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4053 story

Morphy One、再起を賭けた新たなるスタートか? 123

ストーリー by Oliver
完成を願う 部門より

Anonymous Coward曰く、"/.Jでも何度か話題に上っているモルフィーワンだが、10月2日、かなり大き目の発表が代表の佐川氏より発表された。ただし発表はあくまで出資者・予約者対象のメールマガジン上でしか行われていないため、こちらには2ちゃんねるに転載された内容[編注:読めなくなっている]を紹介しておく。
かいつまんで言えば「DOSは起動した」「Linuxは起動していない」「2003/1を目処に次の試作機を完成させる」「そこから3ヶ月ほどで量産に入る」「試作機完成までに必要な金額はおよそ600万円」「現在の残高は380万円程度」「不足分は佐川が個人で負担する」「佐川は会社を辞め、フリーになる予定」「解約希望者にはさしあたって半額を返却する」といったところ。
特に佐川氏が「退職してフリーになる予定」という発表に一部の祭り好きは色めき立っているが、この新たなスケジュール、単に1999年当時のものを丸々3年分だけ遅らせたものと合致していたりするのだが。アレゲな各方面に話題と多大な影響とをもたらしつつ、モルフィーワンはどこへ向かうのだろうか?"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2002年10月06日 21時19分 (#178309)
    再度掲載 [2ch.net]されました。ご参考まで。
    • 解約者の返金額 (スコア:2, 参考になる)

      by u_matsu (9235) on 2002年10月07日 2時58分 (#178593)

      読んでみました。

      タレコミでは解約者には半額返金となっていますけど、正しくは200万円を解約者で分配した額が保障された返金額ですよね。つまり、解約数が23台以下なら全額の8万4千円、たとえば200台なら1台あたり1万円の返金です。残りの金額は、開発が成功し、なおかつ残金があった場合にのみ、そこから支払われるそうです。

      返金額が不明なまま解約を申し出なくてはなりませんし、開発が失敗した場合には残金の如何に関わらず残分が支払われないとのことなので、解約希望者にとっては厳しい条件ですね。予約者には、全額返金を要求する法的な権利は無いのでしょうか。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年10月07日 6時41分 (#178643)
        有ると思いますが。あくまで「会社の提示する条件による解約」なわけで。
        ただ、条件を提示しての交渉->決裂したばあい裁判?->執行と、実際に法的なところが動くまでに相当時間がかかる事が予想されるし(弁護士がついてるみたいだし)、そのときに返金の元が残っているかどうか、、、
        結局無い袖はふれない訳で、無職なら給与の差し押さえは出来ないし、財産を処分しようにも、あるのが数年前の電子部品なら期待できない。
        結局いかにして不良債権を回収するか、みたいな話になってくると予想しますよ。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年10月06日 21時32分 (#178318)
    現時点で私がおもうことは、 ・ろくに回路図やレイアウトを公開していないのでオープンプロジェクトではない。 ・人様から予約金を預っているのにもとめられてもその返金をしないなど、 常識的な対応をしていない(だから詐欺よばわりされる)。 ・人様から予約金を預っているのに遅れても状況説明、スケジュール予定など ろくに出さない。 ・予約者アンケートと称して予約金の全額返金などの選択肢を含まない、やらず ぼったくりの選択肢しか存在しないものに回答させる。しかもその際署名、 捺印させる。これではアンケートと偽って民事再生法に使用する議決書を とっているとしか考えられない。 ということで、単に見積りが外れて遅れているとかだけじゃなく、そのあとの リカバリーも常識的なものではないですね。私はおそらく最初から計画的に 詐欺をするつもりがなかったとおもいますが、詐欺呼ばわりされても全く しかたのない状況にみえます。
    • いまさら設計資料を公開しても、AMD ELANやEDOのDRAMがディスコンなので、他人がこれから新規につくるのは難しいですね。

