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5572 story

Itaniumの32bitパフォーマンス向上はソフトで 57

ストーリー by Oliver
IA64-VS-AMD64 部門より

ken-w3m 曰く、 "ZDNetの記事より、IntelはItaniumの従来の32ビットコードのパフォーマンスを大幅に向上するソフトウェアを、年内にリリースする計画だ。
先日リリースされたOpteronは32bitコードでのパフォーマンス向上にも力を入れており、Intelがこれに対抗する形となる。また、OSに組み込む計画で、MicrosoftやLinux関連各社と交渉中。ソフトウェアで解決するという点が気になる。CNETの記事にもそれらしきことが書かれている。"

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  • by Psychs (7786) on 2003年04月25日 19時38分 (#305225)

    技術的にいえば,ソフトウェアによるエミュレーションレイヤー + VLIWプロセッサ という構成だから,論理的には Crusoeと同じ構成だ.この2つのパフォーマンス特性,相違点などを調べてみるとおもしろいだろう.

    しかし,現状では,Itaniumの IA-32実行機能は,ハードウェアドライバの IA-32コードを実行するために使われることがほとんどのようだ.
    しかも,AMD64 ISAと比べた場合には,価格対性能比が全く違う.

    したがって,ZDNetなどの論評にあるような AMD64 ISA への対抗策としての意味は事実上ないと思われる.

    • by vbsnbk (13976) on 2003年04月25日 21時10分 (#305283) 日記
      下でも書きましたが、今の時点での現状では
      >ハードウェアドライバの IA-32コードを実行するために
      ですよね?だからIntelはOSのレベルでモジュールを提供して、
      何とかIA-64でもOpteronのように64bitと32bitのバイナリを並列実行できるように
      画策してるんだと思いますよ。
      だから「MS他にExecution Layerソフトを組み込ませるよう働きかける」
      って言っているわけですから。
      #個人的には「1.5GHzのItaniumで1.5GHzのXeonと~」って
      #言ってる時点で「アホかおのれらわっ!!」って気分なんですが。
      #クライアントアプリならいざ知らず、サーバアプリでP4の1.5GHz
      #では非力すぎます……。
      >しかも,AMD64 ISAと比べた場合には,価格対性能比が全く違う.
      これに関しては全くその通りだと思います。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年04月25日 22時55分 (#305347)
        つい最近Itanium2を8基乗っけたマシンで、Win2003のベータ版を
        動かしてたんだが、

        #個人的には「1.5GHzのItaniumで1.5GHzのXeonと~」って
        #言ってる時点で「アホかおのれらわっ!!」って気分なんですが。

        今現在の、Itanium2+Win2003で、32ビットアプリを動作させたら、
        きっとビックリするよ。想像を絶する遅さに。
        体感速度派、pentium 75MHzくらい。まぁ64ビットのプログラムが
        速いから、なおさらかも知れないけど、とにかく遅い:-)
        なので、Xeon1.5GHzと同じってだけでも十分だと思ってしまう。

        ばれたらまずいのでAC
        親コメント
      • by Anonymous Cowboy (6205) on 2003年04月25日 21時27分 (#305296)
        > #クライアントアプリならいざ知らず、サーバアプリでP4の1.5GHz
        > #では非力すぎます……。
        わざわざItanium導入しておきながらサーバアプリそのものをIA-32コードで
        走らせるとか言ってるほうがどうかしてると思うんですが。
        親コメント
        • by Stahl (7211) on 2003年04月25日 22時30分 (#305329)
          機材の入れ替えとソフトウェアの(安全な)入れ替えのタイミングがきっちり合致する幸福な現場、というのはどれほどあるんだろう…
          親コメント
          • 機材の入れ替えとソフトウェアの(安全な)入れ替えのタイミングがきっちり合致する幸福な現場

            結構あるとおもいますよ。特に行政方面とか。

            あちら方面で結構長いこと仕事してましたけど、契約はハードのリース期間が

        • by Dobon (7495) on 2003年04月25日 23時18分 (#305359) 日記
          >サーバアプリそのものをIA-32コードで
           DBとかのミドルを入れ替えたらいくらかかると思います?
           マシン本体より高価な可能性は大です。

          # 互換回路よりソフトの方が速いってのは...なんだかなぁ。
          --
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          • 意味不明。
            いくらかかるかわかってて導入すると決めたんだからいいじゃん。
            • >導入すると決めた
               導入検討の段階で二の足を踏まれるので、エミュで対応する方向に変更したって話でしょう?

