巨象の蹴り部門より。
Anonymous Coward曰く、"
japan.linux.comより:米IBMは8月6日夕刻、 SCO Groupに対し、GPL違反とIBMの保有する特許を侵害するという2点で、ユタ州の連邦地方裁判所に提訴した、ということらしい。Red Hatに続いて、とうとう動き出したかという感じではある。肝心の提訴の内容は、SCOがGPLに反していることとSCOがIBMの特許を侵害しているということ。GPLが訴訟に巻き込まれるのも見所かもしれないが、それよりも特許についてはUnixWare、OpenServer、SCO Manager、ReliantHAというSCOの主力プロダクトの出荷停止を求めているらしい。
ZDNet-USの記事を見ると、「The patents cover a data compression technique, a method of navigating among program menus using options arranged in a
graphical tree, a method for verifying that an electronic message was received and a method for monitoring computing systems linked in a cluster. 」が該当特許らしい。これでSCOのプロダクトラインまで息の根が止まるかもしれないが、こんなもんふりかざされたらどんなベンダーも息の根を止められそうだ。恐いぞ、IBM。"
SCOの反応は簡潔で、「もしIBMがLinuxの真の問題点を解決するつもりなら全ての顧客に補償し、GPLライセンスと距離を取るべきだ」(意訳)とある。まずは鏡をみよう。また、LinuxWeeklyNewsが免罪符の契約文面を入手し、公開している。[update:kazekiri] japan.linux.comに SCO声明文の翻訳が掲載された。相変わらずな主張が続く。
linuxカーネルが GNU GPL 配下で有りつづけるために (スコア:4, すばらしい洞察)
それも、訴訟や責任からの回避という意味だけでなく、GNU GPL でコードを提供してくれた大勢の寄与者の権利に基づく正当なる要求を満たするためにもね。
だから、SCOが本当に自分達が権利を持つコードが入っていると主張し、さらに GNU GPL である linuxカーネルとその寄与者の貢献を認めているなら、linuxカーネルが GNU GPL でありつづけるためにも linuxカーネルから SCOのコードを取り除くために必要な情報を SCO は公開すべきなのですよね。
それをやらせてくれない現状を作っている SCO にと言われても、どうやって信じてよいのやら。
顧客の安心 (スコア:4, 参考になる)
「大丈夫です。"天下のIBM"が自社特許を盾に反訴しましたから、収束に向かうでしょう」
と言うだけで顧客が安心するので、これ(反訴という事実)だけでも、現場では効果が大きいのです。
/*
ついさっき使ってきたばかりの台詞なのでAC
*/
知らぬ間に GNU GPL で公開されちゃった場合は? (スコア:3, 興味深い)
更に仮定含みの話で申し訳ないのだけど、という場合、「SCOは自ら GNU GPLで配布していたのだから、いまさら権利を主張するのは間違いだ」っていう論法は OK なんですかね。
今回の IBM の反論の一部はそういう論法ではないかと思うのですが、SCOは「勝手に入れられたもので我々が意図した行為じゃない。だからそれは無効だ」と言うと思うのですけど。
Re:知らぬ間に GNU GPL で公開されちゃった場合は? (スコア:2, 興味深い)
なので、後はまさに
「それが本当に SCOが公開の方法を決定するだけの権利を持つものなのか?(SCOの著作物なのか、あるいはSCO-IBM間の契約で保護されたものなのか)」
という一点に絞られるんじゃないですかね。
SCOの著作物あるいは契約等々で保護されたものならば、GNU GPLの適用自体が誤りなのでライセンスの支配下から開放しなければならないでしょう。そしてそれを GNU GPLで公開してしまった人(IBM?)は、その責任を負う。
SCOの著作物でもなく契約等々で保護されたものでもなく、更に IBM こそが権利を持つものであれば GNU GPL の適用は権利者による正当な行為である、と。
だから、IBMにはその点を明確にするような対抗措置を取って欲しかった。
GNU GPLでおまえも配布したのだから GPL だって論法で来るという事は、逆に SCOが少なからず権利を持っていたものなのかという勘ぐりも生まれてしまいそうです。
親コメント
Re:知らぬ間に GNU GPL で公開されちゃった場合は? (スコア:2, 参考になる)
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
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Re:ピアレビューは無価値? (スコア:2, すばらしい洞察)
だからなに?って気がしないでもないです。
前任のやったこと、知らぬ存ぜぬで通せるならば、楽な世の中ですね。
そもそも、前任の冒した事によって、甚大なる不利益を被っているのであれば、その前任に対して賠償請求をするのがスジなんじゃないんですかねぇ。
間違っても第三者から徴収すればいいなんて事はないと思うのですが。
以前どこかで、「銀行が間違って関係のない第三者に金を振りこんでしまったら、それはとり戻すことができない」って聞いた事があるような気がするんですけど...
