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4138 story

日本版スペースシャトルが基礎飛行実験に成功 54

ストーリー by Oliver
連れてって~ 部門より

wish曰く、"日本版スペースシャトル?の飛行実験が行われたようだ。NASDAの高速飛行実証ページに結果と動画が記載されている。
今回はリモートでの離陸と着陸等々の実験との事ですが、これだけでも 胸がトキメキます。近い将来は宇宙港(空港の様な)から月に出張ってな感じでしょうか:-)実験飛行物の形状をみてカップ麺のCMを…;-p"

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  • 日本には (スコア:2, 興味深い)

    by take0m (4948) on 2002年10月18日 17時28分 (#185410) 日記
    技術的にチャレンジするなら、シャトルじゃなくてマスドライバーにしてほしい。

    人の輸送は米国のシャトルへ、物資の輸送は日本のマスドライバーへ、と国際的な棲み分けしてほしい、と個人的に思っています。
    • Re:日本には (スコア:2, 興味深い)

      by yatobi (7117) on 2002年10月18日 18時23分 (#185437) 日記
      マスドライバー [nifty.ne.jp]ともなると、初期実験の段階では
      「馬鹿デカイ大砲のタマを高高度に打ち上げる」
      だけになると思うので、弾体の落下地点の安全確保も考慮に入れてほしいから、
      無駄に土地の広い中国辺りに挑戦して欲しいかも

      打ち上げる資材も豊富な所の方がいいし…

      日本のアプローチはやっぱりこの手の「通常滑走路から離陸→帰還」のような
      「宇宙タクシー(?)」方式で小型精密機材の送り出しや
      実験サンプルの回収に専念して居た方が良い気がします

      そのうちこのマーク [kuronekoyamato.co.jp]を付けた自動操縦機が飛ぶようになったりして
      --
      # 爆言のち漏電中… :D
      親コメント
      • Re:日本には (スコア:2, 参考になる)

        by simon (1336) on 2002年10月18日 20時49分 (#185524)
        >日本のアプローチはやっぱりこの手の「通常滑走路から離陸→帰還」のような
        >「宇宙タクシー(?)」方式

        単段式宇宙往還機、
        SSTO
        [nal.go.jp]っすか?

        わたしもそれがベストかな、と思っていたのですが鹿野司の幻想のSSTO [so-net.ne.jp]なるエッセイを読んでからはダメじゃん単段式、と考えを変えてしまいました。

        成層圏までジェット機におんぶされてから軌道まで飛ぶような小型シャトルが一番現実的なのかなあ。貨物容量はすげー小さいだろうけど。
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      • by take0m (4948) on 2002年10月18日 18時33分 (#185441) 日記
        宇宙タクシーなら、せめてリニア軌道での初期加速も研究してほしいと思います。燃料の削減にもなりますし、マスドライバへの布石にもなります。
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        •  航空機による加速、もそうですが、たかだか時速数百キロ稼いだ程度では、第1宇宙速度に対しては、なんの足しにもなりません。
           増大したシステムが打ち上げ信頼性を損ねるだけでしょう。

           個人的には、レーザー打ち上げを推奨します。
           雲の上まで気球で上げて、軌道上からミラー、もしくはレーザーで打ち上げ機のエンジンと推進剤を加熱します。推進剤を水にして、マイクロ波、というのも良いでしょう。
           化学推進では不可能な推進剤温度を達成することで、打ち上げ機は極めてコンパクトにできるでしょう。
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          • by take0m (4948) on 2002年10月18日 22時52分 (#185593) 日記
            例えば、標高2000mくらいの高地に1000mくらいの構造物を建てて、リニア加速で時速2000キロくらいまで加速してもらっても効果ないですかね?高度で国際宇宙ステーションの1%弱まで、第一宇宙速度の7%までは加速できます。

            実際にはその後をレールガンで加速したいんですけどね・・・

            信頼性については、リニアによる加速だけであれば鉄道の延長技術ですし、リニア加速後のエンジン点火にしても、現状のロケットの再点火程度だと思いますが。

            レーザーで大気中を経由して加熱って、結構出力が必要そうに感じるのですけど、どうなんでしょう?
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            • >例えば、標高2000mくらいの高地に1000mくらいの構造物を建てて、リニア加速で時速2000キロくらいまで加速してもらっても効果ないですかね?

