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3622 story

GNU LGPL 日本語訳改訂 14

ストーリー by yourCat
第4弾 部門より

mhatta曰く、 "GPLFDLと来てずいぶん間が空きましたが、GNU 劣等一般公衆利用許諾契約書(LGPL)日本語訳を改訂しました。GPLの訳と整合性を持たせるためかなり手を入れています。 例によって誤訳の指摘や改善案は大歓迎。LGPLは出来が悪い^H^H^H^H^H複雑でややこしいライセンスなので、理解の一助となれば幸いです。"

お疲れさま。というわけで/.Jユーザー諸氏、今回もよろしく。

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  • LGPLの誘惑 (スコア:3, 興味深い)

    by oltio (3848) on 2002年08月14日 8時20分 (#145720) 日記

    (オフトピックですが)
    RMSが「あなたの次のライブラリにはライブラリGPLを適用するべきでない理由 [gnu.org]」という文書を書いて、 そしてLGPLを“Lesser GPL”としてまで、LGPLが広範に採用されないように運動しているにも関わらず、 LGPLを採用するプロダクトが、ライブラリに限らずどんどん増えています (我々のプロジェクト(EffecTV [sf.net])でも最近部分的にLGPLへ移行する事で合意しました)。 RMSが当初に想定した方向とは逆に“劣等GPL”が支持されているってのは、 なんだか皮肉でもありますね。

    • Re:LGPLの誘惑 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by dan kamiyubi (6091) on 2002年08月14日 9時59分 (#145764) ホームページ 日記
      ちょっと劣っているくらいがちょうどいい、というか、 デザインの「悪い方がよい」原則 [aist-nara.ac.jp]とか、 あると思う。
      なんというか、ヘボを大量生産してしまうかもしれないけれど、 多様性を生み出すシステムのほうが生き残っていく、というのに LGPLがあてはまってしまったのではないかな。
      GPLはきっと「正しい」んだろうけど、その正しいことをするのには ちょっとコストが高いってことなんではないだろうか。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      あまりに崇高で禁欲的すぎるものは、俗人には受け入れられにくいですな。
    • by Anonymous Coward
      ライブラリのユーザ=プログラマという事を忘れているのがGPLの悪いところで……
      野分
  • by Anonymous Coward on 2002年08月14日 3時54分 (#145678)
    翻訳ありがとうございます.(日本語のHTML版のみを)一読して,気になった所
    が1点ありましたのでお知らせします.

    「はじめに」の第3段落の第2文で,「私たちの提示する各種一般公共利用許諾
    契約書は」の"公共"は"公衆"ではないでしょうか.
  • by Anonymous Coward on 2002年08月14日 5時24分 (#145689)
    ってこの3ワード連打のインパクトは結構ありますね。
    もうちょっとなにかソフトな表現にならんものでしょうかと思うのですが。(^^;
    • そこに引っかかるの、自分だけではないんですね。

      general publicについては、一般・公開の他に、社会 (と公衆) と言う意味も取れます。でも、読解には、意味を削ったほうがよさそうです。一方、正確さでは、適切な日本語がないので英文のままにするしかなさそう。

      lesserについては、劣等という単語の響き、その配置 (劣等な一般公衆に見える) の両方に問題があるように見えます。弱いとか緩いとか言い換えると同時に、これがライセンス (または固有名詞としてのGPL全体) に掛かることがわかるほうがいいように見えます。

      自分だったら、緩和一般公開許諾書かな。
      # GPLに対して、小GPLって手もあるが
      親コメント
      • by kamuy (1690) on 2002年08月14日 7時57分 (#145718) ホームページ 日記
        私も詳しくはないのですが、
        「真はあくまでもGPLであり、LGPLは似て非なるモノ、否、GPLと云う崇高な思想に対して明らかに劣るモノである」
        というような考えに基づいているらしいので、「「劣等」が正しく、もはや議論の余地はない」
        と云うことのようです。
        #…というような議論があった、と云うようなことをココ/.Jのどっかのストーリーで読みました。

        要は、GPLを発行している組織側(FSFだっけ?)の見解として、
        「GPLはGPLであり、コレは一切譲れない。GPLよりも緩いライセンス条項でどうしても「GPL」という語を用いたいなら、頭に「劣等」という表記をせよ。それがイヤならGPLを騙ろうとするな」
        ってコトでしょう。

        同じような感じで和訳する人たちも「劣等」「公衆」という語を選択したのでしょうから、コレも議論の余地すらないのでしょう。

        実際にGPL準拠している人が全てこの思想に賛成している訳ではないのでしょうが、GPLとは何より先ず「思想」であるらしいですから、その思想に相容れないなら手を出すなよってコトでしょう。
        実際、私もそれで良いと思いますし、そのような思想が根底にあるとすれば「劣等」という表記によりLGPLを蔑視するというのは当然であると思えます。
        #故に、タレ込み者(或いは、編集者の改竄分)も「出来が悪い」と言ってるのではないかと。

        ちゅーコトで、ツッコミ所満載かも知れませんので識者からのフォロー、乞う。
        --
        -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
        親コメント
    • とりあえず順番を入れ替えてみるとして、候補は以下の3つかな

      1) 一般公衆劣等利用許諾契約書
      2) 一般公衆利用劣等許諾契約書
      3) 一般公衆利用許諾劣等契約書

      ソフトになった?

      …2,3は和訳としては反則気味
      それと、どれも劣等が目立たないなあ;-)
  • by Anonymous Coward on 2002年08月16日 15時44分 (#147231)
    つまり、愚民のためのライセンスってことです。
    publicは形容詞だけど、公衆は名詞なのでこういう解釈もできてきますね。
typodupeerror

目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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