七ヶ国語翻訳できる携帯電話 28
ストーリー by Oliver
なぜか独自端末 部門より
なぜか独自端末 部門より
skimsr 曰く、 "毎日の記事によると,福岡のティスコジャパン社が,七ヶ国語(英仏独中露韓西)の翻訳に対応できる携帯電話端末を8/1から発売するそうです。この携帯電話にマイクとスピーカからなる端末を接続し,韓国の通訳サービス会社EZsayに電話をかける事で,EZsayのオペレータが通訳を行う(つまり人力)という仕組みで,例えば日独翻訳の際には日本語とドイツ語で2人の通訳が必要になります。そのためか通話料は通訳料込みで約400円/1分と少々高めですが,専属の通訳を雇うよりは当然安いので,通訳が必要な人にとっては使い勝手の良いサービスだと思います。先日のサッカーW杯でも通訳サービスを提供し好評だったそうです。
携帯端末での翻訳サービスは他にもあります。高電社のJ-serverポケットでは,携帯電話に文章を入力するとそれを翻訳して音声で読み上げるサービスを提供しています。また,音声で入力した文章を翻訳する技術も開発されていて,携帯電話からの音声を通訳する日立のモバイリンガルや,PDA上で動作するNECの音声通訳(こちらはまだ実証実験中)などがあります。
携帯端末が通訳してくれると,英語が苦手な私としてはとても嬉しいです。技術的課題もまだまだ多いでしょうが,これらの技術やサービスの発展に期待したいと思います。"
同時通訳室の素顔 (スコア:2, 参考になる)
昔、親が通訳を手がけていたので聞いたのですが、事前に読み上げ原稿などが用意できない同時通訳の場合(典型的なものはアカデミー賞受賞式)、トップクラスの通訳でも6割通れば上出来だそうです。ましてやこの場合、背景も何もなしに通訳するわけです。実用上は3-4割通れば御の字ではないでしょうか?
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:2, 興味深い)
突然、未知の文脈に投げ込まれて通訳をさせられるという困難な状況をも考え あわせると、あまり高品位なサービスは期待できない。
あと心配なのは、通訳の間違い(あるいは客の側がそうだと主張する)に伴うト ラブルをどう処理するつもりなのかという点。
佐藤亮一 in Frankfurt Germany
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:0)
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:2, 参考になる)
ここ [jtc.co.jp]
ここ [simul.co.jp]
ここ [livedoor.com]
同時通訳なのでセンター詰めでも同等の料金でないと文句が出るでしょうね。
(賃金の安い国に「外注」して安く上げているのでしょう。インド、中国あたりも外注先候補かな?)
通訳が2人以上はさまるようだと伝言ゲームと化す可能性もありますが...
どっかの国→インド→韓国→中国→日本 とか。
# 竹本泉の「あおいちゃんパニック」で、自動通訳機の3段つなぎというネタがありましたが…
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Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
今回のサービスの場合、日本→韓国1→韓国2→日本となる上、
発言者が目の前にいるので深刻な事態にはならないでしょう。
ただ、この手法で拠点を分散化し言語種類を増やした場合、
面白い事態が発生しそうです。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
いつ掛かってくるかわからない電話に拘束される気分的負担(これにどれだけの 支払があるかわからないけど、時給8000円でないことはたしか)と、実際に通訳する 時間が一体毎日どれだけあるのかを考えると、とても食指が動くような仕事ではな いと思います。
佐藤亮一 in Frankfurt Germany
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
ですから、実際には時給をもっと下げて八時間拘束するというやり方になるのではないでしょうか。勤務時間はもっと短いかもしれませんね。サービスの形態からして、通訳業務ができる主婦やパートタイムの学生を雇って済ませる程度の内容の仕事がメインになると思われます。実際に通訳を雇う必要のある業務のシェアを取り込んでいくというよりは、もっと日常的なレベルの会話で利用したいというニーズを開拓するものになるんだろうという印象ですから。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
ただ、コールセンターでも最近だと在宅システム(自宅の機材前で対応可能な時はスイッチを入れておくとセンターから自動転送され、スイッチを切れば転送も止まる)ってのがあるようなので、実際にどこで対応しているのかは気にしなくても良いかも。
いずれにせよ専門的な内容の通訳が十分にできるサービスというより、とりあえず何を言ってるのかある程度わかればOKと言った用途向きですね。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:0)
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:0)
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:0)
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:2, 参考になる)
通訳の教育を行っているところというと有名なのはインタースクール [intergroup.co.jp]やサイマルアカデミー [simul.co.jp]ですが、ここに通うだけでも年間30万ぐらい、かつ基礎から固めることを考えると100万単位の投資になります。通訳は実技の勝負なので、このような学校に通わずに身に付けるのは至難の技です。また、学校が大都市にしかないため地方の人(学生は仕事持ちの人が多い)にとってはさらにコストがかかります(長野から高速バスで東京へ通っていたという人もいたそうで)。加えて、学校に通ったからといって技術がすぐに身につくとは限りません。試験で落ちてしまう人は落ちるそうです。
しかし何より、一番つらいのは、フリーの仕事になりがちなため1本や2本の仕事ではとても生活が追いつかないことでしょう。企業と違って残業もできないので、とりあえず掴んだ仕事をこなしつつあちこちに履歴書を送る日々が続くことになります。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1, 参考になる)
