光る暗黒星雲 5
ストーリー by yourCat
狼の皮を被った竜 部門より
狼の皮を被った竜 部門より
KAMUI 曰く、 "asahi.com の記事に依ると名古屋大学と国立天文台の共同研究グループが,地球から 450光年の距離にあるおおかみ座暗黒星雲の撮影に成功した。
暗黒星雲は塵やガスの集まりで密度が濃い場所で星が誕生すると言われるが,
塵が背後の星の光を吸収する為にその名の通り星空に空いた「暗黒」に見える事からその構造なども解っていなかった。研究グループでは南アフリカにある 1.4m望遠鏡と,可視光線より波長が長く塵に対する透過力が強い「近赤外線」を捉える事が出来る近赤外線カメラ SIRIUS を組み合わせて撮影したところ,塵の分布や性質などの情報以外に暗黒星雲内部の塵が背後の星の光を反射して「光っている」事なども判明。今回得られた観測結果は「星の誕生の謎を解く手掛かりになる」と期待されている。"
若い星 (スコア:1)
結果は予想とは大きく違うものであった。深く埋もれたただ1つの非常に若い星と「赤外線で光る星雲」であった。という記述を見つけましたが、画像中に見えるどの星がその若い星なのかが、よく分からないです。
私はこれまで、誕生後間もない若い星というと、プレアデス星団のように、群れていて、ガスをまとっているというイメージを持っていました。どうやら、そういうイメージは改めないといけないようですね。というか、だから大きな発見なんでしょう。
Re:若い星 (スコア:2, 参考になる)
かなり星風で吹き飛ばされて薄くなっています。
ホントの原始星は、例えばL1551 IRS5 [naoj.org]あたりでしょうか。中心星はみえません。
星は濃いガスから生まれますが、集まりきれなかったガスがまだ濃く原始星の
まわりを取り巻いています。
波長が長いほどダストに対する透過はよくなるので、遠赤外線やサブミリ波
などで観測するとさらに詳しいことがわかるかもしれません。
遠赤外では大気吸収がかなりあるので、天文衛星を上げる必要があります。
例えばASTRO-F [isas.ac.jp]やSPICA [isas.ac.jp]ですね。
サブミリ波では、日米欧共同建設のALMA [nao.ac.jp]に期待です。
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Save our starry skies; Jump into the Universe.
表示が乱れてます (スコア:1)
星のゆりかご (スコア:1)
「この4つの星はトラペジウムって呼ばれてて、生まれたばかりの星なんだよー」
「オリオン座の星のいくつかはここから生まれた兄弟といわれてるんだよー」
などなど
暗黒星雲といえば (スコア:1)