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日本でも映画の著作権を50年から70年に伸す動き 103

ストーリー by Oliver
20年後にまた延びるだろう 部門より

Guillaume In Japan曰く、"Japan Times による, "An advisory panel to the Cultural Affairs Agency compiled a report Friday that includes a proposal to extend copyright protection for movies to 70 years from their release date, up from the current 50." 僕は日本にすんでるフランス人なんですが、これを読んだら、日本の社会はどうなるのでしょうかと思っちゃいました。文化ならアメリカを真似してはいけない!
ところで advisory panelって実は誰でしたか?皆の日本国民はどう思いますか? これを止めるのに何をすればいいのかな? 議員達にはファクスやメールを送れますか? フランスに住んだ時、和映画を見て(タンポポとか)、日本が好きになったけど、コピーライトはもっと長くなったら、昔の文化を忘れてしまうのじゃないか?コピーライトは文化を守るはずでしょう!"

読売新聞にも関連情報がのっているが、文化審議会のページにはまだ情報はない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 残念ながら (スコア:2, 参考になる)

    by ihr (13030) on 2003年01月25日 18時57分 (#243289)
    コピーライトは文化を守るはずでしょう!

    最近ではもっと即物的なものを守るものとして認定されているようです.

    # イタい発言だけどID

    • by G7 (3009) on 2003年01月26日 19時31分 (#243877)
      >最近ではもっと即物的なものを守るものとして認定されているようです.

      #ちょっと落涙してしまったのでG7 (T_T)

      お題目は確かに素晴らしいようですが、
      お題目と実運用に隔たりが大きすぎてトラブってしまった場合、
      いったんシステム開発を止めて、悪い点を全部洗い出して直さないとならないね、
      という議論(と実践)に、最近(全然関係ない別件で)晒されたです。
      ええ。悲しかったですがすっきりもしました。

      こんな運用をしてしまったのは、「頭の良い働き者(参謀にするのが良いらしい。
      うまく生き残るためならなんでもするから(笑)。ただし自分の部隊だけだろうけど。)」
      なのか、それとも「頭の悪い働き者(銃殺するっきゃないらしい)」なのか…(T_T)

      ま、「現状にトラブルなんか無い」と言い張る連中のほうが、声が大きいんだと思います。今は。
      親コメント
  • by kamuy (1690) on 2003年01月25日 19時01分 (#243291) ホームページ 日記
    私はむしろ30年くらいに短縮するべきだと思うのです。
    インターネットがどうのこうのという時、「ドッグイヤー」だの「マウスイヤー」だの、全ての時間が短縮・圧縮されスピードが重視される、と云う文脈で語られるのですから、著作物が解放されるまでの時間も短縮されてしかるべきである、と。

    …ダメ?
    --
    -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
  • by 335 (4199) on 2003年01月25日 19時43分 (#243317) 日記
    映画って著作権以外に何か適用できないかしら。

    1937年公開らしい白雪姫をディズニーが独占して
    いられるのは何か根拠があるからなんですよね??

    #建設的なコメントでなくてすみません、
    #誰か教えて下さい(-_-
  • by sentakuita (10153) on 2003年01月25日 19時47分 (#243322) ホームページ 日記
    既に公表された作品も70年になるのでしょうか?

    「著作権の保護が後付けで延びる」ことを認めるならば、
    逆に「突然短縮される」ことも認めざるを得ない訳で。

    著作権に保護される人は反対すべき案ですね(誇張)。
  • 小説とか絵画とかはその著作権者が死んでから50年が保護される期間です。

    映画の場合、著作権者というのを個人に限定できませんから、制作されてから50年という風に定められています。

    以上から、映画が小説・絵画その他に比べて保護の上で不利な状況にあるといえると思いますから、制作後70年に保護期間が伸びるのはいいことだと思います。

    あと、こういう権利関係の話が出るたびに権利だけで生きていこうとする企業その他の団体を批判するようなコメントが続きますが、自ら小説などを書いていたり、映画を自主制作をしたりしている人っていないんでしょうか。そういう意見も聞いてみたいな、と思ったり。

    • by Anonymous Coward on 2003年01月26日 0時05分 (#243522)

      今週のThe EconomistはSURVEY: THE INTERNET SOCIETY Digital dilemmas [economist.com]という特集を組んでいます.