      3年は長すぎた。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年10月06日 22時49分 (#178373)
        DRAMに関しては3年たったからではなく最初からです。
        FPやEDOで128Mbitのチップなんてもともとほとんどなかった(128MのころはSDRAMに
        移行していたため)から、開発当初その入手性が問題になってました。
        なんでもそのロットのためだけに頼み込んでラインをながしたとか、
        商社がかき集めたとか普通にかったのじゃなかったはずです。

        だから、もともと予定どおりいってもそのまま設計を再利用することは
        無理で、MorphyOneをもっているひとが仕様が100%わかるというメリットしか
        ないはずです(モディファイして流用するほどの回路設計ではないですしね)。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年10月06日 21時41分 (#178327)
      作業内容も出資者・予約者専用ML(佐川氏のみ投稿可能、実質的にメルマガ状態)でしか行われていない。
      せっかくOHPA-ML(こっちは自由に参加できる)で技術的なアドバイスをしてくれる人が現れても2chに無断転載された予約者MLに対してしかコメントできないんだよね。

      オープンハードを標榜し、お金を集めておいてこれでは○○呼ばわりされても仕方がない…
      親コメント
  • by manba256 (10135) on 2002年10月08日 1時20分 (#179261) 日記
    今回のコメントを見ていても、どうも気になるのが、この開発体制のガバナンスシステムです。
    どうして、佐川氏の合資会社という形にして、そこに発注するという形でお金を出したのか全くわかりません。

    なぜなら、この状況では、お金を出しているのに、システム的に開発者をコントロールできません。
    もちろん、製品を納入できなければ、会社に賠償責任が及びます。しかしお金を出した人が開発中に全く口を出せない、というのは実におかしいと思われます。
    オープンソース開発でも、よく開発のガバナンスシステムの確立が成功の鍵の一つである、と言われます。
    特に、お金が関わってくるハードの開発ではきちんとしたガバナンスシステムの確立が絶対に必要だったのではないでしょうか?

    こういうみんなで何かを作る、とか、お金を出しあって何かを作ってもらう場合には、共同出資による組合とか、株式会社というのが考えられます。

    今回の場合であれば、株式会社にして株を買うという形にすればよかったのではないでしょうか。
    取締役の大半に、非開発者を任命し、株主の権利を守らせる。
    そして、取締役会にて開発者を代表取締役に任命し、開発を行なってもらう。

    製品の完成後は、減資を行ない製品をもって配当にする、または会社を精算して製品を株主に分配します。
    おそらく一株一製品になるでしょう。
    もし失敗したら、残ったお金を分配します。

    取締役はこまめにチェックを行ない、代表取締役をチェックすることができます。問題があった時は代表取締役を任免することもできます。そして、もし取締役がちゃんと監視できていない場合は、株主に訴訟を受けます。

    そんな大事にする必要はない、と思う人がいるかもしれません。
    しかし、資本主義の世の中では、お金を出した人が口を出せるのは「あたりまえ」です。
    開発をオープンにやっていくからこそ、お金を出した人が口を出せる。株を買うことで誰でも参加できる、という株式会社制度が適しているのではないでしょうか?

    たとえ組合にしたとしても、組合形態での(限定され、繁雑ではありますが)ガバナンスを行なうことはできます。
    どちらにしろ、このケースのような、発注→合資会社という形態は最低でしょう。
    --
    ------------------------- Excess and Obsolete
  • まぁ (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2002年10月06日 21時14分 (#178306)
    ドンキホーテをドンキホーテと見抜けなかった側にも、いくらか問題はあると思うんですがね。
    • by Technical Type (3408) on 2002年10月07日 10時08分 (#178707)
      「○×で予想しないトラブルに遭遇した」「装置が無くて解決できない」で行き詰まるのがアマチュア。人や金をつぎ込んででも解決するのがメーカー。

