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5465 story

レッシグ教授の講演・日本語字幕版Flash 92

ストーリー by yourCat
ありがたい 部門より

ittousai 曰く、 "サイバー法学者ローレンス・レッシグ教授の数多くの講演の中から、特に/.J読者向けと思われるオライリー・オープンソースコンベンション2002基調講演『free_culture』日本語字幕版Flashを公開した。
知的財産権の濫用を通じて文化全体への支配力を強める旧時代の産業と、オープンソース運動に代表されるイノベーションの担い手たちとの対立を軸にして、聴衆に「自分自身の自由のために」行動を起こすことを呼びかけている。このスピーチは「レッシグ最後の講演」として様々な反響を呼び、本家/.でも活発な議論が交わされた。
以前掲載されたインタビューは長すぎて読む気がしなかった人、著書『コモンズ』に手を出せずにいる人に。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 石油資源がなくなるよりも、32bit time_tがオーバーフローするよりも先に、増え続ける特許や法律によって新しいソフトウェアを作ることができなくなるのだろうか。
    • レッシグが言わなかったら、多分、別の誰かがいったと思います。
      でも、もし、誰も言わなかったら
      それこそSFにしか出てこないような中央集権型のパワーバランスへ向けて
      ランチェスターの法則にしたがって加速していく可能性は決して否定できるものではないと思います
  • びびらずに手を出せ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by airhead (13423) on 2003年04月09日 13時00分 (#295464) ホームページ 日記

    # すばらしい。ittousai氏に拍手。

    著作権の歴史だDMCAだ何だというのがわかりにくくても、この講演の「『ホーマー・シンプソン』が2秒間紛れ込んだ映画」「ディズニーがいかにして帝国になったか」「CD売上の5倍のP2P交換、結果がCD売上-5%」という実例はわかりやすいだろうと思います。『コモンズ』のほうでも法解釈に終始するのではなく、なにが問題なのかを多くの実例を挙げて解説されています。

    著書『コモンズ』に手を出せずにいる人に。
    (ittousai氏のアナウンスから)

    『コモンズ』って見た目はごつくて(500ページ弱)躊躇するかもしれないですけど、そんなに難解な話ばかりではないですよね。文章表現としてもこの講演や、/.Jのストーリーと同程度だと思います。『コモンズ』のほうではさらに多くの話題についてふれられているわけですが、未読でこの講演Flashを面白いと感じたなら、思い切って読んでみてはいかがでしょうか。

    # まあ長文アレルギーの人には勧めませんが。

  • ・・・と思うのだけど。どこだっけ? みっかんないや。
    --
    斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
  • そして (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年04月09日 18時33分 (#295626)
    「コモンズ」でレッシグが嘆いていたように関係ない話題で盛り上がるslashdot
  • by yoz (6065) on 2003年04月09日 22時52分 (#295755)
    最後の方で、いくつか支援べき個人や団体が挙げられてましたけど、
    日本で生活してる俺らはどのへんを支援したもんでしょう?

    自分で調べればいいんですけど、政治ドメイン絡みはどっから手を付けたらいいのやら、
    さっぱり勘が働かないので…。
    • by oltio (3848) on 2003年04月09日 23時50分 (#295784) 日記
      我々がするべき事は、まず日本の状況について、レッシグ教授がしたような
      調査・分析をする事です。コモンズに書かれた状況というのは、基本的には
      アメリカの状況です。もちろん、アメリカの力が海を越えて世界に及ぼうと
      している以上、無視する訳にはいきませんが、我々は米国で活動する団体に
      寄付とか援助を考える前に足元の状況をまず把握する必要があるでしょう。
      そして、日本で「自由な創作活動」を守るためには何をしなければならない
      のか、これを考察し、実践していく。こういう活動をする団体に資金が流れ
      ていくようにしていかねばらならないと思います。

      で、まぁすでに見られるように日本の状況も惨憺たるものな訳ですが。
      仲間内で四分五裂している間にどんどん負け続けている。

      はて僕は何をしたら良いだろう…。最近は、映像分野で、レッシグ教授呼
      ぶところの「コモンズ」に属するリソースの製作・集積・配布の為のシス
      テム作りにちょっと関わってますが、これとて簡単に息の根を止められか
      ねない状況にあるのだなぁという事がやっとこさ分かってきた…。
      親コメント
      • by G7 (3009) on 2003年04月10日 1時08分 (#295820)
        >我々がするべき事は、まず日本の状況について、レッシグ教授がしたような
        >調査・分析をする事です。

        >そして、日本で「自由な創作活動」を守るためには何をしなければならない
        >のか、これを考察し、実践していく。

        んーと、判ってないんですが、例えば、
        我々が自分でこさえた所謂MIDIコピーデータをJASRACのせいで自由に配布できなくなった、
        なんてな事例も、これに該当しそうなんでしょうか?

