ken-w3m 曰く、 "ZDNetの記事より、IntelはItaniumの従来の32ビットコードのパフォーマンスを大幅に向上するソフトウェアを、年内にリリースする計画だ。先日リリースされたOpteronは32bitコードでのパフォーマンス向上にも力を入れており、Intelがこれに対抗する形となる。また、OSに組み込む計画で、MicrosoftやLinux関連各社と交渉中。ソフトウェアで解決するという点が気になる。CNETの記事にもそれらしきことが書かれている。"
技術的にはおもしろいけど (スコア:2, 興味深い)
技術的にいえば,ソフトウェアによるエミュレーションレイヤー + VLIWプロセッサ という構成だから,論理的には Crusoeと同じ構成だ.この2つのパフォーマンス特性,相違点などを調べてみるとおもしろいだろう.
しかし,現状では,Itaniumの IA-32実行機能は,ハードウェアドライバの IA-32コードを実行するために使われることがほとんどのようだ.
しかも,AMD64 ISAと比べた場合には,価格対性能比が全く違う.
したがって,ZDNetなどの論評にあるような AMD64 ISA への対抗策としての意味は事実上ないと思われる.
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:2, 興味深い)
>ハードウェアドライバの IA-32コードを実行するために
ですよね?だからIntelはOSのレベルでモジュールを提供して、
何とかIA-64でもOpteronのように64bitと32bitのバイナリを並列実行できるように
画策してるんだと思いますよ。
だから「MS他にExecution Layerソフトを組み込ませるよう働きかける」
って言っているわけですから。
#個人的には「1.5GHzのItaniumで1.5GHzのXeonと~」って
#言ってる時点で「アホかおのれらわっ!!」って気分なんですが。
#クライアントアプリならいざ知らず、サーバアプリでP4の1.5GHz
#では非力すぎます……。
>しかも,AMD64 ISAと比べた場合には,価格対性能比が全く違う.
これに関しては全くその通りだと思います。
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:3, おもしろおかしい)
動かしてたんだが、
#個人的には「1.5GHzのItaniumで1.5GHzのXeonと~」って
#言ってる時点で「アホかおのれらわっ!!」って気分なんですが。
今現在の、Itanium2+Win2003で、32ビットアプリを動作させたら、
きっとビックリするよ。想像を絶する遅さに。
体感速度派、pentium 75MHzくらい。まぁ64ビットのプログラムが
速いから、なおさらかも知れないけど、とにかく遅い:-)
なので、Xeon1.5GHzと同じってだけでも十分だと思ってしまう。
ばれたらまずいのでAC
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:2, すばらしい洞察)
> #では非力すぎます……。
わざわざItanium導入しておきながらサーバアプリそのものをIA-32コードで
走らせるとか言ってるほうがどうかしてると思うんですが。
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:0)
結構あるとおもいますよ。特に行政方面とか。
あちら方面で結構長いこと仕事してましたけど、契約はハードのリース期間が
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:1, すばらしい洞察)
DBとかのミドルを入れ替えたらいくらかかると思います?
マシン本体より高価な可能性は大です。
# 互換回路よりソフトの方が速いってのは...なんだかなぁ。
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Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:0)
いくらかかるかわかってて導入すると決めたんだからいいじゃん。
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:1)
導入検討の段階で二の足を踏まれるので、エミュで対応する方向に変更したって話でしょう?
サーバのカタログに旧製品のバイナリを実行可能と記載してあれば、通常は『それなりの性能で』動くと期待されます。
(サーバ用のミドルを別バージョンにすると大抵はライセンスの全面取直しになりますから)
→インテルは互換性重視でしたし。
# 上司に「互換性があるのに使えない」事を説明するのは大変でした。
見積もりとった段階では「よさそう」と思っても、本腰いれて検討すると予算オーバーってケースが多かったのでしょう。
(CPUを売りたい)インテルにとっては問題です。
# ここでハードメーカのインテルがエミュに走ったトコが面白いのですが...
# このエミュ、PA-RISC上で動くのかどうか非常に興味があります[笑]。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:0)
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:1)
386CPUマシンがあるのに、DOSアプリをWindows環境で切り替えながら
使った時代を思い出します。
歴史は繰り返す?
Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあるの (スコア:0)
せめて基本的なことを知った上で話をしましょう。
Linuxはともかく、
Windowsならば、一般に提供されているのはAlphaかItaniumのみ。
Opteronの出番は、当分先になるでしょう。
Itaniumは、一般へのアピールが足りないかもしれないが、
何年も前から、開発機(BigSur
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:2, すばらしい洞察)
ItaniumはIA32と互換性の無い?VLIWで、OpteronはIA32+AMD64 ISA(x86-64)だから、ItaniumとOpteronの
64bit互換性は無いのでは?
# だからこそAMDは苦労して各社に働きかけているんだし
個人的には、既存システムの移行を考えてくれているOpteronを応援したいです。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:2, すばらしい洞察)
「横取り」とは、、、ひどい言いようですね。
「基本的なことを知った上」で、そう仰っているのですよね。(苦笑)
Opteron のアプローチはItanium とは、全く異なる訳だし、
それを言うなら、Itanium こそ、DEC Alpha の成果を横取り
したと誹られるのでは?
IntelがCompaqのAlphaプロセッサ技術を取得 [mycom.co.jp]
米Intel、DECと和解、Alphaの製造ラインを買い取り [impress.co.jp]
Intel は、DECの技術を金で買ったが、技術者全員の心までは
買えなかったってことで。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:2, 興味深い)
ItaniumってOpteronとは結果的にターゲットが異なっちゃったと思うんですよ. もちろん当初のルートはIA32からのスムースな移行ということだったんでしょうが, パートナーとして大きな一画を占めるHPやNECなんかにとっては, むしろ利幅の大きなハイエンドサーバでの開発費を削減したいという思いがかなりの部分をしめていて, それが結果的にシステムとなった場合にSun対抗というように変化してしまったのだと思います.
Itaniumの商用システムというと, 比較的見る機会が多いのはNECのAsAmAなんですけど, これも現在は計算サーバが主力で, エンタープライズサーバとして使う場合もHP-UXベースの方が主力になっちゃって, Opteronマシンとは住みわけが進むんじゃないかという予感がします.
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:1)
Opteronの現状での、我々ユーザにとって最大の利点というのは、
「現状のx86用OSが何も考えずに動く」という点なんですが。
#勿論新しいチップセットとかを認識させるレベルの手間は要りますが。
その上で、さらなる上である64bitネイティブバイナリ対応を狙うために
AMDはMSに働きかけ、Linuxベンダに働きかけている訳ですよね。
ですからAMDは「K7->K8」という、x86の枠内でのステップアップも
最初から考慮しているので、
>64ビットへの移行のための準備 というのは、Intelのように資金力と政治力を行使して、前から進めておく
必要がないだけのことなんじゃないですかね。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:1, すばらしい洞察)
VLIWとは書いてるけどEPICとかは書かないですし。
#32bitから64bitへの移植が簡単だと思ってるみたいだし(笑)
あえてまた言いますが、アーキテクチャとベンチマークに関しては
とんちんかんな人ばかりですね。
#なぜメモリレイテンシを気にするかとか。
AMD好き(Intel嫌い)が騒いでるだけかな。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:1, 参考になる)
だれも営業トークが言うほど効果があったと思えないEPIC [mycom.co.jp]についてわざわざオフトピ覚悟で解説しないだけでしょう。
そもそも128もレジスタがあるのにハイパースレッディングを導入するつもり [impress.co.jp]なんて言ってますが、実レジスタの数がとんでもないことになるはずなので、クロックを上げるのがよけいに大変になるだろう、ということはバカでもわかると思います。
DRAMアクセスが早いOpteronにくらべると、IA64はキャッシュがよく効くアプリにしか向かないアーキテクチャに見えますけれど。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:0)
コラム読みましたが、密行列の計算にキャッシュ・ブロッキング
(たとえばループ・ストリップ・マイニング)が「現実解ではない」
なんて大嘘ですよ(笑)
> D
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:0)
なにを~?