      > ドンキホーテをドンキホーテと見抜けなかった

      うん。そしてまた、見抜けずに再三記事にした雑誌も被害者を増やした共犯ですね。「今やアマチュアでもPDAが設計できる時代になったのです」とか何とか言っていたけど、彼が実際にPCを回路から製作した経験なんか無かったようだから、現実を知らずに自分の能力を過信したのでしょう。さらに、自分に足りない部分は善意の協力者がやってくれるだろうと甘く見ていましたね。

      プロジェクトは失敗する事もある。それはメーカーでも同じ。ただ、メーカーならそのメーカーが損失を被るか倒産するだけ。しかし素人がリーダーになって共同出資を募っちゃったプロジェクトが挫折したら、出資金は戻らず、結果的に詐欺呼ばわりされる結果になるって事ですね。

      親コメント
      • Re:まぁ (スコア:2, 参考になる)

        by Ryo.F (3896) on 2002年10月07日 11時40分 (#178760) 日記
        > ただ、メーカーならそのメーカーが損失を被るか倒産する
        > だけ。しかし素人がリーダーになって共同出資を募っちゃっ
        > たプロジェクトが挫折したら、出資金は戻らず、結果的に
        > 詐欺呼ばわりされる結果になるって事ですね。

        間違ってますね。メーカ(会社)だって、資金がなければプロジェクトを実行できず、普通その資金は、投資家に出資してもらうことで賄うわけです。倒産する会社に出資したら、出資金は戻らないのが普通です。それは、失敗する個人プロジェクトに出資した場合と同じ。その点には何の差もありません。
        個人プロジェクトに出資したのであれば、その際の契約条件が不履行になれば、その個人を訴えることはできるでしょう。一方、会社に出資して、契約が不履行になったといっても、会社(法人)が倒産してしまえば、普通は何も言えません。会社(法人)とはそういうものです。
        もちろん、その個人が自己破産でもしてしまえば、会社の倒産と同じことになります。でも、会社と違って、個人は自己破産しても同じ個人が生きていくわけです。その個人が失う社会的信用を考えれば、一概に出資対象として会社のほうが良いとはいえないでしょう。

        また、出資金を騙し取ろうという意思がない限り、詐欺とは呼ばれないのが普通です。そうでない場合に詐欺という言葉を使う人がいれば、それは言葉の意味を知らない人だというだけです。
        あるいは、自分の出資に関する見通しの甘さを、あるかどうかもわからない他人の悪意に転嫁したいだけかもしれません。
        親コメント
        • by Technical Type (3408) on 2002年10月07日 14時50分 (#178890)
          法律的に曖昧な意見を書いてしまい、申し訳ありません。 ところでモルフィー企画は佐川豊秋氏を無限責任社員 [morphyone.org]とする合資会社なので、株式会社とは違い、倒産しようが破産宣告を受けようが責任が残るようですね。無限責任の範囲とは「債務が消えるまで」または「本人が死亡するまで」のようです。

          出資者の106名に関しては、資金は戻らないと思いますが、 出資者ではなく、予約者に関しては、 「出資に関する見通しの甘さ」という個所は当てはまらないと思います。 これら予約者については、予約(製品購入契約)は、合資会社モルフィー企画と予約者の間で直接結んでいただくべきものです [morphyone.org]とありますので、モルフィー企画は製品を提供する義務があると思われます。 「できませんでしたが、素人ながら一生懸命やりました」では済まないと思います。

          「解約希望者への返済原資として,佐川の拠出より200万円をあてます」というのは、 法的に正しいのでしょうか。200万円しか返しませんというのは、無限責任である合資会社では認められないと思いますが・・・多分、佐川氏が「責任を果たす or 帳消しにする」方法は、

          • 土地や家財があれば全て売り払い、さらに借金して予約者に全額返済し、自分は一生働いてその借金を返す。
          • Morphy One を作って予約者に渡す。
          • 自殺する
          のいずれかしか無いと思います。
          親コメント
          • Re:まぁ (スコア:2, 参考になる)

            by Ryo.F (3896) on 2002年10月07日 15時21分 (#178917) 日記
            > ところでモルフィー企画は佐川豊秋氏を無限責任社員とす
            > る合資会社なので、