               H-IIA打ち上げで時々使われる、固体サステーナ程度にはなるかと。
               本気で電磁加速やりたかったら、ふわふわの泉 [amazon.co.jp]の規模が必要です。

              >レーザーで大気中を経由して加熱って、結構出力が必要そうに感じるのですけど、どうなんでしょう?

               どちらにせよ、パワーは必要なのです。
               それを、どのようにして伝送するか。レーザはエネルギー変換効率が悪いのですが、遠距離を十分なエネルギー密度の伝送ができるのが魅力です。
               マイクロ波は変換効率はまぁまぁ、収束は悪いけど推進剤への熱伝達は抜群、そして太陽発電衛星との相性の良さが一番の売りですが、もし外れても、背後の大気を温めるだけで地表まで悪影響を及ぼさないことを期待できるのも良いところでしょうか。
               軌道上をすっ飛んで行き、日本上空なんて30分くらいしか居ない太陽発電衛星の使い道なんて、これくらいしか無いのではなかろうか、とも思うのです。
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            • by Anonymous Coward
              >レーザーで大気中を経由して加熱って、結構出力が必要そうに感じるのですけど、どうなんでしょう?

              偶然通りかかった鳥が大変なことに!!
          • by cloudy (1160) on 2002年10月19日 16時23分 (#185888)
            yahooの記事 [yahoo.co.jp]にこんなのがありましたけど、これと同じ?

             ロケットが外部からのレーザー光線で推力を与えられて長い管から発射される、という世界でも例がないロケットの推進技術の開発に、東北大学流体科学研究所の佐宗章弘助教授が挑んでいる。将来は静止衛星からレーザーを地上に照射して打ち上げる構想だ。
            親コメント
            •  yahooの記事の例は大気加熱型ですね。
               推進剤は要らないけど、大気のある所でしか推進力を得られません。大気を推進剤代わりに使います。
               レーザー推進は、推進剤を選びません。

               ただ、もっと推力が欲しかったら、真空中でも使える、もっと安定した推進剤源が欲しいところです。
               レーザ推進では、化学推進のように分子量の小さな推進剤を使う必要がありません。比推力は2000秒、問題は、打ち上げ全シーケンスをレーザーに頼ると、ギガワット級の出力が必要だという点でしょう。
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          • by Anonymous Coward
            航空機による加速の利点って、高度がかせげる点ではないでしょうか?

            高度20kぐらいで、音速ぐらいで打ち出してやればかなり効いてきそうです。私は星のパイロットに毒されているので、あんまり信用無いかも.....。

            ああ、XB-70見てみたい。
          • by Anonymous Coward
            レーザーなりマイクロ波なりが外れたときが怖いので
            そんなもの推奨しないでください。

            # 庶民の感情では、ね。
        • by Anonymous Coward
          >せめてリニア軌道での初期加速も研究してほしいと思います。

          そうですね。
          米国の後追いばっかりで小型版シャトルモドキを作るよりは、全く別のアプローチをする方が余程良いと思います。

      • by seldon (5637) on 2002年10月18日 19時48分 (#185487)
        無駄に土地の広い中国辺りに挑戦して欲しいかも
        その無駄に広い中国の土地よりももっと無駄に広い太平洋に隣接している日本の方が適しているような気がします。

        # 航行中の船が・・・という話もあるけど(^^;

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      • by Anonymous Coward
        >「馬鹿デカイ大砲のタマを高高度に打ち上げる」

