各国政府のオープンソース推奨に反発する業界団体 96
ストーリー by kazekiri
まずは法律から 部門より
まずは法律から 部門より
HotWiredに 各国政府機関へのオープンソース導入の動きに業界団体が反発 という記事が掲載されている。 ISC(Initiative for Software Choice)という CompTIAの流れを汲む業界団体が、 各国で提案、可決されはじめている政府機関によるオープンソース ソフトウェア推奨の法案に反対するためのロビー活動を行っている ことに対しての記事である。 この記事からは彼らの主張は、オープンソースの推奨は反競争的であり、 米国企業にとって貿易障壁となる。さらにWTOの貿易ルールにも抵触すると いったところか。まあ、このあたりはまだよいが、 ISCのロビー活動への批難に対しては、FSFや他の団体も同様とし、 「政府機関のOSS使用を推奨する法案の多くが、世界中の報道機関や 政府によって非常に好意的に受け止められていること自体、どれほどの 資金がロビー活動に費やされたかを物語っている。」らしい...。 日本でも経済産業省あたりが動きつつあるようだが、少なくとも日本では オープンソース擁護団体がロビー活動というのはまだまだといったところ だろう。しかし、20数ヵ国でオープンソース推奨法案というのは、 いつのまにか波がきていたというところか。
すでに時代遅れ (スコア:4, 参考になる)
オープンソースを駆逐する程のソフトウェアとそれに対するサポートなどを良くして、オープンソースに対抗しようとか考えないのだろうか。
こんなロビー活動するぐらいならば、働きなさい。
こういう、前に進もうとしない活動こそ反競争的である。
ソフトウェアが、国境を越えたインターネットを中心に回っていることに関して、貿易うんぬんいうのはすでに時代遅れ。
逆に、WTOの貿易ルールで、ソフトウェアに限らずネットワークを通じて手に入れられる情報などに関する特別な配慮がなされるべきである。
// Give me chocolates!
Re:すでに時代遅れ (スコア:2, 参考になる)
>> 手に入れられる情報などに関する特別な配慮がなされるべきである。
例えば、どんな配慮が必要でしょうか?
DVDのリージョンコードは非関税障壁であるとか :-)
そういえば中国ではWTO加盟を前にして、
海賊版撲滅のためと称してオープンソースを推奨していますね。
--- Kazuo Hiyane
無責任な書き方すれば (スコア:1)
企業は企業であってボランティアじゃねえんだぞいうのも
分かる気がすんだ。
もともとの出自が
「よりよいソースを書くための、プログラマ間の紳士同盟」
とでもいうべきものだったオープンソースに、
経営者たちが反発するのは、言ってみれば当然。
極端なたとえを使えば、土建屋が国からもらった現場を、
社員たちが無償でさっさと片付けちゃったようなもんでしょ?
そこで国が「払う」と約束した金がどこにながれるべきか。
一番いいのは国が「よいものにだけ金を払う」という姿勢をとり、
「どれがいいものか」判断する基準をちゃんと提示できることだろうけど、
会社は終了している現場をわざわざ壊して工事始めちゃう気がするよ。金のためだもん。
ところで、関ヶ原の戦いの前のこと。
忍者たちはそりゃもう大変な諜報合戦をくりひろげたそうだが、
実は東軍の忍者、西軍の忍者の間で盛んに情報交換が行なわれてた、
なんてことを司馬遼太郎が書いている。
彼の、しかも小説で書いたことだから歴史的事実かどうかはしらないけど、
これが本当なら、ネットワーク、情報共有、オープンソースといった言葉も、
別にあらたな文化の潮流なんておおげさなもんじゃないな、とおれは思うんだ。
忍者たちは、より正確な情報のために協力しあったが、
立場上、敵味方として刃を向けたときは、きちんと殺しあいまで
「領主へのサービスのうち」だったという。
理不尽飲み込むのも甲斐性のうち。今度のことも
権利だ文化ださわがんと、そういうレベルで捉えたいもんだ。
Re:無責任な書き方すれば (スコア:1)
ハードも無しに動くわけでもないし、OS他各種システムも普通はハードと一緒に卸すわけで、そういう業者はちゃんとお金をもらえるはずですよね。
そういう意味ではタレコミの業界団体とやらも的外れな事を言ってる分けで、単なるシェア縮小を恐れてのロビー活動では?
