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英国発「完璧な紅茶」のレシピ 180

ストーリー by GetSet
珈琲党もたまには気分を変えて 部門より

KAMUI曰く、"CNN サイエンスの記事に依ると,英国王立化学会 (RSC) は化学的な見地に基づく「完璧な一杯の紅茶の入れ方」を発表した ( RSC のプレスリリース(PDF) )
材料として,アッサム産のリーフ・ティーと軟水,新鮮で冷えた牛乳,白砂糖。 その他に用意するのはやかん,陶磁器製ティーポット,陶磁器製マグカップ, 目の細かい茶こし,ティースプーン,更に……電子レンジ
入れ方などは元記事,或はリリースを読んでもらうとして, ヨーロッパに多い硬水ではなく軟水(ミネラルが少ないので 紅茶が濁りにくい)を使う点や,マグカップに先に牛乳を入れておく (後から入れると温度で蛋白質が変質して風味が損なわれる)など, 確かに「化学的に」細やかな所にこだわってるのが興味深い。
もっとも知人に言わせると「真に完璧な紅茶にはメイドさんが(以下略)」なのだそ~だが(^_^;"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by tickets (5221) on 2003年06月25日 23時23分 (#345522)
    プレスリリースでは大文字で「ミルクを先に入れる」と強調しているが、この問題は過去何百年もの間結論の出ない論争として有名。この論文がまた新たな論争を引き起こしそうだ。
    • なんでも、その問題についての取り敢えずの決着がコレでつけられた、というのも、話題となっている一因のようですよ。

      んー、Yahoo!NEWSだかのどこかのニュースサイトに載っていた見出しが出自なんで、根拠がチョッチ弱いのですが…
      まあ、英国王家としての公式回答と云うコトなのでしょうかね。

      #わたし的には、どっちでも気にするつもりもないというのが本音ですが(笑)
      #そもそも、こだわってる人たちにしてみりゃ、んな順序なんぞ好みの問題じゃい、って感じのハズだしね。
      --
      -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
      親コメント
    • by tada (5086) on 2003年06月26日 0時09分 (#345553)
      希硫酸の作り方を思い出しました。
      親コメント
      • 身をもって知るなよ (スコア:2, おもしろおかしい)

        by kicchy (4711) on 2003年06月26日 1時28分 (#345607)
        それだけは間違うな!

        硫酸が先だよね!
        # 試すなよ
        親コメント
        • by kicchy (4711) on 2003年06月26日 19時01分 (#346132)
          えー、自分の書き込みからほんとに事故が起こると怖いので
          正しいことを書いておきます。

          「濃硫酸から希硫酸を作るときは、
           多量の「水」に、少量ずつ「濃硫酸」を混ぜて
           希釈してください」

          逆に濃硫酸に水を注ぐと、水と濃硫酸が混ざった部分の発熱で
          激しい気化が起こり濃硫酸が飛び散ってしまいます。
               ****** 非常に危険です *******

          バッテリー液が飛び散った経験のある方は分かるでしょうが
          少量でも硫酸は強力です。
          親コメント
        • by Rekishi (10137) on 2003年06月26日 2時20分 (#345619)
          皆さんお願いだから妙なことは試さないでください。
          跳ね飛んできた硫酸に顔面直撃された経験者より。

          目じゃなくてよかった… 結局痕は残りませんでしたが。
          その加害者も服に点々と穴が開いた程度で済んだようです。

          オフトピついでに…
          鳥の糞やウェイトレスがこぼした飲み物、食べ物などを何十回も
          食らったことのある人って、私以外にもいるんでしょうか。
          突沸した希塩酸なんてのも食らったことがあるし。

          #ネタにマジレスだとはわかっているのですが、世の中には
           ほんとにやっちゃう人がいるもので…
          親コメント
        • by saitoh (10803) on 2003年06月26日 10時12分 (#345719)
          え?逆でしょう。 水にすこしずつ濃硫酸を注ぐ。 でないと、発熱によって沸騰して飛び出してくる。 これとか [sendai-c.ed.jp] これとか [urban.ne.jp] これとか [inv.co.jp] これとか [osaka-c.ed.jp]。
          親コメント
    • いつもの milk in before が正しかった(?)ということで、一安心です。
      でも、普段は、アッサムではなくニルギリなんですが…

