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3633 story

OpenPrintingプロジェクト正式発足 19

ストーリー by Oliver
どういう形になるのか楽しみ 部門より

giko曰く、"これまで Printing Summit (2000年2001年) とか、Free Standards Group の ML とかで活動が続けられてきた Linux/Unix での印刷環境の標準を作る活動が、FSGで "OpenPrinting" として正式にプロジェクト発足となっています。ML 等での議論はかなり専門的になっていて、ふつーの人が参加するのは敷居が高そうだけど、これで Mac/Windows なみに簡単に高品質な印刷ができるようになればいうことなし。プロジェクトのWebサイトは 暫定で、近いうちに移動するとのこと。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by SteppingWind (2654) on 2002年08月15日 12時09分 (#146443)

    以前にこの関係の人と話したことが有るのですが, その時の議論だと

    • 現在Unix系の標準的なプリントAPIとして想定しているPostScriptは通常のオフィス・家庭向け用途としては仕様が過剰である
    • ghostscriptを使用したインターフェイスでは, 最終的にビットマップに展開したイメージをプリンタに送り込むため非効率

    という2点が問題点として認識されているようでした.

    ただ, 私は当時印刷屋さんのシステムにかかわっていたせいか, PostScript程度は必要なんじゃないかとか, Windowsプリンタの様に処理はPC側にまかせてプリンタは低価格化させ, その代わりにデータ転送を高速化させた方がいいんじゃないかとかの偏った感想を持ちました.

    このあたり皆さんはどういう考えを持っていらっしますか?

    • by Anonymous Coward on 2002年08月15日 13時49分 (#146496)
      今の世の中、サウンドにしろグラフィックにしろプリンタにしろ、
      Windows のモデルに従うのが一番ハードウェアの能力を生かせるのは
      確かですな。

      ただ、そういう出力の低レベルな層は結局なんでも良くて、
      むしろ問題になるのは
          - lpd ではほとんどできない、双方向の通信の実現
          - 使い勝手の良い API の作成
      なんじゃないかと思います。
      親コメント
    • by alp (1425) on 2002年08月15日 18時23分 (#146665) ホームページ 日記
      Macintosh で十年以上 PostScript と付き合ってきたわけですが

      • ビットマップで送り込まないインターフェースは所詮何かプリンタ記述言語で圧縮しているのみ。ベンダを問わずに使えるプリンタ記述言語は所詮 PostScript 以外にないことを無視している。

      • ビットマップで数十MB のもの吐いても、レガシィインターフェースにしがみつきたいのでもない限り現状では大きな問題とは思えない。

      • ちまたに溢れているのは Windows プリンタで、こいつは所詮ビットマップ展開 (Windows からでさえ) しているも同然。
      で、下らんことに力を入れているような気がしてなりません。

      写真・画像ベースの純家庭向け印刷と、オフィス印刷と、Proof で求められるものが違っているという意識があるのかどうか、今回のやつも迷走する方に賭けた方がいいような気がする。

      親コメント
    • by SAY (54) on 2002年08月15日 20時09分 (#146722) 日記
      写真等のラスタのみの印刷とテキストやベクタが絡む印刷では当然条件が違いますよね。

      自分の仕事が印刷系のシステム開発なんですが、ラスタが主なターゲットで PostScript はどうしてもおまけというかその装置の最高の性能を引き出す為の条件からは外れたポジションに位置してしまいます。
      言わばなんでも出来てしまう汎用性・記述性の高さの故に速度的パフォーマンスは高くないのが欠点というか。

      いっその事 MS-Windows GDI の API なども取り入れ、処理ロジックをダイナミックに切り替えられるような仕組みにして欲しいです。
      そういった点で CUPS(Common Unix Printing System)はなかなかいい実装をしていると思うんですが、双方向性や印刷物の scheduler がない点, 無駄な多重 spooling, PostScript 以外での CMS(Color Management System) が無いなど、改善要項は幾つもあるような状況です。

      いっその事 CUPS に必要な改良を加えたものを OpenPrinting として出すというほうが実用的で時間的にも早かったりして...。

      データ転送は自分が仕事で担当しているシステム(特定業種向け)では USB2.0 でもぎりぎりか不足していますが、家庭・オフィス用では高解像度・高画質プリンタでも USB 2.0 があれば余裕です。
      それより CMS で画像処理にかかる CPU の負荷が大きい...。
      親コメント
    • Re:PostScriptは過剰か? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Jadawin (2174) on 2002年08月17日 14時31分 (#147831) 日記
      話のネタとして、重複を恐れず話題色々。

      (1) 各APが、必死こいてPostScript生成系を実装するのは無駄。
          システム側でフレームワークの提供が必要。
          そうじゃないとWYSIWYGなんて絶対無理。

      #Xprintや、GnomePrint、KDEPrintとかあるけど、、、

      (2) デバイス独立のベクタ図形形式として、PostScriptは重要。
          PDFやSVGでも、原理的にはあまり変わり無いんじゃないかな。

      (3) PostScriptだとベンダ固有の機能を利用するために、
          PPDを利用できる。同様の仕組みって他にある?