一人で笑いたいだけなら、モニタの前で笑っとってくれ。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:0)
バスは? (スコア:0)
そもそもItanium系の値段・発熱量(トランジスタ数)を考えると、2倍ぐらいの数のOpteronを並べないと消費者的には比較にならないかなあと。
実際多数のCPUを並べやすいHyperTransportバスの統合が売りの
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:0)
性能的にもマーケティング的にも失敗した、一般に普及してるとは言い難いプロセッサに関して、知識がないと言われても 仕方がないとしか言えないのでは?
##Itanium2 と混同してるって事は無いよね?
>#32bitから64bit
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:0)
32bitから64bitへの移植が簡単なんて誰も言ってないし。
こんな内容のない書き込みは「すばらしい洞察」じゃなくて「フレームのもと」でしょ。
Re:Opteron云々って言ってる人はItanium使ったことあ (スコア:0)
基本的な事を聞くのですが、64bit version な windows*/alpha は提供されているのでしょうか?
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:1)
変換済みのコードをCPU内のちっこい領域でやりくりしてないでメインメモリに置いてしまえ。という意味で。
# OSのサポートがあればバイナリを書き換えて...とかローダで変換...とかできるし。
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:1)
>メモリに置いてしまえ。という意味で。
ちょっとこれは違うとおもいます。
手元のLinuxカーネルの報告ではしっかりと16MBをコードモーフィングに
取られています。
田舎のLinux野郎
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:0)
これは変換後のコードをキャッシュするためですね。
#305266は、最初に全部変換した結果をメモリに置いておくような
ことをイメージしているんじゃないかな?
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:0)
Re:技術的にはおもしろいけど (スコア:3, 参考になる)
この辺にありますな。
#IA-64が出たときはもっと一杯資料があったけど、
今ググったらこれが出たので。
年内といっているわけで (スコア:1)
#日記でもメモったけど、Madison はもうベンチマークが出始めてますね。ベンチマークもう公開していいのか > HP
Re:年内といっているわけで (スコア:0)
Re:年内といっているわけで (スコア:0)
> 複雑なコード変換用のソフトを入れるには、L2 のサイズが小さいと辛そう
出来のいい変換ソフトをintelが作れれば、ある程度の実効性能は
簡単に出せると思います。
FSBのバンド幅や、CPU内部のキャッシュなど、McKinleyでさえ、
Crusoeなんかよりはるかに恵まれていますよ。
FX32 (スコア:0)
FX!32 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:FX!32 (スコア:1)
# オフトピだけどID
Re:FX!32 (スコア:1)
やっぱりDECの技術力ってのは凄かったんだなぁ、と思ふ。
顧客サービスもよかったと聞きますが、よすぎて商売ではなくなっていたのだろうか。
やっぱりYamhill? (スコア:0)
Yamhillが出ることによって、たくさんメモリが載せられる時代が来るのを期待してます。(P4が36bitアドレッシングだと言う話は無視)
HPにとっては、IA32は『ど~でもよい』のでは? (スコア:1)
HPにとっては、IA32は『ど~でもよい』のでは?
PA-RISCからの移行が『まともに』できれば営業的に問題ないのでしょう。
実際、HPのカタログ [hp.com]によれば、
>Itanium? はhp PA-RISC CPUとのバイナリ互換性があり、
>PA-RISC上のhp-uxとItanium? 上のhp-uxの間はバイナリ互換が保たれています。
>既存hp-uxユーザのアプリケーションをスムーズに移行することが可能であり、
>投資 の保護を最優先するhp ならではのソリューションを提供します。
との事です。
性能の方も問題ない [hp.com]模様です。
(HPはItaniumの共同開発者なのでPA-RISCが極端に遅くなるようなマネはしないですね[笑])
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Re:HPにとっては、IA32は『ど~でもよい』のでは? (スコア:1)
HPの半分(まではいかないけど)はCompaqであることをお忘れなく.
