日本の超音速実験機、ロケット部分打ち上げ失敗 392
ストーリー by Oliver
複数ソースを読んで自分で判断 部門より
複数ソースを読んで自分で判断 部門より
genesis 曰く、 "Yahoo!ニュースやasahi.comの伝えるところによると、航空宇宙技術研究所によって行われている超音速旅客機の飛行実験が、発車直後にロケットと試験機の結合が外れ落下してしまったため実験は失敗に終わったそうです。実験機自体の損傷は小さかったため、修理すれば再利用は可だそうで。
風洞実験ではなくコンピューターによる計算(CFD=計算空気力学)で設計された上、しかも超音速実験機と言う事で期待していたんですが、実験機をテストする以前の打ち上げ段階での失敗とは非常に残念です。次回こそ、成功して欲しいところ。
asahi.comでは、記事の結びを「しかし、肝心の実験機打ち上げの段階で失敗してしまい、日本の技術力が問われることとなった。」と書いていますが、Yahoo!ニュースより事実をしっかり書いていない上に、この様な結びで扱き下ろした書き方をするとは呆れさせます。"
奇跡を要求する (スコア:3, 参考になる)
日本の技術力は他国のそれを超越し、凌駕していないことが
あきらかになったとかでしょうか?
なんかテストの順番で1番でないと、「落ちこぼれ!!」
「出来損ない!!」とわが子を鞭で打ち据える親みたい。
もちろんバランスの問題だけどさ。でも針が片方に揺れて、
そこに張りついていませんかと思うのさ。
IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
問われると思いますよ (スコア:2, すばらしい洞察)
ょーがないだろ」ってとこじゃないですかね?
誰が聞いても「おいおい大丈夫なのかよ??」と「技術力を疑う」
と思いますよ。
技術的には直接実験内容とは関係のない部分というのもいいわけ
にはならないでしょうしねー。
システムという考え方 (スコア:2, 興味深い)
航空機の様に複数の要素技術をまとめ上げて一つの目的を実現するために体系づけられたのがシステム工学という考え方なわけですが, 元もと日本の技術界ではこの分野が弱かった上に, それを何とかカバーしていた底辺の技術レベルが最近低下しつづけていることでボロが露呈しだした. ってとこですかね.
日本の技術全般について, 個人レベルでは水準を維持していると思いますが, 組織・システムで何かを行うということにかけては, もう期待できないのではないでしょうか.
無理難題 (スコア:2, 興味深い)
そもそも「研究開発」ってのは「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」って側面を持ってるものだとも思うしね。
前から (スコア:2, 興味深い)
こう言うのって、電通なりが入って、
PR活動に勤しんだ方が良いと思うんですけどね。
成功するのは当たり前、失敗はバッシングの嵐ってのを
避けるためにも、必要だと思うんですよね。
技術開発に否定的な人たちは (スコア:2, 興味深い)
一番金になるのはモノじゃない。特許。他が持っていない新しい知識と技術。
昔なら、他人の作った物を真似して、よりよい物を作ればそれで良かった。
今は、知的財産権に阻まれて真似することは出来なくなった。これからも無理。
物を売る競争から、知識技術を売る競争に、相が変化している。
変化した相はもう元には戻らない。適応できないなら滅びるのみ。
H2-Aそのものが売り物にならなくても、特許は売れる。
特許こそが金。現物は単なるデモ機。
#技術畑がアピールするべきは、現物の成果でなくこういう分野かもしれない。
SSTにしても、機体の製造販売だけが目的ではなく、他に先駆けてノウハウを築くこと
そのものが大きな目的と、そう理解しています。だから目標は無茶なくらいでいい。
SSTの実機が完成しなくても、その過程で得たノウハウは特許として金を生む。
実機が完成すれば、それはそれでまた巨大な金になるから、完成してほしいとは思う。
が、絶対の要求要素ではない。
出来るとわかっていることをなぞっても、金にはならない。
べつにYahoo!は偉くないんではないかと (スコア:1)
>扱き下ろした書き方をするとは呆れさせます。
yahoo!ニュースって他社の配信した記事を一定期間載っけてるだけだから、
偉いのはあくまでもニュースソースでしょ?