# タイトルだけ見て、携帯電話が機械翻訳するのかと
# 思っちゃいました。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:2, 参考になる)
米原万里さんですね。あれは笑いました。マイナーな言語だと、むしろ話を通じさせることが通訳の仕事になったりとか。
ただ、同時に限らず、NHK BS-7の逐次通訳でも現場ではこれができないと違和感がありますね(つまりアンカーが話しているのと同じ流れが作れなければならない)。あまり表には出てこないのですが、話を通じさせることは通訳の鉄則なのかも知れません。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
># 思っちゃいました。
タレコミした者ですが、私も元記事のタイトル見たときにそう思いました。「そんな技術がいつの間に!」と驚かされて、読んでみたら違ってた(人力だった)訳ですが。
ただ、ユーザにとっては、携帯端末である程度の品質保証がされた翻訳(通訳)サービスが利用できるなら、それが機械翻訳だろうと人力だろうと関係無い訳です。機械翻訳の方がコストを小さくできる可能性はありますが、 現状では「携帯端末に音声で入力できる機械翻訳(通訳)」の能力はまだそれほど高くはなく、その一方で翻訳(通訳)へのニーズはある。
タレコミ記事で取り上げたサービスは、そのニーズに応えつつ、通訳を一ヶ所に集めて遠隔地からの複数の通訳要求に対応させる事でコストを小さくしている訳で、うまいサービスだなあ、と思わされました。
ただ、私は通訳を利用した事が無いので、通訳を利用したい人にとってこのサービスが"本当に"使い勝手の良いものなのかどうかは分かりませんでした。それに関しては、他の方々のコメントが参考になりました。
私自身が技術者のはしくれという事もあり、ついつい技術ドリブンでサービス形態を考える傾向があるのですが、ユーザにとって有益なサービスを考えるときには、技術にとらわれ過ぎてちゃいけないな、と。当たり前の事ではありますが、この事を再認識させられました。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
とすると、トップクラスの通訳で6割通るとしても0.6×0.6= 0.36(4割弱)。ちょっとランク落ちで4割通るとすれば0.4×0.4=0.16と1割強しか通らないという話になる...のか?
実用例としてタクシーなどでの客と運転手の会話などが挙げられてるけど、こういう場面だとどうなんでしょうね?
最低限必要な会話として、行き先を伝える事と、支払時に金額を伝える必要がありますが、行き先に付いては地名などの固有名詞が多いでしょうから、下手に土地勘の無い人の同時通訳通すより直接伝えた方が間違いが少ないような気がします。
支払時はメータがあるのでその数字を指差して見せた方が早いかも。(^^;
後は観光で来てるような客に観光ガイドするとかもあるでしょうが、こちらも固有名詞がバンバン出てくるのであまり同時通訳向きな話題ではないですね。むしろタクシーにGPS積んで、リアルタイムで位置情報を送ってその情報を頼りにリモートでガイドするとかすれば、より高品質なサービスが提供できるのではないかと。
まぁ、そういう体制を作るには結構な投資が必要なので、それよりは安価に済むというのがメリットなんでしょうがね。
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:0)
普通、こういうことをやってると時間がかかるし、
懸念しているとおり翻訳の質も相当落ちます。
すごくマイナーな言語の場合などは他に手が無いこと
Re:同時通訳室の素顔 (スコア:1)
| 普通、こういうことをやってると時間がかかるし、
| 懸念しているとおり翻訳の質も相当落ちます。
二人必要というのは、通訳同志で伝言ゲームをするということではなくて、2 方向の通訳を別々にするということではないでしょうか。
普通の翻訳にしても同じ訳者が A語→B語の翻訳とその逆を同程度こなせると は思えないし、同時通訳となるともう全く別のスキルが必要になるような気が します。
まあそもそも、このサービスって同時通訳ではなくて、 #134202 [srad.jp] にあるような普通の通訳なんだと思いますけど。電話を通すと (スコア:1)
そもそも同時通訳という言葉がないけど (スコア:0)
待たせておいても良いようなないようなので、なんとかなるんじゃない?へたすると、パソコンに打ち込んで機械翻訳だったりして。
韓国のタクシー (スコア:1, 参考になる)
無料で(まあ運賃に含まれているのでしょうが)
通訳サービスを利用することが出来ます。
同時通訳じゃなくて、用件を通訳して伝えてもらう形になります。
便利でした。
内容は漏れない? (スコア:1)
漏れないという保証はあるのでしょうか?
ホテルの予約や航空チケットの内容など、考え出したら
きりがありませんけど。
すごくなまっている人は、それなりに高い料金になるの
だな。聞き直しが必要ですものね。(^^
「漏れない保証」 (スコア:2, 参考になる)
(あるいは非常に限定される)という現実がまずありますからね。
つまるところ現状となんら変わらず「重要性、機密性、迅速性、
コストその他あらゆる条件に鑑みてのトレードオフ」の選択肢が
一つ増えるだけだと思いますよ。
ただ電話をかけるという行為にしても「(小規模)有人交換台は避
ける」「コードレスホンは使わない」「かける電話機を毎回変え
る」「onetimepadを駆使した高度暗号会話を用いる」などなどい
くらでもありますよね、今でも。
「内容が漏れにくいこと」と「コストや手軽さ」を秤にかけて我
々は使い分けてるわけですがそれらの中に「多少漏れる危険性」や
「内容が完全に翻訳されるかどうか」といったリスクと「手軽さ」
等のメリットを持つ今回の翻訳電話(?)が潜り込めるか、という
ところじゃないでしょうか。
Re:内容は漏れない? (スコア:2, 参考になる)
でも通訳や翻訳と言う仕事には、「業務上知り得た情報」を培うことでスキル アップするという要素もある。「詳しいですな。そんなことどこから知りました」 といわれて「まずい」と思った経験あり、、、。
佐藤亮一 in Frankfurt Germany
Re:内容は漏れない? (スコア:1)
なら機械翻訳なので、少しは心配の種が減るかも?
もっとも人間サマに比べると融通利かなくて不便ですけどね。
Re:仕事でこの電話は使えないね (スコア:0)