな?
    • 学*べ*ない人々 (スコア:4, すばらしい洞察)

      by L.star (163) on 2002年05月23日 15時10分 (#96756) ホームページ
      音楽CDだけが特殊ってことはないのだということが理解できないのかな?
      理解できないのではなく、理解したくないのでしょう。そこに明白な利益が存在していると信じている以上、無視したくなるのは当然だと思います。

      特に今回の場合は既得権益のたぐいですから、自分に有利な説を主張することでそれを守る、という明白な根拠もあります。自分勝手な、とおもいますが人間は得てして自分勝手なものです。

      我々に必要なのはこういう自分の既得権益を守ることしか考えられない頭の不自由な方々を「頭が悪い」と非難するのではなく、公共の利益に反すると言うことで社会からご退場頂くようにしむけることだと思いますが如何。

      親コメント
    • Re:学ばない人々 (スコア:3, おもしろおかしい)

      by imo (5135) on 2002年05月23日 16時26分 (#96814)
      >「頒布権は消尽する」という考え方が成立した以上,中古CDもその線にそって考えるべきだと思うが

      そういう「べき」は存在しません。
      あくまでも「中古CDの頒布権は消尽する」という判決が出た時点で、個別に成立するものです。

      >音楽CDだけが特殊ってことはないのだ

      「特殊でない」という判決が出るまでは、特殊として主張することはおかしくありません。

      というのが、基本原則です。
      それが民意に沿っているかどうかは別です。 (^^)
      親コメント
    • Re:学ばない人々 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年05月23日 14時59分 (#96746)
      >音楽CDだけが特殊ってことはないのだということが理解できないのかな?

      本を一回読んだだけで用済みにするような人たちだから無理でしょう(w
      親コメント
      • by hirok_k (3438) on 2002年05月23日 15時04分 (#96751)
        >> 本を一回読んだだけで用済みにするような人たちだから無理でしょう

        だからこそ、CDDAの規定を破って似非CDを作ったあげくに、
        CDDAマークをつけちゃうんでしょうな 藁
        親コメント
    • Re:学ばない人々 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年05月23日 15時18分 (#96765)
      >中古ゲームの最高裁判決はいったい何だったのだろう?と思わずにはいられない.

      逆にこの最高裁判決があったこそ、こういう声明を出したのでは?
      中古ゲームが認可されて、なしくずしに中古音楽CDが同様に扱われるようになる前に「あくまで別のものだ」と主張してるわけで.
      最終的には中古認可されることになると思うし、無駄なあがきと見てとれなくはない.
      けどまぁ「ゲームとは別の事例だ」と主張したことで、少なくとももうしばらくの間は無理矢理グレイゾーンに引きとどめていられる、ってことなんじゃないかと.
      親コメント
    • > 音楽CDだけが特殊ってことはないのだということが理解できないのかな?

      仰る通りですな。
      音楽は何回も繰り返し聴くものであるって、そりゃそうです、いいものは特に。
      ついでに言うといい映画は何回でも見るし、いい本は何度でも読みます。

      で、自分の場合中古ショップにCD売っちゃう最大の理由は
      つまんなかったから、なんですけど。
      コピーできるから売るんですかねぇ?
      # 名盤といわれるものはなかなか中古ショップにはないもんです。
      親コメント
  • なんだろうな。

    考え方がジャイアンちっくで、なおかつ幼稚すぎる
  • by anything (2697) on 2002年05月23日 15時17分 (#96763)
    あの銀盤もどきは、CDに含まれないんですよね。
  • CDの価格がさぁ... (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2002年05月23日 15時19分 (#96767)
    /.Jでは前から言われてることだけど、やっぱり値段の設定がおかしいよね。

    富塚会長は会見の席,オリジナルとパーフェクトクローンの2つのパッケージを手に取り,「こんなものが,自宅で簡単に作れるようになっている。コストもたかだか100円くらいだ」と憤り,さらに,その鉾先を中古CD販売店に向けた。

    ってことらしいけど、これって見方によっては「原価100円くらいで作れるものを我々は3000円くらいで販売しております」って告白だよね。その場で誰か突っ込んで欲しかったなぁ。

    海外のCDをわざわざ輸送費をかけて輸入したものに比べて、なんで国内のCDは1000円も高くなっているのか、その辺りがおかしいと思うんだけど。

    #俺は邦楽は聞かないから、値段が下がっても買わないけど。(^^;;
    • Re:CDの価格がさぁ... (スコア:3, すばらしい洞察)

      by chronatog (8479) on 2002年05月23日 15時54分 (#96796) 日記
      そういう計算は短絡的過ぎるでしょ。(なんで「すばらしい洞察」なの?)

      客先にプログラムのバイナリをFDで収めて
      「あ、FD一枚で済みましたか。じゃ100円でお釣り下さい」
      なんて言われるようなもんだ。

      作詞だの作曲だのジャケット装丁だのには相応の報酬を
      払わないとね。嫌な話の絶えない流通や著作権管理団体には
      そろそろ払いたくなくなってきてるんだけど。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年05月23日 16時23分 (#96812)
        短絡的発言をしたACです。
        ま、皆さんおわかりとは思いますが、別にCDを100円で販売しろと書いたつもりはありません。海外のレコード会社だってあの価格で普通に経営が成立してるはずなのに、なんで国内ではこんなクソ高い定価になってんの?ってのが主旨です。