        #Flashとやらを自分のPCにInstallした記憶が無いのでG7
        親コメント
        • by oltio (3848) on 2003年04月10日 2時41分 (#295838) 日記
          どうなんでしょ。

          ただ、不満に思っている・著作権の濫用だと考えている人が世の中に多く、
          創作活動の自由を妨げているという意見が多いのであれば、事例として
          取り上げられるべき項目だと思います。EFFは、こういう事例を集めては
          いちいち検討してきたのだと思います。こうした活動の進め方なども
          学んでいかねばならないでしょう。やらなきゃならない事はあまりにも
          多い…

          以下私見ですが、第三者がCD収録曲をそのままMP3化して配布するのを
          制限する事は、正常な範囲での著作権の運用だと考える人がたぶん多いと
          思います。MIDIコピーデータはそれと紙一重のところにあるんじゃないか
          と、音楽製作活動の知識がまったくない私は思うのですが、MIDIデータの
          製作者側はどのように考えておられるか是非うかがってみたいです。
          親コメント
          • by KAMUI (3084) on 2003年04月10日 3時29分 (#295844) 日記
            MIDIデータ製作者じゃないです。予めお断りを。

            MP3 の「ばらまき」が著作権に抵触するのは間違い無い気がしますが
            MIDI データの場合には「翻案」とも言える作業が入りますので
            単純に「それと紙一重」とか言うのとは違う様にも思われます。

            MIDI データでは,製作者によってその環境やアレンジが違うので
            同じ曲を元にしたデータでも同じ様に聞こえる事はありません。
            例えば私の手元には JASRAC 規制前に入手していたものを含めて
            同じアニソンの曲を元にしたデータが何種類もありますが
            一つとして「似てる」と言えるものがない。

            つ~か,違い過ぎです(笑)>「残酷な天使のテーゼ」とか。


            #随分前のデータで NIFTY の「ため吉」なる人が作った「ルパン三世′80」って
            #ジャズ風味アレンジでやたらとカッコいい MIDI データがあるんだけど
            #製作者の「ため吉」ってこの人 [infoweb.ne.jp]だろうか?昔すぎて解らん・・・
            親コメント
            • by hitopin (2384) on 2003年04月11日 11時21分 (#296628)
              #私はMIDIデータを公開しているものではありませんが、私的に(音楽制作の過程として)制作することはあります。

              以前/.Jで紹介されていたサイト音楽著作権とJASRAC問題 [midipal.co.jp]を見てたら、

              >MIDI データの場合には「翻案」とも言える作業が入ります
              >MIDI データでは,製作者によってその環境やアレンジが違うので
              同じ曲を元にしたデータでも同じ様に聞こえる事はありません。

              この点を、著作者は大いに気にしているようです。つまり「同一性保持権」ですね。

              >アマチュアの方のMIDIデータを聴いていると、バウンスしている曲データがひどすぎる場合があります。(中略)シンセのサウンドにしてもあまり工夫の無いペランペランの音だと情けなくなります。
              >あまりにも稚拙なデータが多いこと。これは、原作者が聴いて、「あんまりじゃないか、オレの曲をバカにしているのか」という訴え、つまり、同一性の保持に拘わる人格権の侵害を追及される可能性があるということ。
              (以上「音楽著作権とJASRAC問題」から引用)

              「勝手に俺の曲をあんまり変な風にいじくるんじゃねえよ。特に音楽的におかしくするのはやめてくれ」というところでしょうか。
              創作者としての気持ちはわからんでもないです。でもかっこいいアレンジの曲も聴いてみたいですけどね。

              >MIDIコピーデータはそれ(MP3化の配布制限)と紙一重のところにあるんじゃないか(oltioさんのコメント)

              というのはそのこと(「同一性保持権」が著作権問題に引っかかる)でしょう。

              >我々が自分でこさえた所謂MIDIコピーデータをJASRACのせいで自由に配布できなくなった、なんてな事例も、これに該当しそうなんでしょうか? (G7さんのコメント)