      本家でも議論 [slashdot.org]になっているようですが、The EconomistはLeaders [economist.com]で70年なんてあほ、著作権が最初に作られたときの精神に立ち返り(著作権は財産権ではなく、著作者への短期的なインセンティブとして著作者に政府が権利を与えたに過ぎない)、まずは14年から始めてみるのも悪くないだろう、って書いています.

      僕はwebでこせこせと小説を発表しているけれど、検閲からの自由を守るためなら著作権なんて無視というFreenet [freenetproject.org]の創始者Ian Clarkeの主張 [freenetproject.org]には違和感を感じずにいられなし、一方、巨額の利益を生み出す作品を守らんがために大金を使って政府に働きかけ、自分らの都合のいいように法律を変えてしまう映画・音楽業界にも不快感を感じます.その中間を取るといった意味でも、The Economist誌の見解はなるほどと思いました.

      僕はCreatorというのは金のために作品を作っているのではないという、すご~くセンチメンタルな幻想を抱いている人間なので、

      権利だけで生きていこうとする企業その他の団体

      にはあまり好感を抱けないのですが.

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      • by Anonymous Coward on 2003年01月26日 7時46分 (#243636)
         自分の作品が生み出す利益が自分の収入になるように、法律がそれを保護してくれると言う考え方には共感できるし、それが映画のようなものであれば、制作者達が同様に保護されるべきだとは思う。
         しかし、自分の祖先や、自分の会社の先人達がクリエーターであったと言うだけの理由で、特別な収入が得られることが保護される法律に、どうして賛成する人が多いのか、理解できない。
         これに明快に答えられる人がいたら、答えてほしい。
        親コメント
    • 映画であっても制作に関わった人というのは存在しているし、共同著作物という考えもあるわけだし、個人に限定できないと決め付けて、制作されてから50年という考えがそもそも間違ってると思うのですが。
      保護期間の計算には映画や法人、団体なんて考えはやめて、どの場合でも制作した人を基準にすべきだと思います。
      そうすれば企業も作った人をもっと大事にするんじゃないかな?(^^;
      でも死後50年は長いような気はします(^^;
      親コメント
  • by holic (7626) on 2003年01月26日 12時43分 (#243723)
    そもそもは、優れた作品・発明の公開、再利用を促進するのが目的
    で、その対価として著作権料、特許料の徴収を認めているのですが、
    最近の議論としては作品や発明の価値を規定するのが先決で、当初
    の目的からは全然離れている気がしますね。

    後生畏るべしであるからといって、後生の邪魔をしちゃいけませんな。
  • そもそも著作権ってのが何なのか漠然としか理解できない法律に素人の自分にとっては、
    アメリカ著作権理論の起源 [hosei.ac.jp]」というページが非常に参考になりました。

    • 著作者の権利など全く考慮しない、流通業者のための排他的独占権が(イギリスにおける)コピーライトの起源である。
    • その後、著作者の権利が明文で認めらたが、実際には大義名分に過ぎなかった。
    • 業者による独占が学問の振興に及ぼす悪影響が批判され、コピーライトは自然権/労働所有権説に依拠するとする主張が社会的認知を得ることになった。
    • 独立戦争の頃のアメリカでイギリスの著作権法に関する本が海賊出版(笑)され、参考にされながらも反独占的なアメリカ流のコピーライト制度が独自に作られた。
    • 法理論上は「自然権理論」に拠っているが、実際の運用上は「産業政策法」として機能する、二重構造が導入されている。
    • 最近では知的財産権理論が採用され、保護強化の傾向にある。
    #大幅に端折った抜粋に猛烈なツッコミが怖いけどID
    • 結局 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年01月26日 18時26分 (#243856)
      今の著作権法って、米国が起源、ということですかな?

