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3930 story

FSFからUnited Linuxへ公開質問状 53

ストーリー by Oliver
ライセンスは守ろう 部門より

dogie曰く、"LWN.netにFSFのExecutive Director、Bradley M. Kuhnから United Linux及び陣営各社への公開質問状が掲載されている。United Linuxのβリリースがクローズドになっていることに対しての抗議のようだ。事実上UnitedLinux==SuSEなのだからクローズドにすることすら意味ないと思うのだが、これが弱者連合の悲哀なのか。"

誰にβ版を配付するかはもちろんUnitedLinuxの自由なのだが、中身がGPLなものに関しては再配付禁止にしてはいけないのが問題なので、どういう条件でクローズドβが関係者に配付されたのか明らかにしろ、という主張。9月23日にはオープンβになるそうだが、だからといって、もしクローズドβでGPL違反していたら、その事実がなくなるわけでない。

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  • by acute!! (6872) on 2002年09月20日 9時29分 (#169070)
    クローズドでこそこそ何をやっているのかわかりませんが、
    どんな差別化を行なおうとしているのかしら。
    なにも、決まっていないのを知られると恥ずかしいから
    クローズドにしてたりして。

    rpm系に関しては、パッケージの選択くらいしかやることが
    無い気がするし、それは好みで決めてる感じだし・・・

    個人的には、差別化よりもFHSみたいな共通規格化を
    オープンで行なって欲しいですよ。

    オフトピだけど、Debian使っている身からすれば、
    膨大になりすぎた全パッケージをCD-Rに焼いて
    インストールするのも一苦労なので、
    WEBサーバー用、DB用、デスクトップ開発用とか、
    用途別に選り集めして一枚物のCDイメージを作る
    プロジェクトができると手間が省けてうれしいな。
    足りないパッケージはapt-getすればいいし。
    • >WEBサーバー用、DB用、デスクトップ開発用とか、
      >用途別に選り集めして一枚物のCDイメージを作る
      >プロジェクトができると手間が省けてうれしいな。

      今後ともDebianを使うのであれば、自分で立ち上がろう。

      # ちなみ私はネットワークインストールなのでCD-ROM不要
      --


      .::.:... .::....: .::...:: .::.:.:: .::..:.: .:::..:.
      I 1 2 B H4[keR. :-)
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      そういや、「でびまる」とか「Dice」はどこに逝ったんだ?

      # 商用なら「ARMA [omoikane.co.jp]」っていうのもあるが。
    • woody のCDイメージが置いてあるところを探したい ↑ jigdoを使おう。Windows 版もあるよ。 http://home.in.tum.de/~atterer/jigdo/ http://debian.fam.cx/より
  • Corel Linux (スコア:2, 参考になる)

    by route99 (7593) on 2002年09月20日 8時54分 (#169053) 日記
    以前も似たようなCorel Linuxのベータ契約はGPL違反? [zdnet.co.jp]がありましたよね。
  • 前にここで GPL についての話題が出た時に、自分がいままで GPL を誤解していて、読んでいて非常にためになった覚えがあります。

    そこで GPL の抜け道というか精神を考えるに、クローズドβの配布に 100億とかの値段をつければいいのではないでしょうか。オープンβの配布が無料であることは明らかなので、クローズドβの方は誰も買いません。ユーザも二つのものを別個に考えれば納得するでしょう。

    それとも、関係者にだけタダで配り、関係ない人には 100億、というのが違反になってしまうのでしょうか。
    • クローズドβの配付に制限は付けられないし、
      実費以上の価格を付けることもできないんでは。
      バイナリにしても、ソースにしても。

      GPLに従うならば、
      クローズドβの再配付は可能、ソース入手も可能、改変も可能。
      ただし、βテスタのライセンスを持っていないユーザの「利用」はできません、
      という風にするべきでしょ。

      GPLは「複製、頒布、改変に関する条件と制約」 [opensource.jp]であって、
      利用制限をかけることについては何ら問題はない。
      --
      # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
      親コメント
      • すげえ。
        俺こんな恥ずかしいネタ、コテハンじゃ書き込めないよ。
        漢だね。
      • ソースについては、求めがあれば実費で渡さなければなりませんが、 バイナリについてはそうではありません。 www.gnu.orgの読み物をご覧下さい。
        • 親コメント [srad.jp]の流れでの発言だったので、
          GPL単体の説明のように読めてたらすまん。