プロプライエタリなソフトウェアが信用を失ってるということに気付かない限り、状況は覆らないでしょうけどね。
官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:4, 参考になる)
written by こうふう
それより競争入札 (スコア:2, すばらしい洞察)
そのうえでkoufuuさんのおっしゃるようなことが初めて実行できるので。
Re:それより競争入札 (スコア:2, 参考になる)
この話題をふってこられたということは、入札には、最低価格方式と総合評価方式があるのはご存じかと思います。
で、最低価格方式は、最低価格なので、ご指摘の問題があります。
が、一定価格以上(80万SDR以上)に関しては、WTOの絡みで、総合評価方式を使うことになっています。(それ以下の案件でも総合評価方式でやってもいいんですが、提案書を評価する必要があると言うことで原課の負担が大きく、避けられる傾向にあります。)従来は、除算方式だったために、結局、最低価格方式と大差なかったのですが、 加算方式による総合評価落札方式 [meti.go.jp]が導入されたので、状況が多少は改善されると期待しています。
written by こうふう
もっと、それより体制整備 (スコア:1)
たまたま電算関係に長くいたとか、電気工学科出身だとかという感じの人が内部で「専門家」として見なされています。
また知識の蓄積も十分ではなく(技術的なことよりも世間一般の動向や相場など)、トップは情報システムに対しての理解が低くキャッシュレジスター並に考えているなど、まず体制整備が必要かと。
現状では「かもがねぎしょって」状態です。
せめて役所ぐらい、客観的な基準が適用されてもいいような気がしますね。経済産業省の情報処理技術者制度や各種基準などをベースに自治体用の調達から運用、人材まで含めた基準を作って、まずそれを守らせ、自治体間で情報共有(特に調達・運用経費)を進めるとかしないと、競争入札制度をいくら整えても意味がありません。
まず「目」と「頭脳」を整えるべきかと。
Re:もっと、それより体制整備 (スコア:1)
中央官庁でも、ちゃんとしてるのって、経済産業省、総務省(旧郵政省)、国土交通省ぐらいじゃないかなぁと思ったりしてますが。
ただ、小さな自治体では現実難しいのかなという気もします。ポイントポイントで外部のコンサルとかを使うのが現実的なんじゃないかとも思ったり。まぁ、あくまでケースバイケースで、コンサルを使うのがベストとは言いませんが。コンサルだってピンキリですし。
で、それはそれとして、自治体間での情報共有は、進めるべきでしょう。(旧自治省ということで)総務省あたりが音頭を取って推進して欲しいですねぇ。
written by こうふう
委託するにしても (スコア:2, 興味深い)
もし単独で体制整備をできないところは一部事務組合を作るなり、県単位でセンターを作るなといった対策がとれるかと思います。
情報システムも、既に自治体のインフラだと思います。
自治体の自助努力に任せるのではなく、水準を確保するため外部から一定水準を強制できる体制が必要かと思います。
で、監査は国や県などの方に住民団体なども認めるべきかと・・。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:2, 興味深い)
>>(1)「官公庁の調達=税金での調達」である以上、調達したものは、国民・市民の共有財産である。
(1)は、プライバシー保護、情報アクセス権保証という見方もできますね。
政府の中で情報がどのように扱われているかを知る権利があります。
例えば、住基ネットで個人情報が正しく守られているか、
選挙集計システムは正しく票を数えているか、
税率の計算に間違いはないか。
これらを保証するためにソースコードが開示される必要があります。
>> (2)調達金額の妥当性・透明性を確保する。
(2)は結果的に確実に調達金額を下げる効果があると思います。
調達側からすると最も説得力のある理由でしょう。
さらに一つ追加したいです。
(3)ベンダ・ロックイン(単一供給元への依存)の回避
クローズドな単一ベンダに依存すると、互換性を確保するために、
そのベンダの製品を次々追加調達しなければならなくなる。
そして結果的に独占状態に陥り競争が無くなり、
不当な高価格となったり、品質保持がおろそかになりがちである。
このような状況を未然にさけるにはオープンソースがベストである。
--- Kazuo Hiyane
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
特定システムの運用保守だけでなく、周りの関連システムまで、そのベンダに囲い込まれてしまうと言うのが今までも問題視されていましたし。
この問題は、裏返すと、民間企業側にも関係があって、こういう安値入札が出来る体力のあるベンダではないとシステム開発が取れないということもありましたし、その辺の改善にも一役買うと思います。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
産地直送 (スコア:2, 興味深い)
でたらめなものをお客様に納品することの無礼を、なんと思っているんだろう?