              自作の曲なら何ら問題ないんじゃないんでしょうか。彼らとて委託を受けている作曲家の作品以外を保護するつもりはないでしょう。

              ただ上記サイトでもう一つ問題にしているのが

              >MIDIデータはいとも簡単に盗まれて改編されてしまうという危険性です。(以上「音楽著作権とJASRAC問題」から引用)

              という点です。「この曲の改変結構、アレンジ結構」とやるのもいいですが、そのデータが公開後まわりまわって、どこでどのように使われるかわからない、場合によっては他人のふんどしで相撲をとってる輩が出てくるかも知れないと言うことです。「盗作結構」ってわけにはいかないですよね。

              #MIDIデータ配布問題に関してはあんまり深入りするつもりはないですがIDで。
              親コメント
              • by G7 (3009) on 2003年04月13日 14時42分 (#297791)
                話は三段階(+α)くらいに分かれるんだと思います。
                0:自分の曲
                1:(違法?コピー&吸出し配布の)MP3とかと同じ次元で捉える
                2:本物と大筋そっくりな演奏として捉える
                3:アレンジやパロディとして捉える

                #更に細かくいえば、samplingてーかコラージュ(リミックス?)の技を使えば、1と同じく本物をネタとしつつ3のようなパロディモノを作れますが。

                0は論外(今回の話題には無関係)です。
                ちなみに「コピー」データというからには自作曲は含まない筈。

                1は(俺個人の思いはさておけば(笑))まあ制限されてもしゃーないのかも知れない。
                でももし1と2とを同等に扱われるとしたら、論拠は特にない(^^;もののやはり釈然としないものが有ります。

                3については、フランスのパロディ法だかみたいに「本物との区別がつけば」OKという法律が心底欲しいです。
                まあこれは個人的に、クリソツ路線より独自性を介在させた所謂パロディのほうに好感持ってるせいでもありますが、
                つまり「独自性を出せば出すほど」つまり「似てないほど(笑)」「変な奴ほど」安全になるわけですよね。
                だったら尚の事大歓迎です。

                少なくとも、原曲のやり方(アレンジとか調とか和音とか)が気に入らないから別版を作りたい!ってのは
                有りになって欲しいなあ。
                作品に対して「作品で」文句(とは限らないが、それは言論/表現の自由に含まれるはず)を言うのが
                悪いということにはされて欲しくない。

                2は微妙と言われるんでしょうね。
                だが、個人的にはOKにして欲しいです。だってソックリったってタカが知れてるんだしさ。

                #アニメ「天使な小生意気」のBGMは全部、狭義の所謂DTM機材でほぼ完璧にやれちゃうだろうけど(藁
                ##あーゆーの(BMGに限らず全体的に)をそっちの世界では「B級」っていうんでしょうか?

                閑話休題。2にしても3にしても、「下手だから潰せ」ってのは、変な話だと思うんだよな。
                むしろ巧すぎて本家が困ってしまう奴を「潰せ」と主張するならまだ判らないでもないんだが、
                箸にも棒にもかからない奴を本物と勘違いする(かも知れないからと責める)ってのは、
                本家/データ製作者/聞いた人、の三者の誰にとってもなんの利益もない愚考だと思うです。
                なんつーか、人を馬鹿にするにも程がある、というか。
                #そういう意味では、パロディ法とやらは人を馬鹿にしてない法律だと思う。

                >>MIDIデータはいとも簡単に盗まれて改編されてしまうという危険性

                「盗まれて」については、少なくとも今となっては、変な話です。
                昔、通信速度が遅かった頃は、MP3などのような本物音そのまんまの配布は非現実的で、
                現実的なのはほぼMIDIデータだけでした。
                これが今だと、MIDIデータであろうが、もっと大きなデータだろうが、
                「盗まれて」のリスクはご存知のとおり大差無いです。

                #むしろMIDIやナマ音の「市販データ」を巷に存在させることのほうが、
                #余程大きなリスクというかセキュリティホールと言えるはず。

                まあ「改編」についてはMIDIのほうが多少楽でしょう(コラージュをさておくとすれば)けど、
                ここでもう1つの、「音楽の独自性」という問題が絡んでくると思います(^^;

                というのは、たとえばコード進行のソックリな曲なんて世の中に吐いて捨てるほどある、
                リズムだのなんだのだって何処かで聞いたようなものばっかりだ、という、
                「同じ効果を上げたいときには誰が書いても同じコード(ぉ)になってしまいがち」
                という面が、音楽にはソフトウェア以上に強く、存在するんで。
                音楽は元より他人のふんどしで成り立ってるようなものっす。