          すでにベータテスタがバイナリ一式を持っている以上、
          そのうちの誰かがどっかのFTPサイトにバイナリをアップして、
          無料で再配布を行うことは止められないし、
          そうなると一次配布元で多額の手数料をとることは現実的には
          不可能でしょ?ってことが言いたかった。
          --
          # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
          親コメント
          • 親コメントは「(今回のβは)これからこうすればいい」って話じゃないんだが……。
            どこまでもずれてる。
            • あーすまん、そうは読めてなかった。

              しかし、次回のβ配布から「関係者以外は100億」ってのを採用しても、
              関係者からの再配布を禁止できない以上同じことだと思うんだが。
              --
              # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
              親コメント
              • うん。関係者に再配布の意思があれば、ね。
                もっといえば、100億(非現実的な金額)なんていわずに、関係者以外には配布しないってことにすればいいだけなんだが。

                クローズドにしたいならば、インストーラなどの独自開発部分をすべて再配布不可なプロプライエタリにし、CD-ROMイメージのみで関係者に配布するほうが簡単。そのままでは再配布できないし、GPL(などの)部分がネットなどから簡単に入手できるものだけなら(興味深い独自パッチなどがないならば)
    • by Anonymous Coward
      それってGPL違反じゃないんですか?
      • by akiu (7087) on 2002年09月20日 15時05分 (#169291) 日記
        いえ問題ありません。値段としていくらつけよーとも、人によって値段を買えても、ごくいちぶの人だけを対象に配布しても、GPL的にはおっけーです。
        キモは、

        1. 再配布を制限しないこと
        2. ソースも入手できるようにすること
        3. その他もろもろ(ぉぃ

        ですね。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          ソースが実費で手に入るのならば、
          バイナリの方は100億でもいいわけですよね。

          ・・・それが何の抜け道になるのか理解できませんが。
          最初からソースだけ公開すればいい話では。
          • by Anonymous Coward
            バイナリを100億で手に入れないと、ソースを実費で入手する権利も
            手に入らないという罠。

            …このことを知るとビックリする人も多いんだけど、GPLをちゃんと
            読むと、こういう結論になるんだよね。www.gnu.orgにもそのことが
            遠まわしに
    • by Anonymous Coward
      バイナリにどんな値段をつけてもかまいませんが
      いずれにせよ第三者にソースが実費で入手できるようにしないと
      GPL違反になるはずですけれども…
      #つまりクローズドにできる理由はない

      これはそもそもGPLがハッカ
      • by Anonymous Coward
        GPL が規定しているのは

        「バイナリを入手できた人は、ソースも入手できなければならない」

        ということです。
        バイナリをもっていない人にソースを公開する義務はありません。
        • by Anonymous Coward
          もともとGPLなら
          『プログラム』またはその一部を含む著作物、あるいは『プログラム』 かその一部から派生した著作物を頒布あるいは発表する場合には、その 全体をこの契約書の条件に従って第三者へ無償で利用許諾しなけれ ばならない。
          に ひっかかりませんか?
          • by Anonymous Coward
            引っかからないと思います。

            AさんがBさんにGPLソフトを配布したとしましょう。
            この際、GPLはAさんではなく、Bさんの権利および義務を規定する
            ものですので、GPLがAさんに新たな権利および義務を規定すること
            はありません。
            (ライセンスって、そういうものです。GPLも例外ではありません。)

            従って、
            • >AさんがBさんにGPLソフトを配布したとしましょう。
              この時点でAさんには、Bさんのソース配付の要求に対して
              応える義務が生じますよね。

              >(ライセンスって、そういうものです。GPLも例外ではありません。)
              ライセンスって、相互の義務、権利を明確にするってだけで、
              方向はいろいろじゃない?
              例えば、賃貸契約なんて、ふつーは家主の義務も、入居者の義務
              • #169476 [srad.jp]を書いたACです。

                >>(ライセンスって、そういうものです。GPLも例外ではありません。)
                >ライセンスって、相互の義務、権利を明確にするってだけで、
                >方向はいろいろじゃない?