>プログラマーの方も公表されるのわかってコード書くのだから、質が上がるか、淘汰されるでしょう。
たまたま今、NHKのProjectXの再放送を見てます。今回は夕張メロンの回です。
で、今回の肝の1つは「産地直送」なんですね。
鮮度は関係ないけど、プログラムの産地直送ってのも、なにか意味がある事であるような気がしています。
ーーーーー
で、一方で、
単にお客様との間でソースを共有すれば十分では?という意見については、
OpenとClosedの美味しいところ採りを狙ってるだけは有って、なるほど反論の余地は「少ない」んですよね(^^;。
ただ、まあ、あれかな。
技術者(つまり非経営者なのだが…)からみれば、わざわざ客と自社との二者の間だけにコードを縛ることには、
メリットはあんまり無いってのも事実なんですよね。
社外秘とかお客様の内情とかが直接反映されてる部分は公開しにくいかも知れないです
(ただしそういう部分を「減らす」&「切り離しやすくする」ことはプログラム自体の品質(=綺麗さ)向上にも貢献するとは思いますが)
が、それ以外の部分は、ちょっとね。
ソースごと引渡しな契約だと、逆に自分が書いたコードを「他の客のプロジェクトに」使いまわせない
なんていう或る意味情けないことも起きちゃうようで、そういうのは回避したいです。
で、回避するには、自社と客に加えて「第三者」もそのコードにアクセスできる
ってことになっているほうが話が「簡単」であるはず。これは多分OpenSourceにかなり近いっすね。
あと、技術者のささやかな誇り(笑)としては、自分のコードがもし何処に持っていってもそれなりに有用なコード
であるならば、それを他所の人がもって(活用して)いけないってのは、単に「他人の工数を増やさせて」
「車輪の際発明をさせて」いるだけであり、それが誇りと矛盾するんだよねえ。
つまり、ソフト会社間の足引っ張り合い(笑)状態は、純粋な意味での生産性とは、実は結構矛盾しているはずなんだよな。
その無理を解消するには、むしろOpenSourceのほうが良いのではないか、と思っています。
#アプリまるごとは時として無理でも、ライブラリ単位ならば、Open化できる/しやすい/意義が大きい、のではないか、と思っています。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
ソースコードにアクセスできるということと、それを利用できるということは区別すべきです。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
これらが満たされるなら、「オープンソース」や「フリーソフトウェア」とう言葉には拘りませんが、現時点では、このような概念は、「オープンソース」「フリーソフトウェア」という言葉を使うことが妥当だろうと言うだけです。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
改変・改変後の使用が認められるのは発注者のみで充分ですし、別にオープンソースである必要はないと思いますが。
今でも企業の専用アプリケーション等でソースコードこみの契約はありえますが、それをオープンソースとは言いません。
(3)
何故無償で使用させる必要があるのでしょうか?