一応参考として
Yahoo!ニュース>経済トピックス>航空業界 [yahoo.co.jp]
を掲げておきます。
まとめ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:べつにYahoo!は偉くないんではないかと (スコア:1, すばらしい洞察)
Yahooニュース引用元の読売新聞の記事(写真つき) [yomiuri.co.jp]。日付が経つとリンク変わるんだっけ
読売新聞と朝日新聞の論調の違いって事でしょう。最近は大手マスメディアでも経費が削減で、通信社の記事をそのまま伝える記事が多いのですが、今回はちゃんと現地に記者を派遣して記事にしたから論調の違いが出てるって事でいい事だと思う。
じゃ (スコア:1)
賛同してくれてありがとう!(^^)/
Re:べつにYahoo!は偉くないんではないかと (スコア:1)
朝日の記事の書き方に疑問を呈しているだけですね.
情報が錯綜している? (スコア:1)
実験機は分離されずに大破したとみられる
とのこと。(リンクは産経新聞 [sankei.co.jp])
読売新聞のソースと随分印象が違います。
真実はひとつ!だとは思うのですが情報錯綜気味なのかしらん?
Re:情報が錯綜している? (スコア:2, 興味深い)
前者は実験機の状態についての一次情報が欠けているので,後者のほうがとりあえずは信憑性が高いかと.
宇宙3機関全滅 (スコア:1, 参考になる)
これで宇宙3機関、全て打ち上げ失敗ですね。
宇宙科学研究所:MVロケット打ち上げ失敗 [astroarts.co.jp]
宇宙開発事業団:H2ロケット打ち上げ失敗 [astroarts.co.jp]
航空宇宙技術研究所:超音速実験機打ち上げ失敗
しかもこの3機関は、来年統合 [130.54.58.249]されます。
宇宙開発なんてお金がかかるだけで、あまり実にならないと思うので、統合して、規模を縮小さして基礎研究をのんびりやった方が良いと思う。大規模実験は早すぎたんじゃ無いのかな。とりあえずはペンシルロケット [spice.or.jp]からやり直し。
P.S.
>風洞実験ではなくコンピューターによる計算(CFD=計算空気力学)で設計された
CFDは「数値流体力学」と訳します。
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:2, すばらしい洞察)
将来のためにノウハウを蓄積するのは技術立国である日本にとって
とても大切なことだと思います。
たとえ失敗しようとも失敗からも、ノウハウは得られるわけで、
私は大規模実験でも何でも金はいくら使ってもいいから、
ビシバシやってほしいと思ってます。
外国の銀行に1兆4000億円も税金つぎ込む [sankei.co.jp]ぐらいなら、
宇宙開発にもっとつぎ込んでほしいものです。
と、一納税者として思っています。
by rti.
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:2, すばらしい洞察)
多分、皆さんも生きているうちに乗ることになると思います。
今回のは明らかな失敗、責められるべき失敗ですが、
失敗が公に目立つというのは不利ですねえ。
宇宙開発にしたって、将来的には他の色んな先端分野の基盤となる技術なので、
それを抜きに、他の分野の研究など出来なくなると思います。
それとも先進国やめますか?
-1:フレームのもと
Re:胸張って「先進国」って言ってる連中って・・・。 (スコア:2, 興味深い)
世界の歴史の中で、思わぬ国に覇権やら経済力が付くことはままあるけど、
それがそのまま個人の幸せには結びついてないことも歴史を見れば
明らかでしょう。
それよりは、たまさか得た「日本の経済力」を、それが本当の意味での
人の幸せになるような施策に振り向けた方がよろしくないですか?
かつて世界経済を牛耳っていたオランダはもやはかつてのような力はないけど、
その時の遺産を比較的うまく使い、世界の中でそれなりに暮らしやすい国となって
いるわけですね。そういう模索をしてもいいのでは?