                この点に関しては仰るとおりです。
                私の配慮が足りませんでした。

                しかし、GPLに関しては、やはり「あなた(ソフトの受取人)は○○と
                いう条件を満たす場合に限り△△してよい」というライセンスであり、
                一般的なソフトの使用許諾書と同様、配布元の権利や義務を規定する
                ことはありません。この点に関しては、GPLの原文をお読みいただけ
                れば分かると思います。

                ただ、通常は配布元(先程
              • 追記。

                それじゃ、Aさんが一から書き上げたソフトを配布するときは、
                Aさんにソースコードを添付する義務は無いのではないか?という
                疑問が出ると思います。

                …GPLを読む限り、確かにそのよう
              • >…GPLを読む限り、確かにそのような義務はないでしょう。ただ、
                >この場合、ソースコードを配布せずにGPLを適用することがナンセンス
                >であり、AさんにとってGPLを採用するメリットが存在しません。

                あのー、Bさんに「ソースを入手する権利がある」ってことは、
                Aさんには「それに応える義務がある」ってことでしょ?

                あんたの論法だと、「フリー」のネームバリューが欲しい人が
                「これ、GNU GPLで。ただし、ソースはあげないよ」
                って主張するのもアリってことになるよ?

                「Aさんにメリットがな
              • 「Aさんにメリットがないから…」は確かに変でした。 撤回させて下さい。たびたび申し訳ありません。

                しかし、やはりGPLは配布元に対する義務を新たに規定することは 無いと思います。

                誤解を生まないよう、引用しなおします。

                1. それぞれの複製物において適切な著作権表示と保証の否認声明(disclaimer of warranty)を目立つよう適切に掲載し、またこの契約書および一切の保証の不在に触れた告知すべてをそのまま残し、そしてこの契約書の複製物を『プログラム』のいかなる受領者にも『プログラム』と共に頒布する限り、あなたは『プログラム』のソース

              • また、あなたがソースコードを受け取るか、あるいは望めばそれを 入手することが可能であるということ、あなたがソフトウェアを変更し、その一部を新たなフリーのプログラムで利用できるということ、そして、以上で述べたようなことができるということがあなたに知らされるということも保

              • 私たちがフリーソフトウェアと言うとき、それは利用の自由について言及しているのであって、価格は問題にしていません。私たちの一般公衆利用許諾契約書は、あなたがフリーソフトウェアの複製物を頒布する自由を保証するよう設計されています(希望に応じてその種のサービスに手数料を課す自由も保証されます)。また、あなたがソースコードを受け取るか、あるいは望めばそれを入手することが可能であるということ、あなたがソフトウェアを変更し、その一部を新たなフリーのプログラムで利用できるということ、そして、以上で述べたようなことができるということがあなたに知らされるということも保証されます

              • GNU GENERAL PUBLIC LICENSE
                のうち、法的意味をもっているのは、
                TERMS AND CONDITIONS FOR COPYING, DISTRIBUTION AND MODIFICATION
                だけであって、
                Preamble
                や、
                How to Apply These Terms to Your New Programs
                については、全く法的な意味をなさない、ということですね。
                了解しました。
                私の世間しらずさを晒してしまったようです。

                つまりは、AさんはGNU GPLをとおしてBさんにさまざまな
                権利を許していますが、ソースコードを渡さない、という形で
                すべてを空手形を発行できる、ということですね。
                「改変
              • by Anonymous Coward
                >GNU GENERAL PUBLIC LICENSE
                >のうち、法的意味をもっているのは、
                >TERMS AND CONDITIONS FOR COPYING, DISTRIBUTION AND MODIFICATION
                >だけであって、
                >Preamble
                >や、
                >How to Apply These Terms to Your New Programs
                >については、全く法的な意味をなさない、ということですね。

                基本的にはそうだと思います。

                ただし、「TERMS AND CONDITIONS FOR COPYING, DISTRIBUTION AND MODIFICATION」に関し
  • by Anonymous Coward on 2002年09月20日 15時34分 (#169316)
    Kuhn氏の主張は、「再配布禁止であるはずのないGPLソフトウェアが、
    フリーソフトウェアコミュニティの誰にも流れてきていないのは
    おかしい」ということですよね?

    たまたま非公開βを受け取った人たちに再配布の意思がなかっただけ
    かもしれないので、直ちにGPL違反とは言えないと思います。実際、
    時間がたてば公開βが出るものを、わざわざ自分で再配布するほどの
    意味が無いと考えるのは自然だと思います。

    それにしても、closed betaという言葉は誤解を招く表現ですね。
    ただ単に、配布の対象が限られているという事実のために、仮に
    GPL・LGPLを遵守していたとしても "Closed" という単語がついて
    しまうのは変だと思います。Kuhn氏は「"closed beta"」と, 引用符
    をつけて表現していますが、今回のβ版に対してこの用語を最初に
    使ったのは誰なんでしょうか?
    • by Ying (4319) on 2002年09月20日 16時53分 (#169363)
      そも、GPLなのはディストリビューションに含まれる個々のコンポーネントであって、総体としてのディストリビューションはGPLの制約を受けないはずですが(でないと商用ディストリビューションが成立しない)

      ので、United Linuxβに含まれるGPL及び類似ライセンスの配布物(kernel, gcc, emacs, ...etc)を再配布することはできても、例えばインストール用のISOイメージが再配布不可だったりしても何も問題ないのでは?