              サーバのカタログに旧製品のバイナリを実行可能と記載してあれば、通常は『それなりの性能で』動くと期待されます。
              (サーバ用のミドルを別バージョンにすると大抵はライセンスの全面取直しになりますから)
              →インテルは互換性重視でしたし。
              # 上司に「互換性があるのに使えない」事を説明するのは大変でした。

               見積もりとった段階では「よさそう」と思っても、本腰いれて検討すると予算オーバーってケースが多かったのでしょう。
              (CPUを売りたい)インテルにとっては問題です。

              # ここでハードメーカのインテルがエミュに走ったトコが面白いのですが...
              # このエミュ、PA-RISC上で動くのかどうか非常に興味があります[笑]。
              --
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        • せっかくItaniumを導入しても走らせるItaniumアプリが無くて、ユーザーの要望に仕方なく…、という構図が浮かびます。
      • ここはItaniumの話題なんだから、
        せめて基本的なことを知った上で話をしましょう。

        Linuxはともかく、
        Windowsならば、一般に提供されているのはAlphaかItaniumのみ。
        Opteronの出番は、当分先になるでしょう。

        Itaniumは、一般へのアピールが足りないかもしれないが、
        何年も前から、開発機(BigSur
        • by takac (13264) on 2003年04月26日 0時57分 (#305405)
          どっちも使ったことないけれど、64bitに限ればOpteronがIntelの成果を横取りってのは違うでしょう。
          ItaniumはIA32と互換性の無い?VLIWで、OpteronはIA32+AMD64 ISA(x86-64)だから、ItaniumとOpteronの
          64bit互換性は無いのでは?
          # だからこそAMDは苦労して各社に働きかけているんだし

          個人的には、既存システムの移行を考えてくれているOpteronを応援したいです。
          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2003年04月26日 1時23分 (#305417)
          >Opteronは、その成果を横取りしようとしてるようにも見えるので

          「横取り」とは、、、ひどい言いようですね。
          「基本的なことを知った上」で、そう仰っているのですよね。(苦笑)

          Opteron のアプローチはItanium とは、全く異なる訳だし、
          それを言うなら、Itanium こそ、DEC Alpha の成果を横取り
          したと誹られるのでは?

          IntelがCompaqのAlphaプロセッサ技術を取得 [mycom.co.jp]
          米Intel、DECと和解、Alphaの製造ラインを買い取り [impress.co.jp]

          Intel は、DECの技術を金で買ったが、技術者全員の心までは
          買えなかったってことで。
          親コメント
        • ItaniumってOpteronとは結果的にターゲットが異なっちゃったと思うんですよ. もちろん当初のルートはIA32からのスムースな移行ということだったんでしょうが, パートナーとして大きな一画を占めるHPやNECなんかにとっては, むしろ利幅の大きなハイエンドサーバでの開発費を削減したいという思いがかなりの部分をしめていて, それが結果的にシステムとなった場合にSun対抗というように変化してしまったのだと思います.

          Itaniumの商用システムというと, 比較的見る機会が多いのはNECのAsAmAなんですけど, これも現在は計算サーバが主力で, エンタープライズサーバとして使う場合もHP-UXベースの方が主力になっちゃって, Opteronマシンとは住みわけが進むんじゃないかという予感がします.