                で、たしか、そういう要素が比較的少ないメロディしか保護の対象にしないことにしてるんでしたっけね。
                #それはそれで馬鹿げていると思うが。

                で一方で、耳コピだろうがデータパクリだろうが、どうせ最も取り扱いが楽なのは、
                所詮1音でしかない(笑)「メロディ」なんですよね。むしろ大変なのはそれ以外の部分。

                誰もがご存知のとおり、余程複雑な曲でなければ、あれをコピるのは鼻歌があれば十分でして、DTMの技術なんか要らんのです。

                だから、DTM(MIDI)データを殊更に責めても、しょーがないはずなんです。
                我々が「鼻歌も路上で歌えない時代になりませんように」と祈るのは、そういう観点から(だと俺は思う)です。

                あと、それが相撲かどうか?という問題もありますね(笑)。
                つまり、金取る奴と取らない奴(あるいは自由データと非自由データでもいいですが)を同等(?)に扱われても困るなあ、というのが。
                別に同じ土俵に上がるつもりはないことが(多分)多いわけでして。

                与太:
                商用でのMIDIファイル(てゆーか着メロ?)は今も有るんでしたよね。
                親コメント
              • by hitopin (2384) on 2003年04月16日 22時30分 (#299747)
                #だいぶレスがおそくなったので、もはや目に付かないでしょうが(笑)

                >0は論外(今回の話題には無関係)です。
                >ちなみに「コピー」データというからには自作曲は含まない筈。

                なるほど。いわれてみればそうですね。
                 
                >1は(俺個人の思いはさておけば(笑))まあ制限されてもしゃーないのかも知れない。

                これも同意です。 確かに無制限はまずかろうが、やみくもに私的複製まで制限されたらかなわん、と思っています。
                 
                >3については、フランスのパロディ法だかみたいに「本物との区別がつけば」OKという法律が心底欲しいです。(略)
                >「独自性を出せば出すほど」つまり「似てないほど(笑)」「変な奴ほど」安全になるわけですよね。

                これも私自身は、同意なんです。というか、

                >原曲のやり方(アレンジとか調とか和音とか)が気に入らないから別版を作りたい!

                っていう欲求は、私は相当強くて、過去20年ほどに200曲以上、アレンジしたカバー曲を、こさえてます。 ただまあ、私的に作成して一般公開はほとんどしてません。

                >2にしても3にしても、「下手だから潰せ」ってのは、変な話だと思うんだよな。

                私の意見は既に書いた「創作者としての気持ちはわからんでもないが、かっこいいアレンジの曲も聴いてみたい。」ということ。
                そして「べつにへたくそでもいいじゃないの」とも思ってます。
                ただまあ自作の曲を、変にアレンジされていても、私自身はとくに感じるところはないでしょうが、そうされていやがる人もいることぐらいは想像つきますよね。
                ここで、原曲の著作者の権利を重要視するか、改変した者の創造性を評価していくかが、著作権保護とパロディ法との境なんでしょうね。
                 
                >「盗まれて」については、少なくとも今となっては、変な話です。 (略)

                まあ、ここの論点は、MIDI特有の問題としてあげているのではなく、MIDIデータ公開時のリスクの可能性を挙げている様なので、MP3他にも同様の問題があることは、関係ないでしょう。(私の主張でもないし)
                 
                >たとえばコード進行のソックリな曲なんて世の中に吐いて捨てるほどある、
                リズムだのなんだのだって何処かで聞いたようなものばっかりだ、(略)
                音楽は元より他人のふんどしで成り立ってるようなものっす。

                いやまあ、たしかにそのとおりなんですが、(音楽に限らずね)上のリンク先で言ってるのは、たとえば「MIDI16chのうち、メロディの1chだけミュートして、テキトーなメロディをかさねて、オリジナルとして公表しちゃう」ような低レベルのパクリが容易に出来ちゃう様なことを危惧してるみたいです。MP3だと、コラージュの様に「切り取られた音」としてしか活用できないでしょ。サンプリングの元ネタにするしか。(まあフィルタでVocalだけ抜くこともできますが)