      親コメント
      • そうですね。
        インストール用ISOイメージ(に含まれるパッケージ)の中に
        再配布を禁じたパッケージ(例えば商用フォントなど)が入っていれば
        そのISOイメージに再配布の制限があるのはおかしくないですね。
        #
  • by Anonymous Coward on 2002年09月20日 3時34分 (#169009)
    最近あまりにも多く乱立列挙したLinuxが、何時の日かこのようになる
    かなと、予想はしてました。

    まあ、同じLinuxでもベンダーの違いによって多少なり問題・モメゴト
    なんかがおこるのでしょうか。

    オフトピですみません。
  • by Anonymous Coward on 2002年09月20日 12時58分 (#169196)
    β版を配布しているが、ソースは公開していないということですか?

    β版が非公開の話とすると、複数の個人や法人が協調して作業する場合には、随時公開するしかないのでしょうか?
    法人を設立して、そこに各自(個人,法人)が入ればいいのかな?

    GPLは、公開しなければ、改造してもいいことになっているはず。
    個人(法人)ひとり場合は、β版を非公開で作成、テスト
    でき、正式版を公開すればいい。
  • by Anonymous Coward on 2002年09月20日 20時46分 (#169465)
    全部想像ですけど、他のUL参加ディストリビューションからの移行ユーザーも出るはずなので、
    ファイルの配置とか設定ファイルの置き方とか、管理ツールはどんなのが入ってるかとか、
    いろいろ調整してテストしてっていうところはあると思います。
    新たに作るものもあるんでしょう。
    スムーズに移行できないようなものができちゃったら台無しですから、
    ひょっとしてとりあえず元のディストリビューションを使ってた人に限定してテストしたいのかな、とか…。
    いずれにしてもこういうものの場合ある段階では特定多数のユーザに頼んで
    よくコントロールされたテストを行いたいっていうのは割と普通の欲求だと思うのですよ。
    それをやらないと目指した品質に到達できないこともあるだろうし。
    テストをオーガナイズする側のリソースが限られるときには
    なかなか無制限のオープンテストはできないと思う。

    まてよ、GPLでは、全部公開するけど一定期間内はフィードバック禁止ってのはアリ?
    そうだったらそうすればいいんだよなあ。
    • by G7 (3009) on 2002年09月21日 14時53分 (#169812)
      >スムーズに移行できないようなものができちゃったら台無しですから、
      >ひょっとしてとりあえず元のディストリビューションを使ってた人に限定してテストしたいのかな、とか…。

      もしそうだとしたら、それこそ、「より多くの」人にテストしてもらうためにも
      完全Openにするほうが自他ともに幸せになるんではないかと…

      >いずれにしてもこういうものの場合ある段階では特定多数のユーザに頼んで
      >よくコントロールされたテストを行いたいっていうのは割と普通の欲求だと思うのですよ。
      >それをやらないと目指した品質に到達できないこともあるだろうし。

      ライセンス面からその発想にブレーキをかけるのがGPLであり、
      ついでに言えば、実利(つまり品質とか)面からも、そういう発想をしなくても
      十分得るものは得られるんだよという話をしているのがESRである、と
      理解していましたが、違う?

      >まてよ、GPLでは、全部公開するけど一定期間内はフィードバック禁止ってのはアリ?

      FeedbackについてはGPLは何も言ってないんじゃないですかね。

      ただ、Feedback自体を禁じることに何の意味があるかは謎ですが。
      元来Feedbackというものは、受けた人がそれを「無視」してしまった瞬間に
      亡きものにされるだけのことですから、寄越したら駄目よとわざわざ宣言する意味が無い。

      #ついでに言えば、納得いかない人が派生物を自作する自由は、あるし。
      親コメント
      • わざわざ一番肝腎なところを読み飛ばすんだな。
        フィードバックをフィルタリングしないとハンドリングできないから
        コントロールされたテスティングをオーガナイズしたいんだろ。

        # ギャグだと思う人、はい!
typodupeerror

Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

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