受益者には応分の負担を求めるべきだと思いますが。日本の省庁・自治体に限って使用をみとめるなんて制限があるのフリーだなんて言えませんし。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
まず、改変者が発注者だけであるのであれば、そうかも知れません。
ただ、企業でのソースコードこみの契約で、保守・改変が、別の業者に出される前提と言うことは少ないと思いますが?
(3)
別に、省庁・自治体に限って使用を認めろと入ってませんが。
汎用性のあるモジュールなら、別に一般企業が使っても良いと思いますけど?先に述べたように、官公庁のシステムは納税者の共有財産であるので、法人税を払っている以上、システムの共同所有者の一員だと思いますので。
このように、成果をオープンソースに還元できるのであれば、オープンソースを推進する上でも、意味があると思いますが?まぁ、オープンソースの推進に特定の政府や自治体の税金を使うというのがどうかという指摘なら、分からなくはないですが。。。
あと、受益者負担は、個別カスタマイズや運用・保守があるのでいいと思いますが。。。
開発に負担があるというのであれば、コンソーシアム形式での開発という前例 [jacic.or.jp]もあります。まぁ、その前例では、成果をオープンソースでは公開していないと記憶していますが。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
> 大きな理由は、2つあると思ってます。
> (1)「官公庁の調達=税金での調達」である以上、調達したものは、国民・市民の共有財産である。
> (2)調達金額の妥当性・透明性を確保する。
この二つの理由のために、必ずしもオープンソースでなければならないことはないでしょう。
どちらもソースコードで納入、という契約形態を取れば解決すると思う。
(1)に対して:
ソースコードを開示する場合、ソースコードをインターネットなどで公開しない、という条件をつければよい。
(概要などはOK、ということで)
情報開示の観点からはこれで十分だと思う。
(2)に対して:
ソースコード納入で、構築と運用・保守の分離は可能。
ただ、構築ベンダと運用・保守ベンダが同一であるのほうがメリットは大きい場合が多いと思われ、
たとえオープンソースでもこの問題の解決にはならないと思う。
この問題の解決には官公庁側の対応のほうが重要だろう。
オープンソースであってもかまわないと思うが、義務化することによって
優秀なソフトが切り捨てられるようなことがあれば、そのデメリットは少なくないと思う。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
>(1)に対して:
>ソースコードを開示する場合、ソースコードをインターネットなどで公開しない、という条件をつければよい。
>(概要などはOK、ということで)
>情報開示の観点からはこれで十分だと思う。
例えば、ソースコードを開示せずに、バックドアが無いことを検証できるというのであればいいんですけど。
あと、ソースコード納品だけでは、他省庁等での活用が出来ません。それでいいと割り切っていいならいいんですけど、私は割り切れないですが。
>(2)に対して:
>ソースコード納入で、構築と運用・保守の分離は可能。
>ただ、構築ベンダと運用・保守ベンダが同一であるのほうがメリットは大きい場合が多いと思われ、
>たとえオープンソースでもこの問題の解決にはならないと思う。
>この問題の解決には官公庁側の対応のほうが重要だろう。
妥当な価格で、構築・運用・保守が行われるなら、1つのベンダが一通でやった方が効率的であるのは言われるとおりです。
が、誤解があるようですけど、「別のベンダであるべき」とは言ってません。「調達価格の妥当性・透明性を確保したい」というだけです。
オープンソース等により、他のベンダでも運用・保守が可能と言うことになれば、運用・保守が妥当な価格になると予想され、 結果として、「1円入札で囲いこんだシステム作って、運用保守で稼ぐ」と言う ビジネスモデルが成り立たなくなるわけです。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
>きるというのであればいいんですけど。
バックドアにもいろいろあります。アプリケーションの穴とか、
OSの穴とか。インターネットで公開したからといって検証でき
るものでもないです。
ソースを納品することで悪意のあるコードの埋め込みを阻止する
効果はある程度見込めると思いますが。
>あと、ソースコード納品だけでは、他省庁等での活用が出来ません。
>それでいいと割り切っていいならいいんですけど、私は割り切れ
>ないですが。
どのようなシステムを想定されているのかによりますが、
そのまま他省庁等で使いまわせるソフトウェアって、少ないのでは
ないでしょうか?考え付くのは、WindowsとOfficeの組み合せわせ