もちろんオランダ人すべてが幸せではないだろうけど、国力なるものが落ちたからと
いって、パラレルに不幸になっているわけでもない。
--- 天婦羅★三杯酢 temp@sunbuys.co.jp ---
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:2, 興味深い)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4025/Budget.html [geocities.co.jp]
まー失敗は失敗として責められるべきだし原因もきっちり追求して 次から同じような事は無いようにしてもらいたいんですが、 こーゆー話を見ると、せめてもうちょっと予算出したらんかい とも思えますな(笑)
ちなみに現在、気象情報に関する宇宙空間からの リモートセンシングの重要性は増しつづけています。 天気予報ってのは何もあなたが傘を持って歩く かどうかの判断基準ではなく国家の農業政策や 災害対策にも影響する重要な情報なんです。
周辺地域の情報収集、提供について この辺で一番金持ちの日本が責任持たなきゃ 誰が責任持つんですか。気象分野の重要性だけでも 宇宙開発を正当化する大義名分には十分な気が するんだけどな。
(わたしは宇宙開発マニアであるので、 上記大義名分の話も色眼鏡をかけて誇張を してあるので注意! ただし金を持っている国が果たすべき役割、 宇宙開発の公益性についての話題はアウトラインは 外してないのでてけとーに参考にしてちょ)
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:2, すばらしい洞察)
のであればとっとと日本の宇宙開発は止めるべきでしょうね。
宇宙開発のモチベーションとして、個々の関連企業の単位では
「儲ける」事が最優先なのは言うまでもないですが、国家単位で
あれば最も重要なモチベーションは「ナショナルセキュリティ」
の維持であることは歴然とした事実です。
打ち上げ技術の開発を止める、ということは国を守る技術のある
部分を諸外国に(多くは米国に)依存する、という事になります。
何でEUが米国を横目にロケット開発をしているか考えて下さい。
それにこの場合の「守る」というのは軍事面のみならず、気象観測
や航空管制など衛星を利用した他の分野についても同様です。
儲からないので、気象観測も台風予報も航空管制も止めましょう
とはならないはずです。
宇宙開発へのコミットを止めることで何がどれだけ節約されて
代わりに何が出来なくなるのか外部に依存することになるのか、
その上でどうバランスをとるか。そういう議論はありますか?
単に「実にならない」「儲からない」ので止めてしまえと言うのは
言ってみれば「儲からないので河川の堤防を作るのは止めよう」
と言っているようなものです。
最も護岸工事は単に土建屋が儲けるためにやるものだと見られて
しまうお国柄では仕方がないのかもしれません。
別機関の利点 (スコア:2, 参考になる)
(多少の検討は必要にせよ)そのまま開発・打ち上げを続行できる、ということでしょうか。
チャレンジャー以前、NASAは宇宙への手段をスペースシャトルのみにしようと
考えていたそうですが、そのために、チャレンジャーの悲劇のあと、
原因究明までのしばらくの間、宇宙へ行く手段を失ってしまいました。
この反省のもと、アメリカでは今も複数のロケットを運用しています。
もちろん打ち上げ能力にバリエーションを持たせるため、という理由もあるでしょうが。
HIIが失敗しても M-V は打ち上げができる。日本としての宇宙への窓は閉ざされない。
これが別機関であることの利点でしょう。
しかし最近は、運悪く双方が時を同じくして失敗してしまったために
この利点が発揮されずじまいだったのが残念です。
----
Save our starry skies; Jump into the Universe.