        軍事目的にうんぬんって話が近隣諸国から出てきそうな。
    • 計算しませう (スコア:2, すばらしい洞察)

      by mizuki tohru (2645) on 2002年10月18日 20時11分 (#185498) ホームページ
       ちょいと計算してみれば判る事ですが、第1宇宙速度+重力損失+大気抵抗損失分を、4G加速で稼いだとしても、1200キロの条軌が必要です。10Gだと200キロ。
       100秒で200キロ走らせることのできる装置は、そのまま減速して200秒で400キロ走らせることができます。地上の物流に革命を起こせませすね。でも、定常的な10G環境には、大抵のハードウェアが耐えられないので、そこを解決しないと。
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    • by u_kouji (9267) on 2002年10月18日 22時52分 (#185592)
      この軌道間輸送機とH2Aの組み合わせみたいです http://www.nasda.go.jp/projects/rockets/htv/index_j.html 戻ってくる必要がなければ羽根はいらないか・・・
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    • 他のコメントでも触れられていますが大気の底でマスドライバーを利用するのは苦しいかと。

      私はも一つ先の、軌道エレベータ建設を推奨します。
      --
      〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
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  • どうして、後に続かないHOPEや、コスト的に実現が疑問視されるSSTOのための実験を続けているんだろう。

    10年で有人宇宙船を作ろうプロジェクト [nasda.go.jp]に、金まわしたほうがよさそうなんだが。
  • by wanwan (45) on 2002年10月18日 16時59分 (#185402)
    ただのラジコン飛行機の飛行実験じゃないのか?

    っと、思ってしまったのは僕だけでしょうか?
     
    • by T.Sawamoto (4142) on 2002年10月18日 17時28分 (#185411)
      『ラジコン』なんですか?
      「機体は発進コマンドを受信後、滑走路から自動離陸し…」とありますから、てっきり自律的に動いていると思ったんですが、違うのかな?
      親コメント
    • by gram (10641) on 2002年10月18日 18時21分 (#185436)
      くだんのページの「概要」を良く読むべし。
      フェーズIでは、機体が自分の位置、姿勢、速度等を正確に知る技術(航法)と着陸場周辺での通信機能の実証、
      および無人で自律的に飛行する技術の蓄積を目的とし、
      とりあえずプロジェクトXで取り上げてください。
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    • by Anonymous Coward
      それに普通のラジコンとはスピードが桁違い。ただのラジコンなんて恥ずかしくて言えないよ。
      • by Anonymous Coward
        スピードが桁違いでもスケールも大きくなるので、
        ラジコンとして見るとたいした違いが無いかも…。

        というか、自律航行が偉いのだな。
        単なるラジコンジェット機なら、標的用ドローンとかで離着陸や機動も
        とっくの昔にできてるわけで。
  • by LightSpeed-J (4514) on 2002年10月18日 18時38分 (#185445) ホームページ
    離陸/着陸のムービーをみましたがほんと素敵でしたね。
    いい音してますなあ。

    ふと頭をよぎったのは、

     (1) 表面を電磁波は吸収しやすい素材に変更。or
       表面処理を変更
     (2) 脚部を強化&離陸後切離。
     (3) 通常/核弾頭を搭載
     (4) ...

    だけど...

    アメリカさんからクレームつかないのかな?
    完成直前で止められて、実験結果を全部提出しなさい。
    なんてなったら痛恨だなあ。
    --
    -- LightSpeed-J
    • by KAMUI (3084) on 2002年10月18日 19時36分 (#185475) 日記
      「一応」独立国家なんですが(^_^;>日本

      向こうの宇宙開発に関る企業がロビー活動して
      圧力を掛ける可能性はありますな。
      けど「実験結果を供出」する理由はないでしょ・・・と思いたい。