ですが。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
個人情報漏洩の事件を見れば分かるように、関わる人数が増えれば、リスクは高まります。業者として、バックドアを仕掛けることに逆のインセンティブが働いたところで、下請けや孫請けで働く協力会社の1プログラマにまで、それが及ぶのかとか。
いや、私が、性悪説に偏ってるのかも知れませんけど。ただ、過去の事例が、その危険を意識させるのですよ。
んー、市区町村のシステムなんて、どこの市区町村でもある程度同じだろうし、使い回せる部分も多いと思いますが?まぁ、市区町村の納税者からすれば、他の市区町村に流用されるなら、何らかの還元があっても良いだろうという話になるかも知れませんけど。
でも、後発の市区町村のカスタマイズで良いのがあれば、取り込める訳で。それはそれで意味があると思いますが。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
>
いや、開示しないのではなく、請求すれば開示する、というスタンス。
具体的には、ある団体etcが請求し、そのソースコードを解析して、
結果を公表することは認めるが、ソースコードそのものの公表は認めない、とか。
> あと、ソースコード納品だけでは、他省庁等での活用が出来ません。
なぜ活用ができないんでしょ?
活用できないとすれば、それは単に官公庁自身の問題では?
「この省にはこういうシステムがある」という情報ぐらいは今でもあるだろうし、
「うちの省でも同じようなシステムを作りたいので、活用したい」
と言うか言わないか、だけだと思うんだけど。
> が、誤解があるようですけど、「別のベンダであるべき」とは言ってません。
>「調達価格の妥当性・透明性を確保したい」というだけです。
> オープンソース等により、他のベンダでも運用・保守が可能と言うことになれば、
> 運用・保守が妥当な価格になると予想され、結果として、「1円入札で囲いこんだシステム作って、運用保守で稼ぐ」
>と言うビジネスモデルが成り立たなくなるわけです。
あ、この点は私も理解していたんだけど、「実際に、官公庁が構築と運用・保守を分離するか?」
という疑問があったので、「官公庁側の対応が…」と書いたのでした。
#言葉足らずでスマソ。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
ただ、ある団体が、天下り先にならないように祈ります。 少なくとも、再頒布と改変(カスタマイズ)を認めて貰わないと。ソースコードは納品、著作権等は留保とかされてしまうと、再頒布が出来ない(他省庁に渡せない)と思いますが?
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
>>なぜ活用ができないんでしょ?
>少なくとも、再頒布と改変(カスタマイズ)を認めて貰わないと。ソースコードは納品、著作権等は留保とかされてしまうと、再頒布が出来ない(他省庁に渡せない)と思いますが?
さらに言えば、納品先ですら活用できるかどうか疑わしいことも多いです。プログラムではなくデータですが、自治体によっては独自フォーマットまで作成されておきながら、そのフォーマットをみるビューアーがなかったり、担当者がかわって当該アプリを操作できる方が誰もいなくなってしまったり、という経験があります。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
で、市役所のシステムは、確かに指摘の問題はあります。
が、後発のシステムで作られたカスタマイズやバグフィックス等を取り込めるというのは、意味があるんじゃないかと。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
外国が利用した場合は、というのはあるかもしれませんが、先進国としてそれくらいの国際貢献をしてもよいのではないかと。
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
でも実際問題 システムを構築した会社の自社製品または関連会社の製品を使用
そのまま構築したところがその製品についてよく知ってるという理由で継続して保守
ってパターンが一般的かと
そういうのを防ぐという意味ではオープンソース採用の義務づけはいいと思う
>優秀なソフトが切り捨てられるようなことがあれば、そのデメリットは少なくないと思う。
優秀だからという理由で採用されることは意外と少ないと思うなぁ 役所関連では
Re:オープンソースはまずいでしょ (スコア:1)
それはネットワークの構成とアクセス設定を正しく行なえばいいだけの話で、ソースをオープンにすることとは関係ないと思いますが。
うじゃうじゃ
その通り (スコア:3, おもしろおかしい)
フリーソフトウェアにしよう!