Re:別機関の利点 (スコア:2, 興味深い)
そうではなくて、あれこれ手を出して全部モノに出来るほど金は無いんだから、一点豪華主義に徹すれば?という話ではないかと。
そういう方向に方針転換して、全体としての効率を上げる、ということであれば、3機関統合の話ももっと賛同が得られるような気がしてます。
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:3, すばらしい洞察)
勝算あって日本に侵攻できる国家は、いまのところ米国だけであります。その米国は同盟国なので、可能であるとお答えいたします。
その上で、あなたの言いたいことをたとえれば、
新しい技術はとにかくお金がかかる (スコア:2, 参考になる)
インターネットの基礎技術が研究されはじめてから実用化まで
3-40年かかっているわけです。
その間、アメリカ政府は研究に対してかなりの額を継続的に
投資してきました。
あたらしい分野を実用化するには相当の年月と資金が必要です。
また、宇宙開発においてはアメリカが一番先を行っていますが
そのためにアメリカは莫大は費用を投じました。
日本がこれまでに宇宙関係に投じた費用の10倍は下らないでしょう
それに比べれば、日本の宇宙開発におけるコストパフォーマンスは
決して悪い物ではありません。
(アメリカの目的には軍事目的もあるので一概に比較できませんが)
もちろん単純ミスは徹底的にそれを排除すべきだと思います。
実験というのは実際に起きる前に問題を発見し修正するために
行うものなので、実験が失敗した>お金の無駄使いという
単純な論理で考えてほしくありません。
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:1)
>当然あなたはBS,CS放送は見ないし、GPSは全く使わないし、
>天気予報も気にしない人なんでしょうね。
確かに全て当たってます(^^;)。
それは置いといて、、次は「原発反対なら、電気使うな」ですか。
ここ数年間で日本の全ての宇宙関連機関で打ち上げ失敗したことが
ここでは問題になってるんですよ。分かります?
よそでも失敗してるとか、初めての失敗じゃ無いとか、
そんな言い訳していうちは日本もダメですな。
納税者はみんな思ってますよ。「またかよ」って。
失敗を知らぬ技術など (スコア:3, すばらしい洞察)
失敗が無い技術開発など、それこそ無意味な代物です。
接着剤無しで説明書きの番号通りに組み立てれば出来上がる程度の代物しか、もはや日本の技術者は作れなくなったのでしょうか。
技術的挑戦をけなして、どうするのです。
正直なところを言えば、NALの超音速機開発は現実味が薄く、他のことをやるべきだと思っています。NALの三鷹の施設を見学した人は知っているとは思いますが、あそこは風洞ばかり、実際の機体をつくって飛ばす、という事が出来ていません。
NALは風洞研究所かよ、現実味の薄いアドバルーンばかりじゃ無いか、と思っていましたが、今回の挑戦、そして失敗は、実は嬉しいのです。
失敗にしろ成功にしろ、それは成果です。NALが成果を出せる機関であったことが嬉しいのです。
今回の失敗で、”何もしなければ失敗は無し”と縮退することを強く危惧します。
失敗を何も考えずに批判する人は、そういう愚かさに荷担していることを知るべきです。
Re:失敗を知らぬ技術など (スコア:2, 興味深い)
誰かが既にやった事のある事をリプレイするだけならば、その失敗については糾弾される要素はおおいにあると思いますが、今回のように未開拓の分野に対する挑戦の失敗については、むしろ挑戦した事に対してひプラスの評価を与え、その失敗を踏まえて次の挑戦を鼓舞するくらいでないといけないと感じています。
今の日本は経済的に余裕が無くなって、失敗=無駄な投資、という考え方が支配的な風潮があって、この先どうなるのかと凄く心配になります。未だに大きなお金が動いているのは、過去に実績がある事業ばかりで、まあ、経済的な行動原理としてはそれは正しいのでしょうが、明らかにこれから衰退するのが目に見えている分野に固執する風潮が蔓延しているようで、先が思いやられます。こういうのがいわゆる抵抗勢力とでも言うんでしょうね。
今回の失敗はきちんと評価して、ぜひ次のステップに繋げていって欲しいと願います。
------------------ セキュリティって何?
