パスワードを忘れた? アカウント作成
4408 story

国内全ての書籍にICチップを埋め込み 129

ストーリー by Oliver
ベットの下でもみつかる 部門より

nekurai曰く、"産経速報一覧によると2005年に(から?)国内の全ての書籍にICチップを埋め込むとの事。記事によると在庫管理等に役立つそうだが、自分の部屋の本についてはそもそも片付けないと在庫管理に役立たない事に気付きちょっと鬱。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by moreau (10365) on 2002年11月28日 17時28分 (#208503) ホームページ 日記
    この「チップ」の原料は何なんでしょう。やっぱりレアメタル入り? 子供ががしがし絵本をかじっている我が家ではかなり気になります。

    ユビキタス紹介本を読むと、ゴミの中のチップとゴミ施設のコンピュータとが通信をして、間違った分別をすると警告を出せるようになったりするのだ、すげーだろ、といったようなことが書かれていますが、そもそもICチップを書籍から分別することについてはあまり考慮されていないような気も。それともその辺は考慮済みなんでしょうかね(廃品回収業と古紙回収業のコラボ?)。

    # うわ、棚橋刺されてるよ。
    • by Anonymous Coward on 2002年11月28日 17時48分 (#208519)
      この「チップ」の原料は何なんでしょう。やっぱりレアメタル入り? 子供ががしがし絵本をかじっている我が家ではかなり気になります。
      Motorolaが開発したBISTATIX [toppan-f.co.jp]だと金属を使っていないようです。容量が128kbyteということからも、これを使うんじゃないでしょうか。

      # そもそもレアメタルってそんな危険でもないような
      親コメント
      • 金属を使っていないようです。

        ご教示ありがとうございます。なるほど、インクなんですか。

        # そもそもレアメタルってそんな危険でもないような

        これ [hotwired.co.jp]を読むとクロムなんかが「毒性が高い」そうで、それがちょっと頭にありました。この手のICチップとパソコンとをいっしょくたにするのは早計なんでしょうけど、でもやっぱ不安。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2002年11月28日 20時19分 (#208622)
          PCに使われているICチップとPCをいっしょくたにしてもそれ程外れてはいないと思いますが、このBISTATIXの場合、アンテナとの接続は静電結合のようですので、一般的にPCなどで使われているICよりも安全にできる可能性は高そうですね。
          一般のICでは必須となるピンが必要ありませんので、完全にモールドする事ができます。
          胃酸で溶けない程度の耐久性があれば、食べてしまっても排泄されるので、内部の有害物質が体内に取り込まれる可能性もさほど無いでしょうし。

          # 「技術的に可能」と言ってるだけで、実物がどうなってるかは知りません

          親コメント
        • >回路基板に使われているクロムや亜鉛、モニターの表面に使われて
          >いる有鉛ガラスなど、その多くはきわめて毒性が高い。

          うーん、(鉛はともかく)クロムや亜鉛が毒性が高いって
          いわれるとなぁ。
          そりゃ、6価のクロムは無茶苦茶毒性が高いけど、
          3価のやつは、結構いろんなところにあるし。

          #たしか、ルビーの赤は3価のクロムイオンによるんでしたっけ。

          ##何気に、携帯している亜鉛のタブレットにクロムとセレンが
          ##入ってたので反応。
          親コメント
          • アルミナにCr3+が混じっているような物質(しかも宝石)を例に出して「Cr3+っていろんなところにあります」なんて言われても…。
            #おまけにルビーに含まれるCr3+ってごく少量だし、

            Crの使い道でもっと身近なのは黄色顔料のクロム酸鉛(クロムイエロー)ですね。
            図工やら美術やらの時間でお世話になった人もいるのではないかと。
            こんなページ [nifty.com]が参考になります。

            顔料以外にはもちろんステンレス鋼に混ぜ込むとか、クロムめっきで表面を仕上げるとか、人口宝石の製造:-P)とかに使われます。クロムめっきに使われるのが有毒の6価クロムなのでクロムは有害だと思っている人もいらっしゃるようですが、CrおよびCr3+は基本的には無害 [env.go.jp]です。安心してステンレス製の食器を使ってください。
            親コメント
            • IME2000がここまでアホだったとは。彼らのAI変換とやらは
              Artificial IntelligenceじゃなくてArtificial Idiotだったのね。

              誤:人口
              正:人工
              です。
              親コメント
            • >アルミナにCr3+が混じっているような物質(しかも宝石)を例に出し
              >「Cr3+っていろんなところにあります」なんて言われても…。