あくまで、上のコメントのみに対する意見です。親コメント
ノベライズ(スコア:-1, 余計なもの) (スコア:3, おもしろおかしい)
SCOのプロダクトラインの停止 (スコア:2, 興味深い)
#IBMはかっての独占禁止法攻撃から、自分トコのOSで世界制覇はしない、という方針に変更している、という事かしら。
一方SCOの主張は「プロダクトラインが止められてもライセンス料で食っていけるもんねー」とブラフをかけている感じでしょうか。
-----------------
#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
Re:SCOのプロダクトラインの停止 (スコア:3, おもしろおかしい)
ライセンス料で食っていけなくなったからFUDに乗り出したのでは?
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AIXライセンス (スコア:2, 参考になる)
UNIXライセンス、正確に言うとSVR?ソースコードのコントロール権(の一部)がまだNovellにも残っているということでしょうか。
電話カンファレンス(?)とSCOのマスコミ向け声明文 (スコア:2, 参考になる)
NewsForge読者レポート:米SCO電話カンファレンス [linux.com]
IBM反訴に関するSCOのマスコミ向け声明文(2003年8月7日付) [linux.com]
根拠のない訴えを繰り返しているのが誰なのか、早くはっきり分かるようにしてもらいたいものだ。
(´д`;)
かっこ悪い (スコア:1)
なんか、気に入らないから反撃って感じでかっこ悪い攻め方だと思うな。正攻法じゃない。ここで、特許を持ち出すのは、アメリカ政府っぽい独善じゃないかな。
Red Hat の若旦那は「自社の技術が SCOの知的財産を侵害しないことを実証し、SCOが確証もなく虚偽の声明によって、Red Hat Linuxとオープンソースソフトウェアの開発プロセスを攻撃するような訴訟を止めさせる」で、待ってました!という感じなのですが。
Those who would give up essential Liberty, to purchase a little temporary Safety, deserve neither Liberty nor Safety.
Re: かっこ悪い (スコア:3, 参考になる)
大企業はどんどん特許取っているその名分は防衛目的です。
もちろん、本当に独創的な特許は特許権本来の目的に則って受益します。
そうでないささいなアイディアまでとにかく特許とるのは防衛目的です。
というのは特許権はかなり強力でありながら審査が不十分なので、因縁まがいの特許を振りかざされた時に対抗する手段が必要なのです。
というわけで、今回の防衛発動は確かに格好悪いけれど、現行の特許制度の元で生きる為にはやむをえない行動でしょう。
これを批判するならば、たとえばGPLが「著作権」に則っているのも批判しなければ。
親コメント
Re:かっこ悪い (スコア:2, 興味深い)
Linuxビジネスに傾倒しているIBMとしては長引くだけ顧客信用に関わる問題なんで、明確なもので手早くばっさりやっちゃいたい。
特許王国IBMは特許裁判なら百戦錬磨でしょうし、反訴まで時間も充分にかけていますから、絶対に勝てる特許を持ち出してきていると思います。
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SCOの開発現場はどうなっていたのか (スコア:1)
それより問題なのは、SCOのコードがもし仮に勝手にLinuxのkernelに組み込まれていたとしたら、その作業を実はSCOの社員がやっていたという可能性もある訳で、そうでないことをSCOは証明できるのでしょうか?
不謹慎かもしれませんが、面白い展開になって来そうですね。
----------- 一生勉強を続けなきゃ!
IBMとSCOの契約(今日発売の日経Linux) (スコア:1, 興味深い)
IBMとSCOの間にある契約は、どうもATTが工夫を凝らして作ったものらしくライセンス側に有利なものとなってるようです(とSCOのCEOは言っている)。そしてその契約がそのままSCOに受け継がれた。
1)各ライセンシーの拡張部分についても公開するにはSCOの許可が必要
2)拡張する場合に、用いたメソッドについても公開するにはSCOの許可が必要
(メソッドって何?と思ったのですが、コードを見た後に実装しなおしても機能が同じならダメ、などなどと例示してあったので、概念のことかな?)
SCOの契約と言ってもけど「へぇー」だけど、ATTというと「ゲッ」となる自分の先入観が我ながらおかしい。
「IBMが自社に不利になるような契約を結ぶわけがない」というコメントも/.jで見かけましたが、ATT時代に結ばれた契約となると少し雲行きが怪しくなってくるかもしれません。
Re:GPLと裁判 (スコア:1)
IBM にしたら、訴訟を和解(取り下げ)させれば勝ちですから、 そのための条件闘争の一つとしての逆提訴でしょうな。
UCB, BSDI vs USL の訴訟でも同様に逆提訴を行ない、和解で決着していますし、同様の経過をたどるんじゃないかと思います。
の
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