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:3, すばらしい洞察)
ここが問題の本質だと思うのですが。
確かに航空宇宙の分野の開発はすぐに金にはならないので、せっかちな人達は いらないと思ってしまうのですが、工業基盤の裾野を広げると言う意味で、安易な 土木・金融への公共投資よりも長期的な波及力は強いです。
それこそ、ベアリング一つや電子部品一つから高度な理論までが統合されて、精緻に噛み合わないと成功しない分野であり、地道な蓄積が物を言う分野であるのです。
従って、失敗すると金は失いますが、関わった人達の技術力がそれだけ上がり、後々の工業基盤の向上をもたらす事が約束 できる分野なので、目先のコストしか考えないでいるよりは世のため人のためになる分 野ではあるのです。
# 私は日本がこれ以上軍事大国になるべきではないと考えますが、
# 主要兵器の国内独自開発を進めるべきと考えるのは、戦車やミサイルや
# 戦闘機などもまさに同等の性格を持った工業製品であるからです。
## 兵器や武力の持つ魔力に惑わされないで、戦争を避ける政治を続けて欲しい
## とは思うけど、今の政治はそれとは逆行してるのが危険ですが…
原子力開発などのように、失敗すると多くの物や人命や自然を失うのではなく、航空宇 宙開発の失敗で失うのはお金と実験機体(と場合によっては試験スタッフの人命も失う のですが…これは極力起こさない・起きたら失った命を無駄にしない事を明文化すべき)程度なのですから、もっとおおらかに見てもいいのではないかと思うのですが…今は無駄金で終ったとしても、5年先、10年先に、多くの人の能力向上の形で確実に返って来る類の金なのですから。
そういう意味で、目先にしか目を向けないで宇宙開発の無闇な民営化や統廃合をすすめ ている、今の政府の方針は科学教育の軽視なんかも含めて、目先の金と目先の利権 と民に対する権力欲しか頭にないからできるのではないかと非常に憤慨するのですが。
Re:宇宙3機関全滅 (スコア:1)
に対する反論が
「成功もあるよ」
ですか??
…なんか他人事ながら心配になってきた。
普段の会話に支障来すことないですか?その日本語能力。
日本が打ち上げる必要はある (スコア:2, 興味深い)
しかも、産業自体がもう成熟しきっていて、新規参入の余地がきわめて少ないように見受けられます。
(まぁだから、超音速旅客機という他と被らないものを研究してるんですけど・・・。)
宇宙開発はまだまだ発展途上の産業で、ロケットの出来によっては今後市場を抑えることもできます。
それに、低コストで打ち上げられるようになれば市場事態もどんどん広がっていくと考えられています。
なので、私は現在の状況で宇宙開発に積極的に投資するのは悪くないと思うのですが、どうでしょうか?
#実は自分が宇宙に行きたいだけというのは秘密です(^^;
Re:宇宙利権とでも言うのかな (スコア:1)
証拠隠滅とおっしゃる根拠は?
H2の打ち上げ失敗の時には、原因究明のために太平洋の深さ2900mの海底からエンジンを引き揚げる事 [mainichi.co.jp]までやっていますよ。
BTS (スコア:1)
記者の意見は付けるべき (スコア:1, すばらしい洞察)
>Yahoo!ニュースより事実をしっかり書いていない上に、
>この様な結びで扱き下ろした書き方をするとは呆れさせます。
各新聞が、それぞれの意見を述べて何が悪いわけ?
単に事実を書くだけならどこだって同じになるやん。
朝日の記者は「日本の技術力が問われることとなる」と思ったんでしょ。
別の新聞社の記者が「たいした失敗じゃ無い。次で頑張ってほしい」と書けば、
それもそれで違いが出て面白いと思うけど。
私はモノを言う新聞が好きですけどね。
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:2, すばらしい洞察)
各新聞の意見って何?新聞社に勤務する人たちの総意って事?
記者名を明記せずに意見が述べられている記事って
「新聞社っていう実体のぼやけたモノを隠れ蓑に好きに書いてる記事」
っていう印象がありますです。
#ACもな
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:1)
>各新聞の意見って何?新聞社に勤務する人たちの総意って事?