RMS
産総研オープンソース化計画 at LC2002 (スコア:3, 興味深い)
ニュース記事が出たらタレコもうと思いつつ時期を逸しましたが、
Linux Conference 2002 の基調講演で経済産業省の福田氏から、
来年度産総研に千台規模でデスクトップLinuxを導入する計画が発表されました。
日本政府では初めてのデスクトップLinux大規模配備計画です。
まだ、実現までには紆余曲折ありそうですが期待したいものです。
--- Kazuo Hiyane
ISC=MSと愉快な仲間達(?) (スコア:3, 参考になる)
IntelとMS以外全然聞いたことない会社ばかりだったので、怪しいなぁと思って
各会社のサイトを見てみたら、面白い結果が出ました。
IISを使ってるサイト
http://www.comptia.org/
http://www.datasystems.at/
http://www.diamante.it/
http://www.aspiluki.or.id/
http://www.intel.com/
http://www.ihi.com/
http://www.logotec.com.pl/
http://www.microsoft.com/
http://www.pivotal.com.ar/alianzas/
http://www.paradigma.com.br/
http://www.procwork.com.br/
http://www.saga.it/
http://www.software-innovation.com
http://www.techpac.co.th/
http://www.update.com
http://www.vsi.de
Apacheを使ってるサイト
http://www.bpiis.com/
http://www.ixos.de/en/
http://www.microsys.it/
http://www.qualitycomputers.com/
http://www.scb.co.th/
その他、不明、自前のドメイン名を持っていない
http://www.technopolis.com.pe/apesoft/
http://www.adonix.fr/
http://pages.map.com/aacomp/
BMD Systems
Computer Masters(多すぎてどれか分からん^^;)
Datoprogrammu Apgads
http://www.eisdata.com/
Tech Support Computer Services of Ohio
IIS/Apache/その他 = 16:5:8
という結果になりました。ISC=MSのお抱え団体という疑惑がますます強くなりました:-)
お約束 (スコア:2, すばらしい洞察)
といってみるテスト
オープンソースでなくてもいいから (スコア:2, 興味深い)
--
お役所配下の組織の人
Re:オープンソースでなくてもいいから (スコア:1)
Re:オープンソースでなくてもいいから (スコア:1)
データフォーマットの公開だけで、結構、お役所のニーズは満たせるかもしれない。
永年保存の資料とかだと、結局、紙に保存しないとだめだろうけど、5年保存程度ならアプリケーションが廃れても、気合で見れるだろうし。
オープンソースだろうが、なんだろうが (スコア:2, すばらしい洞察)
逆にいえば、トータル的にオープンソースに劣ってると言われた事に等しいのを、認めたくないだけのだだっ子か?
