802.11b互換で都市全体をカバー 17
ストーリー by Oliver
できたらいいな♪ 部門より
できたらいいな♪ 部門より
kona 曰く、 "INTERNET Watchの
記事によれば
ニュージーランドのベンチャー企業RoamADがIEEEの802.11b規格と互換性を持ち低コストで都市全体をカバーできるような無線LANネットワークをオークランド市内の3平方キロのエリアで実地テスト中であり,今後オークランド市全域の100平方キロメートルをカバーする予定と発表したとのこと. 3G携帯電話の5%のコストで330kbpsのアクセス速度の無線LANネットワークを構築可能で,ユーザの端末には既存の802.11b機器が流用できるという.
RoamADのサイトを読むと,おそらくCDMAの様に端末が複数のアクセスポイントと通信を行うことで耐干渉性とハンドオーバー性能を高め, アクセスポイント間を無線でパケット中継することでバックボーンとの接続地点数を減らして低コスト化を図っているらしい.
実用化されるとモバイルキャリアに一波乱起こしそうなこの技術,今後の展開に注目したい"
Aucklandはどんな土地なのか (スコア:2, 興味深い)
元Kiwiとして。
サービスエリアが明記されていなかったので10km四方と仮定してみると、Auckland通勤圏が入ってまだ余りあります。はっきりいって、半径3.5kmを通勤圏にすれば十分な国なんです。
そんな国なので、日本の場合とは桁が違います。利用者を考えれば、都市だけでなく、住宅地をも含めて無線でcoverしてしまうと考えた方がより実情に近くなります。東京で例えれば、東は高尾や小田原、北は高崎に宇都宮、西は銚子までたった1つのシステムで押さえ込むようなものです。
Re:Aucklandはどんな土地なのか (スコア:2, 興味深い)
東西が逆だったことに気が付きましたが、それは読みかえていただくとして。
ついでなので、電話は定額性です。したがって、料金勝負に持ち込むのは厳しいでしょう。どちらかというと、道路沿いに線を張るのが面倒なので、例えばSilverdale以北でも楽に使えるようになるのがメリットでしょうか。途中にDairy Flatという場所があるのですが、名前の通り牧草地が広がっています。牛や羊が外に出ていることもあります。
アレゲ的で便利そうなのですけど (スコア:1)
激しく体に悪そうな気配が漂ってくるのですけど・・・。
人体への影響をさしおくとしても、「いつでも」「どこでも」802.11b準拠の機器が使える
という環境ができあがると、次に「端末の電池の持ち具合」が問題視されるのでは?
手持ちのPocketPC(東芝Genio e550G)に802.11bのCFカード(メルコ製)を挿しっぱなしにしておくと、
だいたい2時間ほどでバッテリーが素寒貧になっちゃうんですが、この状況のままで
スタートしても、あまり便利ではないかもしれませんね。
ケータイサイズの802.11b採用端末を作るのだとすれば、バッテリーの容積面でのハードルが
さらに高くなって、厄介なのではないかと考えます。
バッテリ容量よりも (スコア:3, 参考になる)
実際、携帯電話の連続通話時間は、この手で延ばしてますし。
(本気で取り組めば携帯電話並みにするのは直ぐでしょう)
最終的にはバッテリの容量に依存するわけですが「バッテリの開発=バッテリの電極の開発」には10年単位の時間がかかるので当分は周辺回路の小細工で対応するしかないです。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:アレゲ的で便利そうなのですけど (スコア:1)
周波数帯や電波の強さによって、人体に与える影響が違うでしょうから、その懸念が間違ってるとまでは言いきれないですが。
帯域はだいじょうぶ? (スコア:1)
町全体を1つの無線 LAN にするということは、かなりの数の端末がつながる。
とすると、ちょっとみんながいっぱいアクセスし始めると、あっというまにアドレスやら帯域やらを食いつくしそうなんですが。
Re:帯域はだいじょうぶ? (スコア:3, 参考になる)
サービスを始めるときに初期投資が少なくて済むって言うのが重要なんじゃないかな。
帯域が足りなくなる頃には結構儲かってるだろうからさらなる投資もできるでしょ。
大資本がなくてもサービスを始められるなら素晴らしいことですよ。
Re:帯域はだいじょうぶ? (スコア:2, 参考になる)
また、dot11では日本で14ch、米国などでは13chありますが、使用周波数がオーバーラップしてるので、実質4chしか使えません。
なので、三次元で4色問題を解く必要がありますが、二次元ですら4色問題はNP完全ですし、三次元では解が無い場合もあります。
ですから、単にアクセスポイント増やせば済むという問題ではないような・・・
四色問題はここでの話題とは逸れますが (スコア:1)
>なので、三次元で4色問題を解く必要がありますが、二次元ですら4色問題はNP完全ですし、三次元では解が無い場合もあります。
おっしゃってる意味は、「(4色問題は肯定的に解決済みだが)彩色アルゴリズムは、NP問題である。」ということですよね?NP完全かどうかは、私はわかりません。
トーラス上だと2次元でも7色。トーラスだと3次元って数えるのかな?私にはわかりません。数学を専門としておりませんもので、解説求むとして、教えてクンしてみました。
# 自分の専門用語には気づかずに、他人の専門用語にはつっこんでしまってます。私。
# オフトピックですので気が向いた時にでもどうぞ。
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Re:四色問題はここでの話題とは逸れますが (スコア:1)
今回のdot11の事に限定すると、たとえばビル/アパートなどの複数階ある建物で、ワンフロアに複数のアクセスポイントが必要な場合、ワンフロアだけであればアクセスポイントの配置を工夫して隣接で同じチャンネルを使わないようにする事は可能ですが、上下階も含めて(三次元で)隣接するエリアに異チャンネルを割当てる事ができません。
(フロアが違う場合なんか、届いて欲しい電波は届かないくせに、抑圧/干渉だけはしっかりしてくれたりして結構厄介です)
また、dot11の場合4色問題と違って、アクセスポイントを中心にして、離れるほど電波は減衰するので、完全に塗り分ける必要は無いですし(抑圧が起きない程度に離れていれば良い)、カバーエリアはほぼアクセスポイントを中心とした円として近似できますから、正確には4色問題とは別の問題です。
Re:帯域はだいじょうぶ? (スコア:0)
器が違う (スコア:0)
#たかやまなのでAC
これでVoIP (スコア:0)
Re: これでVoIP (スコア:1)
速度で使用してますが、ちょっと音声が(ブツブツ云って)
苦しい時もありますが、使えないことはありません。
今回の場合、速度は330kbpsということですが、音声
品質はどんなもんなんでしょうか?
#といってもCDMAはもともと、PHS/携帯の技術だから
#音声の転送にはなんら問題なさそうなんではないでしょか。
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手垢で汚れた少年漫画とソースの香りがいい感じ
Re: これでVoIP (スコア:0)
それより、体感的に効いてくるのはRTTとパケットロスでしょう。
Re: これでVoIP (スコア:1)
いれば音声品質の問題はなさそうですが、、
そうでない場合、他の作業をやりながら(データ転送しなががら)の
通話は64kbpsが確保されないためか劣化がきついです。
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手垢で汚れた少年漫画とソースの香りがいい感じ
まさか都市全体が単一ブロードキャストドメインなわけ (スコア:0)
それとも、最近のBASって端末ごとに動的にVLANを割り当てる程度には賢いのかしらん。