フリーのライターが書いたならともかく、
新聞社名で記事が載ってるんだから、何か問題があったら
責任は新聞社にあります、と言うことでは?
記者の名前を載せても、問題があった場合には、
すべて記者の責任であり、新聞社は関係ないなんて言えないし、
どうせ上司のチェックが入ってるだろうから、
記者個人の意見とも言えないだろうし。
論文みたいに、2-10人ぐらいの連名にした方が良いですか?
全ての記事に、直属上司から社長名まで入れないとなりませんね。
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:2, 興味深い)
大新聞社の記者は、フリーの記者と比べて、なぜそんなに偉いのですか?
なぜ(ほとんど免責に近い)特権があるのですか?
「記事を書く、報道をする」という意味において、どう違うのですか?
「会社」とか「組織」とかいう抽象的な概念に責任を取らせるという
考え方はもう終わりにしませんか。
そんな責任、どうせ組織のなかで拡散して希釈されて
どこかに行ってしまうだけでしょ?
日本には懲罰的賠償がないんだし。
役人だって、個人の責任を問われる時代ですよ。
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:1)
あんまり細かい情報を出しちゃうと、
権力(?)サイドの連中のやばいネタをスクープするときに
その記者の命が狙われれちゃう、なんてな面も有りますね。
#ときおり起きるよね、日本でも。
そういう極限状態が常時だ、とまでは言わないだろうけど、
責任をとる「ための」組織だ、というのは真だろうから、
>責任は新聞社にあります
ってのが妥当だと思うなあ。
会社にはその記事が公開される前に止めちまう権限が名実ともに有るんだし。
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:2, 参考になる)
日本において、その程度で名前を隠そうとするのは単なるヘタレ。
ジャーナリズムを名乗る資格無し。
告発をした一般市民ならともかく。
そんなこと言ったら、ウォーターゲート事件で
アメリカ大統領と政府を敵に回して闘った記者たちは?
オープンにすることで守られる場合もあるということを知るべきでは?
で、そういう時に組織が守ってくれると本気で思ってるヤツはもっとヘタレ。
守ってくれるわけないじゃん。
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:1)
まさか本当に区別してない人がいるとは思わなかったが…
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:2, すばらしい洞察)
>単に事実を書くだけならどこだって同じになるやん。
意見の述べるのなら社説に書けばいいのでは?
少なくとも記事の中に意見を述べるのは,報道
の中立を保っていないのでは?
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:1)
うん、悪くない。
そしてタレコミ者が自分の意見を述べるのも悪くない。
もちろんあなたも悪くない。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:1, すばらしい洞察)
誰が問うたのか?だれが?
この研究には税金が投入されているわけだから
国民としては、ある種の判断が必要だ。
しかしその判断は国民個人のものであり、
新聞社(メディア)が代弁するものではない。
この件については代弁できる時間も無いしさ。
朝日新聞が問うのは勝手だ。ただしその場合は
「関係機関の技術力を問いたい」とするべき。
だいたいやねぇ、ここはいつでもアホの一つ覚え
みたいに「日本の」ってつけたがるんだよな。
それ言い出すと成功したときに (スコア:1)
とは言えなくなってしまう…
「(組織名)の技術力もなかなかのモノだね」では今ひとつ盛り上
がりに欠けるんでないですかね。
Re:記者の意見は付けるべき (スコア:1, すばらしい洞察)
も似たような論調ですな。
> 今回の失敗で、次世代超音速機の設計に必要な技術を確立する
>という目的の達成が大幅に遅れる上、日本のロケット技術の信頼
>を揺るがせる失態となった。
最近2ch周辺などで、とみに朝日新聞を嫌う人たちを見かけますが、
私にゃ皆同じに見えます。
マスコミはマスコミ、判断するのはそれを見た人々。
# 和泉の話はもう飽きた、伝統芸能板住人でございます
怖い怖い (スコア:1, 参考になる)
Re:怖い怖い (スコア:1, おもしろおかしい)
都合の悪いことは続報なし。
日本の新聞社の取材能力が問われることとなった。
Re:試験機の性能問題じゃないんだし (スコア:2, すばらしい洞察)
研究ってのはそういうもの。
>の関係機関にブースターの接続に関する設計能力
>があったのかどうかが気になるとこだ。
こういう、本尊とは別の、泥臭いトコに「ノウハウの蓄積」というものが生きてきます。超音速機に関しては日本は『後進国』ですのでトラブルや失敗は歓迎すべきです。
(高速増殖炉に関しても「誰もやらない分野」は美味しい分野の筈なんですが...なんで止めちゃうかな?)
