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6370 story

NTTがIIJを傘下に? 42

ストーリー by Oliver
昔の憧れブランド 部門より

Partition曰く、"日経新聞の記事によると、NTTがIIJを傘下に収めるべく出資の交渉に入ったそうだ。IIJといえば、系列のクロスウェイブが経営破綻して会社更生法による事業再建の手続きを開始したことがつい先日報道されたが、IIJ本体にも深く傷を残していたようだ。
ただしニュースソースがこれまで数々のトバシ記事を世に送り出してきた日経なだけに、今ひとつ信頼感には欠ける。事態の推移を見守ろう。"

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  • 否定された (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年08月21日 19時53分 (#383010)
    • by Anonymous Coward
      >交渉に入ったことが21日、分かった。

      誰のお告げで分かったんだよ・・・
      • by Anonymous Coward
        今日は 21 日ですが?
        • by Anonymous Coward
          それが?何かおかしいかい?

           日経記者が誰ぞの”NTTがIIJを吸収するであろう~”というお告げを聞く
             ↓
           真に受けてこの記事を書く
             ↓
           即座に否定される
          • Re:早っ!! (スコア:1, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2003年08月21日 21時12分 (#383075)
            日経は、経営基盤を揺さぶるようなブラフの片棒を担いで、
            結果として嘘からでたマコトに近いような形に着地させるような
            意図を感じさせる記事が多くて楽しいですね。
            親コメント
    • by Anonymous Coward
      全部読めばNTTコムが出資額を増やして傘下に収める、という話に読めるんだけど。持株のNTTは関知しないけど、子会社のNTTコムは要請されているようです、と。NTTコムはIIJに出資してるし。
    • by Anonymous Coward
      確定しました IIJがNTTグループ入り [nhk.or.jp]
  • 資本不足 (スコア:2, 参考になる)

    by von_yosukeyan (3718) on 2003年08月21日 23時03分 (#383164) ホームページ 日記
    報道によるとCWCIの破綻で、37%出資していたIIJIの損害は109億円ほどらしいんですが、昨日の記者会見でIIJIの社長も兼任していた鈴木氏が第三者割当増資を検討しているという内容の事を言っていたそうで

    CWCIにしてもIIJIにしても、日本では株式は上場しておらず、米NASDAQ市場にADR(預託証券)の形で上場しているのですが、海外市場へのADR上場そのものが資金調達手段として有効だったのか疑問が残ります。恐ろしく流動性の低い銘柄でしたし、CWCIなどは今年、株価の下落でNASDAQの上場基準に抵触したために株式合併(10株を1株へ)してまで上場を維持していましたが、大分前から長期低迷銘柄で、ここ2年くらいは株価が1ドルを下回っていた期間のほうが長かったような気がします

    実は、ADR上場していた株式を持っていたので、紙くずになってしまったんですが、IIJIがCWCIのスポンサーとならない場合には、再生ファンド行きなんでしょうかねぇ・・・。
    • Re:資本不足 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by programmer (12835) on 2003年08月21日 23時19分 (#383173)
      > 海外市場へのADR上場そのものが資金調達手段として有効だったのか疑問が残ります。

      狙いは悪くないと思いますよ。結果は芳しくなかったようですが。

      これだけグローバルな社会になれば、資金調達先が日本だろうが海外
      だろうがあまり関係ないです。そして、会社の実力を見抜いて正しい
      評価を下してくれるのは、日本よりも海外のほうでしょう。
      日本の投資家やファンドはIIJやCWCの技術力を正当に評価してくれないが、
      海外の投資家なら評価してくれるという期待があったのではないでしょうか。
      いや、想像で申し訳ないんですけど。

      ていうか、日本市場に上場していたらよい結果になってたとも思えないし。
      親コメント
      • Re:資本不足 (スコア:3, 参考になる)

        by von_yosukeyan (3718) on 2003年08月22日 6時26分 (#383387) ホームページ 日記
        まぁそうなんですが、CWCIの場合、発行済み株式の15%がモクスレイ・アンド・カンパニーを通じて預託されてたんですが、IIJ自身が預託された75523株のうち20%弱の15000株(株式合併後)を保有していたところを見ると、まじめに資金調達手段として活用していたか疑問に思えますね

        NASDAQ上場以後も、NASDAQ JAPAN(現ヘラクレス)やマザーズ、その他グリーンシート市場など、資金調達手段そのものは拡大していったのに、これらの資金調達手段を活用したわけでもなく、かといって拡大し続ける累積債務の一層に何らかの手段を講じたわけでもないとなると、なんとなくNASDAQ上場そのものが目的だったような気がします
        親コメント
      • Re:資本不足 (スコア:2, 興味深い)

        by von_yosukeyan (3718) on 2003年08月22日 18時54分 (#384015) ホームページ 日記
        まぁもう少し書いてみると

