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3521 story

いたるところ発生しまくるマイクロプラズマ 67

ストーリー by Oliver
全てはプラズマのせい 部門より

hien曰く、"産総研の発表によると、マイクロスケールのプラズマが我々の日常生活のいたるところで発生している事が判ったそうです。
この現象は2cm/sといった低速度でも発生し、不思議な発火現象の原因の一つと見られる他、HDDのヘッドに加わる3gというごくわずかな荷重でも発生することから、これらの今後の研究に大きな影響を与えると予想されるとのこと。
発表された画像には接触点を先頭に直径100μmほどの彗星状のプラズマが捉えられており、産総研によるとこのような全体像が撮影されたのは世界初である。ちなみに、この現象は今回HDDヘッドの摩擦実験で確認されたそうですが、産総研では、1995年ごろから中山氏が摩擦接触点にマイクロプラズマが発生しているとの主張をしていたとのことで、今回ついにその主張を裏付けることが出来たもよう。
個人的には本当に見てて興奮させられました。トライボロジーの新しい1ページを開いたことは間違いないと思われます。日本の基礎研究も欧米にまけてない!?"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 2000年頃の実験 (スコア:2, 参考になる)

    by hien (7597) on 2002年08月01日 8時04分 (#137105)
    この現象関連について調べていたら、中山体長本人の以前の発表 [aist.go.jp]を見つけました。
    今回の実験と条件は違うようですが、マイクロプラズマの検出について書かれています。
    これによると、プラズマ発生による潤滑油の化学変化を問題視していたようです。
  • 論文は? (スコア:2, 興味深い)

    by locate (5848) on 2002年08月01日 11時00分 (#137176) 日記
    この研究成果は、論文になってるのかな?
    他の研究者の査読(審査)もしくは追試を受けてないのに、
    プレスリリースというのは、問題があると思いますね。

    それに、どこにも理論的な説明がなされてないので、
    うさんくささ倍増です。

    常温核融合の二の舞いにならなければ良いですけどね。
      • by locate (5848) on 2002年08月01日 12時29分 (#137211) 日記
        そんな昔の論文で無くて、今回のこの結果の話です。

        普通だったら、Natureとかに投稿して、査読を受けて、
        論文の掲載が決定したら、その雑誌の発売直前に記者会見とかして
        「~、尚この結果は来週発行のNarureに掲載されている。」
        のような、記事になるんだけどね。
        親コメント
        • by fagen2 (10623) on 2002年08月01日 12時57分 (#137226)
          あー、意図が伝わらなかったようで。

          本当にこれが革新的な仕事で、どこぞに accept されてるなら、 プレスリリースにそれを書かないはずはないんです。それがない、 ってことは・・・言わずもがな。

          ちなみに(旧)国研ってのは業績を貯めといて小分けに発表して 食いつなぐようなところがあって、内部ではプレスで派手に取り 上げれることへの評価が結構高いので、いちいちこういう風に センセーショナルに発表することが多いのです。だから、 locate氏の言うような「健全な」状況を期待したってだめでしょ。

          親コメント
  • 中山体長氏 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2002年08月01日 3時56分 (#137066)
    親御さんは何を願って命名したのだろうか?
  •  >文字を書いたり、指で擦ったりする摩擦条件でも発生し、
     >身近で不可解な摩擦発光・発火現象の原因究明に繋がる。

    摩擦発光ってそんなに身近なものなんでしょうか?
    いまいち思い浮かびませんでした。

    火打石で飛ぶ火花とか?
  • by Anonymous Coward on 2002年08月01日 8時29分 (#137109)
    >日本の基礎研究も欧米にまけてない!?

    もともと負けていませんよ。
    分野によっては日本がリード。そう、研究の方向とか目的とかも絡んでくるのでそういうのは一概には言えないと思うが、とにかく、基礎研究って企業というわくじゃなくて学術レベルならばさらに全然負けてないんだが。

    って、これまた分野によるか・・・
  • by Anonymous Coward on 2002年08月01日 15時03分 (#137287)
    トライポロジーの新しい1ページを開いたことは間違いないと思われます
    良くある間違いですが,トライロジー(tribology)です.
  • by hien (7597) on 2002年08月01日 15時23分 (#137292)
    これって、大気中の物質がプラズマ化してるのでしょうか?
    であれば、真空中での摩擦現象には適用できないわけで・・・・・。

    摩擦そのもののエネルギー変換の1プロセスだと思ってしまったけど、
    そういうものではないのかなぁ。
    であれば、この発見って、摩擦のエネルギーの周囲への飛び火の仕方の一つを示唆してるだけ?

    でも、摩擦の発生状態を確認する方法を確立できるかも知れないし、
    マイクロマシンでは潤滑材の変成が重大な意味を持つかも知れないから、これはこれでいいのかな。

    マイクロスケール以外では、潤滑油のバランス [idemitsu.co.jp]が結構微妙だったというトロイダルCVTとかでどうなるのか気になります。

    他にもあちらこちらでバンバン発生しているはずなので、産総研にはそのへんの検証もしっかりやってほしいです。
  • つまり (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2002年08月01日 17時23分 (#137353)
    これが炎のコマの原理であーる。
  • 電光石火とはこのことか?
    --
    李 露星
  • 「このHDDは自動的に消滅する、検討を祈る」
    くらいしか思いつかなかったのですが(ぉぃ)
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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