                >「改編」についてはMIDIのほうが多少楽でしょう
                っていうのはそれですよね。
                 
                >だから、DTM(MIDI)データを殊更に責めても、しょーがないはずなんです。

                これも件のサイトの見解では、完全に「MP3のとばっちり」ととらえてます。
                「JASRACの上の人間が、まったくDTM関連技術に疎いために、とりあえず目に付いたMIDIを規制している」というふうに読みとりました。ただMIDIにもまったく問題点がない訳じゃなく云々というのは、既に書いたとおりです。
                私自身は、その問題点があることを認識していたので、MIDIデータでの公開はするつもりはまったくありませんでしたんで、「MIDIの連中も気の毒だなあ」しかおもってないです。

                >金取る奴と取らない奴(あるいは自由データと非自由データでもいいですが)を同等(?)に扱われても困るなあ、というのが。
                >別に同じ土俵に上がるつもりはないことが(多分)多いわけでして。

                いや、まったく同意なんですが、またこれも公開するしないで、相手側のスタンスが変わってくる可能性があります。
                以前、私は、「Webでの無償公開ならば、公道で鼻歌を歌っていると同じではないか」との見解に基づいて、アレンジ曲のMP3を公開してたんですが、「Webでの公開が放送に該当する」と聞いて、公開を取りやめました。
                「さすがに放送となると、原著作者の了解を得ないとまずいだろ」と思う様になりまして。で、原著作者の了解などとれるはずもなく、そのような労力をさく気力もないまま、今に至ってます。

                んで、
                >我々が「鼻歌も路上で歌えない時代になりませんように」と祈るのは、そういう観点から(だと俺は思う)です。

                これはすでにそのような状況になりつつあると思います。母親のカラオケ大会参加の話を聞いていると、カラオケテープに関する規制がかなりあるらしく、せっかくカラオケテープを苦
                親コメント
              • by G7 (3009) on 2003年04月20日 1時10分 (#301742)
                >もはや目に付かないでしょうが(笑)

                不思議なことに、ついてます(笑)

                > ただまあ自作の曲を、変にアレンジされていても、私自身はとくに感じるところはないでしょうが、そうされていやがる人もいることぐらいは想像つきますよね。

                まあそうなんですが、一方で、世に問うた作品を世の人々の「揶揄」される覚悟が無いなら、そもそも世に出すなよな、
                という考え方もやっぱり有るわけで、揶揄(とはいえその解釈は一次作者の「被害妄想」かも知れない)の延長としての
                パロディというものを、やっぱり認めるほうが良いだろうなと思っています。

                >ここで、原曲の著作者の権利を重要視するか、改変した者の創造性を評価していくかが、著作権保護とパロディ法との境なんでしょうね。

                一次側の権利ばかり強く設定するのは、あんまり宜しくないと思います。
                その悪くなっちゃった実例の一つが、まさにJASRACとかに見られる、音楽の中央集権(笑)管理という状況だと思います。
                ギルドのコントロールを逃れられない感じ。

                #というか本来は一次側の権利とJASRACの問題とは切り離せて然るべきなんですが、
                #とうのJASRAC自身がそれらを人々に混同させるためのシステムなので(笑)…
                #虎の威を借る狐みたいな。場合によっては囲い込まれた音楽家のほうが損をしてることもあろうて…

                >MP3 だと、コラージュの様に「切り取られた音」としてしか活用できないでしょ。

                オフトピですが、俺が残念に思っている点がここに(も)有りまして、それは
                マルチトラック音声を流通させるフォーマットのなかに、メジャーといえるほど流行ってるものが無い、
                という点なんです。まあMIDIと同じように叩かれるリスクもあるフォーマットでもありましょうけど(笑)、
                Hack(ばらしたり作ったり)性は創造性に繋がるわけで、そういうふうに創造性を喚起しやすかろうフォーマットが
                それゆえ(今では)に隆盛しないってのは、ちょっと寂しすぎると思っています。

                この発想って、一歩間違えれば「プログラム言語」だって標的になりかねないんですよね。
                つまり自由ソフトを作って公開する権利とかが(以下オフトピなので略)

                >MIDIデータでの公開はするつもりはまったくありませんでしたんで、

                MIDIデータとして作ったもの(たとえそれが耳コピであったとしても)をMIDIデータのまま公開したい人ってのは、
                まぁ色々いるだろうけど、その中の何割かは、「その創造性の奥底まで見て欲しい、見られたい」
                という欲求に従っているのだと思いたいです俺。