        >これだけグローバルな社会になれば、資金調達先が日本だろうが海外
        だろうがあまり関係ないです

        といっても、IIJIやCWCIの株主構成をごらんになればわかると思うんですが、預託証券を除いてほとんどの大株主が日本企業ですし、両社の主要な営業基盤は日本な訳です

        たとえば、わが国において一般的に国際優良企業(株)と呼ばれている会社の中には、別に外国市場に上場していない会社も結構あります。外国市場に上場していようといまいと、結局のところ海外で高い評価を得るにには、米国会計基準での会計監査や、英文での決算データの提供、定期的に主要な投資家やアナリストを財務担当者が年数回は訪問して直接会社の状況を説明する、といったきめ細かい対応があって初めてそういう評価を受けるのであって、ある程度まとまった資金を調達する目的でもなければ、とても割が合わないと思います。

        >会社の実力を見抜いて正しい 評価を下してくれるのは、日本よりも海外のほうでしょう

        日本の資本市場では評価が得られなかったので、米国市場で評価を得ようとしたのでしょうか? それはちょっと違うと思います。そもそも、新規企業に対する市場からの資金供給が多い(国、市場が)、ということは必ずしも(その国、市場が)容易に資金を供給することを示すわけではないですし

        日本の資本市場が、新規企業に資金供給を行う体制が育っていなかったから、という理由ならわからなくもないですが、日本だろうとどこの国だろうと、投資家がある企業を評価するのは技術力ではなく事業そのものです。どのように資金を調達し、どう投資し、そこからどれくらいの収益を上げられるか。NASDAQのような新興市場は、単に現在は多少赤字でも将来的に十分な成長力がある企業のための市場で、決して過大な累積債務を抱えた企業を延命させるための市場ではないのです

        それに、両社に限って言うと海外市場で公開している株式は、発行積み株式の圧倒的な少数に過ぎませんし、そもそも両社の創業時の主要株主は、メーカー、通信機器メーカー、商社、広告代理店といった大企業による直接投資で、純粋にスタートアップ企業が資本市場から資金を求めるというアメリカ型のベンチャー企業の成立過程というよりも、商社や大企業による合弁事業に非常に近い気がするんですが
        親コメント
        • by programmer (12835) on 2003年08月22日 20時48分 (#384057)
          すばらしい。参考になったよ。
          おれのほうが見方が甘かった。
          やっぱり素直に日本の市場に上場していたほうがよかったのかねぇ?
          #むかし、たしかソニーがアメリカ進出するのを見越して
          #ニューヨーク証券取引所に上場したと聞いたことがあるので
          #IIJも同じようなことをしたんだと思ってた。
          親コメント
          • 大企業が海外で資金調達を行うのには、いくつかの理由があります

            一番目には、資金調達コストが日本よりも安い場合です。たとえば、優先株や劣後債を発行する場合に、特定目的会社(SPC)を設立して発行する場合が多いのですが、法的規制が緩やかで税金なども安い英領ケイマン諸島や、英領バミューダ諸島などでSPCが設立される場合がほとんどです。またバブル期には、転換社債(一定の条件下で株式への転換条件がついた社債)をドル建てで発行して、マイナス金利を受け取っていた日本企業が極めて多かったのですが、条件によっては円建てでの負債を得る場合でも海外で外貨建てで発行したほうが有利な場合があるのです

            二番目には、為替リスクを軽減するためです。たとえば、日本の会社が海外で工場を建設しようとしたときに、日本から資金を移動して建設するよりも、海外で借り入れを行って資金を調達した場合のほうが、為替手数料や将来的なリスクを軽減するために有利な場合があります。

            いずれの場合でも、発行条件を有利にするためには、現地の投資家と友好な関係を築く必要がありますし、日本企業でも米国会計基準を取っている会社もあります。従来は、日本企業の大半が決算が年二回だったのですが、海外の企業と同じように四半期決算での比較が可能になったりと、昔と違って外国からの日本への直接投資が呼び込みやすくはなっていますが、現在でも米国市場への日本企業の上場は、ある意味でステータスシンボルだったりします

            #ソニーに関しては良く知らないんですが、確か日本企業としては最初にNYSEにADR上場した企業だったと思います。しかし、それでもADR上場以前に日本国内で株式を上場している会社でしたし。うろ覚えなのですが、ソニーはそれ以前に海外で資金調達を行っていて、主幹事はJPモルガンだったかモルガンスタンレーだったか、旧モルガン系と関係が深いとか聞いたことが