      (4) ただ、現状PostScriptに頼りすぎなのは確かで、他の形式も
          使いやすくする必要はあると思う。

      (5) GhostScriptを使う非効率を言う人も多いけれど、ラスタ画像を
          出力すると、2次利用ができないので個人的には反対。

      #どこでラスタ図形に落すかだけの話だと思う。
      #プリンタが遅いと言われたくないのはわかるけど、
      #APに全部やらせるというのも違う気がする。

          それに、1200dpiで24bitカラーA4だと1ページが384MB程。
          LANでもまだちょっときつい所が多いんじゃないかな?
          GbitLANって、まだ世間的には普通じゃないですよね。

      (6) lpdには双方向通信の機能がないと言われる。でも、フィルタ
          (またはインタフェースプログラム)で、port 9100をつつけばできる。
          でも、残念ながらport9100はベンダごとに仕様が違う。
            UIもない。ということで↓。

      (7) 現状のUnix系の枠組みでは、昔よくあった
          「用紙をセットしたらリターンキーを押して下さい」
            の類は実装しにくい。原理的には、上述の双方向通信
            とsyslogと、zephyrとかのメッセンジャーの組み合わせ
            で可能なはずだけれど、、、

      (8) 昔ながらのlpdを搭載しているFreeBSD、Solarisのlp、
          HPのXprint、Linux系のGnomePrintやKDEPrint。
          バリエーションありすぎて対応する気が失せる。

      (9) ネットワークプリンタだと、プリンタの設定などがWebで見える。
          でも、同じプリンタをセントロでつなぐと見れない。

      (10) PJLがあって、WEBサーバがあって、SNMPがあって、、、
          なんか無駄じゃないか?SNMPはバイナリプロトコルだから、
          柔軟性に欠けるよなぁ。テキスト系なプロトコルが欲しい。

      #むー。とりあえずこんなもので。
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    • PostScript程度は必要なんじゃないかとか,

      問題は,他の方も指摘されていますが,アプリケーションで個別に PostScript データを生成するのは負担が大きいことです。それと,

      Windowsプリンタの様に処理はPC側にまかせてプリンタは低価格化させ, その代わりにデータ転送を高速化させた方がいいんじゃないかとか

      そのためには,そのデータを生成する必要がありますが, プリンターメーカーが作ってくれるのは Windows 用のドライバーだけです。 データ形式はプリンターメーカーの独自仕様なので,外部の人間が作成するには限界があります。また,ghostscript 用のドライバーが公開されているのは一部のメーカーのものだけです。

      ということで,前者の問題を解決するための印刷用 API と, 後者の問題を解決するための,プリンタードライバーをメーカーから提供できる仕組みが必要だということです。なお,プリンタードライバーはメーカー各社の技術の粋で,ソース公開は難しいということも考慮に入れる必要があります。

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    • by Anonymous Coward
      PostScriptはデータが巨大になるのが欠点ですね。
      Sambaネットワークを組んだとき苦労したのは
      ドライバとデータ量でした。
    • 遅れていますね、Linuxは。
      MacOSXはベースがPDFです。PostScriptは過去のもの...
      (普通の人にはPDFとPostScriptの違いがわからないかも知れないけど)
      • > 普通の人にはPDFとPostScriptの違いがわからないかも知れないけど

        よろしければ教えて頂けますか。PostScriptから何を進化させたくてPDFを作ったのか、特にPDFファイルを作るほうの視点で解説して頂けると幸いです。

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        • 元の人とはちゃうけど

          PDF1.4からは透過色を扱うことが可能になっています
          これによって、図形オブジェクト間の独立が保てます

          透過色を使ったPDFをPSに変換すると、透過部分を
          新たなパスで切り出してラスタライズしたりする必要があり
          ちょっと、困る

          ってことやろか
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      • MacOS XのPDFベースってのはPICTの置き換えであってPostScriptの
        置き換えじゃないんじゃない?

        Macが得意とする印刷の現場では、中間行程はPostScriptでないと
        編集の勝手が悪いから、最終的にPDFにすることはあっても、最初
        からPDFだけでドキュメント生成するなんてのは非効率。

        AdobeはPostScriptとPDFの使い分
  • by yakusouX5 (8222) on 2002年08月15日 12時29分 (#146451) ホームページ 日記
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    うすっぺらいコメントがあらわれた! ▼
  • by harako (114) on 2002年08月15日 22時43分 (#146801)
    印刷環境と同時にフォント環境ももうすこし充実してほしいなぁ。
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