            なるほど、合資会社ですか。参考になります。

            > 株式会社とは違い、倒産しようが破産宣告を受けようが責
            > 任が残るようですね。

            正確には「有限会社である株式会社などと違い」ですね。多分、中学か高校の社会科の時間に習ったんじゃないかと思いますが、合資会社は、無限責任社員と有限責任社員から構成されます。無限責任社員は、私財をなげうってまでも責任を負わねばならない代わりに、経営に関与できます。一方、有限責任社員は出資額を限度として責任を負うが、経営には関与できません。出資額を限度として責任を負う、という点は、株式会社の株主と同じ立場だといえます。ここで言う社員とは、普通の意味での社員というよりは、出資者と理解したほうがいいでしょう。
            佐川氏が無限責任社員ということであれば(多分そうでしょう)、会社倒産後も佐川氏に責任は残ることになります。

            > 無限責任の範囲とは「債務が消える
            > まで」または「本人が死亡するまで」のようです。

            無限責任社員が自己破産してしまえば、その個人の借金は棒引きにしてしまえますから、「本人が死亡するまで」というのは正確ではありません。

            > 多分、佐川氏が「責任を果たす or 帳消しにする」方法は、
            > - 土地や家財があれば全て売り払い、さらに借金して予約
            > 者に全額返済し、自分は一生働いてその借金を返す。
            > - Morphy One を作って予約者に渡す。
            > - 自殺する
            > のいずれかしか無いと思います。

            いくらなんでも現代社会はそんなに残酷な仕組みにはなっていません。上にも書いたとおり、自己破産するという手があります。任意整理も可能かもしれません。中世ですら、借金が返せない場合に監獄に入れられるという刑で借金を免れる方法がありました。

            金の貸し借りについて、基本的な知識すら持っていないようだと、危険ですよ。中学校で禁治産者とか自己破産とか習いませんでしたか?
            親コメント
            • by Technical Type (3408) on 2002年10月07日 16時20分 (#178951)
              > 無限責任社員が自己破産してしまえば、その個人の借金は棒引きにしてしまえますから、「本人が死亡するまで」というのは正確ではありません。

              レッツ合資会社 [dik.co.jp]というページには 「合資会社の無限責任社員は、会社解散後に破産宣告を受けても、退社原因とはならない。→責任を有する」という解説がありました。それが合資会社って物かと思いましたが・・・もっとも、家族にまでは返済責任は無いというのは救いですが。

              > いくらなんでも現代社会はそんなに残酷な仕組みにはなっていません。

              ええ、それで仮に刑務所に入ってもらおうが死んでお詫びをしてもらおうが、支払った予約金は返ってこないのでは予約者には何らメリットはありません。それで、本来は全額返すのだが、返済の目処が立たないなら、調停か和解の場で、「仕方ない、幾らに負けてやるから支払え、これでこの話は終わりにしてやる」という制度があります。和解とか調停とかって、そういうためにあるのでは?

              > 中学校で禁治産者とか自己破産とか

              中学時代の事はさすがにもう忘れましたが、禁治産者って、心神喪失でしょ? ちょっと違うような・・・また破産法には 免責不許可事由 [biglobe.ne.jp]というのもありますので、 「自己破産しちゃえばオッケ~」という物でもないでしょう。この場合、商業帳簿作成義務あたりが問題になるかも。 いずれにせよ、借金をどうしても返せない、支払い不能状態な人が自己破産の申し立てをし、免責を受けられる場合もありますが、佐川氏って、全財産を出した上で、さらに「5年ぐらいは頑張って借金返済のための人生を送ります。でもそれでも返済できない部分に関してはどうか勘弁してください」といった主張をしていますか? 200万円返してやると言っているだけではないですか。 こんなので、自己破産すれば返さなくて済むなんておかしいですね。まず破産するまで返済するのが先でしょう。