            正確な企業業績や財務状態の開示の必要性は、従来の銀行からの融資(間接金融)から、社債や株式の発行など市場から直接資金を調達する直接金融へのシフトによって一層高まっています。銀行からの借り入れは、単に一対一の契約関係ですが、直接金融の主役である社債の場合には、社債の発行から償還までの間、投資家の間を転々と売買されますから、業績や財務状態の開示はきわめて重要なのです

            また、資本や資金の調達以外にも業績や財務状態の開示の必要性が重要になるのは、信用です。たとえば、ある会社が債務超過で法的整理(破綻)した場合、資本を持っている者(株主など)は単に株券(出資分)が紙くずになるだけですが、会社に対して未払いの代金(売り掛け債権)を抱えている取引先や、融資をしている銀行、社債の保有者などは会社の資産を売却して(清算して)残った財産を分割するだけですから、仮に会社の資産を売却して得られた財産が、債務よりも少なかった場合には、取引先は損害を被るわけです。

            上場というのは、資本調達手段以外にも業績や財務の開示と合わせて取引先との信用を得る意味もあります。その意味で言うと、CWCIもIIJIも日本企業ですが上場しているのが米国市場な上にADRですから、株式を保有していても株主総会に参加できるわけでもないし、原則的に財務データなどは英文で提供(一応、日本語でダイジェスト版を送ってきましたが)される訳で、よくわからん会社だなぁと個人的には思っていました。

            好意的に見れば、当時米NASDAQは米国外への進出を積極的に推進していて、日本ではソフトバンクと大阪証券取引所と提携してNASDAQ Japanを(現在は撤退)、欧州では新興市場を買収して欧州NASDAQを(こちらも今年撤退)設立し、三極の間でそれぞれに上場されている株式を24時間取引可能とする世界戦略を立てていました。これを考えると、米国市場で上場していても将来的には、日本の証券会社から直接株式を購入することが可能ですから、先行的に上場したと見ることもできるかもしれません

            しかし、前にも述べたようにIIJIは米国の信託会社経由で、預託していたCWCIの預託証券15万株を保有していました。CWCIが実質的にはIIJIからスピンアウトした部門であることを考えると、IIJIはCWCIの上場によって利益を得る立場にあったといえるでしょう。これが他のACさんがおっしゃっているように、IIJIの財務状態が90年代後半の時点で問題があったとすれば、単にIIJIの資金繰りを何とかするためにCWCIをスピンアウトしたんじゃないかと思ったりするんですが、結果的に言うとCWCIは米国市場でもあまり評価を得られていませんでしたし、IIJIも預託証券を最後まで売却することはできませんでしたので、米国での上場は失敗したと思っています

            私自身の経験から言うと、私が最初にCWCIの株式を購入した2000年後半の時点で、CWCIの株式は数ドル台で低迷していました。2001年に入ると、1ドルを切るようになって私を含めて短期的
            親コメント
      • by PoketMont (15188) on 2003年08月22日 10時27分 (#383529)
        >日本の投資家やファンドはIIJやCWCの技術力を正当に評価してくれないが、
        >海外の投資家なら評価してくれるという期待があったのではないでしょうか。

        こう言うと、元も子もない気がしますが…。
        相当数の株式を買い上げて経営権を握ることを狙うファンドならばともかく、たいていの投資家が投資対象の企業
        に求めるのは、技術力よりも収益性です。結局、どんなに優れた技術力があっても、それを収益に結びつける能力
        というか、枠組みが見えてこなければ、よい投資対象にはならないのです。

        で、海外市場へのADR上場の有効性ですが、これは大いに疑問です。事業の基盤、収益の基盤がほとんど日本
        国内にしかない企業が海外で上場しても、知名度の低さや市場環境を考慮した投資判断の困難さがハンディになり、
        なかなか投資対象にしてもらえませんから。
        実際、流動性が低いのを見ると、「ああ、やっぱり」という気がします。
        親コメント
    • Re:資本不足 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年08月22日 18時38分 (#384007)
      1998年、1999年頃に聞いた噂ですが、当時、既に資金難に陥っていた
      IIJはCWCIを設立して出資を集め、インフラを主に扱う部門を分離したそうです。
      さらに資金を早急に集めるため、上場まで時間のかかる東証ではなく、NASDAQへ上場した
      というのが顛末だそうです。