      そうだとすると、「著作権法はオレのものだ!」という米国のやりかたも、まぁ、彼らが考えそうなことだね、というしかないなぁ。

      今のネット時代に必要なのは、著作権法をどうやって守るか、ということではなく、変質してしまった「著作権」や「著作権法」、そして「著作物と言われているもののありかた」そのものをまな板の上に載せて、本質論をふまえて新しい時代にマッチした「もの作りに対する考え方」を確立することであると思うんだな。

      なぜかって言うと、今までの著作権とか著作権法とか、その精神とかが、簡単にくずされてしまうことがあまりに多い、というこの現状そのものが、世間の常識の精華である「法」そのものとマッチングしなくなっている、という現状をいやというほど見せつけているからだね。

      このパラダイムや価値の取り替えや考え直し、ということが、本当は問われていることなんじゃないかと思うんだな。
      親コメント
  • 昨今のアニメで70年も著作権を保持すべき
    シロモノがどの程度ありますか? :-)

    それはさて置き,迂闊にそういった方向へ進みますと
    「アニメ中で各種分野のパロディ」てな表現手段(笑)は
    使い辛くなりせんかねぇ?
  • by Anonymous Coward on 2003年01月25日 19時49分 (#243325)
    日本の社会はどうなるのでしょうかと思っちゃいました。文化ならアメリカを真似してはいけない!
    とのことだが、参照されている読売の記事 [yomiuri.co.jp]には
    現行法では公表後50年で消滅する著作権を、欧州各国並みの「公表後70年」に延長するよう促した。
    とあるのが実に興味深い。日本がどのような過程で結論を出していくかをよく確かめもせず、「アジアの異教の野蛮な国が金と力にものを言わせる新参者アメリカの真似をしようとしているから、忠告してやろう」という意図が透けて見えるようだ。
    • by ihr (13030) on 2003年01月25日 20時15分 (#243340)

      著作権情報センタ [cric.or.jp]より引用.

      Q. 著作権の原則的保護期間が死後50年ではない国はどこですか?

      A. 主な国は次のとおりです。

      • コートジボアール(死後99年)
      • コロンビア(死後80年)
      • メキシコ(死後75年)
      • アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス(死後70年)
      • インド(死後60年)
      • イエメン(死後30年)
      • アラブ首長国連邦、ジブチ(死後25年)
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      • おうっ!? こんな情報があったんですね。
        参考になります。

        ということは、フランスからの「自分たちの国にあるような悪法を許してはならない」という警告として考えればいいのかも。

        #さておき、こんなコトならもう一度リロードしてからコメント付ければ良かった…
        --
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    • フランスの国情に詳しくないし、フランス語も全然読めないので実際の法律などにあたりようがないのですが、フランスの方でも著作権の適用期間が伸びたとか、既に70年以上になっているとか、そういうことですか?
      もしそうであれば、リンクを明示願いたく。
      あ、フランス語のサイトとかでも構いません。翻訳サービスを中継して、頑張って読んでみますので。

      #ネタにマジレス?
      --
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    • 以前のフランスの著作権保護期間は作者の死後 50年でしたが
      EU 加盟に伴い,他の国に合わせる形で 70年になっている様です。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年01月26日 13時54分 (#243771)
      げ、なんでせっかく書いたのに消えちゃうんだ。かなすい。
      ちなみにフランスにはフランス法L.112-5条4項(著作者は公表著作物のもじり、模作および風刺画を禁止できない。ただし、当該分野のきまりを考慮する)があるようです。いわゆるパスティーシュ法。ちなみにこれを私は岡田斗司夫氏の著作で知りました。いきさつとしては氏の著作を参照していただきたいのですが、簡単に言うと「昔フランスで、ターザンのパロディ映画(ジャングルの恥・タルゾン)という映画を作ってターザンの原作者に国際法廷で訴えられた。怒ったフランス政府は”パロディはアートであり原典を示した場合は著作権法は適用されない”という法律を作ってしまった」ということみたいです。ちなみにEC著作権指令の5条3項(k)は、パロディに関して、除外規定を設けている模様。フランスの意向が反省されているとかいないとか。googleっただけなので詳細は各人確認のこと。では。
      参考小樽の知財ゼミ掲示板 [otaru-uc.ac.jp]
      親コメント
  • 知的財産戦略会議で、映画の著作物の保護期間を延ばすという提案(PDF) [kantei.go.jp]が
    でていましたね。
    映画だけじゃなくて、ゲームなんかも含まれるし……