              うー、すまんです。
              深夜に慌てて書くとだめだなぁ。
              #ふもとのめし屋が閉まる30分前だった。

              ということで、ルビーの話は撤回します。

              #でも、tuneoさんも書かれているように、3価のクロムの
              #毒性は低いということで、ひとつよろしゅう。

              ただ、負け惜しみで返させていただくと。

              >Crの使い道でもっと身近なのは黄色顔料のクロム酸鉛(クロムイエロー)ですね。
              >図工やら美術やらの時間でお世話になった人もいるのではないかと。

              クロム酸鉛は、この場合、ちょっと違うような気が。
              クロム6価だし、鉛も入ってるし。
              #まあ、溶解度が低いことが幸いして、広く使われてる部分は
              #あるでしょうけど。

              ちなみに、おおもとの私のコメントで何気に匂わせたように、
              クロムは必須微量元素です、ということを付け加えておきます。
              ここ [orst.edu]によると、1日の必要量は成人男性で35μgだそうで。)
              親コメント
  • by argon (3541) on 2002年11月28日 19時03分 (#208575) 日記
    >出荷の3―4割に達する返品の削減につなげる。

    返本を減らすには、再販制度の見直しの方が効果があるんじゃないでしょうか?
    返本の多い理由のひとつなのは確かだと思います。
    しかし再販制度が変ると、小さな書店から潰れるでしょうね。

    日販、東販のPOSレジ導入以前しか知りませんが、買い取りじゃないし希望数どおりに
    届かないのを見越して、多めに配本依頼するのが普通でした。
    売れ筋というか勢いで売る本の場合、書店からの希望の冊数が入荷するわけではなく、
    1割、2割しか入らないこともあります。
    本はどこで買っても同じなので、他の書店にあったらそちらで購入されますから、
    在庫切れは避けたいのです。
    その一方で旬が過ぎてどうでもよくなってから、希望数以上に配本されたことも
    ありましたので、梱包すら解かずに返本したという話を聞いたことも。

    万引き防止対策というと、CD を扱う店のようにセンサつきのゲートができるのでしょうが、
    ちゃんと無効化できるのでしょうか?
    常に本の一冊や二冊を鞄に入れている人は、しばしば鞄をあらためられるような
    不愉快なことになるんじゃないかと心配です。
    本を持ち歩く人は本を買う人なのに、その人たちが書店に来るのを躊躇うようになったら、
    結果として amazon.com などに塩を送ることになりませんかね。
    • 経済産業省による 出版産業に関する商慣行改善調査研究報告書 [meti.go.jp] 。
      「再販制」と「委託販売制」の問題などが書かれていてなかなか興味深いです。
      52ページもあって読むのは結構大変なので、私が興味を引かれた文をいくつかピックアップしてみます。
      取り次ぎは、これまでのように配本と集金だけを機械的にするのではなく、「個性」ある書店を育成するため、コンビニ本部が傘下のフランチャイジーに施すようなフィールドカウンセラー業務に比重を移しかえなければならない。
      最末端の顧客ニーズをつかむ立場にある書店は、その情報を取り次ぎなどを通して「川上」にフィードバックする任務を帯びてくる。
      再販制は義務ではない。売値を指定できる権利を製造販売者が有しているだけであって、自らその価格指定をしないことも可能である。
      委託販売制の下では、在庫リスクは出版社が負い、「買取り」しない小売店にはリスクはない。そのために、書店は売れそうだと思う本を、在庫の心配をせずに、いくらでも店頭に積むことができる。言い換えれば、委託販売制度の最大の効用は、出版物の露出機会(Jitteboogie 注:「立ち読み」)を極大化することにあるのだ。
      インターネット利用で短縮されるのは、テレビ視聴時間と睡眠時間であって、読書については、むしろ、インターネット利用者の方が時間が長くなるのである
      専門書のように出版社でなければその内容がわからず需要予測が立てられない場合には、委託販売制の合理性は残されている。しかしながら、大量の広告等でその内容を周知する出版物については、情報の偏在性と伝達コストに関して、他の一般消費財との差異は小さく、委託販売制を適用する合理性は薄いと考えられる。
      一回しか閲覧されない情報財の場合には、生産者は共同利用されることを前提にした価格設定を行うことが合理的となる。
      親コメント
      • すごく「興味深い」のは確かですね。というか、突っ込みどころ満載な感じ。
        自分で全文を読まないでこういうことするのはアンフェアだと思いますが、引用されたところについて。