                少なくともかつての俺はそうだったような気がしてます。なんせ「聞こえる以上の解像度」の情報を
                相手に渡すことが出来るんですから。こんな痛快な話は無い。

                痛快で思い出しましたが(また脱線ですが)、既製曲(特に今流行中のとか)の曲の「中身」を
                解析&批評するようなweb頁とかって、どれくらいあるんでしょうかね?
                あんまり見かけない気がしてて不安なんですが、俺が怠惰でWatchを怠ってるだけなんでしょうか?
                科学やプログラムやニュースや与太話(笑)に対して、それを解析的に見て語るようなことを
                人々(の一部?)がしばしば行なって興じているのと同様に、音楽に対しても、それを行ないたい。
                俺も、昔好きだった曲の、小節単位(笑)での細かい解説(まぁ我流なんで解像度は低い&誤りだらけでしょけど)を
                書いて公開したいもんだと、思っていたもんでして…
                #ん?これくらいなら引用の範疇といえるんかな?

                >「さすがに放送となると、原著作者の了解を得ないとまずいだろ」と思う様になりまして。

                というか、それって、放送であるということに(誰かが)したという時点で、
                理論のすり替えが生じているような気がします。
                エライ人(笑)の解釈がそう変更された瞬間に、議論をしても無駄になってしまったわけで。

                >せっかくカラオケテープを苦労して探し出してきても、本番ではそのテープを使えないんだそうです。

                げ。そこまでいってるんですか。
                酷いもんですね。冗談抜きにこのままじゃ、日本の音楽の未来は危ういんじゃないかな。

                >#やっぱりあまりMIDIのはなしには顔つっこみたくないですね。

                というか、MIDIの話を「やばい話」に仕立ててしまったのは、一方的にJASRACの仕業ですから、
                なんというかこっちとしては、せめてそれに文句を呟く(笑)のくらいは自由にやりたいなー、
                それすら止めたらJASRACの思う壺だなー、と思ってしまいまして…
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  • レッシグ先生は盛んに
    「(過度の)著作権が創造性を削ってゆく」みたいなことを言ってたけど、
    (自由な)創造性ってそんなに必要なもの?

    著作権で飯を食ってるような人(作家ではなく、その周辺の人ね)はたくさんいて、
    お金を持ってて、経済に大きな影響を与えてる。

    一方、創造性が絶対に必要不可欠な人って、世の中にはほとんどいない。

    ほとんどの人は、創作するわけでなく利用するだけ。
    創作物が大企業のものか個人のものかなんて関係ない。
    ディズニーみたいな大企業がある程度満足いくものを作ってくれさえすれば、
    それでいいんじゃないかな。

    #その結果価格が高くなるから云々、という理由で反発するなら、
    #それは「高すぎる!」ということを問題にすべき。
    --
    # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
    • by T.Sawamoto (4142) on 2003年04月10日 11時42分 (#295956)
      私、いわゆるSS(サイドストーリーとか、ショートストーリーとか言われるもの)を書いて、自サイトで公表してます。
      模倣であるそれが、果たして『創造』と言えるレベルに達しているのか多分に疑問ではありますが、それを取っかかりとして私は自分オリジナルの物語を書き始めたところです。
      (作家になるのが夢だったので)

      創造するということは、そんなに大上段に構えるほどのものではないのでは、と私は感じています。
      ちょっとしたジョークを思いつくとか、Web日記を書くとか、スラドに書き込むとか(^^;)、そうしたことも『創造』と言える部分があるのではないでしょうか?

      「それで食えるかどうか」とは関係なく、何かを作り出すことを楽しいと感じる人々は、決して少数ではないと思います。
      (SEとしての私は、プログラムを作るのが好きです(^^;))
      その大多数が、『スタージョンの法則』よろしく箸にも棒にもかからないものなのだとしても。
      (私のも…)
      親コメント
      • 『コモンズ』を読んでみると、わりと技術よりの話が多く、そこでは「創造≒新技術=イノベーション」だと思う。んで、文とか絵とか音楽とかについはどうだろうと、ぼーっと考えていたんですが、くだけた文章に書き直すのは面倒で止めました。ごめんなさい。

         
        プロであっても過去をまったく踏まえずに作品を創作することはできない。多くの場合、アマは模倣することで表現の技法を磨いてから創作を学ぶ。創作しようとするものを表現できなければ話にならない。趣味と割り切っているので創作をさほど重視しないとか、創作の技巧に未熟という理由からも過去の作品を借りる割合は増すだろう。その手本となるのがプロの作品であっても不思議ではない。プロがアマを育て、アマが次のプロを生む。過去の作品を学びすぎると個性がなくなるという俗信があるが、実際は個性を見極める/みがく/際立たせるといったことに、過去の要素は欠かせない。