Re:HPにとっては、IA32は『ど~でもよい』のでは? (スコア:1)
HPのような、汎用機まで含めた総合メーカが長年の顧客を失うことが非常な痛手になることは想像がつきます。
一方、Compaqは…
1.DECのAlpha 系の顧客がどれだけ残っているか?
(製造放棄の段階で全員死んだ?)
2.CompaqのIA32サーバはCPUがインテルでなくても良い。
(基本的には価格の勝負になるため価格性能比が良ければそれでよい)
→IA64が売れなくてもあまり困らない。
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Re:HPにとっては、IA32は『ど~でもよい』のでは? (スコア:0)
Re:やっぱりYamhill? (スコア:0)
ほらそこに後継チップが・・・名前はOpteronって変わりましたが・・・
# Alphaとは違うと言い張るAMDの主張はさておき
Re:やっぱりYamhill? (スコア:0)
Alphaの後継と言うには無理があると思うが。
Re:やっぱりYamhill? (スコア:0)
掛けたがってるHPじゃないかと・・・
# 二股がいいかな。
Itaniumの敵はIA-32 (スコア:0)
Re:Itaniumの敵はIA-32 (スコア:0)
本当に売り込みたかったのは、今だにSUNやIBMなどが幅を聞かせている
エンタープライズサーバなんかの分野でしょ?
この分野は、まだintelは商売として成り立っていないよ。
Re:Itaniumの敵はIA-32 (スコア:1)
だからね, 戦略ってものを考えなさいよ. 最初の構想では
というシナリオだったのが
となってしまっているっちゅう指摘でしょう.
Re:Itaniumの敵はIA-32 (スコア:2, 興味深い)
> 量産できないから価格が下がらない
これはちょっと違うような。CPUのコストで一番問題になるのは、
CPUのコアのダイサイズでしょう。
で、Itaniumは現状で421mm^2、次のMadisonが374mm^2と非常に大きいです。
http://www.zdnet.co.jp/news/0211/28/ne00_itanium.html
ちょっと調べたところでは、Power4+が267mm^2、
デカいと言われた初期のPentium4(Willamette)は217mm^2、
現在のPentium4(Northwood)は147mm^2、現在のAthlon XP(Barton)は101mm^2、
Opteronは193mm^2、Xeonはよく知らないけど、キャッシュ1MのXeon MPなら
Opteronとそれほど変わらない?
ちなみに、PS2で使われているEE, GSは当初は共に200mm^2超え。
http://ascii24.com/news/i/tech/article/2003/04/21/imageview/images714170.jpg.html
39800円って目茶苦茶安いのでは…(やっぱり量産効果も大きい?)。
で、Itaniumがダメなのは、穿った見方をすれば、
1. Itaniumの設計もしくはコンパイラの出来が悪く性能が出ない。
2. 性能の出ないダメCPUというイメージを避けるためにキャッシュを増やしてなんとか性能アップ
3. ダイサイズが非常にデカくなって値段高騰
4. IA-32部分の性能の悪さもあって売れず
かなと。
Re:Itaniumの敵はIA-32 (スコア:1)
>ことにはならなかったと思います。(結果論だけれどね)
うーむ。MYCOMの連載を見ても正直IA-64のアプローチは
個人的には好きではない&それほど良いとは思えないのですが(でも理解は出来る)、
IA-32サポートを切り捨ててでも今のItaniumが2GHzで動いて
他のCPUと比べて圧倒的なパフォーマンスを見せれば、今よりは良かった…のかな。
まあ、今回のソフトウェアによるエミュレーションは、記事にもあるように、
PowerPCで成功した実績もあるので、それなりにうまくいくんじゃないかと。
# ちなみに、自分はCrusoeのような学習理論的アプローチが好き。