              いずれにせよ、4000万ぐらいなら、男が一生働いて返せない金額ではないです。それに、見かねた家族や親類に立て替えて返済してもらうことも期待して調停や和解に持ち込むわけで。

              親コメント
          • by Technical Type (3408) on 2002年10月07日 15時11分 (#178907)
            予約した商品を3年も渡さないのでは、民事調停 [asahi-net.or.jp]に持ち込むしか無いでしょう。あと3年待っても駄目でしょうし、 高々200万円を予約者全員で均等割りなんて論外な低い条件で納得しますか? 無限責任なんだから、本来は製品を渡すか全額返済する義務がある以上、 裁判やっても佐川氏は確実に負ける(200万円でOKとか、製品を渡す目処が立たなくてもOKとはならないでしょうから)という立場で、最大限、予約金を回収するには、 調停で話し合って、「開発に失敗し、どうしても金が無いなら半額で勘弁してやる。しかも5年の分割払いを認めるからには、その間は牛馬のように働け」といった感じで合意に持ち込むしかなく、 今までの経緯などを側聞した限りでは、 佐川氏の善意に期待してもラチがあかないでしょう。
            親コメント
          • 購入契約(案) (スコア:1, 参考になる)

            by Anonymous Coward on 2002年10月07日 16時27分 (#178958)
            > 予約(製品購入契約)は、合資会社モルフィー企画と予約者の間で直接結んでいただくべきものです

            この件に関して、

            • モルフィー企画から提示された契約書には(案)と記されており、本契約までには正式版が提示されるとしてあったものの、最後まで(案)で貫き通してしまった
            • 予約者の中はこの件に文句を言うものもいたが、熱心な取り巻きによって論破され(言論の暴力?)、沈黙を余儀なくされた
            • この(案)は2000年3月から量産開始することを前提としたものであるにもかかわらず、量産が遅れることが明確となったあとも修正されることなく、本年6月までモルフィー企画のサイトに掲示されていた
            という風に、ひどく不備なものであったと個人的には認識しています。
            その不備を目の当たりにしてなお金を振り込んだ予約者に本当に瑕疵がないのかどうかは、また議論が別になるかもですけど。
            親コメント
      • by G7 (3009) on 2002年10月07日 11時06分 (#178742)
        >「○×で予想しないトラブルに遭遇した」「装置が無くて解決できない」で行き詰まるのがアマチュア。人や金をつぎ込んで
        >でも解決するのがメーカー。

        するとデスマーチでプロジェクトが倒れたら、その瞬間にメーカーはアマチュアになる、わけですか?(^^;
        いや、それもまた1つの捉え方だなとは思いますが、ちょっと新鮮(=耳慣れない)だったので。

        >彼が実際にPCを回路から製作した経験なんか無かったようだから、

        有能な誰かがやればうまくいった、ってことでしょうかねえ…
        いや勿論そうであることを「期待」しますけども。

        >メーカーならそのメーカーが損失を被るか倒産するだけ

        >しかし素人がリーダーになって共同出資を募っちゃったプロジェクトが挫折したら、出資金は戻らず、結果的に詐欺呼ばわり

        どうなんでしょうねえ。会社だって詐欺(それを詐欺と呼ぶなら)は詐欺であるはずなんだけど、
        世間の人々ってどんな(理不尽な)ことを言い出すか判らないからなあ(^^;
        親コメント
        • Re:まぁ (スコア:2, 参考になる)

          by Technical Type (3408) on 2002年10月07日 14時01分 (#178856)
          > デスマーチでプロジェクトが倒れたら、その瞬間にメーカーはアマチュアになる、わけですか?(^^;