        このようにして創作を学んだアマの中からプロが出てくる。さらに鑑賞するだけの者もいる。生涯その位置にいる者も多いだろうが、生まれついてのプロ/アマはいない。プロ/アマは、鑑賞するだけの者から生まれる。その過程を見れば、プロとアマさらに純粋な鑑賞者の間にはっきりとした境界はなく、多くの者が様々な位置にいるだろう。そこでは誰もが、はるか彼方にいる者や少しだけ前を行く者の過去の作品を分け隔てなく手本としている。

        芸術における創作を、過去の作品を踏まえた上での個性の表現と見るならば、これを作者単位でのイノベーションということはできないだろうか。もちろん、作者間で共有される技法が過去の技法をうわまわるというのもイノベーションだろう。この技法だが、どんな芸術分野においても過去の作品の蓄積がある程度に達すると、模倣して新たな解釈や表現を加えるような手法の作品が生まれる。また、メディア(複製技術)の進化がある程度に達すると、過去の作品を「拝借して、混ぜて、焼く」ような手法の作品が生まれる。それらは登場時こそ議論を呼ぶものの、やがて洗練されて新しい技法と呼ばれるようになる。

        現在の作品が過去の作品より優れていると一概にいえるわけではない。そこに差異があるとすれば優劣ではなく、時代や世代などを反映した様式の変化だ。科学技術の文脈での「イノベーション」を、芸術の文脈での「個性の表現」「技法の進化」「様式の変化」と対応させるのは乱暴だろうか。それらに富んだ科学技術/芸術が人を惹きつける。

        過去の作品を借りるやり方によって著作権法的によくないものもあるだろうし、それがプロの作品だと経済的損失になる場合があるかもしれない。しかしそれが解消されなかった事例はどれだけあるのだろう。それが原因で葬られたプロの作品はどれだけあるのだろう。また、規制する者は、その経済的損失を勘定に入れてバランスがとれるように値付けをしてきたはずだ。値付けがある以上、常にいくつかの作品が表舞台から消えつづけていることも忘れてはならない。もし中古売買なども禁じられたら、規制に逆らわずにその作品に触れるにはどうすればいいのだろう。過度な規制が、プロ/アマに壁を作ってしまう場合もあるのではないか。

        作品を(創作している者ではなく)規制している者が「様式の変化」を告げて、強引に需要を喚起することは度々見られた。そういうときは普段にも増して多くの作品が表舞台から消えているだろう。こんなものはイノベーションではない。規制による保護があるから多彩な芸術にふれられるのも事実だが、それが逆に作用する場合もある。

         
        ...というか、創作自体が楽しいものだよね。「それを先に書け。」あ、そうですね、ごめんなさい。
        親コメント
    • 逆に言うと「世の中にほどんといない」と断言されてしまった、
      たしかに絶対的に少数である、もの作る人々としては、世間を
      (mishima氏を)納得させる事が難しく、また必要であるかがわかった、
      という事でもあります。

      例えば何気ない町の風景映像を編集・加工した映像を含んだ
      作品を流す(売る)ときに、ほんの一瞬、片隅に写った他所の
      著作物のせいでそれが許されなくなる、あるいは法外な額を
      ふっかけられる事になるのだとしたら、それは映像屋にとって
      は、呼吸をするのに金を取られるようになったのと同じです。

      もうひとつ、これは特許絡みの話にもなるのですが、
      大企業ですら、この風潮の中、身動きしにくくなりつつあるのです。
      とあるノートPCも出してる企業にて、ちょっと気の効いたソフト
      ウェアを作って、バンドルして販売しようとしたとします。
      もう大変なんですよ、特許調査が。そのソフトで使っている
      細かい技術一つ一つにケチが入る。「こんなの画像処理の世界じゃ
      50年前から常識だろ!」というようなものまで、くだらない特許が
      出願されている(未認可ではあるが)。

      創造性は個人・小規模団体には必要ない、というのであれば、
      GPLなんかも必要なかった訳ですが、これが広範に支持されている
      のだから、やはりどんな人にも創造する自由が必要だと考えられて
      いる証拠です。

      ついでに言うなら、「ほとんどの人に創造性は必要とされていない」
      というのは、単なる現状追認にしか過ぎません。
      「もっと多くの人が、自由に、簡単に創造性を発揮できるような
      世の中にしていこう」と考えている私としては、創造性の自由の
      確立は、今まさに危急の問題なのです。
      親コメント
    • >一方、創造性が絶対に必要不可欠な人って、世の中にはほとんどいない。

      そうかな?
      一切の創造性を放棄して完全に既存のものだけで生きていける人って居るのかな?