    でも問題は、保護期間が延びるよりも証明責任が被告側に来ることだと
    思う。権利者側が訴えやすくなって、濫訴になりかねない……
  • by Anonymous Coward on 2003年01月25日 23時30分 (#243503)
    一度切れた(50年経った)物も復活とかしちゃうんでしょうかねぇ。
  • 私は七人の侍のような名作の著作権とそこらの作品の著作権が同列に議論されていることが問題だと思う.それなりの価値を持つ作品の著作権を保護することは悪いことではないのでは.ミッキーマウスだって商品価値だけでなくブランドイメージもあるから,ディズニーだって必死で守ろうとするわけで.
    問題は作品の品質と著作権期間のバランスをどうやってとるかということですが,これは,そういう価値の高い作品は,税金を納めたりすることで何年でも著作権を維持できるようにするとかすればうまくいくかもしれません.著作権を維持する企業にとってもそれなりの対価を支払うことでその公衆に対する不利益を説得できると思うし.逆に商品価値のあまりないような作品は比較的短期間でパブリックドメインにしてしまって,素材として使ったりもできるようにすれば公衆の利益にかなうと思う.
    • by Anonymous Coward on 2003年01月26日 4時05分 (#243622)
      私は七人の侍のような名作の著作権とそこらの作品の著作権が同列に議論されていることが問題だと思う.
      まあ映画は興行成績や評論家の批評、受賞などで評価がわりとすぐに定まるかも知れない。でも中には例外もあるだろうし、他の形態の著作物だと「名作」の誉れが与えられるまで、相当長期間を要する場合も多いと思う。再発見されたり、時代とともに忘れ去られたりすることもあるし。

      「作品の品質」なんて著作物の鑑賞者とその時代によってまちまちだし、そうであるからこそ、自分なりの鑑賞ができるわけだ。「この映画作品は著作権法によって名作と認定されました」なんていう法律によるランク付けは、願い下げだ。
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  • by Anonymous Coward on 2003年01月26日 3時20分 (#243613)
    基本的な期間は10年程度に抑えて、著作権の維持に何がしの金額を払えば、いつまでも保護できるとかすれば良いのでは?

    つまり、利益に繋がらないのは10年で継続を止めてしまうだろうし、利益の十分に上がる(作品価値の高い)商品は、その売上をまわせば何時までも維持出来る。と。
    あんまり執拗なのが問題だったら、段階的に維持費用を上げるってのも良いかも。

    誰もが価値があると認めるものの著作権が長くなるってのには皆抵抗はないと思うし、その利益がある程度社会に還元されるなら、それはそれで良いって思う。
    あと、たいした価値もないものが、単に先に出たって事実だけで後発の作品の足を引っ張るのも防げると思えるのだが。

    • 価値があるものだからこそ著作権の拘束を早く外すべきという考え方もありますよ。
      良い作品の著作権が早期に切れれば、教本等への丸ごと転載や上映/閲覧によって後続を育てるという利益もあるわけで。
      親コメント
    • >基本的な期間は10年程度に抑えて、著作権の維持に何がしの金額を払えば、いつまでも保護できるとかすれば良いのでは?

      著作権とはちょと違うけどビートルズ関係の出版権をマイケル・ジャクソンが握っていたことがありましたよね。(今はソニーミュージックが握っているのかな?)ビートルズファンでマイケル嫌いの友人が複雑な思いをしておりました。ビートルズのものを買うと、奴の手術代、弁護士料になるのかってね。

      あんまりだらだら延びるのは…。人の平均寿命の半分が上限だと思います。

      あと著作権のある人、企業に使用の許可を求めようとして、はて、既に亡くなっていたり、企業も潰れているし、権利を持っていそうな家族なども見つからないとなると、めんどくさい。著作権が切れるまで使用できないでは作品を出すタイミング逃すことになるわけで。

      権利を持っている人、企業を容易に探せる状態にしておくのも盛り込んで欲しい。
      親コメント
  • by mikihoshi (13493) on 2003年01月26日 9時24分 (#243653)
    ドラえもんの著作権が失効するころになってからで 遅くは無いと思う。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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