      # 紅茶の入れ方は宗教です(w
      親コメント
      • by urabe (14966) on 2003年06月26日 12時28分 (#345840)
        会社ではティーポットが使えないのでカップで作った紅茶にミルク入れてますが、家ではミルクを先に入れてそこに紅茶を入れてます。
        個人的には、先にミルクの方がおいしいと思ってます。
        日本では超高温殺菌のタンパク質が変性している牛乳が主流なので、先にミルク入れる理由に書いてあった「タンパク質の変性」の事で味が変わるとは思えませんが・・・。

        イギリスでは低温殺菌や高温殺菌の牛乳が主流なんでしょうかね。

        # 普段使ってるアッサムのCTCは邪道なんでしょうか?
        親コメント
    • まぜる手間が省けるので、らく。

      ミルクティーは飲まないけど、コーヒーでは必ずミルクを先に入れる派。
      --
      ------ a life is a sequence of misunderstandings
      親コメント
      • by f6_6m (6762) on 2003年06月26日 5時40分 (#345640)
        同じ理論で、ウィスキー等の(水|ソーダ)割りを造る場合
        比重を考慮して、ウィスキーを先に、水を後から入れると
        狭いグラスの中で良く混ざります。

        でも、カクテルの場合はモノに拠って逆になるコトがありますよね。
        例えば、カルア等のリキュール類は、牛乳より比重が高いので先に注いで置き
        後から牛乳を注いで分離させた方が「見栄えが良い」という意味で正統とされる場合が多いです。

        味を重視する場合、比重の低いモノに対して比重の高いモノを足すコトと
        素材間で温度差がある場合の味の変質を防ぐ為に、急速に撹拌するコトは
        化学的根拠以前に、バーテンダーの経験がある方ならば、半ば常識かと思います。
        # 最近は「美味い酒」より、「楽しい酒」が好きですが(^-^;
        親コメント
  • 規格準拠? (スコア:3, 興味深い)

    by koshian (6999) on 2003年06月25日 23時37分 (#345532) ホームページ 日記
    この淹れ方がISO3103 [post1.com]に準拠してるのかがとても気になります。
  • 完璧な手順 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2003年06月25日 23時18分 (#345520)
    >「真に完璧な紅茶にはメイドさんが(以下略)」なのだそ~だが(^_^;"

    (1)お水を井戸でメイドさんが汲んでくる
    (2)シャーリーの部屋の横に水を一晩置く
    (3)台所のかまどで、水をやかんでわかす
    (4)やかんの前で待つ13歳のメイドさん(鼻歌必須)
    (6)蓋をうっかりさわって「きゃ!」と指先耳たぶ

    あとはどうでもよいが、(6)を抜かしては完璧はありえない

    # 変なスイッチはいっているとまずいのでAC
  • by scythe (7906) on 2003年06月25日 23時23分 (#345523) 日記
    英国の化学会は、設立当時からこんな話を研究していたって
    聞きますが、どうなんでしょう?
    なんにせよ、紅茶好きにとっては、興味深いネタです。

    今回の研究は、イギリスの作家ジョージ・オーウェル [amazon.co.jp]
    の生誕100周年記念だそうです。
    って、アマゾンのレビューのところに書いてありました(汗。

    でも、ジョージ・オーウェルって知らない・・・
    • by gtk (14477) on 2003年06月26日 11時48分 (#345814) 日記
      ジョージ・オーウェルは自身の著作のなかで「完璧な紅茶の淹れ方」について述べています。国内でも邦訳されて出版されています。

