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5634 story

FreeBSDから古いrcシステムが削除される 9

ストーリー by GetSet
一部の利用者は注意 部門より

BSD 曰く、 " Doug Barton 関係者にあてたメールによると、 FreeBSD -CURRENT から歴史あるBSDのブートスクリプトが、NetBSDで大幅に 修正され改良された新世代版に置き換えられたとのことである。 以前の rc システムにあった全ての機能は移植され、利用者は今までと 同じように、rc.conf、sysctl.conf等のファイルでブート設定を カスタマイズできる。
このrcNGシステムは昨年9月から -CURRENT のデフォルトであり、 5.0-RELEASE のデフォルトであったので、ほとんどの利用者では 何も問題は起きないはずである。 しかし、rc スクリプトをカスタマイズしていた利用者は /etcの下に rc.* がほとんどなくなったことに注意すべきである。 これらは大幅に書きかえられて /etc/rc.d/ に移されている。 今まで使っていたサーバからこれらの古いファイルが消されることは ないので、使い続けることは可能である。しかし、mergemaster を 使ってシステム更新する場合には、自分自身でそれらを消さないように 細心の注意が必要である。
rcNG システムでは、/etc/rc にはほとんど何も記述されていない。 ただ、/etc/rc.d/ にあるファイルを rcorder コマンドによって依存関係や 優先順にソートし、順番に実行していくだけの処理が記述されているのみである。 そして、/etc/rc.subr には、処理に必要な基本的な設定や共通処理等がまとめられている。 これらについての詳細は、rc.subr(8) のマニュアルを一見するとよい。 /etc/rc まわりが /usr/local/etc と同じような形式になり、ツールの インストール時に便利になった感じがする。しかし、System V のようには なって欲しくないという気もする。欠点は正し、良いところだけをうまく 取り入れて、FreeBSDをもっと使いやすいものにして欲しいと思う。"

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  • rcNG (スコア:2, 参考になる)

    by tag (10007) on 2003年05月06日 16時48分 (#310616) 日記
    今日のBSDセクションはGetSetさんによるタレコミ掲載がとても早いみたいですが、一体どうして なのでしょうか。

    (閑話休題)記事を読んで、確認してみました。 /etc/rcでやってる仕事は次の3つのようです。

    (1) . /etc/rc.subr

    rc.subrの読み込みです。この中で、rc.confを読み込んでいるようです。

    (2) files=`rcorder -k ${os} -s nostart /etc/rc.d/* 2>/dev/null`

    rc.dの下のファイルを並び替えているようです。ファイルの中に依存関係を記述できるようです。/usr/local/etc/rc.d/はabc順に実行する だけでしたが、ここではそれほど単純には命名できないので、こうなったのでしょうか。

    (3)
    for _rc_elem in ${files}; do
    run_rc_script ${_rc_elem} ${_boot}
    done

    で、ここでぐるぐる回しているようです。

    今までは、rc.confで旧rcを使うのか新rcを使うのか設定 できたようですが、mergemasterしたら新rcに切り替わって しまいました。普通のユーザは変更に気がつかないかもしれません。

    • by GetSet (9536) on 2003年05月06日 17時25分 (#310627) ホームページ 日記
      >> 今日のBSDセクションはGetSetさんによるタレコミ掲載がとても早いみたいですが

      たまたま時間が取れて覗いているタイミングでタレコミがあった、というだけですね。
      しばらく前からOpenBSDを扱うようになったので、私も勉強させてもらいつつ、掲載させて頂いております。

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    • Re:rcNG (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年05月07日 9時40分 (#311002)
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      • わかりやすくまとまっている説明資料だと思います。特に首肯 したのは、「runlevelはuseless!」というところでした。 BSD派の僕としては、どうしてもあのrunlevelの存在意義に 納得できません。Linuxはこれを取り入れましたが、安易 な感じを受けました。 rcNG的な解決はそこそこ納得できます。従来のやり方が 好きだという人は、それを使い続けることもできます。

        BSDとSystem Vでのポリシーの違いの一つに「管理情報を1つの ファイルに格納するか、複数のファイルに分割するか」 ということがあります。エディタで直接修正するのが原則であった Unixでは一つのファイルにまとまっていたほうが、見渡しやすく、 パターン検索が楽で、修正作業が容易だったと思います。 それがSystem IIIなどで、処理効率の良さが重視されて分割 されていったのだろうと思います。別途、ソフトをインストール するような時は、不必要な個所を間違って書き換えることがない という良い副作用を発生したのは事実ですが。

        BSDは多少頑固なくらい、今の構造を保持して欲しいと 思います。古臭いと言われることもあるでしょうが、それが Linuxにはない「過去の良い遺産」なのですから。

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  • by maho (9810) on 2003年05月06日 18時14分 (#310651)
    個人的に使っているシステムでは /etc をどうされてます?
    mergemaster でしこしこやるのがしんどいですよね。 自分が変更したファイルのみ backup 取っておいて、
    一挙に /etc を /etc.old とかにして mergemaster -i をしてしまいます。そうすると、まぁ結構簡単にはできますが、それで今回のことには気づきました :)
    • 実際問題、mergemasterで本当に"merge"する必要が発生するファイルというと、自分の過去の経験(4.x系)では

      • passwd
      • group
      • ftpusers
      • inetd.conf
      • services
      • hosts.*
      くらいです。

      個人ユースだと、手間というほど大したボリュームにはならないと思うんですが、具体的に何が大変なんでしょうか?

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    • by tag (10007) on 2003年05月07日 0時09分 (#310882) 日記
      仕事をさせているサーバは一から構築し直すので、そういう問題 はありません。

      実験用サーバはcvsupを適宜実施しながら、mergemasterしていきます。passwd,group,hosts等は古いものをそのまま使うことが 多いです。ツール類のインストールのためどうしてもmergeする 必要がある時は、一度mergemasterを終了し、ゆっくり考えて、 手作業で修正したりmergemasterで統合したりします。 普通のファイルは変更点を目視確認した上で、どんどんインス トールしていきます。

      親コメント
  • by daemontools (1932) on 2003年05月06日 20時55分 (#310742)
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