          ううむ・・・返答に窮しますね (^^; まあ、PCメーカーなら「PCを設計したけど、動きませんでした」って技術レベルな事は無いと思うのですが・・・

          > 会社だって詐欺は詐欺であるはずなんだけど、

          おっしゃる通りですね。会社も良く詐欺事件を起こして報道されますっけ。まあ、ユーザにしてみれば、お金を払ったのに約束の商品やサービスが得られなかったら、「話が違う、金返せ!」という発想になりがちですが、確かに最初から開発する意図も無く、金だけ集めてドロンなら100%詐欺ですが、金集めて無駄なパーツに資金を費し、行き行かなくなった場合は詐欺とは言えないかも。でもまあ、PCメーカーに8万払って商品が届かないという事はあまり無いので、その感覚からすると、モーフィーのプロジェクトはやっぱりメーカーの開発プロジェクトに比べて危うさがあったかな、と思います。

          親コメント
    • by foobar (6394) on 2002年10月07日 13時15分 (#178820)
      既に、沢山居たサンチョパンサは影も見えないですね(w
      親コメント
  • キーボード搭載のLinuxザウルスがもうじき(来年か?)出るんですから。もういいじゃないですか。落ち着きましょう。
    計画にお金を取られちゃった人以外は。
    • Re:ええじゃないか (スコア:4, すばらしい洞察)

      by dorifer (514) on 2002年10月06日 22時06分 (#178343) 日記
      >キーボード搭載のLinuxザウルスがもうじき(来年か?)出るんですか
      >ら。もういいじゃない ですか。落ち着きましょう。
      >計画にお金を取られちゃった人以外は。

      今後、このタイプのプロジェクトが成立する可能性を、
      限りなくゼロに近くさせたという側面もありますよ。

      この件は、ちゃんと分析してどこがいけなかったのかまとめて
      おかなければいけませんね。
      --
      IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年10月06日 22時10分 (#178346)
        そのまとめに必要な開発ノートの何冊かを「経緯をまとめる」
        といって持ち出したまま何ヶ月も放置している関係者がいるんですよ。
        紛失したことにならなきゃいいんですが。
        親コメント
      • by G7 (3009) on 2002年10月07日 12時51分 (#178805)
        >今後、このタイプのプロジェクトが成立する可能性を、
        >限りなくゼロに近くさせたという側面もありますよ。

        一瞬変だなと思いましたがそれは俺の誤読でした。
        つまり、「成功」(誤読)じゃなくて「成立」の可能性を下げてしまったわけですね。

        まぁ、そういうことを試みる雰囲気を損ねたというのは結果的に言えるような気がします。
        どの程度「損ねた」のかはよく判らないですが。
        #つまり成功と成立の差は、試行(始動)だということです。そして試行(始動)するための踏ん切りというかモチベーション。

        どうなんでしょう。ハード的には以前と比べて今は、楽なんでしょうか?それとも逆?
        少なくとも処理能力面でDOSを生で動かすことに拘る必要は無くなってる(よね?)ので、
        少しは追い風なのかな?と素人レベルで想像する処なんですが。

        つまり、もしかして「微妙に違うタイプのプロジェクト」ならば成立し易いのかな、と淡い期待をしてるんですが。

        逆にいえば、前言っていた通りのプロジェクト(少なくとも生DOSが動く機械に拘る)は、今後益々成立しにくいわけっすよね。
        前にもどっかで書いたように、乾電池(^^;ベースのi386系石が戻ってきてくれたらいいなぁとは思いますけども、無いならしゃーない。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年10月07日 7時41分 (#178654)
    今回の原因を考えてみると
    ・オープン~と言いながら開発参加者はクローズドである
    だと思うのだけどどうだろう?
    それともこの結論はオープン主義の妄想だろうか。

    んで結論応用としては
    ・開発に関して個人開発は今後向かない
    ってことかな?……すでに経験則で分かってることか……。
    ・ソフトで可能なことがハードでは無理
    って結論は出しにくいな。手法が手法だし。
    ただ、ソフトでは表に出てこない“物”が実際に動くってのが
    ハードではついて回るしなぁ……。

    MOが成功するには何が必要だったんだろう?
    (今回は失敗であると言っていいですよね)

    #戯言なんでAC
    • by Anonymous Coward on 2002年10月07日 8時06分 (#178663)
      私としては主宰者個人の問題に帰着させたいです。