      邦訳された「一杯のおいしい紅茶」 [sakuhokusha.co.jp]

      google にて「オーウェル 紅茶」のキーワードで検索すると、その11か条に触れているところが結構出てきます。原文が気になる方はぜひ原著に触れてみてください。

      わりとその筋では有名な「11か条」のようで、いくつかの料理本でも触れられていたりします。たとえば
      これ [amazon.co.jp]とか。
      親コメント
  • by tickets (5221) on 2003年06月25日 23時34分 (#345529)
    最高の紅茶は最高のポットで淹れると思うのだが、高級ポットによく使われる金泥は電子レンジでは高周波が放電して切れ切れになってしまう(安い皿で実験済み)これはまずいだろう。

    私は淹れるお湯は沸かすがポットやカップは電気ポットのお湯で温める。
    • > 高級ポットによく使われる金泥は電子レンジでは高周波が放電して

      うちで使っている夫婦茶碗(さして高級ではないが、金色の飾りは入っている)の場合、
      私が使うベース色が青緑のものは特に問題ないのに、妻の赤い方はバリバリ放電してしまいます。
      地色に使っている顔料と何か関係あるんでしょうか。

      # まさか赤い方が3倍早く温まるわけではあるまいが。
      親コメント
      • by Sakura Avalon (12557) on 2003年06月26日 0時41分 (#345577)
        顔料が金属系(すんません、正式になんと言うか知りません)だとバリバリっといっちゃいますね。それもあって、最近のお皿などにはレンジ対応と書かれているものがあるわけです。あれは温度差で割れる・割れないとかいうものもあるのですが、絵柄に使っている素材が問題ないという意味も含まれているんです。
        親コメント
  • by Knagi (13439) on 2003年06月25日 22時58分 (#345515) 日記
    ってこういう学会みたいなところがこういう文章を発表するのが。
    # 日本でもそういうところあるといいなぁ

    電子レンジってポットとカップを温めるだけ?
    単にお湯を使えばいいのでは?
    • by GetSet (9536) on 2003年06月25日 23時11分 (#345517) ホームページ 日記
      「お湯を使うよりも、むらなく均一に温められるので、紅茶の味が際だつ」

      とは、私が学生時代に通っていた喫茶店のご主人の言。
      ただし「お湯でゆっくりと温めた方が、柔らかな温かさが出るから、私はお湯の方が好きだがね」とのことでしたが(^^;

      理詰めで美味しいというのも面白いのですが、理屈ではないところにも美味しさは存在するのではないかな、と思います。
      # でも私は珈琲党なので、あまり偉そうなことはいえません(^^;
      親コメント
      • Re:電子レンジの効能 (スコア:3, すばらしい洞察)

        by rohi (5663) on 2003年06月26日 2時12分 (#345618)
        > 理詰めで美味しいというのも面白いのですが、理屈ではないところにも美味しさは存在するのではないかな、と思います。

        たしかに、あらゆるものごとについて理屈ではないところに、それぞれのよさがあってかまわないのですが、「理屈ではないところ」と位置付けられている何かを、理屈で説明するというのが科学者の仕事だったりするのかもしれないなぁ、と思います。

        すべてを説明できなくても、「ここまでは理屈で説明できる」という境界線をみつけることも大事かなあと。
        親コメント
    • Re:すばらしい (スコア:3, 参考になる)

      by fgd (2415) on 2003年06月25日 23時14分 (#345519) 日記
      カップを温めたいその時に、その温めるためのお湯は、沸かして
      いる最中なのです。

      しかも、沸かすお湯は、

      >> Boil just the required quantity to avoid wasting time, water and power.

      なんて、こと細かに指定してあります。

      あ、湯冷ましは、ダメですよ。

      >> Previously boiled water will have lost some of its dissolved oxygen which is important to bring out the tea flavour.

      らしいですから。

      #でも、2番茶3番茶をがぶがぶ飲むのが好きなワタシ。
      親コメント
    • Re:すばらしい (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Gul Dukat (6449) on 2003年06月26日 0時10分 (#345554) 日記
      お抹茶をたくさんサービスするところでは
      お湯を張ったボウルを保温器に乗せて温めてあるけどね
      紅茶だと熱湯を使うので沈めるわけにはいかないのかな.