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
逆の言い方もよくされるよね (スコア:1)
選ぶのがプロならいいものが選ばれるんだろうけど、そうではない事例をいろいろと見聞きしてきて、彼らにしてみればそれを行ってきたんだろうと思うし、これもその一環なんだろうね。
各国がオープンソース推奨を掲げたのは「いいもの」という理由だけでなく、それより戦略的な意味合いのほうが大きいからこそ脅威に感じているんだと思う。
ISC「の主張は間違っていない (スコア:2, すばらしい洞察)
ISC の主張は間違いではありません (少なくとも表面的には)。
更に、
に至っては、賛同しない人を見つけることのほうが困難ではないでしょうか?但し、ISC の主張はある点から目をそらさせようとしているように見えます。
彼らの主張は「開発モデルによってソフトウェアの選定を制限すべきでない」と言うことのようですが、 ユーザがフリーソフトを望んでいるのは、それらがオープンソース方式で開発されているからではありません (と思う)。
法人ユーザがオープンソースソフトウェアに価値を見出すとすれば、ISC が反論すべきは 「オープンソースモデルで開発されたソフトウェアに導入対象を限定する」法律や条令ではなく、 「ユーザ自身がソースを所有できる (生殺与奪可能な) ソフトウェアに導入対象を限定する」法律や条令です。
Re:ISC「の主張は」間違っていない (スコア:1)
ISC の論理で攻撃できるのは 「オープンソースじゃなきゃダメ法」だけであって 「ソース (とそのライセンス) も納入せよ法」ではありません。
寡聞にして、件の法律・条令がどういう条文なのかは存じませんが、前者のような規定であれば、後者のように改正すると言うのも選択肢かと思います。
Re:ISCの主張は間違っていない (スコア:1)
古い主張 (スコア:2, すばらしい洞察)
しかしながら、現在世界の動きは「反グローバリズム」にも向かいつつある勢力が枝分かれをはじめているし、むしろこういった競争そのものの否定にさえ向かっている。既にアルビン・トフラーはこのグローバル資本主義の破綻を予言し、そこから、NPOなどの地域に密着した、社会インフラを担う次代のコミュニティーの必要を説きました。
こういう流れからすると、どこの国でも同じ基準で戦える、という「フェアな競争」をうたうこと自身が既に古い考え方です。だから、オープンソースの動きが、政府などの公的機関から支持され、米国を中心とする多国籍企業群から支持されないのはきわめて当然のことです。米国政府は既に米国の大企業に買われた大企業組合そのものですから、この政府だけはちょっと違うんですけれどね。
ということは、このISCの動きはオープンソースのみならず、その理論的立脚点ときわめて近いところにある「反グローバリズム」「反多国籍企業」という動きへの挑戦そのものです。
私にはこの動きは従来までの資本主義の断末魔の悲鳴に聞こえます。もっとも、次にどうなるか、というのは、私も良くわからないのですけれど。
Re:古い主張 (スコア:2, 参考になる)
ex GNOME vs KDE.
「オープンソースは競争と相容れないものである」という主張がウソなわけで、「そもそも競争なんてのは時代遅れ」と返すのは相手の土俵に乗っちゃってる。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:資本主義とオープンソースは相容れないものじゃな (スコア:2, 参考になる)
「資本主義者がオープンソースをどう見るか?」 [osopinion.com]には資本主義とオープンソースが両立することが示されています。これはちょっと難しかった。
でも、みんな苦労しているのは事実ですね。
少なくとも楽して大儲けできにくくなるのは確かでしょうか。
--- Kazuo Hiyane
だんぴんぐ? (スコア:2, 興味深い)
別にプロプラエタリなソフトでも1円入札なんて例があるし、それを考えたらたいして意味はないような。
米国的ですね。 (スコア:1)
>政府機関でのオープンソース・ソフトウェアの使用を推奨する法律は、米国的ではなく、反競争的であり、企業活動に悪影響を及ぼすともに、経済にも税収にも打撃を与えると、イニシアティブ・フォー・ソフトウェア・チョイス(ISC)は主張する。
っていうのが、エゴまるだしで、ええ感じですなーー。
米国の政府機関にむけてやってくれるのならいいけど、他国にとっちゃ、米国の企業活動や税収なんかしったこっちゃないって。
#ソフトは市内で買いましょう!
米国企業にとって貿易障壁となる? (スコア:1, 興味深い)
最近Linuxに力を入れているIBMは米国企業なんだから
逆に米国企業にとって有利になることも多いんじゃな
いかな。
Re:米国企業にとって商売敵 (スコア:1)
仮想敵ですね。この論法だと。
United Linux や Turbo [turbolinux.com] はどうなんだろうか。
補助金 (スコア:1)
すごい勢いで地方自治体のシステムが作られそうな。
まあ、しょうもないソフトもたくさんできるだろうし、丸投げ禁止のしくみを作る方が大変だろうけど。
ISC (スコア:1, 興味深い)