      とはいえ、ソフトウェアと違い出て行く金は段違いに多くなるわけで、
      難しいということは理解できます。

      しかしやはりこの例は、主宰者個人に多大な問題があり、
      たとえソフトウェアのプロジェクトだったとしても失敗していたと思います。

      ただ、ソフトウェアのプロジェクトであればさほど
      被害は大きくなかったでしょうが。
      親コメント
      • by gedo (7079) on 2002年10月07日 9時58分 (#178702) 日記
        あれだけの物を、能力以上のものを、なんでも一人で抱え込んでクローズにしている動機次第でしょうね。
        もし、名誉欲のようなものであるなら、その通りでしょう。

        もっと残金のあるうちに、開発体制や設計などを軌道修正できれば、良かったのでしょうけど、今となってはどうあがいても、成功は無理でしょう。

        ただ、優秀な人を引き入れて継続なら、佐川氏はMorpy Oneから完全に手を引くか、その人の人となりをよく観察しないと、宇宙戦艦某みたいに後々内紛の種になりそうです。
        もっとも、佐川氏の性格では、前者は無理だと思いますが。
        親コメント
    • by dmizuno (4345) on 2002年10月07日 16時01分 (#178940)
      あくまで個人的な見解ですが、
      > ・ソフトで可能なことがハードでは無理
      これが最大の要因だったのではないかと考えています。

      今やソフトの配布などに対するコストはほぼ無視出来るでしょうし、
      開発環境も BSD/Linux などはタダですし Windows などでも比較的安価です。
      その結果、オープンな開発モデルを採用する事のコストが非常に低いと。

      対してハードの場合、幾つかの重要な違いが存在します。
      ソフトと違い「分けたら無くなるパン」であるハードの場合、配布するなら
      それだけの数の現物が必要ですし、低コストで配布する手段もありません。
      Linux の様に開発途上の版を「こまめにリリース」するのは非現実的です。
      さらに、今時の電子回路の開発に必要な計器類も高価ですし。

      その結果、ハードにオープンな開発モデルを採用するコストが非常に高く、
      開発者集団が大きくなる事のメリットに比べ割に合わない、のだと思います。
      この場合、少数精鋭による一点突破型の計画を選ぶのも止むを得ないかと。

      細かい話になりますが、設計と実装を分けて論じる必要もあるのではないかと。

      ソフトの場合は設計(=上位設計?)と実装(coding+debug?)の両者共に低コストで
      オープン開発モデルを適用可能ですが、ハードは設計(=論理設計?)を情報として
      電子的に低コストで共有する事は充分可能ですが、実装(試作+ldebug?)の方は
      それが現物に依存する問題故にオープン開発モデルが高くつく、と。
      # 実際には実装の問題を設計に立ち戻って解決する必要もありますし。

      論理設計の電子情報としての公開は、既に清水研究室 [u-tokai.ac.jp]などの実例がありますね。

      最後に、
      > それともこの結論はオープン主義の妄想だろうか。
      「オープン主義」のメリットは語り尽くされているので広く理解されていると
      思うのですが、そのコストやデメリットの議論は比較的少ない様に思えます。
      私は「妄想」とまでは思いませんでしたが、その得失の評価のバランスが若干
      偏っているのではないかと思えたのですが、如何でしょうか?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年10月07日 12時04分 (#178777)
    細々とやってたら、成功したかもね。
  • by Anonymous Coward on 2002年10月07日 14時03分 (#178858)
    会社を辞めて、如何様にプロジェクトを進めるつもりなのだろうか?

    退職金と貯金の一部はモル企運営と試作機作成費用に回される
    みたいだし、どうやって食っていくのか興味津々。
    あるいは自分を追い込むことで集中力を高めようという思惑から
    こうすることに決めたのかもしれないけれど、生活の基盤が傾い
    たら、モルフィーどころじゃないでしょーに、と心配気味。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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