      # 普段からお湯をたくさん用意しておけばいいのさ
      親コメント
    • そういえば (スコア:2, 興味深い)

      by tyamaguchi (7612) on 2003年06月26日 12時19分 (#345829) ホームページ
      昔、某珈琲紅茶系MLのコアメンバーと某珈琲店店主で、おいしいコーヒーの淹れ方を科学的に説明できないかと朝まで議論してたことがあります。
      #あの時は、クロマトグラフィーのカラムモデルまで持ち出して云々してたな。
      で、カラムモデルで使ってわかったのは、フィルター使う場合だけど

      ○コーヒーの粉とお湯との間での成分の吸着係数の違いによって、成分の出方が変わる
      #お湯にしみ出しやすい成分は最初から一定量出てきて、しみ出しにくい成分は後から一定量でてくる。

      ○美味しさを作る成分がしみ出しやすく、不味さを作る成分がしみ出しにくいとすれば、美味しいコーヒーの淹れ方の重要な条件のいくつかを説明できる。

      ただ、実際には、
      ・コーヒーの粉に注がれたお湯の中では、カラムモデルと同じ状況が完全におきているわけではない(お湯の中で対流がおきているなど)
      ・コーヒーでは味の構成成分が数百ある。この話をどこかに発表するまでの議論をするにはそれらの成分の厳密な定量とモデルとの比較が必要。
      ・それ以前に成分構成のちょっとした違いで味が簡単に変わる(場合によっては、わずかな成分の違いで美味い→くそ不味いへ変わるくらい)ので、味の構成成分を美味しい成分、不味い成分に分類することが可能なのか。

      などの問題があり、そういうところまで説明できるまで議論を進めることは、個人が趣味で集まった程度では不可能ということでお蔵入りになったことがあります。

      で、今回のこのレシピの発表をみると、化学への興味の啓発が目的ならばとても素晴らしいと思う気持ちがある反面、この程度のものが王立化学会から発表されて、話題になると言うことに対する羨ましいと言うか、妬ましいと言う気持ちが少しあります。
      親コメント
    • by oltio (3848) on 2003年06月26日 0時24分 (#345566) 日記
      私は必ずポット・カップにまずお湯を入れていますが、その目的は
      それらを暖めるのに加えて、「ゆすぐ」というのがあります。もちろん
      ちゃんと洗っておいたものではありますが、気休めになります。
      茶紅茶珈琲の細かい作法なんて気休め程度のものが多いですから。
      一息入れる時はこうした事にちょっと時間を割いてみるのも悪くないですよ。
      親コメント
    • by simon (1336) on 2003年06月26日 0時27分 (#345568)
      >ってこういう学会みたいなところがこういう文章を発表するのが。
      ># 日本でもそういうところあるといいなぁ

      『ろうそくの科学』のファラデーの講演もそうでしたが、
      こういうのはイギリス科学界の伝統ですね。
      科学と一般市民の間の距離を近くしようとする科学者側の努力だと
      おもいます。大変に素晴らしい。

      「科学講話」「科学漫談」みたいなのでいいから、日本でもやってほしいですね。
      親コメント
  • by halym (5599) <halymNO@SPAMacm.org> on 2003年06月25日 23時49分 (#345538)
    という標準 [www.iso.ch]などはいかがでしょう。

    もとはBritish Standard [techindex.co.uk] BS 6008です。

    ここで"Tea"で検索すると、まあ、でるわでるわ。
  • 英国紳士 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2003年06月26日 7時33分 (#345655)
    ジョンブルどもも紅茶に凝るのも結構なんだがその前にあのマズ飯どうにかすべきでわないんかね。

    # さっきからパンに塗ってるその黒いのはナニ…?
    • Re:英国紳士 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2003年06月26日 9時39分 (#345698)
      > あのマズ飯どうにかすべき

      それが出来ないから紅茶に凝るのだと思う。
      国民性だから仕方無い。

      # ところで何を塗ってたの?
      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2003年06月26日 11時28分 (#345800)

      おそらくマーマイト [londontown.to]と呼ばれるえげれす独特の食べ物と称する物体と推測されます. 私も聞いたことしかないのですが, 勇気のある方は試してみてはいかがでしょうか.

      親コメント
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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