          親コメント
        • うーん……
          Opteronの現状での、我々ユーザにとって最大の利点というのは、
          「現状のx86用OSが何も考えずに動く」という点なんですが。
          #勿論新しいチップセットとかを認識させるレベルの手間は要りますが。
          その上で、さらなる上である64bitネイティブバイナリ対応を狙うために
          AMDはMSに働きかけ、Linuxベンダに働きかけている訳ですよね。
          ですからAMDは「K7->K8」という、x86の枠内でのステップアップも
          最初から考慮しているので、
          >64ビットへの移行のための準備 というのは、Intelのように資金力と政治力を行使して、前から進めておく
          必要がないだけのことなんじゃないですかね。
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        • by Anonymous Coward on 2003年04月26日 2時26分 (#305441)
          論調を見てると、Itaniumを知らない人が多そうですよねえ。
          VLIWとは書いてるけどEPICとかは書かないですし。
          #32bitから64bitへの移植が簡単だと思ってるみたいだし(笑)

          あえてまた言いますが、アーキテクチャとベンチマークに関しては
          とんちんかんな人ばかりですね。
          #なぜメモリレイテンシを気にするかとか。

          AMD好き(Intel嫌い)が騒いでるだけかな。
          親コメント
        • >Windowsならば、一般に提供されているのはAlphaかItaniumのみ。

          基本的な事を聞くのですが、64bit version な windows*/alpha は提供されているのでしょうか?
    • つか、Crusoeがこれをやるとよかったんじゃないかなー。とか思う。
      変換済みのコードをCPU内のちっこい領域でやりくりしてないでメインメモリに置いてしまえ。という意味で。
      # OSのサポートがあればバイナリを書き換えて...とかローダで変換...とかできるし。
      親コメント
      • >変換済みのコードをCPU内のちっこい領域でやりくりしてないでメイン
        >メモリに置いてしまえ。という意味で。
        ちょっとこれは違うとおもいます。
        手元のLinuxカーネルの報告ではしっかりと16MBをコードモーフィングに
        取られています。
        --
          田舎のLinux野郎
        親コメント
        • > しっかりと16MBをコードモーフィングに取られています。

          これは変換後のコードをキャッシュするためですね。

          #305266は、最初に全部変換した結果をメモリに置いておくような
          ことをイメージしているんじゃないかな?
    • Itaniumの IA-32実行機能は,ハードウェアドライバの IA-32コードを実行するために使われることがほとんど
      これの根拠は?
  • 事実上 Madison 専用、のような気がします。複雑なコード変換用のソフトを入れるには、L2 のサイズが小さいと辛そうだろうことを考えると。というわけで、Opteron 対抗の意図はないんじゃないのかなぁ。デラックスなマシンのお化粧の類だと思う。

    #日記でもメモったけど、Madison はもうベンチマークが出始めてますね。ベンチマークもう公開していいのか > HP

  • by Anonymous Coward on 2003年04月25日 19時43分 (#305229)
    ただそんだけ
  • by Anonymous Coward on 2003年04月25日 23時10分 (#305355)
    他のひとも指摘しているけど、価格でItaniumはOpteronにかないません。Yamhill [impress.co.jp]を出さざる得ないのでは、Itaniumの価値が無くなりますけど。痛いのはIntelじゃなくて、HPですね。せっかく、PA-RISCとAlphaを捨てたのに、この有り様では。(世の中思うようになりません)
    Yamhillが出ることによって、たくさんメモリが載せられる時代が来るのを期待してます。(P4が36bitアドレッシングだと言う話は無視)
    • >痛いのはIntelじゃなくて、HPですね。
       HPにとっては、IA32は『ど~でもよい』のでは?
       PA-RISCからの移行が『まともに』できれば営業的に問題ないのでしょう。

      実際、HPのカタログ [hp.com]によれば、
      >Itanium? はhp PA-RISC CPUとのバイナリ互換性があり、
      >PA-RISC上のhp-uxとItanium? 上のhp-uxの間はバイナリ互換が保たれています。
      >既存hp-uxユーザのアプリケーションをスムーズに移行することが可能であり、
      >投資 の保護を最優先するhp ならではのソリューションを提供します。
       との事です。
       性能の方も問題ない [hp.com]模様です。