        >> 作詞だの作曲だのジャケット装丁だのには相応の報酬を払わないとね。

        その通りですが、数年前に読んだ雑誌記事によると、最も一般的なケースでは、作詞+作曲+演奏してる人を全部合計した取り分で、CD販売価格の1~2割程度しか払われていなかったはずです。

        話はそれますが、これが(当時は全盛だった)コムロなど大物の作詞家/作曲家の場合は、取り分が4割程度まで上がることもあるらしいですが、いずれにせよ演奏してる人にはたいした額は入らないらしく、「売れているバンドであっても、作詞+作曲をやっている人物だけがずば抜けて儲かっていて、それ以外のメンバーは、思われているほど収入があるわけではない」というような話だったように思います。

        ま、いずれにせよ、現行の価格はレコード会社がぼったくってるだけにしか思えないですよね。
        親コメント
        • by zeissmania (3689) on 2002年05月23日 16時41分 (#96825)
          >取り分が4割程度まで上がる
          のは、著作権料(大体CD販売価格の1割)の中での配分が4割ってことだと思います。これは大物だからじゃなく、作詞やって作曲やってアレンジやってプロデュースやって演奏もやってるからですよ。
          残りの6割はその他の作詞・作曲家、エンジニア、演奏家、ジャケデザイナー、写真家に配分されるということですね。

          販売価格の4割も持ってかれたら、レコード会社の取り分がなくなります。
          CD販売価格の3割は小売店の荒利、1割が著作権料、1割がプレスやジャケット印刷代、残りの5割が流通経費や宣伝広告費などを含めてレコード会社の取り分になります。
          一番儲けているのはどこかってのは、これでおわかりですね?
          親コメント
      • by G7 (3009) on 2002年05月23日 17時13分 (#96855)
        >作詞だの作曲だのジャケット装丁だのには相応の報酬を
        >払わないとね。

        相応ってのが幾らなのか、測定する手段がないから、悩んでいるわけで(^^;

        ちなみに、こんな悩みが存在するっていう所からして既に、
        これは「資本主義」の枠から外れたものだったりするんだよね。
        競争原理で価格が落ち着く、というシステムが働かないのだから。

        だからこそ、資本主義チックに扱おうとすると、量販なり中古なりの方面で
        競争原理なりなんなりによって「妥当な」価格をつける、というシステムが、欲しくなるわけです。
        親コメント
    • by yuh (1214) on 2002年05月23日 15時31分 (#96775) 日記
      LPレコードからCDに媒体が変わったときに原価は安くなっているのだけど
      販売価格には影響が無かったと言うのも有りました。
      親コメント
    • by seldon (5637) on 2002年05月23日 15時41分 (#96783)
      やっぱり値段の設定がおかしいよね。
      音楽CDだけじゃなくて映画のDVDや映画館の料金なんかもそうだけど、ちょっと価格設定がおかしいんじゃないかなというのは同意。
      たとえばCDNOW [cdnow.com]とか見ると、音楽CDでだいたい一枚$10台前半。日本円で1500円~2000円程度って所かな?
      これって見方によっては「原価100円くらいで作れるものを我々は3000円くらいで販売しております」って告白だよね。
      そうですね(^^;
      まぁ、ジャケットの印刷代とかもあるので、実際はもうちょっとかかってるだろうし、販促費用とかもあるから「原価」そのものじゃないですがね。
      だいたい、100円ってのが現状を認識していない発言ですね。
      こないだ100枚3380円でCD-R買いましたが...

      # 一枚33円80銭(^^;
      ## データ用に買ったんですが。

      親コメント
    • 値段が高いのは同意しますが…

      これって見方によっては「原価100円くらいで作れるものを我々は3000円くらいで販売しております」って告白だよね

      の部分は、原価に関係なくアイデアを売るという著作権ビジネスの本質であるので、突っ込みようがないと思います。

      海外のCDをわざわざ輸送費をかけて輸入したものに比べて、なんで国内のCDは1000円も高くなっているのか、その辺りがおかしいと思うんだけど。

      こちらには激しく同意します。
      邦楽も東南アジアあたりからの輸入品が格安で売られたりしてますね。
      親コメント
    • by WindKnight (1253) on 2002年05月23日 17時05分 (#96840) 日記
      単純に、印刷とCDを焼くことを考えると、一枚当たりのコストはオリ
      ジナルのほうが安いと思ってたりする。(笑)

      クローニングにも、それなりのコストが掛かるのだな。

      で、売価と原価の差額がどこに消えているのか、だと思う。

      そこを真面目に考えないと、ユーザーからも演奏者からも、そっぽを向
      かれるだけであろう。
      親コメント
  • 今は廃盤になって新品では手に入りにくいCDなどがたまにあって、そういうときは中古を買ったりします。
    最近は復刻版とかデジタルリマスターとかで再発されているのもありますが、すべてが再発売される訳ではないです。
    だから、新品CDの売れ行きが悪くなるだけで中古CD禁止とか言われるとやってられないです。
  • by imo (5135) on 2002年05月23日 17時18分 (#96864)
    ・CDに記録された音は、人体にいい影響を与える
    ・CDに記録された音を聞くと、脳内にマイナスイオンが生成される
    ・xxxの楽曲は特に効果が高い
    ・ヒップホップを聞くと、血がさらさらになる
    ・手軽に家庭でコピーをした音源は逆効果になる

    某あるある番組でこういう特集を組めば、
    翌日にはミリオンヒット確実だし、コピーは減るし、万々歳なんだけどねぇ。
    日本人なんてそんなもんでしょ。 ^^;

    #そういや1/fのゆらぎとかどこいったんだろう……
typodupeerror

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

読み込み中...