      それはそうと着陸ムービーにもハッキリとした音が欲しかった。
      途中で2回跳ねてますよね?
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      巡航ミサイルなら、国産品をとっくに配備してますよ…。
      対艦ミサイルだけど、改良すると対地もOKらしい。
      一応、世界最高レベルの対艦ミサイルだそうな。
      今回の試験機にも、ここらへんとか自衛隊の無人機とかの
      技術も入ってるんでしょうね。
      • Re:転用。 (スコア:2, 参考になる)

        by Artane. (1042) on 2002年10月19日 9時28分 (#185771) ホームページ 日記
        対艦ミサイルである、SSM/ASM-1/2シリーズは、自律飛行して標的を攻撃しますので、巡航ミサイルと言われると、確かに巡航ミサイルに入りますが、射程は200kmないです。

        今開発中と言われるASM-3でも、射程を伸ばすのではなく、標的突入時の速度をマッハ2 ~3に設定して対妨害性能などを向上する事で標的の防御装置をかい潜って命中確 率を上げる事に重点が置かれているようです。

        それや、周辺諸国との兼ね合いを考えると、トマホークに代表される長射程の巡航ミサ イルの開発はコスト的に見合わないので、まずないのではないでしょうか…ASM/SSMシ リーズの弾頭を地上目標攻撃用にすることはあり得るでしょうけど、ミサイル自体が 数億円しますので費用対効果の面でよほどでないとやらないと思う。

        潜在的に「出来る」って事はそれ自体が既に周辺諸国に対する軍事的脅威である。とい うのならば賛成しますが。

        # 因みに、SSM-1はアメリカで試射した時に、圧倒的な命中率を強固な
        # 電子妨害環境の下でやってのけたので、立ち会ったアメリカ軍の
        # 士官が驚いたそうな…電子立国だった頃の開発の結晶ですわな…

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  • 一方そのころ (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2002年10月19日 9時00分 (#185765)
    最初にこれ [nal.go.jp]を見たときに、そこはかとないユーモアを感じちまいました。
    この場を借りて白状します。すんません。
    ではこれからもがんばってください。> 関係者の方々

    というわけで航空宇宙技術研究所 [nal.go.jp]から小型超音速実験機飛行実験に関する報告書 [nal.go.jp]が出てますな。
    • 10/16付の日刊工業新聞によると、文部科学省はHSSTの開発を凍結して欧州諸国が進め ているM0.9クラスの旅客輸送機の開発に合流する方針であるとでていたのですが、

      あれって飛ばし記事だったのでしょうか?

      この声明を見ていると微妙に言ってる事がずれているのですが…

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年10月18日 16時48分 (#185397)
    22世紀ですか?
  • by Anonymous Coward on 2002年10月18日 17時22分 (#185408)
    バルーニングしてるみたいですが,きれいにリカバリして降りてますね.翼面加重が大きそうだから難しいでしょうね.
    • by mizuki tohru (2645) on 2002年10月18日 19時18分 (#185465) ホームページ
       自動技術としては、旧ソ連の”ブラン”シャトル機の前例がありますが、ちっこい分難易度はこちらが上ですね。
       有翼帰還は天候に左右され、着陸地点が限定されるため、着陸時安全性がカプセルよりかなり低いのですが、技術的にはよくやっていると思います。
       あとは、再利用に耐える耐熱タイル(ちっこい分熱条件が厳しい)開発でのブレイクスルーがあれば問題は無いのですが、上段にとってつけただけの再使用がコスト的に有利になるかと言うと、そう言う訳では全く無いので、実用化は極めて難しいでしょう。
      親コメント
    • ビデオを見る限りでは、ぎりぎりまで引き起こしを遅らせてる様に
      見えますね。失速速度も翼面加重も大きいとあまり高くから引き起こし
      出来ないですけれど、急に引き起こしたせいで少しバルーニング
      しちゃったと言った所でしょうか?
      まぁ、次回以降は引き起こしのレートを遅くして対応といった所かな?
      親コメント
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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