      >ほとんどの人は、創作するわけでなく利用するだけ。
      過度の著作権保護はその利用さえも制限してしまうのではないかな。
      例えばCCCDなんてバックアップも取れないし、ポータブルオーディオで使えるようにすることも出来ない。
      親コメント
    • ディズニーみたいな大企業がある程度満足いくものを作ってくれさえすれば、 それでいいんじゃないかな。
      模倣と権利主張だけで自らを大企業とした会社が民衆に満足行く物が作れると?そんなのだけでは民衆に飽きられて終わりです。

      たとえディズニーみたいな大企業が模倣するためだけだったとしても、創造性は重要だと思います。

      親コメント
    • >一方、創造性が絶対に必要不可欠な人って、世の中にはほとんどいない。
      全ての人に創造性は絶対的に必要不可欠でしょう。
      あなたが、書いたコメントさえ書けない。
      意見も持てない、意見も言えなくなる。持っても表現できない。

      創作物を利用もできない。利用には創造性が必要です。
      事実、編集著作権というものがある。

      創造性を特別な物として考えすぎでは
      --
      I am grateful to everyone and you.
      親コメント
  • Flash = OpenSource ? (スコア:0, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年04月09日 11時42分 (#295404)
    「オープンソース」コンベンションなのにどうしてFlashなんでしょう?SMILにして欲しいですね。
    • by airhead (13423) on 2003年04月09日 15時28分 (#295531) ホームページ 日記
      「オープンソース」コンベンションなのにどうしてFlashなんでしょう?SMILにして欲しいですね。

      http://lessig.org/freeculture/ [lessig.org](アナウンス中の『free_culture』というリンク)におきましてですね、この講演のMP3とか、テキスト版へのリンクとか、講演で使ったPowerPointプレゼンテーションとかとともに、Flashのソースが公開されています...というのではだめですか。私もSMILに興味があるので「SMIL版もあればなあ」とは思いますけど。

      ところでLessig先生は極端な反プロプライエタリ主義ではないと思います。プロプライエタリな技術で過度なコントロールがなされる場合を問題視しているだけであって、繰り返し「適切なコントロールを」と訴えています。あ、これは蛇足ですね。

      親コメント
    • by L.Nizah (7804) on 2003年04月09日 17時35分 (#295592)
      そりゃあ、既に「オープンソース」に強い関心があってそのようなライフスタイルを送っている人にとってはSMILにするべきなのかもしれませんが
      そうでは無い大勢の人々、多少関心はあるが良く分からない人々に対してSMILで提供するべきだとお考えですか?

      「SMIL? よくわかんない。Flashなら知ってるし、見られるよ」

      という人々の方が圧倒的に多いと思うのですが。
      些細なことにこだわるよりは、多くの人々に見て貰える提供の方法を選択する方がよっぽどオープンだと思います。

      私は「オープンソースって何?」と聞かれると返答に困ってしまう程度にしか理解していないので、それはオープンソース的ではないと指摘されれば反論は出来ません。
      しかし、こういう物は、そのような理解の薄い素人を対象にした方が良い物なのではありませんか?
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年04月09日 13時54分 (#295502)
      「ソース」はオープンだろうから、あなたがSMIL版を作ってください
      「いつの世でも何もやらない人間が一番声が大きい」というのを思い出します
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年04月09日 14時45分 (#295516)

      Linus氏はプレゼンの際にはPowerPointを使っています

      親コメント
    • そういうほんとにどうでもいいことに一々嬉々としてつっこむなよ。視野狭窄というか。
      • by Anonymous Coward
        「ホーマーを2秒映したければ2万5千ドルだ」
        と言う連中を遠まわしに遠まわしに揶揄したのかもよ。
        こんな事言うバカと一緒だぜーって。

        あほくさ

      • あんたには同意するが、仮にこれがwmvで提供されてたらそういう突っ込みでにぎわってたんだろうな
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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