      某社営業から聞いた噂なので、今のところは信憑性は疑問符をつけておりますが。

      なお、NASDAQ上場が99年8月、東証マザーズが開設されたのが99年11月です。
      当時のマザーズ上場だと、YahooJapanが資産価値でソニーを超えるという
      異常な高騰を示すなど、上場する側からするともの凄くおいしい株式市場でした。
      親コメント
  • by Hokusai (17336) on 2003年08月21日 19時35分 (#383000)
    NTT配下のプロバイダーの合計は幾つ?
  • IIJ側の反応 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年08月21日 19時37分 (#383001)
    とりあえずニュースリリース [iij.ad.jp]で反応しているが、否定とも肯定とも言明せず。
    • by Anonymous Coward
      当然の反応だな。
      当事者からの公式コメントなんて、すべて終わってからが常識。

      #ごく稀に、常識を破って総スカン喰らうボケも居るか…
  • by Anonymous Coward on 2003年08月21日 20時29分 (#383040)
    やっぱり、技術より金やな。
    • やはり日本にはベンチャー的な土壌がないということでしょう
    • 営業努力が足らんのでしょう。価格競争に巻き込まれてようやく値下げに応じるようになってきたが既に遅し。経営基盤が弱い会社だと足回りを任せるわけにはいかんなぁ。
      • >価格競争に巻き込まれてようやく値下げに応じるようになってきたが
        原価割れしちゃう競争のせいで収益が悪かったってニュースで
        いってましたが、どうなんでしょうね。

        無理してやすくするより、お客のターゲットを絞ったらよかったのにって
        • by Anonymous Coward on 2003年08月22日 0時21分 (#383217)
          共倒れしたり、独占状態になることがユーザとして一番困ることなんだけどなあ。だからコストを度外視したような激安サービスの応酬は要らない。

          激安サービスに両手を挙げて喜んでいる奴等って、そういうことまで考えているんだろうか。
          親コメント
          • > コストを度外視したような激安サービスの応酬

            販促費をかけたユーザーの獲得合戦がコストを度外視しているかというと
            んなこたーないでしょ。

            機材を大量に調達することで、ユーザー1人当たりのサービス原価を下げると
            いう狙いだってあるんだし。
          • 独占状態になるところまで想像してない。
            共倒れになったら倒れてないところに乗り換えたらいい。

            大多数のネットユーザーはこんなところです。
          • 多いかどうかは分からないけど、
            少なくとも漏れの友達は「孫が価格を下げてくれたマンセー」って言ってるけど。
            将来の市場の姿も視野に入れた競争をしないと市場が破壊されるだけだよ、
            と言っても「NTTだってそれでADSLに参入した!
          • IIJは「高コスト・高品質」を売りにしてましたけど、現実はそれでは
            生き残れなかったということですね。

            個人的には「低価格競争で正常な経営ができなかった」ではなく、
            「高額すぎるサービスは客が離れて破綻する」ということだと思います。

            それに、他のISPに対してネットワー
    • 技術は別として、、。総務と経理と人事はNTTみたいなきっちりした(?) 会社の支援を仰いだほうがいい。ような状態だと聞いたことがある。 デマかもしれないけど。
  • by Anonymous Coward on 2003年08月21日 21時19分 (#383084)
    といえばYBBとソフトバンクにもあてはまりそうな感じ。
    Xデーはいつかな?

    こんな話 [impress.co.jp]も出てるし、Bフレッツのマンションタイプもかなり安くなったし、いつまでもADSLじゃあるまい。
    ランニング営業利益がやっと黒字になったようだが、これまでの投資分を回収する前にまた赤字に転落したら、本体ごと危なくならんか?
    • うちの場合は、海外通話が激安ってのが選択理由なので、なかなかYBBを切れないんだよなぁ。(仮想の)ボリュームメリットでいまの価格が実現されてるなら、なにかあった際の反動が恐いけどやめられないって感じ。
      ネットの速度的には、いまでも充分満足な感じだし。メールもWebの閲覧も。ファイル交換とかの人や端末が多い人はADSLでも不満なのかもしれないけど…。
      IIJは老舗だし信頼できる会社だと思ってたので残念。大手に吸収されるのはしかたないけど、NTTもYBBも信用できないのでこの二つが大きくなるのは不安だなぁ。
      親コメント
    • >ランニング営業利益がやっと黒字になったようだが、

      ほんとになってるんですかねぇ?
      損益分岐点の顧客数が100万人 → 200万人 → 400万人と次々と引き上げられてますから、
      会員数が350万人くらいになったら、きっと800万人に引き上げられますよ。
        #800の次は1600じゃなくて、1327に違いない(w
  • by Anonymous Coward on 2003年08月22日 8時49分 (#383434)
    C&Wに「私を買って」とは言えない?
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