        1.フィールドカウンセラー業務
          これは既にけっこう進んでると聞いたことがあります。

        2.書店からのフィードバック
          レジで引き抜かれるしおりみたいな物(なので手元に無いので正式な名前はわかりません)って、まさにこのために昔からやっていることだと思ったのですが。バーコードで読みとるPOSシステムは、さほど規模が大きくない書店にもかなり入っている印象ですし。

        3.再販制は義務ではない。
          これは知りませんでした。というか、言われてみればそうか、という感じ。

        4.委託販売制
          むかーし、「アスキーは全部買い取り(委託販売ではない)だから、それを嫌って置かないところもある」と聞いたことを思い出しました。ソースが不確かなのでデマかもしれません。しかし、小売店はリスクを負わずいくらでも店頭に積むことができる、というのは理論上はそうかもしれないけど、あまりにも想像力にかけるというかなんというか。

        5.インターネット利用者の方が読書時間が長くなる
          ほんとに? 私は明らかにインターネットのせいで読書時間減ったんだけどな。という印象。「文章を読む時間」なら確かに増えたと思いますが。どこかにそういう統計でもあるんでしょうねえ。

        6.委託販売制の合理性に対する疑義
          うーん。「大量の広告でその内容を周知」される代表が雑誌だと思うんですが、あれが買い取り制になると零細書店は本当に全滅するんじゃないかという気がします。キオスク・コンビニも扱えなくなるんじゃないかな。
          雑誌以外というと、専門書どころか「ハリーポッター」とかの極めて例外的な物以外は、広告で周知されることなんてほとんど無い気がするけど。これは私の読書傾向が偏りすぎだからかも。

        7.共同利用されることを前提にした価格設定
          電子出版を視野にいれてるのかな? そんなはずないよな。共同利用って図書館と喫茶店や美容院なんかと、貸本屋(東京にはまだ結構あるんで驚いた)くらいしか思いつかないんですが。

        「再販制」や「委託販売制」について現状問題があるというのは認識してるつもりなので、後ろ向きの議論はあまりしたくないのですが、全体として「はじめに結論ありき」とか「ためにする議論」といった印象です。
        親コメント
        • 補足。

          経済産業省が「何を考えているか」「どの辺を狙っているか」という意味ではすごく参考になりました。Jitterboogieさんがこの文書をどちら向きに評価されているか分からないので気になりますが、紹介してくださったことについては感謝しています。
          親コメント
        • 自分の意見ではないので反論されても「そうですかぁ」という感じなのですが、一応自分の意見も。

          再販制は出版における最大の長所でも短所でもあると思います。
          どこでも同じ情報が同じように入手できるという威力を地方都市在住時に実感しました。
          しかし、その情報の均一性こそが大都市において「町の本屋さん」で買う必要性をも無くしてしまっているとも思います。
          自分が本を買うときにはその専門性の高さゆえに(マニアックとも言う)町の本屋さんでは見つからず、
          超大型書店の専門書コーナーやアマゾンに依存してしまっています。
          なので「町の本屋さん」にはもっと専門性を出してもらったほうが私的にはありがたいのです。

          ただ、「ゲームショップ」と「エロゲーショップ」の住み分けが秋葉原くらいでしか実現していないのと同じように、
          購買人口の多さに依存するので大都市でしか実現できないでしょうね。
          逆に言えば、大都市の「町の本屋さん」では専門店を実現できる可能性があるのに
          それをしないでどこでも同じような本や雑誌を同じように売っているのでもったいないなぁ、と思います。
          これは再販制とはかならずしも反しないので、再販制を維持しながらでもそういう方向へ進めばいいな、と思います。
          個人的には、専門性の高い書籍が入手できるのであれば再販制に従わず価格が高くなっても構わない
          (専門書店の収益性を上げるためには必要かもしれない)、とも思います。
          親コメント
          • 再販制についての考え方は私もJitterboogieさんとほとんど同じようです。

            だから、経済産業省が問題意識をもって取り組んでくれるのはけっこうなことだと思うのですが、だったらもう少し説得力のある調査・文書にして欲しいというのが、先のコメントになっています。

            たとえば、冒頭のフィールドカウンセラーについて言うと、それなりのサービスが始まっているけれど、お気楽セットみたいになってしまって、かえって「個性ある書店」ができなくなってしまっているというのが現状の問題点だと聞いています。要するに大手取り次ぎの支配強化というか、零細書店のチェーン店化ですね。

            そんなサービスやめてしまえと言っているわけではなくて、もっと肌理の細かいサービスになって「個性ある書店」の支援になればよいと思っています。

            でもあの引用部分全体を読む限り「『個性』ある書店を育成するため」と言いながら、零細書店のことは忘れて大型店とチェーン店ばっかりにしましょうという意志が透けて見える(ように思える)ので、気になる点を指摘してみたわけです。