# アメリカなんかだとミサイルの空中発射実験で超音速機を何機も失ってます。
# 逆にいえば、それだけ失敗を積み重ねて成功しているって事です。
notice : I ignore an anonymous contribution.
HYFLEX, DASH, そして‥‥ (スコア:2, 参考になる)
因のようですが、日本の航空宇宙開発はそのような失敗を続けてい
るように思えます。'96のHYFLEX、今年のDASHとも接合部のトラ
ブルで実験に支障をきたし、さらに今回の失敗も‥‥
極超音速飛行実験HYFLEX [nasda.go.jp]は1996年2月12日、飛行実験は成功し
たもののフローティングシュートとライザの切断により、機体は海
底に沈み、回収は断念されました。また、こちらは記憶に新しいと
思いますが、高速再突入実験機 DASH [isas.ac.jp] は軌道上で分離失敗し、実
験は断念されました。その原因はメーカーの製造段階における製造
図面の誤りによる実験機内信号伝達ケーブルの誤配線に伴う分離信
号の不伝達でした。
もちろん、軌道往還機の実験機である極超音速飛行実験HYFLEX 、
惑星探査機の基礎技術を確立するためのDASH と今回の超音速実験
機を同列に並べてしまうのはあまりに乱暴ですし、それぞれを担当
する組織も異なっています。が、素人目には実験目的に直接関わり
のない部分のメカニカルなトラブル(それもかなり単純な)を毎度の
ように起こしているのを見て、何か基礎的な技術力に問題があるの
ではないかと、今後の航空宇宙開発について心配してしまいます。
Re:試験機の性能問題じゃないんだし (スコア:1, おもしろおかしい)
ブースターだけ飛んでってしまったようです。ブースター墜落直後
カンガルーが「何かあったでー」と画面の中をぴょんぴょん走っていく
姿が微笑ましかったです。
多額の費用がかかってるわけですし笑い事じゃないとは思うんですが、
コントとしてはなかなか面白い映像でした。
Re:試験機の性能問題じゃないんだし (スコア:1)
ブースター点火で上がった土煙から抜け出てきたのは、ブースターだけだったように見えましたから、発射の衝撃でいきなりブースターと試験機をつなぐボルトが切れたみたいですね。
試験機は再利用が可能という判断とはいえ、炎に焼かれたり、爆風に押し流されたりと、結構、ダメージを受けているのではないかと、素人は心配してしまいます。
とりあえず、「航空宇宙オンチ揃いの日本の報道」の見解は、あっちに置いておいて、関係者の努力に期待しましょう。
M10ボルト4本 (スコア:2, 参考になる)
ご存知ですかー?
JIS B 1051のおねじ部品の最小引張荷重および保証荷重の表に
よれば、強度区分12.9のM10並目ねじで70800N(7220kgf)。4本で
28トンは支えられるということになります。(保証荷重でも4本で22トン)
強度区分12.9のボルトはネジ屋さんへ行けばふつーに手に入るものです。
(安物のネジだと強度区分4.8なので3分の1くらいしか耐えませんが)
ねじもちゃんと機械設計してトルク決めして使えばM4でもトン単位の
荷重を支えられますよ。もちろん今回の場合は設計想定以上の荷重が
発射時にかかったか、爆破ナットに誤信号かなんかがいったかで
外れちゃったんでしょうけど。
こすみっく(ひげ)@トウキョー