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「あらすじ本」大人気 123

ストーリー by wakatono
千夜一夜物語も僅か2ページで 部門より

kazunosuke 曰く、 "毎日新聞(オンライン)この記事によると、日本・世界名作文学を数ページに要約した「あらすじ本」が大人気だ。「あらすじ本」ブームは埼玉県の私立高校の校長先生と教員が「マンガ世代の生徒に文学と出合うきっかけを与えたい」と企画し、出版社に持ち込んだことから。元記事にもあるが現在、書店では先の校長先生らが企画した『あらすじで読む日本の名著』(中経出版)の他にも『あらすじダイジェスト-教養が試される名作70』(幻冬舎)『要約-世界文学全集』(新潮社)…などの類似本で一コーナーを形成している(タレこみ者も大型書店で確認済み)。"

"極めつけは、類似本の中には『千夜一夜物語』やダンテの『神曲』もわずか2ページで片付けるものもある模様。しかし一般の書店では原典が売れたという動きはないようだ。タレこみ者も学生時代は日本や世界の名作文学にはお世話になった。本好きの一意見としては、あらすじをなぞるだけで、世界や日本の名作を「読む」のではなく、本の内容を「知識」としてのみ終わらせるのはもったいない気がするのだが…。"

それらの書籍の中には当然オレも世話になったものもある。しかし、それらの本が読まれるようになるきっかけはいろいろだ。そのきっかけが書籍という形を取れば、また新たな本との出会いが出てくるのではないか、とも思う。もちろん「あらすじ本」を読むことで「読んだ気になる」というのはどうかと思う。でも、それで興味を持ち、というのはありじゃないかな。

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  • by Anonymous Coward on 2004年01月12日 15時35分 (#470514)
    紹介しているその本が、現在日本ではどういう出版社からどういうふうに出版されているかとか
    (絶版なら絶版になっているなら、図書館で読むしかないとか)、その作家がどういう人生を
    送ったのかとか、周辺の情報をちゃんとフォローしてある本ならいいんじゃないでしょうかね?

    刹那的にあらすじだけ網羅してあるというのが一番広がりがなくてダメわけでね。
  • このノリで (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年01月12日 15時38分 (#470515)
    将来はアニメのあらすじ本なんかも出てくるんでしょうか?

    後輩「あ、あの最初のミンキーモモのシリーズって、最後は死んじゃうって言うあれですよね?」
    先輩「おまえあらすじ本読んだだろっ(怒)」

    ……なんだかねぇ(´・ω・`)
  • 以前にも…… (スコア:2, 参考になる)

    by dorifer (514) on 2004年01月12日 15時44分 (#470517) 日記
    十数年前にも大流行したよね?
    1冊で100冊読むとかそんな感じで。
    --
    IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
  • 読書感想文 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by u1p (2709) on 2004年01月12日 15時58分 (#470522) 日記
    夏休みの小中学生の悩みがまた一つ解消されるんですかね。
    • by kyle (3923) on 2004年01月12日 16時26分 (#470541) 日記
      天気と読後感想文が何とかなった今、次は工作と自由研究か?

      以下オフトピ。きっと最近だと、夏休みの工作で「○○指向な
      http デーモンの作製」とか、自由研究で「△△による
      高速プロセススケジューリングの研究」とか提出しちゃう
      アレゲ小中学生ってけっこういると思うんだけど、先生方は
      どう対応・評価してるんでしょう?

      そういうんでよければ楽しかったのにな。
      親コメント
      • by keybordist (3572) on 2004年01月12日 17時16分 (#470577) 日記
        多分、訳が分かんなくても、適当に賞をあげるんじゃ?
        下手にケチ付けたところで、自分が恥をかくのは目に見えてることだろうし。
        親コメント
      • 自由研究 (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2004年01月12日 20時30分 (#470681)
        自分が小学生の頃は(12年前くらい)ですが、
        うちの担任はフロッピーでの提出がOKでした。
        ライフゲーム作ってわたしました。
        困惑されましたが、結局「よくできました」もらえました。
        当時は気にしませんでしたが、よくよく考えると理解ある担任だったのですね。
        またあえたら酒とか一緒にのみたいです。
        親コメント
  • /.のしきい値を (スコア:2, おもしろおかしい)

    by virtual (15806) on 2004年01月12日 16時28分 (#470543)
    4とか5とかに変更して読むようなものでしょうか?

    #「はい、結末は本編を読んでね」で終わってるのがいいな。
  • by Coo-Neruasobu (17846) on 2004年01月12日 16時35分 (#470549)
    悪魔の辞典風や「この hogehoge が凄い」的アラカルト本なら理解出来るのですがこのあらすじ本の目的って一体。
    本ふぇちになるにはまず一冊との出会いが大切だと思うのですが、あらすじで済ませるとその機会をスキップした事になりますよね。
    ひょっとするとこの手の本でお茶を濁そうとする親御さんの世代が活字危機になってたりしませんか。

    # A: ロミオとジュリエットってどんな話だっけ?
    # B: 14 と 16 で初夜を迎えたマセガキどもが己の愚かさ加減から自滅する話だよ
    # ってのがあったなぁ。
    • by anqmb (13317) on 2004年01月12日 17時32分 (#470587) 日記