      (HPはItaniumの共同開発者なのでPA-RISCが極端に遅くなるようなマネはしないですね[笑])
      --
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    • by Anonymous Coward
      Alphaは捨ててません!
      ほらそこに後継チップが・・・名前はOpteronって変わりましたが・・・

      # Alphaとは違うと言い張るAMDの主張はさておき
      • by Anonymous Coward
        命令体系は86の拡張だし、レジスタは16本しかないし、
        Alphaの後継と言うには無理があると思うが。
        • by Anonymous Coward
          それでも何とか理由を付けて、Opteron陣営に鞍替え/二股を
          掛けたがってるHPじゃないかと・・・

          # 二股がいいかな。
  • by Anonymous Coward on 2003年04月26日 2時26分 (#305440)
    インテルの誤算はIA-32がサーバー用チップとして売れ過ぎてしまい、ほんとはItaniumを売り込みたかったところにIA-32に入り込まれてしまったことかもしれませんね。それはItanium 1の開発が遅れてしまい、出て来た時には期待したほどの性能は無く、Intelが昔言っていたほどItaniumシステムが安くならなかったせいもあると思います。
    • by Anonymous Coward
      > ほんとはItaniumを売り込みたかったところにIA-32に入り込まれてしまった

      本当に売り込みたかったのは、今だにSUNやIBMなどが幅を聞かせている
      エンタープライズサーバなんかの分野でしょ?

      この分野は、まだintelは商売として成り立っていないよ。
      • by SteppingWind (2654) on 2003年04月26日 14時16分 (#305569)

        だからね, 戦略ってものを考えなさいよ. 最初の構想では

        1. ローエンドサーバでItanium普及
        2. 量産効果で価格を下げる
        3. コストパフォーマンスの良さでハイエンドサーバでもシェア拡大

        というシナリオだったのが

        1. ローエンドサーバではXeonやPentium-Sに性能・ソフトラインアップで歯がたたない
        2. 量産できないから価格が下がらない
        3. しかたが無いから高くても売れるハイエンドサーバ向けのみに出荷
        4. 値段が競合とあまり変わらないからシェアも伸びない

        となってしまっているっちゅう指摘でしょう.

        親コメント
        • by ikemo (901) on 2003年04月26日 18時54分 (#305641)
          ちょっと外してるような気もするけど書きます。

          > 量産できないから価格が下がらない
          これはちょっと違うような。CPUのコストで一番問題になるのは、
          CPUのコアのダイサイズでしょう。
          で、Itaniumは現状で421mm^2、次のMadisonが374mm^2と非常に大きいです。
          http://www.zdnet.co.jp/news/0211/28/ne00_itanium.html

          ちょっと調べたところでは、Power4+が267mm^2、
          デカいと言われた初期のPentium4(Willamette)は217mm^2、
          現在のPentium4(Northwood)は147mm^2、現在のAthlon XP(Barton)は101mm^2、
          Opteronは193mm^2、Xeonはよく知らないけど、キャッシュ1MのXeon MPなら
          Opteronとそれほど変わらない?

          ちなみに、PS2で使われているEE, GSは当初は共に200mm^2超え。
          http://ascii24.com/news/i/tech/article/2003/04/21/imageview/images714170.jpg.html
          39800円って目茶苦茶安いのでは…(やっぱり量産効果も大きい?)。

          で、Itaniumがダメなのは、穿った見方をすれば、

          1. Itaniumの設計もしくはコンパイラの出来が悪く性能が出ない。
          2. 性能の出ないダメCPUというイメージを避けるためにキャッシュを増やしてなんとか性能アップ
          3. ダイサイズが非常にデカくなって値段高騰
          4. IA-32部分の性能の悪さもあって売れず

          かなと。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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