            Jitterboogieさんに反論したつもりは、もちろん毛頭無いので、別コメントに補足としてあげてあったりします。

            とはいえ、先のコメントに書いたようなこと自体が間違っているという指摘もありましたので、もっと詳しい方いらっしゃいませんかねえと、教えて君に変身したり(爆)
            親コメント
  • by hebereke (10558) on 2002年11月28日 16時26分 (#208444) 日記
    来ましたね。
    待ってました。

    個人的には書店の在庫検索を解放して欲しいのと、家庭での利用方法を充実させれば楽しい気がします。

    間違えて雑誌を重複買いしてしまったりしないように蔵書リストを自動作成して書店でISBNコードで重複検索出来るとか、料理本とか同じ傾向の物が重ならないよう簡易内容比較チェック出来るとか。
    蔵書リストに不要チェックを付けるだけで勝手に売却先や交換相手を見つけてくれるようなサービスなんてあると嬉しいかも。
    色々妄想が広がります。

    # アレゲな本箱の登場を期待しているのでID
    • by unaz (2331) on 2002年11月28日 22時48分 (#208748)
      蔵書マニア [tok2.com]
      (使い方:ISBNを片っ端から打ち込むとよい。)

      というのを個人的蔵書管理のために作ってみましたが、ICチップリーダーがあればまた機能増強できるかなと思って夢が膨らみますねえ。
      とりあえずバーコードリーダーを買おうかなと思ってます。
      親コメント
    • by crypt (12091) on 2002年11月28日 16時51分 (#208476)
      ある種の本を持っている人を追跡するとかできちゃいませんかね。 Nシステムと併設とか。こわー。 良い方の使い方としては、イベントの入場券として書籍を使うといったこともできますね。
      親コメント
      • by rohi (5663) on 2002年11月28日 17時16分 (#208492)
        中古本の流通状態もトラッキングされたりして。
        よいほうの使い方としては、古本屋で売れたときも著者に印税が入ったりするので、著者にとってはうれしいかも。

        実用化の際は、金額は定額でなくて取引価格の何パーセントとかって感じで決めておいてもらわないと、汚れ相応な取引価格になりにくくなるかもです。
        親コメント
    • by petashin (7787) on 2002年11月28日 17時36分 (#208510)
      好きな部分だけスクラップしてると分解した時点で終わりますね^^;
      あ、普通の本でなく、雑誌とか…。

      それともこの情報で一気に検索できるようになれば、発行順に
      並べてある中から一発でどの号とどの号、ってわかるからいいのかな。

      #号数サーチでなく部屋内サーチが欲しかったり
      親コメント
    • 今でもほとんどの本にはISBNがバーコードでついているんだから、蔵書管理ならバーコードリーダーを買えば実現できる話では。

      この話はチップに所有者情報を書き込めると言うことではないの?万引き防止に。

      親コメント
  • ICチップにはその本のPDF版も入れておいてほしいなぁとか思いつつ。
    こっち [zdnet.co.jp]のチップなら容量的にムリですね。
    ISBN [nihon-mic.co.jp]は10桁(10進)のようですが、128ビットの値が入るICチップだと何をいれよっかなぁっと。

    ま、あらゆるものにこのようなICチップが練りこまれている状況だと、ISBNとかよりももっとメタな「これ本ですよ」ってな情報も必要ですね。そう考えると、128ビット値って足りるのか?
  • by Anonymous Coward on 2002年11月28日 16時44分 (#208467)
    元記事中にもありますが,個人的には在庫管理よりもむしろ
    万引き防止の意味の方が大きいと思っています.
    たとえば新文化 [shinbunka.co.jp]の記事を見てもわかるのですが,
    書店にとっては死活問題といっていいほどの被害が出ている
    ようです.
    • 万引き防止ゲートみたいなので使うとすれば、
      かなり遠いところから読める必要がありますね。

      #ICチップは、近いところからしか読めないイメージがあるのはスイカのせいか?
      親コメント
  • 書籍が個別に認識できちゃったりすると、
    そのうち「他人に転売できない本」なんてのが
    既成事実化されたりしてね。

    そのための第一歩でしょう。
    --
    他力本願。
  • よく動物の体に小形の発信機をつけて、行動を研究するってのがありますが、似たようなデータ残せるかも。
    この本は、**書店で売られた後、古本屋の$$を経由して…。

    著作権を徴集するネタにもなるかな。
typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

読み込み中...