      もしかしたら、「読むに足る名著などない」とか、「教養なんて所詮こんなもんだ」という、反教養主義の立場からの暗黙の主張なのかも、などと一瞬だけ思いました。

      その一方で、受験時代に(読んだことも殆どない)方丈記の作者を覚えたりした我が身を振り返ると、そんなに違和感もない気がします。つまらぬ受験勉強の延長上にあるものと考えればね。

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  • 汎用要約文 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by geln12 (18637) on 2004年01月12日 17時03分 (#470567) 日記
    主人公の人生を8文字で要約せよ:

    答え:
      いろいろあった。

                  清水義範「国語入試問題必勝法」より。

    #あらすじ本を要約した本もでるのだろうか:-p
    • 清水義範には、「これまでのあらすじ」を揶揄した作品も
      あります。
      物語がどれだけ長く続いても、誌面にあらすじとして書ける
      文字数などが決まっているため、SF伝奇作品などは
      作風は全然違うのに、あらすじはどれも同じような内容に
      なってしまう、というものでした。

       
      --
      --------------------
      /* SHADOWFIRE */
      親コメント
      • by geln12 (18637) on 2004年01月12日 22時15分 (#470749) 日記
        私のくだらないコメントにレスを頂き、ありがとうございます。
        その作は未読なため、作品名などご教示いただければ幸いです。

        >作風は全然違うのに、あらすじはどれも同じような内容に
        >なってしまう、というものでした。

        類型化をシニカルに哂うのが彼の魅力だと思います。
        #多少、オフトピですがID.
        親コメント
  • 岩波文庫 目録 (スコア:2, 参考になる)

    by Kachi (6876) on 2004年01月12日 18時16分 (#470612)
    岩波文庫の目録がおすすめです。
    ・名作&古典満載
    ・無料
    ・文庫サイズ
    ・装幀も岩波文庫

    #2年のときに数学の伊藤先生が取り寄せて、クラス中に配った。
    #個人的には、早川と創元推理の目録がお気に入り。
    • 絶版
      絶版
      絶版
      さらに絶版

      # 「スターウルフ」は確保できたけど「キャプテンフューチャー」は買い損ね. 手持ちの「太陽の女王号」も崩壊寸前(泣)

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      • by magnon (1401) on 2004年01月12日 19時34分 (#470649)
        僕が田舎に住んでいるせいもあるかもしれないけれど、
        最近入手困難な物多いですよね。> ハヤカワ、創元推理

        とりあえず読もうと思っている本は見つけた時に買って
        おかないと、もう入手できないと言うのがなかなか痛い。
        翻訳されていても読めないならもったいないですよね。

        最近ゼラズニイに興味を持って探しているのだけど
        再版されているのかなぁ? 高校生の頃買っておけば良かった。
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    • by snd (14690) on 2004年01月12日 22時58分 (#470771)
      岩波文庫の目録なら、岩波文庫解説総目録 [amazon.co.jp]なんてのもありますね。
      岩波文庫で上中下の三巻もの!
      文庫の目録がわざわざ売られているというのもなかなかの衝撃です
      出版当時ついうっかり買ってしまったけど、あれは結構楽しめました。
      親コメント
  • by Asagi (333) on 2004年01月13日 0時13分 (#470838) 日記
    今のあらすじ本ブームはバカバカしいというのが前提としても、あらすじ本自体に作家性(芸?)が認められるのだとしたら、元本とは別の作品として積極的に評価してもよいのではないかな、なんて思ったりもします(どんな作家性やねんってツッコミ入りそうですが…)。

    問題は、あらすじ本なんぞ読もうなんて考える輩は、あらすじ本自体の作家性なんて毛ほども考えてくれなさそーな点でしょうか

    #あらすじ本書いてるライターも、そーゆ意識で執筆されてる方は少なそうですしね…
  • by Anonymous Coward on 2004年01月12日 16時33分 (#470548)
    数年前に同じように書籍の内容を要約して紹介してる本が
    元ネタの本の作者から訴えられてましたけど・・・
  • by partial (18305) on 2004年01月12日 16時40分 (#470553)
    数学の本も粗筋本にまとめちゃって、どんなことが世界中で起きているのか把握できたらいいのにな、。。
  • 千夜一夜物語もわずか2ページというのは、その結果王にあっさり殺されるとかいう話なんですかね?

    # 一行にしてしまった。地獄行き決定?
  • あらすじ本を読んだ当事者じゃないけど、 あらすじ番組 [fujitv.co.jp] にハマってあれこれ興味を持ちつつ、多忙を理由に一冊も原書(ていうかせいぜい訳書だろうけど)を読んでない者としては、リンク記事におおむね納得してしまいますねぇ。

    # /.Jは読み書きするヒマがあるのか、という突っ込みが目に浮かぶ…

  • by L.Nizah (7804) on 2004年01月12日 18時03分 (#470606)
    モンテーニュ曰く エセーより
    "良書の要約というものはすべて愚劣なものだ。"

    # 読んだのかって? 読んでないよ
    # あらすじ本じゃないけど こういうの [iwanami.co.jp] :)
  • あらすじ本って・・・ (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年01月12日 18時41分 (#470624)
    あらすじ本って、図書室に置いてある、犯人の名前にマーカーで
    印付けてある推理小説の事でしょうか? 違うのかな?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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